【進学校の小学生・中学生が不登校】勉強をしない原因〜親の接し方を解説
進学校に進学した小学生・中学生でも、不登校になってしまうケースがあります。勉強量の多さや授業スピードの速さといった学習面や、親からのプレッシャーによる精神的ストレスなどが主な原因です。
進学校で不登校になってしまうと、将来に対する不安が大きくなりがちですが、落ち着いて対処すれば挽回できる可能性があります。本記事では、不登校になってしまった子どもの心理や、親の接し方などについて解説しますので、ぜひ参考にしてください。
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もくじ
疲れてしまった?小学生・中学生の不登校の割合
文部科学省の調査によると、令和2年の不登校生徒は、小学生63,350人、中学生132,777人でした。下記をご覧ください。
平成30年 | 令和元年 | 令和2年 | |
小学生 | 44,841人 (7.0) |
53,350人 (8.3) |
63,350人 (10.0) |
中学生 | 119,687人 (36.5) |
127,922人 (39.4) |
132,777人 (40.9) |
【引用:文部科学省「令和2年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」】
(かっこ内は、生徒1,000人あたりの人数)
いずれも少なくない結果で、小中学生の不登校問題は深刻であると言えるでしょう。不登校の小中学生は、平成24年から8年連続で増加しています。
背景には、「無理に登校しなくても良い」という価値観が浸透しはじめたことや、コロナ禍で生活環境が大きく変化したことによって、生活リズムが乱れやすくなった点などが考えられます。
なぜ?進学校に通う小学生・中学生が不登校になる4つの原因
進学校に通っている子どもが不登校になってしまうと、「優秀な子どもなのになぜ?」と疑問を抱く方もいらっしゃるでしょう。しかし、どれだけ優秀な子どもでも、過密なスケジュールや膨大な勉強量に押しつぶされて、不登校になってしまうことはあるのです。
具体的には、以下のような原因が考えられます。
【進学校に通う小学生・中学生が不登校になる4つの原因】
- 勉強量が多すぎて付いていけない
- 親からのプレッシャーが大きい
- 自分の勉強のやり方で結果が出なかった
- スケジュールに対応できなかった
上記のように、不登校の原因となるのは「学習」「親子関係」「自由時間のなさ」などさまざまです。それぞれの原因について以下で解説しますので、不登校になる原因を知りたい方はぜひご覧ください。
勉強量が多すぎて付いていけない
進学校に通う子どもが不登校になる原因の代表的のものは、勉強についていけなくなるというものです。進学校は学習スピードが早く、課題が大量に出る授業も少なくありません。勉強量の多さに付いていけなくなり、自信を無くして不登校になるケースがあります。
さらに、定期テストとは別に、小テストを毎日のように実施している進学校もあります。授業のみならず、こうした課題やテストの多さも精神的な負担となり、不登校に繋がりやすくなるでしょう。
親からのプレッシャーが大きい
進学校に進んだ子どもは、親からの期待を一身に背負っている場合が少なくありません。「〇〇学校に進んでくれてよかった」「将来良い職に就けるように頑張って欲しい」という期待は、10代の子どもにとって大きすぎることもあります。
しかし、親の喜ぶ顔を見たい子どもは、親からのプレッシャーに対して不平不満を言えずに、抱え込んでしまうのです。そして、親からのプレッシャーに応えなくてはという気持ちが強いストレスとなり、不登校に繋がってしまいます。
自分の勉強のやり方で結果が出なかった
進学校に進む子どもは、自分の勉強方法や容量の良さなどにある程度のプライドがあるケースが多いでしょう。しかし、進学校には容量よく勉強できる子どもばかりが集まるため、これまでの方法では結果が出ない場合も少なくありません。
今まで周囲から認められてきて、自信のあった勉強方法で結果がでないと、子どもは強い不安に襲われます。そして、「このやり方がダメならどうすれば良いのか」「次のテストもダメなのではないか」といった不安やストレスが蓄積して、不登校になるケースもあります。
スケジュールに対応できなかった
進学校は課題やテストの量が多いですが、それに加えて塾や習い事にいくつも通っている子どももいます。休日も大量の課題と習い事でスケジュールが埋まっている場合もあり、こうした過密スケジュールによって心身の健康を害する子どももいるでしょう。
「もっと遊びたい」というストレスや、「休みなく予定をこなさなくてはいけない」という圧迫感は、長期化するほどに大きくなります。そして、学業不振や交友関係でのトラブルなど、何らかのきっかけで爆発してしまい、不登校に繋がってしまう場合があるのです。
本音は何?進学校に通う不登校の小学生・中学生の心理
前述したような原因によって不登校になった子どもは、心の中でさまざまな不安や葛藤を抱えています。周囲から見れば寝てばかりのように見えても、進学校に通うほど勉強に意欲的だった子どもは、不登校に対していろいろなことを考えています。
【進学校に通う不登校の小学生・中学生の心理】
- 子どもが一番焦っている
- 学校へ行けない自分を責めている
- 勉強以外に興味があることがある
不登校になってしまった小中学生の子どもの多くは、不安や焦りなどネガティブな感情を持っています。そうした感情を周囲が理解しないと、よけいに精神状態が悪化するケースも少なくないため、注意が必要です。
以下では、不登校になった小中学生の心理について解説しますので、参考にしてください。
子どもが一番焦っている
進学校の子どもは、勉強ができることに対してプライドがあります。そうした子どもが不登校になってしまった場合、勉強ができなくなった自分に対して、「価値がない」「なんとかしなくては」と焦っているでしょう。
また、一緒に学校に通っていた友人は勉強ができているのに自分ができていない状態のため、焦っている可能性も少なくありません。親から見ていると「引きこもっている」「甘えている」と見えても、多くの不登校児童は心の中で焦りや葛藤を抱えています。
場合によっては、その焦りがさらに自分を追い詰めてしまい、さらに状況を悪化させるケースもあるでしょう。そのため、親自身が焦っている気持ちも少なからずあるはずですが、子どもが一番焦っているということを理解しておいてください。
学校へ行けない自分を責めている
小学生や中学生の場合、不登校が人生初の大きな挫折であるという子どもも多いでしょう。そのため、学校へ行けない自分をうまく理解できず、攻め続けている可能性が高いと言えます。
これまで勉強が上手くいっており、周囲の人間や家族からも認められていると、余計に「ダメの自分」が許せないのです。不登校が長引くにつれて元気がなくなっていくのも、こうした自責思考が関係している場合が多いでしょう。
勉強以外に興味があることがある
ストレスのようなネガティブな心理とは別に、勉強以外に興味があるものがあって不登校になるケースもあります。オンラインゲームや動画視聴をはじめとしたエンターテイメントに対する興味や、学校では学べない分野に関する興味など、子どもによって要因はさまざまです。
ゲームや動画視聴に興味がある場合は、昼夜逆転の生活リズムに陥りやすくなり、そうした生活習慣の乱れによって不登校になるケースが少なくありません。朝起きて1時間目に間に合う時間に登校できない日が続くと、だんだんと学校に行きにくくなり、不登校になってしまいます。
復帰させるには!進学校に通う不登校の小学生・中学生へ親ができる3つのこと
まず前提として、無理に復帰させようとしてはいけません。不登校の原因はさまざまで、それに対する子ども自身の考えも一人一人異なるため、とにかく早く復帰させようとするのは逆効果になります。
焦らず時間をかけながら、以下のようなポイントに注意して子どもに接すると、スムーズに学校復帰しやすくなるでしょう。
【進学校に通う不登校の小学生・中学生へ親ができる3つのこと】
- 前向きにコミュニケーションを取る
- 別の居場所を提案してみる
- 親の言動に一貫性を持つ
重要なのは、親自身が子どもの味方であり続けること、そして子どもの考えに寄り添うことです。細かなポイントについては以下で解説していきますので、今お子さまが不登校になってしまっている親御さまは、お子さまとのコミュニケーションにお役立てください。
前向きにコミュニケーションを取る
まずは叱ったり一緒に落ち込んだりせず、前向きにコミュニケーションを取りましょう。無理矢理学校に行かせようとしたり、理由を詮索したりすると、子どもがストレスを感じてしまい、うまくコミュニケーションを録れなくなります。
そのため、「親は味方である」「無理に学校へ行く必要はない」「時間をかけて考えて良い」といったことを伝えて、子どもが安心して家で過ごせる環境を整えましょう。心身が回復すれば、子どものほうから不登校の要因や今後に対する考えについて話してくれることまります。
別の居場所を提案してみる
どうしても学校に復帰するのが難しそうであれば、別の居場所を提案してみましょう。フリースクールのように学校の代わりとなる機関でも良いですし、ひとまず塾や習い事だけ通うといったスタイルもあります。
大切なのは、子どもが日々をどのように過ごしたいのかについて、寄り添って考えることです。特に不登校初期は、「〇〇という施設はどう?」「〇〇に一緒に行ってみない?」など一方的に提案し続けてしまうと、子どもはプレッシャーに感じます。
そのため、子どもが今後について考える時間をしっかりと確保したうえで、別の居場所を提案してあげるようにしてください。
親の言動に一貫性を持つ
親の言動に一貫性があるかどうかは、親子の信頼関係に大きく影響します。口では「ゆっくり休んでね」と言っていても、頻繁に学校復帰の提案をしてきたり、フリースクールや学習期間のパンフレットを見せられたりすれば、子どもは親に対して信頼感を無くしてしまうでしょう。
一貫性のある言動を取るためには、親自身が不登校について理解を深め、自分の考えを定めておく必要があります。心の底から「休んで良い」「どこまでもサポートする」「子どもの考えを尊重する」と考えていれば、親の言動が一貫していくでしょう。
まとめ
せっかく進学校に進んだのに、不登校になってしまったら、親は不安や焦りを感じて「早く復帰させねば」と考えてしましょうでしょう。しかし、当事者の子ども自身が、一番辛く悩んでいるはずで、親に対して罪悪感を抱いているかもしれません。
そのため、とにかく時間をかけて、じっくりと考えていけば良いということを伝えてあげましょう。復帰できなければ将来おしまいだと考える方もいらっしゃいますが、そうした焦りは逆に事態を悪化させてしまいます。
子どもを信じ、何かあっても大丈夫と構えていることも、親として大切です。ぜひ本記事の内容を活用して、お子さんに寄り添った対応をしてあげてください。
この記事を読んだ方で、お子さまの「不登校」についてお悩みではないですか?
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自宅ですらら学習を使えば「出席扱い」にもできるため、内申点対策、自己肯定感の一助にも大きく貢献致します。
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