【いじめが原因で不登校になる子ども件数】親ができる6つの対応方法を紹介
平成25年にいじめ防止対策推進法が施行され、学校側や教育機関など社会全体でいじめをなくすために取り組まれてきました。ただし、いじめの件数は年々増加しており、心身に苦痛を感じて不登校になるケースは少なくありません。
そして、不登校になった我が子を何とか学校に行かせてあげたいと考える親はたくさんいます。とはいえ、どうやって接していけばよいのか、どう対応するのが最善なのか分からないと悩むケースもあるでしょう。
この記事では、いじめが原因で不登校になった子どものデータと現状から前へと進むための対応法を紹介します。子どもに寄り添い気持ちを落ち着かせるために、対応法を参考にして今日が第一歩として取り組んでみてください。
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もくじ
いじめが原因で不登校になる子どもは少なくない
いじめが原因で不登校になる子どもは少なくなく、長い間学校へ通えていないケースは後を絶ちません。特に、いじめは本人の問題ではなく対人関係による苦痛であるため、友人と会うのすら恐怖に感じている傾向が強いです。
ただし、親が子どもに寄り添いサポートした結果、前向きに学校へ行けるケースもたくさんあります。よって、本人の気持ちを尊重し、子どもに対する接し方と対応を考えることが大切です。
文部科学省におけるいじめが原因で不登校になった子どもの件数
令和2年度の文部科学省におけるいじめが原因で不登校になった子どもの件数は、小学生が171件、中学生が228件というデータがあります。(引用:R2児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要)
不登校の理由別に見ると0.3%と多くありませんが、それでもたくさんの子どもが心身の苦痛を感じているため、大きな社会問題となっています。
暴力行為の状況
いじめの原因とされる暴力行為ですが、生徒間暴力だと小学生が74.4%と一番高くなっています。そして、前年比でみると中学生が25.3%減で高校生が42.1%減と暴力行為の合計が少なくなっており、生徒間暴力が特に減少幅が大きいです。
学年 | 対教師暴力 | 生徒間暴力 | 対人暴力 | 器物破損 | 合計 |
小学校 | 5,911 | 30,548 | 549 | 4,048 | 41,506 |
中学校 | 2,445 | 14,459 | 418 | 3,971 | 21,293 |
高等学校 | 264 | 2,409 | 143 | 1,036 | 3,852 |
引用:R2児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要
ただし、小学生に限っては合計値の減少幅が5.9%と小さく、件数でも2,558件とあまり減っていません。年齢が上がるに連れて暴力のよる苦痛を理解していくようになりますが、現状の日本での学生の間ではなかなか暴力行為がなくならないのでしょう。
いじめを認知した学校の割合
不登校という概念を含まず、いじめ自体を認知した学校の割合では、暴力行為と同様で年齢を重ねるに連れて減少傾向にあります。下記をご覧ください。
学年 | 小学校 | 中学校 | 高等学校 |
割合 | 86.4% | 82.2% | 54.5% |
引用:R2児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要
しかし、小学校では86.4%、中学校で82.2%と約8割以上の学校でいじめを認知されているのです。また、より社会へと近い高等学校でも54.5%と半分を超えているため、大人のいじめがなくならない原因も伺えます。
安心させよう!いじめが原因で不登校になった子どもへ親ができる6つの対応
いじめが原因で不登校になった子どもへ親ができる6つの対応を紹介します。まずは以下を見ていきましょう。
- いじめが原因で不登校と気づいても無理やり原因を聞かない
- 常に子どもの味方であることを伝える
- 無理やり学校へ行かせない
- 気持ちを落ち着かせられる居場所を探す
- 子どもの興味があること・やりたいことを尊重させる
- 学校へ連絡をする
前提として、いじめが原因で不登校になった子どもは対人関係による苦痛を感じています。事実、人と会うのを拒み、顔を合わせるのすら嫌がる子どもは少なくありません。
学校に行きたくない原因は周囲との関係性であることを踏まえた上で、親ができる対応を見ていきましょう。
いじめが原因で不登校と気づいても無理やり原因を聞かない
子どもが学校に行きたくない理由がいじめだと気づいたとしても、無理やり原因を聞いてはいけません。そもそも本人にとっては、いじめられた場面や心身に苦痛を感じた経験は気持ちが落ち着くまで思い返すのはつらくなるだけです。
ただし、親からすれば愛する子どもがいじめにあったのは許せないと感じるでしょう。それでも、今はぐっと我慢をして本人の気持ちを一番に考えてあげてください。
そして、本人が過去を忘れて将来へと前向きになったときには、自分から親へと相談するはずです。心のケアを第一にして、今はそっとしてあげましょう。
常に子どもの味方であることを伝える
日常生活の中で、親は常に子どもの味方であることを伝えるよう心がけましょう。いじめの原因が何にせよ、ここまで問題が大きくなった理由は誰にも相談できないと感じていたからです。
もちろん親の心理からすれば味方であることは当然かもしれませんが、本人はよりいじめが深刻化するのを恐れたから自分1人で考え込んでいます。
不登校になったことを悲観的に捉えるよりも、子どもに寄り添える時間が増えたとポジティブに考え、安心できる言葉や姿勢で接してあげてください。
無理に学校へ行かせない
勉強遅れによる将来への不安や親の責任として登校させようと考えるかもしれませんが、無理に学校へ行かせないことが大切です。本人の気持ちを蔑ろにして登校を促したとしても、会いたくない友達やつらい体験を思い出して問題が深刻化しかねません。
事実、現代社会ではネットが普及したこともあり、自宅で学習できる教材も増えてきました。そして、学校に行かなくても出席扱いにできる制度だってあります。
学校だけが教育の場ではなくなってきているため、本人が自分の意思で学校に行きたいと言うまでは無理に促さないようにしておきましょう。
気持ちを落ち着かせられる居場所を作る
気持ちを落ち着かせられる居場所を作るために、心が安らぐ家庭環境を整えていきましょう。特に、いじめによる不登校は人と会うことすら苦痛に感じる可能性があるため、気持ちが安心できるまでは家庭を居場所にするのが一番です。
そして、相手が親だとしても子どもが心を開いてくれないときには、会話がしやすい環境を作ってあげてください。子ども自身が家庭は自分の居場所だと捉え、親や家族は味方であると感じた際には少しずつ笑顔を取り戻していけるはずです。
子どもの興味のあること・やりたいことを尊重させる
登校への意欲や将来を前向きに考えられるように、子どもの興味のあること・やりたいことを尊重させるようにしましょう。習い事や趣味など何でも良いので、自分から進んで取り組む姿勢が大切です。
特に、不登校になった子どもは将来的にひきこもりになるケースも少なくありません。一度ふさぎ込んだ気持ちはなかなか取り戻すのが難しく、何事にも消極的になることが原因とされています。
なかには本人の興味から高い専門性を身に付けて社会で成功したケースもあるため、やりたいことは積極的に取り組めるようにしていきましょう。
学校へ連絡をする
いじめが原因で不登校になった事実を学校へ連絡をすることも親ができる対応の1つです。平成25年に施工されたいじめ防止対策推進法により、学校側も事の重大さを捉えて本人が安心して学校へ行けるために対応してくれるようになりました。
今は不登校だったとしても、本人の気持ちが落ち着いた後には別室で授業をしてくれたり相談に乗ってくれたりします。ただし、学校へ連絡したことを子どもに悟られると、より一層不安が強くなるかもしれません。
電話をするときや学校に直接行って相談する際には子どもになるべく悟られないようにして、連絡した事実もすぐに話さないようにしておきましょう。
無理なら行かなくてOK!今の学校へ行く以外で子どもが取れる選択肢
不登校になった場合でも、今の学校以外に多くの選択肢があります。子どもの気持ちを尊重した上で考える必要がありますが、将来に向けての選択肢は以下の通りです。
- 自宅学習
- フリースクール
- 転校
- 習い事
今は学校に行かずとも学力やスキルがあれば大人になってからも社会人として生活できる時代になりました。ただし、すべての選択肢で勉強ができても、学校を卒業できるとは限りません。
以下では、出席扱いや卒業できる選択肢も含めて解説しているので、子どもと話し合った上で最適な道を決めていきましょう。
自宅学習
気持ちが落ち着く居場所を家庭に定め、自宅学習で出席扱いにできる制度があります。なかでもおすすめなのがタブレット学習のすららで、学校に申請を出せば自宅で勉強をしながら出席扱いにできるのです。
さらに、すららは小中高の全ての学習に対応しており、子どもの学力に合わせて勉強ができる無学年学習を取り入れています。そして、質問やアナウンス機能が付いているので、分からない問題や勉強があってもサポートを受けられて安心です。
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フリースクール
交友関係を築きながら勉強をしたい場合には、民間の教育機関であるフリースクールという選択肢があります。各都道府県に数カ所設置されており、いじめやひきこもりなど不登校で悩んでいる子どもが通っている学校です。
それぞれの学校で勉強方法や環境が異なり、なかには学習よりも社会経験を重視して対人関係や心身の成長を目的にしているフリースクールもあります。
ただし、フリースクールは公的機関ではないため、出席扱いにはならず卒業の資格はもらえません。よって、義務教育以外の私立学校や高校の場合には別で卒業資格を取得する必要があり、高卒認定試験や通信制学校などと併せて通っているケースが多いです。
転校
今の学校以外なら登校しても問題ない場合には、転校という選択肢があります。公立の小中学校に通っている子どもだと、一般的には居住地を移動しない限り転校はできません。
ただし、学校や教育委員会にいじめが原因で転校したいと申し立てをすれば、特例措置として許可が下りるケースもあります。また、高校生の場合では、定時制や通信制に転校する方法があり、各学校によって通学する年数が異なりますが、卒業まで通えばもちろん高卒の資格は取得可能です。
いじめが原因で子どもが学校へ行くことを極端に拒む場合は、別の学校へ行くことも検討してみましょう。その際、親子同士で綿密にコミュニケーションを取って決めてください。
習い事
専門的なスキルを身に付ける方法に習い事という選択肢があります。どの習い事も本人がやりたい気持ちがあるなら、将来的に役立つ可能性は十分に考えられるでしょう。将来的に仕事で活かせる習い事は以下の通りです。
- 音楽・楽器
- 英会話教室
- プログラミング学習
- イラスト教室 など
音楽やイラストなどのスキルを習得できれば、教える立場として仕事で役立ちます。また、英会話や他国の言語を学ぶのも選択肢の1つで、通訳や外資系などで重宝されやすいです。
さらに、ITの需要が高まり人材不足が懸念されている職業でいうと、プログラミングスキルを習得するのも良いでしょう。ただし、習い事は完全なる民間の学校ではないため、卒業の資格は取得できません。
まとめ
いじめによる不登校は、本人の気持ちを尊重して無理やり学校に行かせないことが大切です。まずは、子どもの居場所を作って気持ちを落ち着かせられるように寄り添ってあげないといけません。
そして、学校に通うだけが選択肢ではなく、自宅学習や転校して卒業の資格は取得できます。特に、いじめが原因で不登校になった子どもは人と会うのすら苦痛を感じる可能性が高いため、なるべく家庭内で勉強できる環境を作っていきましょう。
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