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【進学校の中学生・高校生が不登校になる心理】復帰までの選択肢〜親の接し方を解説

進学校の中学生・高校生でも、不登校になってしまう子どもはいます。学習面や人間関係、周囲からのプレッシャーなど、進学校ならではの要因で不登校になってしまうケースもあるため、子どもが進学校に通っている場合は注意が必要です。

本記事では、進学校の中学生・高校生が不登校になってしまう心理について解説します。復帰までの選択肢や、親の接し方なども解説しますので、子どもが不登校になってしまい悩んでいる親御さまは、ぜひ最後までご覧ください。



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中学・高校生の不登校の割合は少なくない

中学・高校生の不登校の割合は少なくない

文部科学省が行った調査によると、令和2年時点で不登校になっている中学生は132,777人、高校生は43,051人で、非常に多いことが分かります。特に、中学生は1,000人あたり35〜40%の生徒が不登校になっており、とても高い水準であると言えるでしょう。

  中学
※かっこ内は、1,000人あたりの割合
高校
※かっこ内は、1,000人あたりの割合
平成30年 119,687人
(36.5%)
52,723人
(16.3%)
令和元年 127,922人
(39.4%)
50,100人
(15.8%)
令和2年 132,777人
(40.9%)
43,051人
(13.9%)

引用:文部科学省「令和2年 度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」

新型コロナウイルス感染症の影響もあり、令和2年のいじめや暴力行為などの認知件数は減少しましたが、不登校は依然として高い水準であり、小中学校では減少していません。

高校では、不登校や退学は緩やかな減少傾向であるものの、自殺件数が増加傾向にあり、こちらも厳しい状況であることに変わりないでしょう。

進学校に通う中学・高校生が不登校になってしまう4つの原因・心理

進学校に通う中学・高校生が不登校になってしまう4つの原因・心理

上記のように、不登校の状態にある中学・高校生は非常に多い状況が続いています。また、いじめや暴力行為の発生・認知件数も高い水準が続いており、早急な対策が求められる状態です。

中学・高校生の不登校は、進学校でも発生しています。進学校に通う中学・高校生が不登校になってしまう場合、以下のような原因・や心理が影響するケースが多いでしょう。

【進学校に通う中学・高校生が不登校になってしまう4つの原因・心理】

  • 受験で燃え尽きてしまっている
  • やるべきこと・課題が多すぎる
  • 周りと自分を比べてしまっている
  • 人間関係がトラブルになっている

入学前に原因がある場合や、学校の学習内容が影響している場合など、不登校になる要因は生徒によってさまざまです。以下で進学校に通う中学・高校生が不登校になってしまう原因について詳しく解説しますので、参考にしてください。

受験で燃え尽きてしまっている

進学校は受験対策に多くの時間と労力を割くため、受験に合格した段階で燃え尽きてしまって不登校になるケースがあります。いわゆる「燃え尽き症候群」と呼ばれるもので、まじめに受験を頑張った生徒ほど、こうした燃え尽き状態になりやすいでしょう。

燃え尽き症候群は「バーンアウトシンドローム」とも呼ばれ、心身が過度に疲労することによって意欲を失ってしまう状態を指します。燃え尽き症候群になると、今まで頑張ってきた勉強に集中できなくなり、授業についていけないストレスから不登校になってしまうケースが多くあります。

やるべきこと・課題が多すぎる

進学校は宿題が大量に出されるケースが多いため、課題をこなせずストレスが限界に達して、無気力になってしまうケースが多くあります。やるべきこと・課題が多すぎるといったストレスによる不登校は進学校で特に多く、まじめな生徒でも陥りやすいものです。

進学校に入学した場合、中学・高校それぞれ3年間はハードスケジュールな日々が続きます。仕事のように「一段落」がない学校も多いため、永遠と大量の課題をこなす日々に疲れ果ててしまい、不登校になってしまう生徒が少なくありません。

周りと自分を比べてしまっている

進学校はハイレベルなライバルが多くいるため、周りと自分を比べて劣等感を抱き、不登校になってしまうケースもあります。得意分野があると感じていた生徒ほど、成績や部活などで自分が劣っていると感じる場面が多く、劣等感やストレスから不登校になりやすいでしょう。

劣等感から不登校になった場合、完全に心が折れてしまって「好き・得意」が無くなってしまう場合も少なくありません。今まで好き・得意と感じていた分野がそうでなくなると、アイデンティティの形成にも大きな影響を及ぼし、より精神的に追い詰められてしまう生徒もいます。

人間関係がトラブルになっている

人間関係のトラブルで不登校になってしまうのも、進学校に多いものです。不登校の生徒は、親や周囲からのプレッシャーでストレスを抱えている場合も多く、お互いのイライラやプライドなどから衝突を起こしてしまう場合もあるでしょう。

また、先生や部活の先輩とうまくいかず、勉強や部活が思うようにいかないのも、不登校になる原因になります。特に、得意な分野が人間関係によってうまくいかないと、強いストレスを感じて不登校に繋がるケースが多くあるでしょう。

復帰できる?進学校に通う中学・高校生が不登校になった場合の3つの選択肢

復帰できる?進学校に通う中学・高校生が不登校になった場合の3つの選択肢

進学校に通う中学・高校生が一度不登校になってしまうと、復帰するのが困難な場合もあります。しかし、周囲の協力によって復帰できるケースも多く、生徒に合わせた対策を行えば、少しずつ状況が改善していく可能性もあるでしょう。

もし、不登校に通う中学・高校生が不登校になってしまった場合は、以下のような対策がおすすめです。

【進学校に通う中学・高校生が不登校になった場合の3つの選択肢】

  • 担任・スクールカウンセラーと連絡を取り合う
  • 学校以外での学びの場所を提供する
  • 別の学校へ編入・転入する

以下では、3つの選択肢について解説します。今、進学校に通う中学・高校生の子どもが不登校になっている親御さまは、参考にしてください。

担任・スクールカウンセラーと連絡を取り合う

進学校に通う中学・高校生が不登校になってしまったら、まず担任やスクールカウンセラーと連絡を取りましょう。学校側の意見を聞いたり、通学しやすい環境を整えたりすることで、通学復帰がしやすくなる場合も多くあります。

ポイントは「必ず親が連絡を取る」という点です。不登校になってしまった子どもは、学校関係者とは話したくないと考えている場合が多くあるため、まず親が連絡を取っていくようにしてください。

学校以外での学びの場所を提供する

勉強に対して意欲がある場合は、学校以外での学習環境を用意しましょう。自宅学習はもちろん、図書館や塾などでも良いので、学校以外の勉強できる場所を整えてあげると、通学復帰したあともスムーズに授業が受けられます。

進学校の場合、授業の進みも早いため、欠席が長引くほど授業についていけなくなってしまいます。せっかく通学復帰しても、授業についていけないストレスで再び不登校になってしまえば、意味がありません。

そのため、本人の意欲を汲み取るとともに、通学に復帰してからも不便がないように、学習環境を提供してあげてください。

別の学校へ編入・転入する

どうしても学校が苦痛であれば、別の学校へ編入・転入するのも選択肢のひとつです。別の私立学校や、通信制のほか、フリースクールをはじめとした民間の教育機関を活用するのも良いでしょう。

ただし、民間の教育機関では卒業資格を取得できない場合も多くあります。中卒・高卒の資格は持っておきたいと考える場合は、卒業資格が取得できる教育機関かどうかしっかりと確認してください。

【編入・転入できる学校(中学・高校)】

  • 公立・私立中学・高校
  • 通信制の中学・高校
  • 民間の教育機関(就学支援機関)

進学校に通う中学・高校生が不登校になった際の親の接し方

進学校に通う中学・高校生が不登校になった際の親の接し方

進学校に通う中学・高校生が不登校になってしまった場合、どのように接すれば良いのか分からないと悩む親が多くいます。もし、子どもが不登校になってしまった場合には、以下のように対応しましょう。

【進学校に通う中学・高校生が不登校になった際の親の接し方】

  • 子どもの学校に行きたくない気持ちを理解する
  • 生活習慣が乱れすぎないように環境を整える
  • 親自身の行動に一貫性を持たせる

以下の項目では、3つの接し方についてそれぞれ解説します。子どもが不登校になってしまい悩んでいる親御さまは、以下の内容を参考にしてください。

子どもの学校に行きたくない気持ちを理解する

子どもが不登校になってしまったら、まず子どもとよく話し合いましょう。不登校になってしまった子どもは強いストレスを抱えている場合も多くあります。そのため、怠けている・甘えていると決めつけず、子どもの気持ちを理解して寄り添う姿勢が大切です。

「無理に行かなくてもいい」「休んでも大丈夫」など、親が子どものことを認めてあげれば、子どもは安心して心身を休められます。また、これまでの頑張りを労ってあげることで、子どもは自分自身を認められるようになり、劣等感も和らぐでしょう。

【不登校になってしまった子どもとのコミュニケーション方法】

  • なぜ不登校になってしまった気持ちを聞く
  • 無理に行かせようとせず、休んでもいいと伝える
  • これまでの頑張りを労う
  • 焦らず、今後どのようにしたいかを一緒に考える
  • 子どもが一人で考える時間を設ける

生活習慣が乱れすぎないように環境を整える

不登校になってしまうと、生活リズムが乱れて昼夜逆転し、余計に学校へ復帰しにくくなる悪循環に陥るケースが多くあります。こうした悪循環にならないように、食生活をはじめとした生活環境を整えましょう。

生活リズムが乱れると、ホルモンバランスの乱れや疲労の蓄積によって精神状態が悪化し、思考がネガティブになりやすくなります。前向きに物事を考えられず、不登校が長引く可能性も高まるでしょう。

できる限り生活習慣が乱れすぎないように、食生活・睡眠・運動などの環境を整えるよう協力してあげてください。

親自身の行動に一貫性を持たせる

良い親子関係で不登校に向き合えるように、行動に一貫性を持たせるようにしましょう。親自身の言動に一貫性がないと、子どもは親を信頼できず、一人でネガティブな感情を抱え込みやすくなります。

また、親の言うことを信用できなくなり、どうすれば良いのか分からなくなる子どももいるでしょう。不登校の対応には、親子の協力が必要不可欠です。子どもが一人で思い詰めたり、親子関係が悪化してしまわないように、親自身の行動に一貫性をもたせるように注意してください。

まとめ

まとめ

進学校に通う中学・高校生は、プレッシャーや劣等感、多忙によるストレスなどから、不登校になってしまうケースもあります。子どもによっては、好き・得意と感じていたことが嫌いになってしまうこともあり、復帰するのが難しい場合があるでしょう。

しかし、子どもと向き合いながら対策を考えれば、少しずつ改善していけます。焦らずじっくりと、無理のない形で学校へ戻れるように、周囲と協力しながら考えてみてください。



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