【夏休み明けは不登校になりやすい】子どもの特徴〜長期休暇の過ごし方を解説
休み明けに不登校になる子どもが多いと聞いて、不安に感じる親もいるのではないでしょうか。また、現在不登校で夏休み明けにより行きづらくならないか心配している親もいるはずです。
この記事では、夏休み明けに不登校になる子どもの特徴と長期休暇の過ごし方を紹介します。さらに、もし不登校になってしまった場合の親ができるサポート方法もまとめました。
事実、夏休み明けの不登校は、社会でも1つの問題となっています。新学期が始まってスムーズに学校へ通えるためにも、特徴を踏まえつつ夏休みの過ごし方を実践していきましょう。
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もくじ
夏休み明けに不登校になってしまう子どもは少なくない
夏休み明けに不登校になってしまう子どもは少なくありません。今まで楽しく学校に通えた子どもたちでも長期休暇が終わって学校に行かなくなった事例もあります。休みがちだった不登校の子どもの夏休み明けの出席情報を以下にまとめました。
出席状況 | 小学生 | 中学生 |
全く学校に行っていない | 15.1% | 21.0% |
ほとんど学校に行っていない | 19.6% | 21.4% |
週1日くらい | 13.0% | 13.7% |
週2~3日くらい | 18.7% | 16.0% |
週4日くらい | 12.2% | 11.3% |
ほとんど毎日学校に行っている | 19.8% | 15.0% |
無回答 | 1.5% | 1.5% |
引用:文部科学省資料2 【全体】不登校児童生徒の実態調査結果
そもそも不登校の定義は30日ですが、上記を見ると夏休み明けの約4割近くが小中学問わずほとんど学校に通ってません。逆に小学生だと19.8%、中学生が15.0%でほとんど毎日学校に行っているとのデータもあります。
よって、夏休みでリフレッシュされ心機一転学校へ通えるようになった子どもがいるのも事実です。不登校から今元気に通っている子どもの全てにおいて、新学期のスタートのために夏休みの過ごし方は重要と言えます。
夏休み明けに不登校になってしまう原因は宿題が終わらない
夏休み明けに不登校になってしまう原因の1つに宿題が終わらないケースもあります。文部科学省の不登校の手記を紹介するので以下をご覧ください。
私が不登校になったきっかけは夏休みの宿題が終わらなかったことです。え?そんなこと?と思われるかもしれません。夏休み明け大量の宿題をやり残していた私は、少し休んで宿題を仕上げようと思い、学校を休みました。そのまま一週間学校を休んでしまいましたので、さすがにこれはまずいと思い学校へ行きました。授業は1週間分進んでいます。授業を聞いている時、どうしようもなく「もうだめだ」と思いました。次の日から学校へ行けなくなりました。
上記のように、宿題が終わらなくて少しの間学校を休もうとした結果、再登校して授業について行けず不登校になった人もいます。よって、たかが宿題が終わらないだけと親は思うかもしれませんが、子どもにとってはそれだけ重要なポイントです。
夏休みの過ごし方では、なるべく先に宿題を終わらせたり、勉強の計画を親が一緒に立てながらぎりぎりまで残さないことは第一事項でしょう。
怖くなっているかも…夏休み明けに不登校になってしまう子どもの特徴
夏休み明けに不登校になってしまう子どもの特徴は以下の通りです。
- 長期休暇に入り開放感を感じている
- 後半へ進むに連れ不安になっている
基本的には、学校と夏休みという長期休暇の生活のギャップが生じるのが主な原因です。もちろん学校が楽しいという子どももたくさんいますが、夏休みというワードを聞くだけでもどこかワクワクします。
以下では、それぞれの特徴を詳しく解説するので、自分が子どもの頃を思い出しながら我が子に置き換えつつ見ていきましょう。
長期休暇に入り開放感を感じている
夏休み明けに不登校になってしまう子どもの特徴の1つが、長期休暇に入り開放感を感じていることです。なぜなら、子どもの頃の学校は大人にとっての会社と同じであり、長い休みに入ると登校する責任から解き放たれるからです。
大人になれば「学生に戻りたい」「楽しかった」と過去の良い思い出となりますが、子どもにとっては学校は必ず行かないといけないと心理の中で義務付けられています。
朝早く起きなくて良かったり、好きなゲームや遊びをしようと計画立てて自由な時間を過ごせると夏休みを楽しみにしていた結果、明日から学校という大きなギャップから憂鬱になって不登校になってしまうのです。
後半へ進むに連れ不安になっている
もう1つの特徴は、夏休みが後半へ進むに連れ不安になっていることです。宿題が終わっていなかったり、友達と長い時間会っていないことで急に距離が遠く感じて不安を感じたりします。
また、夏休み明けの学校での勉強にプレッシャーを強く感じてストレスへと変わるケースもあり、1学期に頑張りすぎた子どもが傾向としては多いです。
特に、真面目な子どもや学校の生活に多少なりとも不安を感じている子どもだと、夏休み期間中に疲れやストレスを癒しきれず、終わりに近づくに連れ明日からの登校が怖くなり行きたくない原因となってしまいます。
成長のチャンス?不登校にならないための夏休みの過ごし方
長期休暇明けでも不登校にならないための夏休みの過ごし方を紹介します。まずは、以下の3つをご覧ください。
- 勉強計画を一緒に考える
- ストレスが少しかかる体験をする
- 好きなこと・やりたいことをチャレンジする
基本的に、長期休暇で不登校になるのは学校に対してネガティブに感じているからです。よって、夏休みの過ごし方で前向きな生活ができれば学校をポジティブに捉えられます。
以下で夏休みの過ごし方について具体例とともに解説していくので、見ていきましょう。
勉強計画を一緒に考える
夏休みに入る前に、勉強計画を一緒に考えることが大切です。なぜなら、自由にさせすぎると勉強をしない可能性があるので、宿題を終わらせるためにも計画を立てておく必要があるからです。
勉強計画を立てる際には、まず前提として親が一緒になって考えるようにしましょう。さらに、子どもの意見や遊びなども優先させつつ、本人が自分から進んで勉強できるスケジュールを取り入れてみてください。
宿題が終わって勉強の習慣も付いておけば、学校に再登校する際に夏休みの日常とのギャップが少なくなります。早めに終わらせて自由な時間を与えるのも良いですが、なるべくなら日々の習慣として勉強の時間を計画しておくとスムーズに新学期を迎えやすいです。
夏休みの勉強計画の立て方
- 子どもの気持ちを聞きつつ親が一緒になって計画を立てる
- 社会人と同じように勉強や宿題が終わってから自由な時間を計画する
- 學校と同じように1日休みの時間は作ってあげる
- 毎日長時間の勉強は避け、無理なスケジュールを組まない
- 子どもの性格を踏まえた上で計画を立てる
ストレスが少しかかる体験をする
夏休みの過ごし方の2つ目は、ストレスが少しかかる体験をすることです。なぜなら、夏休みに入った時点で開放感を感じてしまっているので、後半になるに連れて学校に行きたくない心理が高まる可能性があるからです。
具体例としては、社会体験としてボランティアや地域の祭りのお手伝いをさせたり、知らない子どもたちと触れ合うキャンプやスポーツなどのイベントに参加したりなどがあります。
大人でもそうですが、誰とも会わない時間が続くと再び顔を合わせるのを億劫に感じるケースは多いです。夏休み期間中数日だけで良いので、他人と触れ合い協力してやり遂げる体験をしておくと、ストレスに強くなり協調性を身に付けるチャンスでもあります。
ストレスがかかる体験の例
- 地域イベントやボランティアに参加する
- 知らない友達とアウトドアや社会体験
- 集団学習の体験を受ける
好きなこと・やりたいことをチャレンジする
夏休みの過ごし方の3つ目は、好きなこと・やりたいことをチャレンジするのも大切です。なぜなら、新しい未来が見つかって前向きに成長できるチャンスが広がるからです。
学校で学べる体験は多いですが、夏休みの長期休暇でしかできないチャレンジはたくさんあります。もしすでに子どもが好きな物事があるなら、今のうちから進んで体験させると良いでしょう。
また、もしやりたいことがなければ、子どもの興味が湧きそうな何かを見つけてあげると良いです。親が一緒になって自然に出たり、博物館や科学館に行って実験をしてみたりなど、今だからこそやれることを探してみてください。
子どもが興味の湧きそうなこと
- 博物館や科学館などで実験学習
- 体を動かす楽しさと協力して1つの目標を成し遂げるスポーツ
- 自然や動物と触れ合えるアウトドア
- 音楽会や合奏会
夏休み明けに不登校になってしまった子どもへ親ができる3つのこと
夏休み明けに不登校になってしまった子どもへ親ができる3つのことを紹介します。まずは、以下を見てみましょう。
- 再登校させることに親自身が焦らない
- 子どもの話を注意深くよく聞く
- 学校・第三者機関へ相談する
夏休み明けに子どもが不登校になった場合だと、長期休暇のギャップが原因であって少しずつ改善していくケースは多いです。とはいえ、放っておくと学校に行かないのが当たり前になって不登校が長引く可能性があります。
以下では、今日からでもできるサポート方法として解説するので、本人の気持ちに寄り添いながら実践していきましょう。
再登校させることに親自身が焦らない
まず1つ目は、再登校させることに親自身が焦らないようにしましょう。なぜなら、親が焦ると学校に行かせたい気持ちが大きくなり、より不登校が深刻化する可能性があるからです。
基本的に、子どもが登校するまでは根気強く待つ必要があるので、本人が前向きにならないと無理して学校に行かせてもあまり意味はありません。だからこそ、親自身の気持ちの持ち方が大事であり、我が子は大丈夫だと信じてあげてください。
子どもが学校に行きたくない理由の1つに強いストレスや不安があるので、今は取り除くことが先決です。決して無理はさせず、人生には休憩も必要だと自分に言い聞かせておきましょう。
子どもの話を注意深くよく聞く
続いて2つ目は、子どもの話を注意深くよく聞くことです。なぜなら、子どもが学校に行きたくないのは何かしらネガティブな気持ちを持っており、その心理を親が耳を傾け理解する必要があるからです。
まず子どもにできることとして、本人の気持ちに寄り添い尊重してあげましょう。子どもが伝えたそうにしているときには耳を傾け、話したがらないときには無理に学校に行きたくない原因や気持ちを問い詰めてはいけません。
親が子どもの全てを理解しようとしても、人それぞれ考えは違い、話したくないことや何もしたくないときだってあります。子どもという1人の人間に向き合うことで、親という存在を信じて少しずつ気持ちを打ち明けてくれるはずです。
学校・第三者機関へ相談する
不登校になった場合には、学校・第三者機関へ相談することも大切になります。その理由として、子どもが学校に笑顔で通えるには周りの協力があった方が解決に進みやすいからです。
相談先として、まずは学校や担任の先生に今の現状や親の不安ごとを話してみてください。今の学校は不登校に対して協力的なので、別室で授業を受けさせてくれたり子どもの話を聞いてくれるケースもあります。
また、児童相談所やひきこもり支援センターなど無料で相談できる第三者機関を利用しても良いでしょう。子どもの現状を誰かに話したくないかもしれませんが、「早めに相談しておけば良かった」という親の方が多いので、本人のためにも周りを頼ってみてください。
第三者への相談先
- 学校の先生
- 児童相談所
- ひきこもり支援センター
- 教育相談センター
- カウンセリング施設
まとめ
夏休みで不登校になる子どもは少なくなく、長期休暇の開放感や学校への不安を感じて行きたくない心理へと変わるケースは多いです。また、宿題が終わらなくて行きづらいといった子どももたくさんいます。
子どもが夏休み明けに不登校にならないためにも、勉強計画を親が一緒に立てながら前向きに登校できるようサポートしていきましょう。さらに、学校に気持ちよく通えるよう、夏休み中にもイベントや地域活動に参加して人と触れ合う時間を作るのも大切です。
もしそれでも不登校になった場合には、焦ることなく子どもに耳を傾け向き合ってあげてください。急に不登校になって不安が大きいかもしれませんが、子どもは大丈夫だと信じ、前向きに再登校できるよう待つことを心がけておきましょう。
この記事を読んだ方で、お子さまの「不登校」についてお悩みではないですか?
すららは、1人ひとりのペースで学習できる「無学年方式」を採用した学習教材です!
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