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【日本の学校が辛い…】帰国子女の子どもが不登校になった場合の3つの対処法

帰国子女の子どもを持つ家庭で、学校を嫌がり不登校になったため、どうすればよいか分からず不安を抱えている親もいるのではないでしょうか。また、どうすれば学校に行けるようになるか、なぜ今のようになったのか原因を知りたい親もいらっしゃるでしょう。

この記事では、帰国子女で不登校になってしまう原因と親ができる接し方や対処法を紹介します。日本での生活が合わないのではと漠然に考えるかもしれませんが、帰国子女には細かな悩み事が多いのが現実です。

日本の学校に馴染んで笑顔で楽しく登校できるために、今日からできる接し方を実践しつつ役立ててください。



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日本の学校は辛い?帰国子女で不登校になってしまう4つの原因

帰国子女不登校原因

 

まずは帰国子女で不登校になってしまう原因を紹介します。原因となる以下の4つを見てみましょう。

  • クラスメイトや友人と上手く馴染めない
  • 勉強のレベルについていけない
  • 親・周囲の期待が高すぎる
  • 海外生活と日本の生活の変化

上記の原因の中には、今まで日本で生活していなかったからこそ子どもにしか分からない心理も含まれています。本人の普段の行動や言動を思い出しながら、以下を見ていきましょう。

クラスメイトや友人と上手く馴染めない

まず1つ目の原因は、クラスメイトや友人と上手く馴染めないことです。日本と外国では環境だけでなく文化や言葉などすべて違います。そもそも日本は礼儀とマナーを重んじる国であり、世界的に見ても真面目で独特な文化を持っています。

その結果、以前生活していた外国の文化のノリで接してしまったり、日本語が変だったりで友人たちの中では浮いている存在になっているかもしれません。

また、子どもは思ったことをストレートに表現してしまいがちなので、相手は悪気がなくても本人はひどく傷ついている可能性があります。さらに、集団行動が好きな日本人だからこそ人との違いから孤立し、いじめにつながっているケースも考えられるでしょう。

勉強のレベルについていけない

2つ目の原因は、勉強のレベルについていけないことです。例え子どもが能力が高くて頭が良かったとしても、授業の形式の違いや言葉を上手く理解しづらい可能性があります。

そもそも、以前住んでいた国と日本での授業は覚え方や方法論まですべて違います。子どもは覚えた物事を吸収するのが早い反面、臨機応変に対応する力はまだ身についておらず、授業スタイルの違いだけでも戸惑いを感じているかもしれません。

また、日本語がまだ上手く理解できていなければ、話し言葉や黒板の文字を読み取るだけでも困難です。よって、勉強ができる子どもであっても急についていけなくなり、毎日の大変さや自分自身をネガティブに感じて不登校になっている可能性があります。

親・周囲の期待が高すぎる

3つ目の原因は、親・周囲の期待が高すぎることです。というのも、周りの期待が高いほど子どもは応えようとして、親を喜ばすためにと無理をしてしまうからです。

「英語を頑張ると親が認めてくれる」「好きなことをすると友達に羨ましいと思ってくれる」など他の子どもと比べて肩書きが多いのであるなら、過度な期待を感じ取っている子どもいるでしょう。

特に、学校では帰国子女というだけで特別な人間と認識されがちなので、周囲の期待は必然的に高くなりやすいと言えます。期待が高まるほど本人にとってはプレッシャーでしかなく、結果が伴わなければ心理的にきつくなるのは仕方ありません。

海外生活と日本の生活の変化

4つ目の原因は、海外と日本の生活の変化です。日本には四季があり、海外では極端に寒かったり暑かったりなど環境の違いに身体的にも精神的にも耐えられない場合もあります。

例えばもし暑い地域に住んでいたなら、日本の冬の寒さは初めての体験で大変に感じているかもしれません。逆も然りであり、大人にとっては環境の変化が良い体験と感じても、子どもは前の国の過ごしやすさに慣れているので、精神的にも辛いはずです。

また、日照時間の長さも国ごとに違い、以前住んでいた場所によっては大きく環境が異なるでしょう。よって、体調を崩したり、環境が常に変わる生活に耐えられなかったりして不登校になった帰国子女も多いです。

帰国子女の子どもが不登校になった!親ができる3つの接し方

帰国子女不登校接し方

続いて、帰国子女が不登校になった場合に親ができる接し方を紹介します。まずは、以下の3つの接し方を見ていきましょう。

  • 子どもと積極的にコミュニケーションを取る
  • 些細な変化に気を配る
  • 無理に学校へ行かせなくても良い

親ができるのは、子どもと向き合いながら気持ちを理解してあげることです。不登校になった原因は子どもによって違いますが、基本的には日本での生活に馴染めておらず学校を休みがちになっているケースがほとんどと言えます。原因を踏まえつつ、子どもとの接し方を考えていきましょう。

子どもと積極的にコミュニケーションを取る

まずは、子どもと積極的にコミュニケーションを取ることです。そもそも、子どもは日本で育っておらず、周りに頼る人がいなければ誰に気持ちを打ち明ければ良いか分かりません。

子どもの一番の理解者は親であり、本人は辛い気持ちや不安を分かってほしいと思っています。親も日本に来たばかりで仕事や生活が大変かもしれませんが、できるだけ話を聞いてあげ、言葉をかけてあげてください。

もちろん、日本式でのコミュニケーションでなく今まで通りで問題ありません。気持ちのよりどころが家にあるだけで、これからの生活を前向きに考えられるようになれます。

些細な変化に気を配る

日常から子どもの行動や言動を観察して、些細な変化に気を配ることも大切です。帰国子女の子どもは親も日本に来たばかりだから心配かけたくないと思っている場合もあります。

今の辛い思いを助けてほしいと感じていても、親になかなか打ち明けられません。だからこそ、親が普段から子どものメンタルやストレスに機敏に意識を向け、変化を感じたときには声をかけてあげてください。

そして、子どもが親に悩みを打ち明けたときはしっかりと耳を傾けながら、何が辛くて苦しいのか、本人は本当はどうしたいのか今後を踏まえて話していきましょう。

無理に学校へ行かせなくても良い

もし学校に行きたくないなら無理に行かせる必要はありません。やりたくないこと、行きたくない学校に無理やり行かせようとしても逆効果であり、一度は登校したとしても長続きしない可能性の方が高いでしょう。

そもそも、本人は学校に登校しないといけないとは思っていますが、行きたくない気持ちの方が強くなっており、自分の中で葛藤をしながら精神的に追い詰められています。

今できることは学校に行かせるよりも精神的な逃げ道を作ってあげることです。辛い思いを理解してくれる、自分を見てくれていると子どもが感じ取れれば、家は自分の居場所と認識して少しずつ前向きに学校へ通えます。

頼ることも大事!帰国子女の子どもが不登校になってしまったときの3つの対処法

帰国子女不登校相談

帰国子女の子どもが不登校になってしまったときの3つの対処法を紹介します。ここで紹介するのは、以下の通りです。

  • 公的・専門機関へ相談する
  • 自分の親・担任の先生など信頼できる人へ相談する
  • 学校以外の居場所を提示する

もし不登校になったとしても親1人で抱え込まず、周りに頼ることも大切です。子どもとコミュニケーションを取って気持ちを理解してあげられても、日本という違う文化で周りの協力なしでは再登校は難しいかもしれません。

教育の専門者として子どもの良き理解者になってくれるカウンセラーやアドバイザー、専門機関はたくさんあります。以下では複数の相談場所を内容と共に解説するので、ぜひ本人のためにも役立ててください。

公的・専門機関へ相談する

帰国子女が不登校になったときに第一候補となるのが、公的・専門機関への相談です。文部科学省や法務省の公的機関から、帰国子女を専門に相談を受け付けている場所もあります。

それぞれで対応方法は異なりますが、無料で電話相談を実施していたり、子どもと一緒に出向いて悩みから今後の進路までアドバイスしてくれたりなど、帰国子女の子どもに向き合い協力してれる人は日本にも少なくないでしょう。

なかには、教育機関と直接関わっているスクールカウンセラーという子どもの心理専門家もいるので、まずは今の現状から悩みまで相談してみてください。

相談できる第三者機関

  • 文部科学省のSOSダイヤル
  • 法務省の人権110番
  • スクールカウンセラー
  • 海外子女教育振興財団
  • フレンズ帰国生母の会
  • 不登校支援センター

自分の親・担任の先生など信頼できる人へ相談する

身近な第三者である、自分の親や担任の先生など信頼できる人へ相談するのも1つの方法です。自分が海外育ちで配偶者が日本で生まれ育ったなら、義父母に話してみるのも良いでしょう。日本の文化や環境を理解しているので、最善の対応方法が見つかる可能性があります。

また、学校や担任の先生に相談しても良き理解者になってくれるでしょう。日本の学校では、不登校の生徒を別教室や保健室などで数名での授業を行っているケースもあります。

実際に、日本の学校は不登校の子どもに寄り添い協力してくれるよう教育方針が変化しているので、前向きな返事が貰えるはずです。自分だけで抱え込まず、周りの人へ相談も検討してみましょう。

学校以外の居場所を提示する

どうしても学校に行きたくないのであれば、別の居場所を提示するのも良いでしょう。事実、日本の教育機関では学校以外でも卒業の資格を取れたり学力向上のために授業をしてくれたりする場所が増えてきました。例えば、下記のような居場所を提供できるでしょう。

学校以外の居場所

  • 民間機関のフリースクール
  • 不登校特例校
  • 学習塾
  • 習い事
  • 通信制学校
  • 定時制学校 など

高校生であれば、通信制や定時制といった場所でも高卒資格を取得でき、小中学生なら不登校特例校という同じような子どもたちが通う教育機関もあります。

また、フリースクールといって社会経験や勉強をしながら学べる民間機関もあるので、第三者機関に相談しつつ子どもに合った居場所を探していきましょう。

まとめ

帰国子女不登校まとめ

帰国子女で不登校になってしまう原因は、友人とのノリや日本語が上手く話せないことでの人間関係や、授業スタイルの違いで勉強についていけないなど、本人しか分からない辛い思いやストレスを抱えているからです。

これから子どもと接していくには、積極的にコミュニケーションを取り些細な変化に気を配っていきましょう。事実、子どものよりどころは親しかなく、辛い気持ちを取り除いてあげられるのは家族です。

親自身も日本に来たばかりで忙しく大変かもしれませんが、子どもに寄り添い話を聞いてあげてください。ただ決して1人で抱えず、ときには第三者機関に頼りながら本人にとっての最善な道を作っていきましょう。



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