• HOME
  • コラム
  • 【不登校の中学生のその後とは】データで分かる進路先と親がすべき4つのこと

【不登校の中学生のその後とは】データで分かる進路先と親がすべき4つのこと

中学生が不登校になってしまった場合、本人や親が心配するのは「進路」でしょう。不登校になれば勉強が進まず、成績がつきにくくなるケースがほとんどのため、ちゃんとした進路に進めないのではと不安になる方も多くいます。

本記事では、不登校になった中学生の進路について、データを用いて詳しく解説します。今不登校になっている中学生の親御さまや、周囲の方はぜひこの記事を参考にしてください。



この記事を読む方で、お子さまの「不登校」についてお悩みではないですか?
すららは、1人ひとりのペースで学習できる「無学年方式」を採用した学習教材です!

自宅ですらら学習を使えば「出席扱い」にもできるため、内申点対策、自己肯定感の一助にも大きく貢献致します。

【すららのここがスゴイ!】

  • 自宅で出席扱い
  • 学習がストップした箇所からカリキュラムを提案
  • 学校授業に追いつくための、最短カリキュラムもご用意
  • キャラクターの先生が教えてくれるから、人と関わるのが苦手なお子さまも安心

すららでは、現在無料のサービス資料を無料配布しております。ぜひこの機会にご利用ください。

不登校による学習のお悩みを、すららが徹底サポート致します!

“出席扱い”にできるすらら学習の資料請求はコチラ

不登校の中学生が将来を焦りすぎる必要はない

不登校の中学生が将来を焦りすぎる必要はない

中学生が不登校になったとしても、将来を焦りすぎる必要はありません。不登校になっても進学をしている中学生は多く、学校に通えなかったとしても、進路の選択肢がまったく無くなる訳ではないのです。

文部科学省の調査では、不登校になってしまった中学生であっても、多くの学生が進学・就労していることが分かっています。学校との付き合い方が多様化していることもあり、たとえ不登校になったとしても、さまざまな進路が選択できるのです。

不登校中学生のその後の人生を調査したデータでは86.0%は進学・就労している

不登校になった中学生の進路についての調査を見ると、中学校を卒業してからすぐに高校へ進学した生徒の割合は「80.9%」、就職した生徒は「6.0%」で、多くの学生が不登校になった場合でも進学・就職していると分かりました。(引用:不登校生徒に関する追跡調査研究会「不登校に関する実態調査」

また、卒業後すぐでないケースも含めると、進学した学生は「87.2% 」にものぼり、非常に多くの学生が進学していると言えるでしょう。こうした数値から、不登校になったとしても進学・就職するのは可能であると言えます。

残りの約15%は進学・就職できる

前述の通り、卒業後すぐでない場合も含めれば、不登校になった中学生のうち約85%の生徒が進学・就職できています。では、残りの約15%の生徒はどうなのでしょうか?

残り15%は生徒によって状況は異なりますが、こうした不登校の中学生をサポートしている機関は非常に多いため、進学・就職することは可能です。教育支援センターや職業安定所をはじめとした機関をしっかりと活用すれば、自分の希望する進路に進めるでしょう。

不登校中学生の将来の進路先

不登校になった中学生の多くが就学を選択しており、具体的には「専修学校(専門学校)・各種学校」や「大学」などを選択している学生が多いと言えます。そのほかにも、通信制や定時制の高校に通う学生が多いようです。

こうした就学に関する数値は年々改善傾向があり、特に大学進学の数値は前回調査時の「6.6%」から「19.0%」へと飛躍的に向上しています。こうした調査結果からも、不登校になっても進学・就職することは可能であると分かります。

【不登校になった中学生の将来の進路先】

  • 全日制高校
  • 通信制高校
  • 定時制高校
  • 高等専門学校
  • 専修学校(専門学校)・各種学校
  • 特別支援学校高等部・高等特別支援学校
  • 高校以外の選択肢

引用:不登校生徒に関する追跡調査研究会「不登校に関する実態調査」

後悔もある!中学で不登校を経験した人たちが思い残す3つのこと

後悔もある!中学で不登校を経験した人たちが思い残す3つのこと

不登校は、学校に関する強いストレスから自分を守るための選択肢のひとつです。しかし、中学で不登校を経験した子どもたちは、後悔していることもあると言います。

不登校を経験した中学生が後悔している具体的なことがらは、次の3つです。

【中学で不登校を経験した人たちが思い残す3つのこと】

  • 一般的な学力・教養を身に付けられていない
  • 人間関係の構築に苦労する
  • 学業の思い出がない

以下では、3つの後悔していること・思い残すことについて解説します。今不登校になってしまっている中学生の方や、その親御さまは参考にしてください。

一般的な学力・教養を身に付けられていない

不登校になると、学力や教養面での問題は避けられません。授業へ付いていけなくなるのはもちろん、集団生活の中で身につけるような教養も身につかず、進路先や就職先で課題に直面するケースも多くあります。

学校の授業では、簡単な計算や歴史など一般的な基礎知識を学べ、社会に出た際の最低限の学力を身につけられますが、不登校の場合、全く勉強に興味を示していなければ、学業を通じた素養を得られにくいでしょう。

また、学校の授業では勉強のみをしている訳ではなく、道徳や総合的な時間といった活動を通して、社会性や教養、道徳心、倫理観などに関する教育も行います。こうした教育を受けられないために、自我の形成や成熟といった面で問題が生じる場合もあるでしょう。

人間関係の構築に苦労する

人間関係の構築に苦労するのも、不登校を経験した中学生が思い残すことのひとつです。不登校になると基本的に家族としか話さなくなるため、新たな人間関係の構築をする力が育まれません。

人間関係を構築する利点

  • 円滑なコミュニケーションができる
  • 困ったときに頼れる存在ができる
  • 人とのトラブルが減る など

また、集団のなかでどのように振る舞えばいいのか、初対面の人とどのように会話をすればいいかが分からず、進路先・就職先で困る場面も少なくないでしょう。こうした対人面での問題も、不登校を経験した中学生が後悔することとして多いものです。

学業の思い出がない

学業の思い出がないのは、不登校を経験した中学生が大人になっても思い残すことが多いでしょう。部活や体育祭、文化祭といった学校での思い出は、どれだけお金を払っても体験できないものだからです。

中学生の思い出になりやすいイベント

  • 文化祭(学芸会)
  • 体育祭
  • 音楽祭
  • 入学式/卒業式
  • 恋愛
  • 部活動 など

勉強やスポーツなどは大人になってからでもできますが、小学校〜高校にかけての思い出は、大人になってから作るのは困難です。そのため、少しでも良いから学校での思い出を作っておけばよかったと後悔するケースは少なくありません。

現実を見ることも大事!不登校の中学生へ親がすべき4つのこと

現実を見ることも大事!不登校の中学生へ親がすべき4つのこと

中学生の子どもが不登校になってしまった場合、親は焦らずゆっくりと子どもに寄り添って対応する必要があります。一方で、進路選択などで重要なタイミングであれば、子どもと一緒に現実的な問題について話し合う必要もあるでしょう

不登校の子どもの対応について、親がすべきことは以下の4つです。

【不登校の中学生へ親がすべき4つのこと】

  • 専門家・第三者機関へ相談する
  • 家以外の居場所を見つける
  • 将来進める道があることを伝えておく
  • 勉強できる環境を整えておく

4つの対応策について、以下で解説します。不登校の子どもに対する接し方で悩んでいる方は、参考にしてください。

専門家・第三者機関へ相談する

もし、親ひとりで対応するのが難しいと感じるならば、早急に専門家や第三者機関へ相談しましょう。専門家や第三者機関への相談は、子どもへ適切な対応がしやすくなるだけでなく、親自身の負担を軽減するためにも有効です。

特に、中学1〜2年生のタイミングだと「まだ進路選択まで時間がある」と感じてしまい、問題が長期化しやすくなります。早期に適切な対応をするためにも、専門家・第三者機関への相談は早めに行ったほうが良いでしょう。下記は相談しやすい第三者機関です。

【専門家・第三者機関リスト】

  • 教育支援センター(適応指導教室)
  • 教育相談所
  • 児童相談所
  • 福祉事務所
  • 職業安定所(ハローワーク)
  • 保健所・保健センター
  • 病院・診療所
  • 民間施設(フリースクールなど)

子どものケアも大事ですが、親自身の心のケアも意識しなければいけない観点です。精神的なサポートや悩み事を共有できる機関へ相談し、子どもへ接していきましょう。

家以外の居場所を見つける

家以外に居場所があると、精神的な安定や、新たなコミュニティ内での充実感を感じやすくなります。同世代の友達が欲しいと感じている不登校の中学生は多いため、何らかのコミュニティに所属できるように、家庭外の場所を探すのもおすすめです。具体的な例は下記の通り。

【家以外の居場所リスト】

  • 習い事
  • 民間の教育機関(フリースクールなど)
  • 地域のサークル
  • 図書館
  • 保健室やカウンセリングルーム

この「家以外の居場所」は、特別な機関でなくても問題ありません。また、無理に人と関わる必要はなく、図書館のように1人で過ごす場所でも良いでしょう。家以外の居場所ができると、家にひきこもりにくくなり、運動不足解消や生活リズムの改善にも繋がります。

さらに、別のコミュニティで仲の良い友人や話ができる大人ができると、子どもの社交性や対人関係能力の向上にも繋がるでしょう。そのため、まずは、子どもが興味のありそうなことを提案し、徐々に行動へ移してみるのがおすすめです。

将来進める道があることを伝えておく

子どもが不登校になってしまったら、不登校であっても進学や就職はできると伝えましょう。不登校に子どもがなってしまうと、「自分なんてダメだ」「もう将来おしまいだ」などと絶望感を抱いてしまうケースも少なくないためです。

塞ぎ込みネガティブなことが頭の中を反芻してしまうと、さらに気持ちが落ち込み、人生に絶望してしまうこともあるでしょう。しかし、前述したとおり不登校になった中学生でも就職・進学できている子どもは非常に多くいます。そのため、下記を意識して子どもへ伝えてあげてください。

【伝える際のポイント】

  • 子どもにプレッシャーをかけない
  • あくまで、「進学・就職したいと思うならできる」というニュアンスにとどめる
  • 不登校になったばかりの時は、将来に関する話をしすぎない(プレッシャーに感じる)

客観的なデータを用いながら、不登校になったとしても、やりたいことはしっかりできると伝えてあげ、子どもの未来が安心できることを見せてあげましょう。

勉強できる環境を整えておく

子どもが「勉強をしたい」といった気持ちになったら、すぐに勉強ができるように、勉強ができる環境を整えておきましょう。不登校の原因は人によってバラバラで、勉強に対する意欲も人によってまったく異なります。勉強ができる環境を作る際のポイントは以下の通りです。

勉強ができる環境を作る際のポイント

  • 必要なもの以外机に置かない
  • スマホやPC、テレビなどを近くに置かない
  • 日当たりの良い・明るい場所に机を置く
  • 見えるところに時計を置く
  • 座り心地の良い椅子を使う

もし、子どもが勉強に対して意欲的なのであれば、集中して勉強ができるように環境を整えるのが重要です。子どものやりたいことを親が全力でサポートすれば、子どもは親に対して信頼感や安心感を覚え、不登校に関するストレスも和らいでいきます。

まとめ

まとめ

中学生で不登校になったとしても、進学や就職ができます。昨今は、不登校になって卒業した中学生がその後に進学するケースも増えており、対策をしっかりと行えば希望の進路に進める可能性があると言えるでしょう。

しかし、学習面や対人能力などにおいて、不登校になると不利になる場合も多くあります。そのため、中学生で不登校になってしまった場合には、その後の対策をしっかりと行うのが非常に重要です。本記事でご紹介した対策も試しなから、希望の進路に向けて少しずつ対策を行ってください。



この記事を読んだ方で、お子さまの「不登校」についてお悩みではないですか?
すららは、1人ひとりのペースで学習できる「無学年方式」を採用した学習教材です!

自宅ですらら学習を使えば「出席扱い」にもできるため、内申点対策、自己肯定感の一助にも大きく貢献致します。

【すららのここがスゴイ!】

  • 自宅で出席扱い
  • 学習がストップした箇所からカリキュラムを提案
  • 学校授業に追いつくための、最短カリキュラムもご用意
  • キャラクターの先生が教えてくれるから、人と関わるのが苦手なお子さまも安心

すららでは、現在無料のサービス資料を無料配布しております。ぜひこの機会にご利用ください。

不登校による学習のお悩みを、すららが徹底サポート致します!

“出席扱い”にできるすらら学習の資料請求はコチラ

まずはお子様がやってみようと思えるかどうか、
無料体験してみてください

楽しく勉強が続けられる!

89.1%のお子様が
学習を継続!!

「すらら」は「見る、聞く、書く、読む、話す」などの
いろいろな感覚を使った飽きない学習システムなので、
ゲーム感覚で楽しく集中して勉強ができます。

※2016年1月~2017年6月の期間ですららを3ヶ月以上継続している生徒の継続率

関連サービス

  • 保護者様向け発達支援・相談サービス・学習教材すららの勉強ノウハウを取り入れた勉強ペアレントトレーニング

  • 勉強が苦手なお子様向け知能検査・科学的な根拠を基づく検査で・お子様の得意/不得意を数値化