【放課後登校とは】不登校が復学するきっかけ作り〜次のステップへの進み方
子どもが放課後登校になると、このまま復学することができないのではないかと悩んでしまう親も多いことでしょう。登校しているといっても時間帯が放課後のため、不登校と同じ扱いになるのか、学校側が出席扱いと認めてくれるのか、放課後登校をよく知らない場合もありますよね。
本記事では放課後登校について、登校して何をするのか、放課後登校を経て不登校の解消へのステップアップの方法について解説します。現在子どもが不登校の場合でも、放課後登校を経て次のステップに進めるきっかけになることもありますので、ぜひ参考にしてください。
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もくじ
放課後登校とは学校に来ることに慣れるための登校
放課後登校とは、放課後の時間に登校し、短時間の間に先生と会話や授業を行うことです。通常の授業が終わっているため他の子どもに会う確立も少なく、保護者と一緒のため、子どもは安心して登校することができるでしょう。
文部科学省の調査では、不登校等により小・中学校を長期欠席している子どもの割合は令和3年度で全体の4.3%に上り、前年の令和2年度の同調査における3%よりも上昇しています。(引用:文部科学省「令和3年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」)
増える不登校の子どもへの対策として、少しでも学校に通えるようになることを考えて作られたのが、「放課後登校」です。放課後登校は時間帯は違えど学校へ登校しているため、他の子どもと同じように、出席していることとなります。
似たような言葉で「保健室登校」がありますが、学校へ行く時間帯が通常の時間であるのと、保健室登校は学校にいるほとんどの時間を保健室で過ごす点が、放課後登校と異なる点です。
放課後登校の内容
上記でも説明しましたが、放課後登校は、他の子どもが帰ったあとに保護者と一緒に登校し、30分~1時間程度の短い間を学校で過ごすことを指します。
学校に行っている時間をどう過ごすかは、さまざまです。
【放課後登校の過ごし方】
- 勉強をする
- 勉強要素のあるゲームを行う
- 図工や理科の実験などをする
週に1日や2日、放課後登校をすることで、子どもが学校に行くことに慣れることができます。親は放課後登校だけで本当に良いのだろうかと不安に感じたり焦ったりするかもしれませんが、子どもの意思を尊重しながら、見守っていくことが大切です。
準備が大事!不登校の子どもが放課後登校をするきっかけを作る4つのサポート方法
放課後登校は子どもが学校に行く機会を増やす手段となりますので、不登校が解消される可能性が高くなります。そのために、まずは親ができる不登校から放課後登校をするきっかけを作る、4つのサポート方法についてお伝えします。
- 「押し付け」をして子どもにプレッシャーを与えない
- 家庭を子どもが安心できる居場所にする
- 子どもがやりたいことを取り組める環境を整える
- 規則正しい生活を送れるようにする
不登校の子どもを、決して無理に学校に行かせようとしてはいけません。これから紹介することを守りながら、良い機会を見計らって、子ども本人や先生に相談しながら、まずは放課後登校を目指していきましょう。
「押し付け」をして子どもにプレッシャーを与えない
まずは、「押し付け」をやめましょう。不登校になるには何らかの理由があり、それが本人では解決できていないことで子ども自身はパニックになっている可能性があります。子どもに対して、以下のような言葉を投げかけてはいませんか?
- 明日は学校行ける?
- 今日は学校行くの?
学校に行くのか聞かれることは、本人にとても重いプレッシャーをかけてしまうのです。焦る気持ちをグッと押さえ、子どもの口から本人の意思で学校に行くと言うまで、ジッと見守ることに徹するようにしてください。
家庭を子どもが安心できる居場所にする
親は、家庭を子どもが安心できる居場所になるように作り上げていきましょう。まだ未成熟な子どもには、心も体もゆっくりと休ませられる「安心できる場所」が必要です。家庭内の空気が悪くなり、居心地の悪い場所になってしまうと、子どもは更に疲れてしまいます。
上述のように、親が「今日は?明日は?学校に行くの?」と聞くことで、家庭は子どもにとって居心地の悪い場所になる可能性もあるため、子どもが安心して休むことのできる環境を整えてあげましょう。
子どもがやりたいことを取り組める環境を整える
親は、子どもがやりたいことを取り組める環境を整えてあげましょう。不登校の子どもは、学校に行くエネルギーが足りなくなってしまい、休息期間を必要としている状態のため、十分に休み、エネルギーをチャージすることで、また学校に復帰できる子どももたくさんいます。
子どものエネルギーをチャージするためには、やりたいことをやらせることが一番。子どもが休息期間を終えて「やりたい」と言い出したことは、自由にやらせてあげると良いでしょう。
好きなことをしているときほど時間を忘れて集中し、活き活きとするのは、誰でも経験があるかと思います。子どもが自発的にやりたいと思ったことを、親は支えてあげてください。
規則正しい生活を送れるようにする
不登校で学校に行かない期間も、親はなるべく、子どもが規則正しい生活を送れるようにサポートすることが大切です。不登校の子どもの中には、昼と夜が逆転してしまう生活を送る子どもが多くいます。
しかし、昼夜逆転の生活を送ってしまうと、日中の時間帯にぼーっとしてしまったり、良い睡眠が得られず疲れが溜まりやすかったりするため、学校への復帰が難しくなる可能性があるのです。不登校中に昼夜逆転してしまう原因は下記のようなものが挙げられます。
【昼夜逆転する原因】
- スマホやゲームによる夜ふかし
- 不安や緊張で眠れない
- 日中に起きているのに学校に行っていない自分への罪悪感
スマホやゲームは時間を決めて、学校を休んでいることは悪いことではないと言い聞かせるなど、親は子どもの昼夜逆転を改善し、規則正しい生活を送れるようにサポートするようにすると良いでしょう。
諦めないで!不登校の子どもの放課後登校から次のステップへの進み方
不登校から週に何度か放課後登校ができるようになったけれども、いまだに学校に復帰する気配がない場合も、親は諦めないでください。いきなり学校への復帰を進めると、子どもはまた憂鬱になってしまうかもしれません。
次の段階として、以下で紹介するステップを踏むことで、着実に復帰への道を進んでいけます。
- 別室登校をする
- 保健室登校をする
- 興味のある授業に参加する
学校復帰について、前述したように親の意見を押し付けてはいけません。子どもの気持ちを最優先にして、無理なくゆっくりと進んでいきましょう。
別室登校をする
学校にいる間、別の教室で活動する方法を別室登校といいます。進路指導室や相談室、図書室などが別室として使用されます。
【別室登校での過ごし方】
- 勉強をする
- 会話をする
- 読書をする
別室登校では、子どもに合った過ごし方で決められた時間を過ごします。はじめのうちは20分程度の短い時間からスタートし、徐々に時間を延ばしていくのが一般的です。
不登校から学校に復帰しようと思っても、いきなり教室に入っていくのは子どもにとってとても勇気がいります。別室登校では、子どもの居場所を教室の外に作ってあげることで、教室への復帰を目指す対策として取り入れられています。
保健室登校をする
保健室に登校し、授業やお昼休みなど、学校にいる間の多くの時間を保健室で過ごす登校を保健室登校といいます。保健室登校の役割は以下の2点です。
【保健室の役割】
- 学校復帰への一つの段落
- 避難場所
まず、不登校の子どもが自分の居場所を作ることで、学校復帰への一つの段落となる役割です。また普通に教室に通っていたのに、急に保健室にしか通えなくなってえしまった子どもにとっては、不登校にならないための一時的な避難場所として役立ちます。
保健室登校は別室登校と似ていると思われるかもしれません。しかし別室登校は先生や養護教諭の先生以外との接点が極端に少ないですが、保健室は誰でも入れる良い場所のため、不特定多数の子どもと会う可能性が保健室登校ではあるという点に大きな違いがあります。
興味のある授業に参加する
はじめのうちはすべての授業を教室で受けようと思わず、理科や社会など、子ども自身が興味のある授業だけに参加する方法も効果的です。好きな授業が受けられると思えば、教室への入りづらさも軽減されるからです。
また好きな授業を受けて教室の居心地が良くなれば、少しずつ他の授業にも参加しようという意欲が出てきます。少しずつ決して焦らず、教室への復帰を果たしていきましょう。
気をつけて!放課後登校を始めた不登校の子どもへ接する際の3つの注意点
不登校の子どもが放課後登校を始めたら気をつけたい点が3つあります。
- 子どもの頑張りを細かく見る
- 親自身が焦りすぎない
- 先生への感謝の気持ちを忘れない
以下で詳しく見ていきましょう。
子どもの頑張りを細かく見る
不登校から放課後登校をはじめた子どもは、今までより心身ともに頑張っている状態にあるため、親は子どもの頑張りを細かく見てあげることが大切です。
どんな小さなことでも構いません。子どもの頑張りを見つけたら、親は思い切り子どもを褒めてあげましょう。褒める際は下記のポイントを意識してください。
- 自分の意見を相手に伝える
- 相手の話を聞く
- 学校に来る
- 決めたことを守る
親が子どもの頑張りを認めて褒めることで、子どもの中には揺るぎない自己肯定感が生まれていきます。自己肯定感が高まっていくと、ありのままの自分を受け入れることができ、チャレンジすることに対して必要以上の不安を感じず、意欲と行動力を持つことができるのです。
親自身が焦りすぎない
親自身が焦らないことも非常に大切です。不登校の状態から放課後登校ができたからといって、学校生活への復帰がすぐであるとは限りません。
学校へ行ってもすぐに他の子どもたちと授業を受けられるとは思わない方が良いでしょう。
子どもには子どものペースがあります。放課後登校を行いはじめたこと自体が、不登校の解消へ着実に向かっていると考え、焦らずにゆっくりと見守るようにしてください。
先生へは感謝の気持ちを忘れない
3つめは、先生への感謝の気持ちを忘れないことです。放課後であっても、先生は部活動やテストの採点、電話対応など、たくさんの業務があります。その中で、放課後登校をする子どもへの対応にも時間を割いてくれているのです。
子どもに充ててくれている時間の分の仕事は、残業や休日出勤などで対応してくれていることもあるでしょう。先生だから当たり前と思わず、先生に対する感謝の気持ちを持つことが大切です。
まとめ
不登校の期間を経て放課後登校をする子どもを持つ親にとっては、放課後登校のメリットをしっかりと知っておきたいことでしょう。放課後登校は学校への登校をしていることから出席扱いにもなり、同時に学校への登校に慣れることのできるため、不登校解消へ近づける方法です。
ただし放課後登校=学校復帰ではないため、もし長い期間放課後登校が続く場合でも焦ることなく、別室登校や保健室登校などを、子どもの意思を聞きながら勧めてみると良いでしょう。
子どもの頑張りを見て褒めながら、少しずつ子どもの不登校解消に向けて、先生と連携を取りつつ進んでいってください。
この記事を読んだ方で、お子さまの「不登校」についてお悩みではないですか?
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