学校・勉強の話題を避けていた子が毎日学習するように~イライラから楽しみに変わった子育ての時間~
「子どもとの関係性がすごく良くなりました。一緒にいる時間がとても楽しいです」
そう語ってくださったのは、中学1年生のお子さまのお母さま。ほめビリティでの実践を経て、親子関係に大きな変化を感じているといいます。

もくじ
【ほめビリティ参加前】相談すればするほど大きくなった不安
――ほめビリティへの参加前は、どのような状況だったのでしょうか?
お母さま:中学1年生の子どもが、中学に入学して少ししてから不登校になりました。
はじめは「勉強しなきゃ」「学校に行きたい」と言っていたので、何か出来ることはないかと塾に行ってみたりしました。でも、途中から本人の中で見切りをつけたのか、限界がきたのか、部屋にこもりがちになっていました。そのとき他社の家庭学習の教材も取り入れてみたのですが、私が口を出してしまったら全くやらなくなってしまって。その後は、学校のことを話題に出すと3日間部屋から出てこない、ということもありました。
――それ以前は何か難しさを感じる場面はございましたか?

お母さま:小学2年生までは海外で暮らしていて、そのときは凄くのびのび過ごしている印象でした。ただ、日本に帰国して小学3年生あたりから突然暴言を吐くようになり、誰かに言わされているのかと思ってしまうほど、反抗的な言動をするようになりました。
――その時のお子さまとSさんの関係はいかがでしたでしょうか。
お母さま:そのときは私自身も子どもの反抗的な態度に常にイライラしていました。反抗期はいつか終わると思いつつ、怒ったりすることが多くなり、お互いの関係が悪くなる一方でした。高学年になると、私も仕事を始め、上の子の塾への送迎で帰りが遅くなったこともあり、コミュニケーションは減っていった印象があります。
――反抗的な態度のお子さまとは、どうコミュニケーションを取ればよいのか悩まれることも多いかと思います。
お母さま:はい。家では「無理、嫌」しか言わず、反抗期だと思っていたのですが、学校では物凄く優等生で、無理して良い子を演じていたようで。子どもとしても、環境の変化などからストレスが大きかったのだと思います。そこから中学生になり、隣の席になった子が、毎日のように先生と大きな声で会話をする状況に、ストレスを感じてしまったようでした。新しい環境への緊張も重なり、不登校となりました。
――そうだったのですね。その時のSさんの心境をお伺いできますか。

お母さま:子どもが部屋にひきこもることが増えて、本当に心配でした。何が間違っていたのかと原因を探すばかりで、このまま将来はどうなってしまうんだろうと、精神的にも参ってしまっていました。
――周囲には相談されましたか?
お母さま:学校の先生やスクールカウンセラーの方に相談しても『お母さんがしっかりして学校へ何とか連れてきてください』と対応されました。私としては、体の大きくなった子どもを引っ張っていくわけにはいかないし、本人が動かないとどうにもならないと思い、相談したことでかえって精神的に追い込まれてしまいました。また市民病院の小児科でも相談したのですが、子どもに対してつい『学校どうする?』と言ってしまったことを伝えると、『だから言ったでしょう。』と。資料を見せられながら『これもう一回読んで。その発言でこの段階まで戻っちゃったんだよ』と強く責められてしまって。すでに毎日、自分を責めているところに追い打ちをかけられる形になってしまって… そこで私も心が折れてしまいました。
【ほめビリティとの出会い】ほめビリティの実践とメンターのサポートで気づいたこと
――そんな中で、ほめビリティとの出会いがあったそうですね。
お母さま:はい。いつ本人が動き出すかも分からない状態で将来への不安がどうしても拭えず、何か方法はないかと色々と調べている中で「すらら」の教材を知りました。学年に関わらず学習できるところが良いなと思ったものの、勉強を始めるには『まずは親子関係から』という記事も拝見し、それで「ほめビリティ ペアレンティング」を知りました。説明会に参加してみたところ、内容にすごく説得力があって、これなら変われるかもしれないと参加を決めました。
――実際に参加されてみていかがでしたか?

お母さま:特にメンターさんのサポートが心強かったです。外に出て誰かに相談できるような内容ではないので、メンターさんが理解を示してくださり、適切なアドバイスをしてくださったことが本当に支えになりました。形式的な返事ではなく、私の頑張りを褒めて、時には「それは違う」とはっきり指摘してくださって。更には、学校側から言われた内容を相談した際は、『本人は怖い思いをしましたね』と子どもの想いに寄り添った上で、本人の意思表示を待っていい時期なのだと言ってもらえ、精神的に救われました。大変丁寧なサポートのおかげで、安心して実践を続けることができました。
実践中の疑問を解消し導く「グループメンター制度」
ほめビリティ ペアレンティングでは、各グループにメンターがつき、皆さんに伴走しながら実践をサポートいたします。時にはアドバイスもさせていただきながら、実践をする中で生まれる疑問を解消いたします。
――特にSさんが意識して取り組まれた実践内容はありますか?

お母さま:クオリティタイム※ですね。回数としては多くは出来なかったのですが、クオリティタイムの考え方を、普段の何気ない会話の中でも意識するようにしていました。そうすると、自分の意見は言わないで子どもに任せるということを、これまでしてこなかったなって気づいて。より子どもの声に耳を傾けることが出来るようになり、良い時間が過ごせたと思います。
※クオリティタイムとは、親が子どもと過ごす「時間の質」を重視した関わり方で、ほめビリティの実践内容の一つです。携帯電話やテレビなどを控え、子どもに100%注目を向けながら、子どもが主導する遊びや活動に寄り添う時間のことを指します。短時間でも毎日続けることで、親子の絆が深まり、子どもの情緒の安定につながるとされています。
【ほめビリティ実践後】ルール導入のタイミングでスタートした「すらら」の学習もお子さまの変化に貢献!
――実践を続けられて、どのような変化がありましたか?
お母さま:本当に大きな変化がありました。みるみるうちに子どもの笑顔が増えて、自分の気持ちや『これやりたい』など意欲を示してくれることも増えました。
――なにかお子さまの変化を感じるエピソードがあれば教えてください。
お母さま:最近、子どもから『一緒に映画を観に行きたい』と言ってきてくれたんです。以前は『絶対に無理』と言われていたことなので、とても驚きました。外に出る時間もどんどん増えてきています。また一緒にアロマセラピーの勉強をしたりして、そういった場面の中でも自分の考えを凄く話してくれるようになりました。
――とても嬉しい変化ですね。学習面でも変化があったとお聞きしました。
お母さま:ほめビリティの実践期間中に、「すらら」も始めました。以前は学校や勉強に関する話題を出すのは難しかったので、提案する時は本当に緊張したのを今でも覚えています。『こんなのがあるよ。ホームページだけでも見てみて』と伝えると、興味を示して『やってみる』と言ってくれて。その頃、ちょうどほめビリティでルールの導入をするタイミングだったこともあり、1日1時間か10ユニットをやること、それが出来なければ負の罰※として次の日はスマホとタブレットは無しといったルールも一緒に作りました。
※負の罰とは、子どもの望ましくない行動を減らすために、その行動の結果として好ましい物事や特権を一時的に取り去る方法です。例えば、約束を守れなかった場合におもちゃで遊ぶ時間を短くしたり、テレビ視聴を制限したりすることが含まれます。但し、これは子どもへの愛情表現や基本的なケアを取り去るものではなく、あくまでも特別な楽しみや特権に限定して行われます。
――素晴らしいですね。ルール導入は苦戦される方も多いですが、以前からルールを設けられていたのですか。
お母さま:いえ、以前カウンセラーの方におすすめされて取り入れたことはあったものの、ほとんど機能していませんでした。スマホも部屋に持ち込んでいたので、どれぐらい使っているのか把握出来ていない状態でした。
――お子さまからの反発はなかったのでしょうか。
お母さま:以前なら反発があったかと思うのですが、驚くほどすんなりと受け入れてくれました。学習が0の状態だったところから、毎日学習をするようになったのも、ほめビリティでの褒める実践を通じて、信頼関係が出来ていたのだと思います。実際に勉強ができなかった日があったのですが、『ルールだから明日は使えないね』と穏やかに伝えたところ、その日の夜に自分から学習を始める様子もありました。
――お子さまの変化がたくさん見られたのですね。お母さまご自身の中でも変化はございましたか?

お母さま:子どもが元気で笑っていてくれるだけで本当に幸せなことなんだなと思えるようになりました。前は悩ましいし、腹が立つことも多くあったのですが、今は子どもが意見を言ってくれるだけで嬉しくて。子どもとの関係性がすごくよくなると同時に、大切な存在だなと日々強く感じるようになりました。今は一緒にいる時間がとても楽しいです。
ほめビリティから学んだこと
――最後に、Sさんがこれから取り組みたいことなどありましたら教えてください。
お母さま:まだまだ悩んで、取り組んでいる最中ではありますし、たまに不安に逆戻りすることもあります。ただ、ほめビリティに参加して二ヶ月という短期間でこんなにも変わることが出来るのかと、嬉しい驚きを感じました。なので、これからも不安を感じたときは、ほめビリティで学んだことを思い出して、自分で自分を褒めて励ましていきたいと思います。
――すららの「ほめビリティペアレンティング」に参加することで、お子さまとの関係性がすごくよくなり、お子さまを大切な存在だと日々強く感じるようになった、というSさんご自身の変化がとても印象的でした。貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。
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