【不登校でも私立中学へ編入できる】4つの手順〜難しい場合の選択肢を紹介
何らかの理由でお子さまが不登校になってしまった場合、他の私立中学へ編入することで不登校が解決するのではないかと考える親御さまも多いでしょう。
しかし、編入という手段を取って本当に不登校が解決するのか、そもそも不登校にある状態で編入を受け入れてくれる私立中学があるのかなど、考えれば考えるほど、不安は出てくるのは当然の心理です。
この記事では、不登校の中学生が私立中学へ編入するための手順について紹介します。もしお子さまが私立中学への編入が難しい場合でも、選択肢はたくさんありますので、安心してご覧ください。
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もくじ
不登校でも私立中学へ編入できる
結論から言うと、不登校でも私立中学への編入はできないわけではありません。私立中学への編入が不登校の子どもの悩みを解決できるパターンは、いま通っている学校とお子さまとの相性が悪い場合や、自分の意思で編入を決めている場合があります。
ただし、他の私立中学へ編入して不登校が解決するかどうかは、本人次第といえるでしょう。例えば不登校の原因が、学校という場所にストレスを抱えていたり、生活リズムが崩れてしまったりしている場合、他の私立中学へ編入したとしても解決にならないかもしれません。
そのため、不登校でも私立中学へ編入できることを踏まえた上で、本当に編入するかどうかはあくまでもお子さま本人の意思を尊重し、親御さまはサポートする立場に徹していくと良いでしょう。
編入と転校・転入の違いとは「退学するかどうか」
そもそも、編入と転校・転入について、同じように考えている人は多いのではないでしょうか。それぞれの違いは、「退学するかどうか」という点です。
- 編入とは
- 転校・転入とは
ここからは、編入と転校・転入について具体的な事例を交えて解説します。違いを把握し、これからする選択について改めて整理してみてください。
編入とは
編入とは、すでに通っている中学校を退学して、別の中学校に入学することをいいます。中学校での退学は、公立の学校ではできませんが、私立の学校であれば可能です。
【編入の例】
私立中学Aに通っていたが、私立中学Bに編入したく、編入試験に合格
この場合、私立中学Bへの編入試験に合格したため、通っていた私立中学Aを一度退学した形を取ります。
転校・転入とは
転校・転入とは、すでに今通っている中学校・高校などを退学せずに、別の学校へ移ることを指します。
【転校・転入の例】
公立中学Cに通っていたが、引っ越しに伴い別の地区の公立中学Dに通う
公立中学には退学がありませんので、引っ越しなどを理由として学校を移る場合は転校・転入となります。また現在私立中学に通っていた場合でも、在学中に手続きを済ませてから公立の中学高に通う場合も、転校・転入の該当事例です。
本人次第!不登校の学生が私立中学へ編入するための4つの手順
お子さま本人が私立中学へ編入したいと希望した際の、私立中学へ編入するための具体的な手順を4つ解説します。
【不登校の学生が私立中学へ編入するための4つの手順】
- 編入したい中学校の情報を集める
- 親子で話し合う
- 私立中学校の編入条件を確認する
- 編入手続きを行う
不登校の学生が私立中学へ編入するためには、不登校だからと言って他の子どもと大きな違いはありません。しかし、子どもと親の間で深くコミュニケーションと取ることがとても重要です。それぞれの手順について以下で詳しく見ていきましょう。
編入したい中学校の情報を集める
まずは、編入したい中学校の情報を集めてください。一般的な私立中学校は親御さまの転勤や転居などの条件を満たすことで編入を認めている場合が多く、不登校の理由で受け入れを行っている学校は少ないようです。
ただし、お子さまに合わせて授業時間や学習内容を調整できる「不登校特例校」となっている学校もあるため、情報収集をしっかり行うようにしてください。
【不登校特例校とは】
不登校の児童生徒に配慮した特別な教育課程を編成し、実施している学校
引用:文部科学省「不登校児童性との実態に配慮して特別に編成された教育課程に基づく教育を行う学校の概要」「不登校特例校の設置者一覧」
資料の上だけではなく、実際に気になった学校を見学に行くのも効果的です。学校の雰囲気や学校周辺の様子、実際に通う場合のアクセスなどを目で見て確認することができます。
親子で話し合う
編入に際しては、お子さまが心に不安を持っている可能性もあるため、親子で良く話し合うことが大切です。お子さまが不登校になった原因が編入先の学校にあるかはわかりませんが、親御さまはできるだけお子さまが感じている不安を取り除くサポートをしかなければなりません。
【親子で話し合うポイント】
- 慣れるまで登下校は親御さんに付いてきてもらう
- 勉強に追いつくにはどうしたら良いか
- 規則正しい生活を送るために何をするか
勉強に追いつけるかを不安に感じている場合は、塾や家庭教師などの導入も手段のひとつです。規則正しい生活を送るために、運動を取り入れるなどの工夫も必要となります。
時間をかけて話し合った結果、お子さま自身の意思が編入を選択したのであれば、親がすることは私立中学へ入るために必要な準備を進めていくことです。
私立中学校の編入条件を確認する
私立中学校への編入するためには編入試験に合格する必要があるため、編入条件の確認は必須です。前述したように、不登校のお子さまを受け入れる中学校自体が少ないため、編入できない可能性もあります。一般的な編入試験の内容は下記の通りです。
【一般的な編入試験内容】
- 英語・国語・数学などの筆記試験
- 面接
また数としてはとても少ないながら、編入条件をがなく誰でも受験可能な中学校も存在します。応募資格は各都道府県の私立中学高等学校協会の公式サイトからチェックできるため、必ず確認してみてください。
編入手続きを行う
お子さまの意思も固く、編入したい私立中学校が見つかったら、編入手続きに入ります。学校にもよりますが、私立立中学への編入手続きはほとんど以下の通りです。
【私立中学への編入手続き】
- 現在在籍している中学校から必要な書類をもらう
- 編入希望の私立中学校の編入試験を受ける
現在通っている中学校から、在籍証明書などの書類を出してもらう必要があります。また私立中学校への願書には、合わせて住所がわかる書類や成績証明書、出欠状況がわかる書類の添付が必要です。
諦めないで!不登校の学生が私立中学への編入が難しい場合の4つの選択肢
不登校解消のきっかけとして私立中学への編入が有効かもしれないと思っていても、いろいろな事情があって私立中学へ編入できない人もいるでしょう。しかし、諦めることはありません。
親が別の選択肢の知識を持っていれば、新しい進路を子どもへ提案できます。
【私立中学への編入が難しい場合の4つの選択肢】
- 今通っている学校を卒業する
- フリースクールへ通う
- 教育支援センターを訪れる
- 家庭教師・個別指導塾へ通う
不登校を解決するための選択肢は豊富にあります。それぞれの選択肢について順番に見ていきましょう。
今通っている学校を卒業する
まずは、今通っている学校を卒業するという選択肢です。不登校からの復帰を考えた際、いきなり教室に行くのは気が重いお子さまには、学校側が保健室登校や別室登校の体制を整えてくれる場合があります。
さらに、担任の先生と相談をしたり、教育相談員など、親自身が話し合う場を設けると、お子さまだけに向けた不登校の対策を練ってくれる可能性もあるでしょう。
また、自宅でタブレット教材等を利用して学習することで、出席扱いとなり、他の生徒と同様の評価を与えてくれるケースも無いわけではありません。無理をさせず今通っている学校を卒業するためにはどのようにしたら良いのか、学校の先生と連携を取って模索していくことが大切です。
フリースクールへ通う
不登校のお子さまが学校以外で学んだり友達と過ごしたりできる居場所であるフリースクールは、時間によりしなければならない予定がなく、さまざまな年代のお子さまが集まって、自由に学習できる点が特徴です。
2018年の文部科学省の調査によると、小中学校の不登校児童生徒数は16万4,528人。6年連続で増加している結果となっています。(引用:文部科学省「不登校支援児童生徒への支援の在り方について(通知)」令和元年10月25日)
国は学校への復帰ではなく子どもたちの社会的な自立を目指すために、フリースクールと小中学校との連携を求める活動を本格化させました。
フリースクールを利用することは、在籍する中学校の校長が認めた場合に限り、現在通っている中学校に出席しているという扱いになります。通える範囲にあるフリースクールの情報を集め、検討してみるのも良いでしょう。
教育支援センターを訪れる
教育支援センターとは適応指導教室ともいい、学校とは別に教育委員会等によって用意された公的機関を指します。主に小中学校を長期で休んでいる子どものために設置されています。
令和元年に文部科学省が実施した調査では、教育支援センターを設置している自治体は約63%で、設置していない自治体についても約41%においては設置予定、または何らかの検討がなされているという回答結果が得られました。(引用:文部科学省「教育支援センター(適応指導教室)に関する実態調」結果査)
1日の過ごし方は子どもに合わせて調整されることが多く、学習支援に関してはほとんどの施設で個別指導が行われています。教育支援センターへの出席は在籍する中学校の出席扱いとされ、費用がかからないことも特徴です。
家庭教師・個別指導塾へ通う
不登校のお子さまのための家庭教師や個別指導塾も存在します。ひとくちに不登校と言っても、完全に外に出ないお子さまもいれば、学校に行きたくないだけで、塾に通うことはできるお子さまもいるのではないでしょうか。
お子さまの希望に合わせ、自宅学習を望むのであれば家庭教師、塾になら通えるのであれば個別指導塾への入塾を検討できます。どの学習方法が、出席日数に認められるかどうかは学校側との相談になりますが、勉強の遅れを取り戻したり学習意欲を継続させたりする方法として有効です。
まとめ
お子さまが希望した場合、他の私立中学への編入も可能ですし、たとえ編入ができない場合でも、フリースクールや教育支援センターなどを利用して、今通っている学校を卒業することも可能です。
そのため、無理に子どもを急かしたり、不安にさせたり、怒鳴ったりなど精神的な負担をかけないように、親子間で不安や悩みを共有するためのコミュニケーションを日常的に取っておき、心理的な安全性を保つのが大切な考えとなります。
決して無理に理由を探ったり学校に行かせようとするのではなく、親子でしっかりと話し合い、どうして行きたいかお子さまの意見を尊重しながら決めていきましょう。
この記事を読んだ方で、お子さまの「不登校」についてお悩みではないですか?
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自宅ですらら学習を使えば「出席扱い」にもできるため、内申点対策、自己肯定感の一助にも大きく貢献致します。
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