【私立中学で不登校になるとどうする】子どもが学校へ行きたくない本当の心理
私立中学で不登校になった子どもを持つ家庭で、学校へ行きたくない本当の心理を知りたい親もいるのではないでしょうか。また、中高一貫校ではどのような対応になるのかを把握したい親もいるはずです。
この記事では、私立中学に通う子どもが不登校になった心理と今後の進路となる選択肢について紹介します。さらに、親ができるサポートや私立中学に通う不登校の割合もまとめました。
今は不登校かもしれませんが、親のサポート次第で復学できたり新しい進路先を見つけた子どもはたくさんいます。ここで紹介する原因や心理を我が子の行動と照らし合わせ、明るい未来を親子で作っていきましょう。
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もくじ
私立中学(中高一貫校)で不登校になると進学しづらいケースもある
私立中学で不登校になると、勉強遅れや出席日数が足りずに進学しづらいケースもあります。基本的には日本の小中学校は公立私立問わず年齢主義を取っていますが、法的には原級留置といういわゆる留年を学校側の判断で決定が可能です。
ただ実際には公立学校だと不登校であっても原級留置になることなく、ほとんどの子どもが卒業できています。逆に私立になると、学校側の規則が若干厳しくなっているので、実際に進学できなかった子どももいるようです。
この原級留置の判断は子どもが通う私立中学の規則よりけりになりますが、不登校が続いてしまった場合には進学できない可能性があることを踏まえておかなくてはなりません。
私立中学で不登校になる子どもの割合
文部科学省が調査した令和2年度のデータでは、私立中学で不登校になる子どもは全児童数245,850人中4,669人と割合では約1.9%が学校に通えていません。また、90日以上長期欠席をした子どもの割合は0.9%と不登校児童の中では約半数近くになっています。(引用:R2児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果)
さらに、不登校になった要因では本人に係る状況が47.3%と最も高く、子どもが自分に対しての不安や悩みを抱えているケースが多いです。
私立中学の場合中途退学になる可能性も
私立中学の場合では、進学ができないだけでなく中途退学になる可能性もあります。そもそもの定義として、小中学校は義務教育とされていますが、法的には親や保護者に対して義務付けられているだけで、学校側は卒業させる必要性はありません。
また、国や県などが関わり授業料が免除される公立とは異なり、私立中学は各設備や教育に係るお金を徴収して運営している法人学校です。よって、義務教育という理念は法的に関係なく、私立中学は学校側の判断で中途退学を決定するケースがあります。
行きたくないのはなぜ?私立中学に通う子どもが不登校になる3つの原因・心理
ここでは、私立中学校に通う子どもが不登校になる3つの心理・原因を紹介します。なぜ学校に行きたくないかは、以下の通りです。
- 燃え尽き症候群になっている
- 通学が大変に感じている
- 友人・先生などの人間関係を不満に感じている
- 完璧主義から自己受容できなくなっている
これから子どものサポートをしていくためには、まずは子どもの気持ちを理解してあげることが大切です。過去の行動や言動、さらに今現在の状況を踏まえつつ見ていきましょう。
燃え尽き症候群になっている
子どもが学校に行きたくないのは、燃え尽き症候群になっている可能性があります。というのも、私立中学校に合格するために今まで努力してきており、受験が終わって燃え尽きてしまっているケースが多いからです。
実際に、子どもは小学校の頃から高い目標を持って頑張ってきたはずです。友達が遊んでいる中でも勉強したり、塾や家庭教師で学校以外で別学習をするなど、大人でもなかなか困難な努力を子どもの内から取り組んでいます。
その結果、受験に合格した時点で満足してしまい、次の目標が定まらず不登校になっているかもしれません。
通学が大変に感じている
学校までが遠い場合だと、通学が大変に感じているケースもあります。バスや電車で学校に通っているなら、人ごみの中で登校するのに嫌気を指していたり、朝起きるのが早くてきついと感じているかもしれません。
特に、登校する時間帯は社会人から学生まで多くの人が通学通勤に公共機関を使っているので、満員電車の中大変な思いをしている可能性も考えられます。
友人・先生などの人間関係を不満に感じている
学校での友人・先生などの人間関係を不満に感じているのも不登校の原因としてあります。なぜなら、先生は友人を含めて私立中学は勉強に対する意識が強く、環境に対してストレスに感じているからです。
いくら今まで勉強を頑張ってきたとしても、意識の持ち方は人それぞれ違います。また、勉強をしながらでも小学校の頃のように友達と仲良く話したり、興味や関心のある物事を共感して楽しみたいと思っているかもしれません。
完璧主義から自己受容できなくなっている
勉強や将来の目標の意識が高い子どもだからこそ、完璧主義から自己受容できなくなっている可能性があります。なぜなら、私立中学の受験に合格するには高い結果が求められるので、100点満点じゃないといけないという心理から自分の弱さやできない物事を受け入れられないからです。
明日から学校に行こうと本人が考えていても、自分は完璧な人間というプライドを持っていれば不登校の現状を受け入れるのは困難になります。自分の意識と現状のバランスが取れなくなり、学校に行くことへ戸惑いを感じて不登校が長引いてしまうケースも少なくありません。
今後はどうする?私立中学で不登校になった子どもの3つの選択肢
私立中学で不登校になった子どもの今後の選択肢を紹介します。これから子どもにとって最適な選択肢となるのは、以下の3つです。
- 学校へ復帰する
- 別の学校に入り直す
- 進学先は別の高校にする
今は子どもが不登校だったとしても、人生のスタートはこれからで新しい道はたくさんあり、笑顔でもう一度学校に通えるためには親の協力が必要になってきます。
子どもの現状を踏まえた上で、明るい未来へと導くためにまずは親が今後の選択肢として考えていきましょう。
学校へ復帰する
まず1つ目の選択肢は、現在通っている学校へ復帰することです。実際に、私立中学で不登校から復学したケースも多く、もう今の学校には通えないと諦める必要はありません。
ただし、復帰するには親のサポートが重要で、学校に子どもを受け入れてくれるか確認したり、不登校の現状でも協力してもらえるかの相談が必要です。
そして、子どもがなぜ学校に行きたくないのか心理と原因を理解しておきましょう。友人や先生と合わなくて不登校になってるなら別の選択肢を検討しないといけないので、本人の気持ちを蔑ろにしないよう心がけてください。
学校へ復帰するために親ができること
- 学校側が復帰のために協力してくれるか確認する
- 教科ごとの欠席状況を調べる
- 進学に必要な時間数を確かめる
- 子どもの不登校の心理を理解した上で進める
別の学校へ入り直す
2つ目の選択肢は、別の学校へ入り直すことです。もし学校に行きたくない原因が人間関係に対するストレスや満員電車が嫌だった場合、無理やり今の私立中学に復帰させるとより状況が深刻化する可能性があります。
基本的には、私立中学を中途退学しても公立中学は編入を受け入れてくれるケースの方も少なくありません。また、卒業できるなら公立高校へ編入したり、別の私立中学に通うといった選択肢もあります。
他には不登校児特例校という特別教育課程を実施している学校もあり、同じ悩みを抱える友達と一緒に社会体験や勉強をしながら中学卒業資格の取得が可能です。なかには公立の一貫校や私立学校もあるので、一度相談してみてください。
進学先は別の高校にする
3つ目の選択肢は、進学先は別の高校にすることです。一貫校だと友達や先生など同じ環境のまま高校生活を歩むことになり、不登校が長引く可能性があります。
別の高校の選択肢としては、普通高校から通信制、または定時制などがあり、これから子どもが楽しく通えそうな学校を探してみましょう。子どもが頑張って受験したからこそ今の学校のまま進学してほしいかもしれませんが、別の高校に行って良かったという人もたくさんいます。
事実、私立中学に合格できた高い能力がある子どもです。新しい道が見つかれば本人の力で勉強や将来の進路先は自分で作っていけるので、選択肢の1つとして検討してみてください。
親には何ができる?私立中学へ通う子どもへ今すぐにできるサポート
今日からでも実行可能な私立中学へ通う子どもにできるサポートを紹介します。まずは、以下をご覧ください。
- 子どもと向き合う
- 協力してくれる第三者を探す
前提として、方法論で登校を促すようなサポートではありません。大切なのは、本人が前向きになってこれからの人生を歩めるためにサポートをすることです。
これまでに紹介した不登校になった心理・原因や、今後の選択肢を踏まえた上で、以下のサポートを実践していきましょう。
子どもと向き合う
親ができるサポートで大切なのは、子どもと向き合うことです。本当に今の私立中学に行きたかったのか、勉強が好きでやっていたのか、そして友人や先生たちと人間関係を築けていたのかなど本人の気持ちを理解しましょう。
ただし、理解しようと子どもに不登校の理由や心理を問い詰めてはいけません。子どもの存在自体を尊重し、やりたいことがあれば話を聞いてあげて、親の期待ではなく本人の人生だと認めてあげてください。
将来的に今の私立中学に通った方が有利になったとしても、学歴だけで全ては決まりません。そもそも高い能力を持って努力した結果で高いハードルである私立中学に合格しているので、子どもがやりたいことを見つけて取り組めば自ずと幸せな人生を歩めます。
子どもとの向き合い方
- 子どもがやりたいことを尊重する
- 子どもが伝えたいことには耳を傾け聞いてあげる
- 無理して勉強や学校に行かせようとせず、日常では自然体で振る舞う
- 学歴や勉強だけが全てじゃないと親が理解する
- 燃え尽き症候群の子どもには無理させずに休ませる
協力してくれる第三者を探す
子どもがこれから明るい未来を歩めるために、協力してくれる第三者を探してみましょう。子どもが学校に行けるようどうにかしてあげたいと思うかもしれませんが、親の力だけで頑張る必要はありません。
身近な人であれば、子どもの祖父母にあたる自分の親や配偶者、または学校の先生などに相談してみると、親身になって協力してくれるケースは多いです。実際に、相談した結果子どもの不登校が改善して「早めにしておけばよかった」と話す親もたくさんいます。
また、子どもが成長するまで親身に関わってきた人がいるならば、協力してくれるよう頼んでみるのも良いでしょう。親には話しづらいことを聞いてくれる可能性もあるので、今後の進路や復学のきっかけになるはずです。
第三者になり得る人
- 配偶者
- 子どもの祖父母にあたる親や義父母
- 学校の先生
- 子どもが信頼している身近な人
まとめ
私立中学で不登校になった子どもは、今まで頑張りすぎて燃え尽き症候群になったり、満員電車や通学が大変などの原因があります。また、結果が付いてきたこそ自分は完璧な人間と認識してしまい、現状とのすれ違いから悩む子どもも少なくありません
これから子どもの進路を決める上では、今の一貫校だけでなく新しい選択肢もあり、他の高校に進学したり別の中学に編入して笑顔で登校できた子どもはたくさんいます。
もちろん復学できた子どもたちもいるので、まずは本人と向き合って気持ちを理解してあげることからスタートしていきましょう。
この記事を読んだ方で、お子さまの「不登校」についてお悩みではないですか?
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