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【中1ギャップは不登校へ繋がる】なってしまう3つの原因〜親ができる対策

小学校から中学校に進学する過程で、学習面や学校生活における環境の変化から中1ギャップになる子どもは意外とたくさんいます。そして、そのほとんどは、親のサポートによって学校へと復帰できているケースも少なくありません。

ただし、復帰する前提として中1ギャップの原因を理解し、子どもに寄り添った対策をしていく必要があります。もし原因を理解しないまま無理やり学校へ行くように促すと、最悪のケースでは不登校が長引くかもしれません。

この記事では、中1ギャップになってしまう3つの原因と親ができる対策を紹介します。子どもが前向きに学校へと復帰できるためにも、親自身が中学校に進学した時を振り返りながら見ていきましょう。



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中1ギャップで不登校になる

中1ギャップとは

中1ギャップは誰しもなる可能性があり、不登校にならなくても学校を休みがちになる子どもは少なくありません。親自身も当時を思い返せば、環境の変化に戸惑いを感じて慣れるまでに時間がかかった経験があるでしょう。

同じように子どもも悩んでおり、本人にとっては今の環境の変化は大きな問題でもあるのです。だからこそ、自分の経験から中学校生活の情報や楽しい側面を伝えてあげることが大切になってきます。

今不登校になっていたとしても、ほとんどの子どもが環境に馴染んで前向きに学校へ通えているので、本人の目線に立ってサポートしてあげましょう。

文部科学省による中1ギャップの意味・定義

文部科学省による中1ギャップには明確な定義は存在していません。ただし、文部科学省の資料によれば、以下のような状況になった子どもを中1ギャップと表現しています。

児童が、小学校から中学校への進学において、新しい環境での学習や生活へうまく適応できず、不登校等の問題行動につながっていく事態

引用:小中連携、一貫教育に関する主な意見等の整理

小学校に比べて中学校は社会性という側面が出てきます。校則はより厳しくなり、学校生活における人間関係や授業スタイルまで変わってくるため、経験をしたことない環境に戸惑い不登校になる子どもは少なくありません。

同じ1学年でも小学5年生から小学6年生に進級するのと中学1年生に進学するのでは、環境が違えば大人に扱われるケースも増えてきます。よって、小学校から中学校に進学する期間に適応できない子どもを中1ギャップといわれているのです。

当てはまっている?中一ギャップになっている子どもの3つのサイン

中1ギャップのサイン

中1ギャップになる時には、日常生活や家庭内での行動・言動で前兆となるサインを送っています。まずは、以下の3つをご覧ください。

  • 学校へ行く前に体調を崩す
  • 部活・勉強の話をしない
  • 部屋に閉じこもりやすくなる

上記のサインが表れ始めた時にはすでに中1ギャップになっている可能性があります。まだ何とか学校へ登校できている状態でも、今のまま続いていけば不登校へと繋がってしまうかもしれません。

以下では、3つのサインについて解説していくので、家庭内で子どもがどのような行動・言動をしているか思い返しながら見ていきましょう。

学校へ行く前に体調を崩す

中1ギャップになると、学校へ行く前に体調を崩すケースが増えてきます。理由の1つとして学校生活の環境の変化による心身の疲労がありますが、単純に中学校に対して拒否反応を起こしている可能性が高いです。

特に、真面目な子どもほど「学校に行かないといけない」と感じています。ただ、本人の心理状態では「行きたくない」と気持ちを持っているため、プレッシャーと葛藤して体調を崩す子どもは少なくありません。

土日などの休日は元気に生活していたにも関わらず、学校に行く直前に頭痛を訴えたり元気がなくなったりしたときには、子どもが強いサインを送っている状態といえます。

部活・勉強の話をしない

今までは学校生活について楽しく会話していたのに、部活や勉強の話をしなくなった時には中1ギャップになっているかもしれません。その背景には、部活や勉強で不安や理想とのギャップが生じている可能性があります。

また、部活や勉強の話を聞いてみるとイライラしたり落ち込んだりして、感情をそのまま態度へ表すケースも少なくありません。自ら話をしないだけでなく、学校生活の話題に触れた時にも拒否反応を起こしているなら、心理状況がより深刻化している状態といえます。

部屋に閉じこもりやすくなる

学校から帰ってきて部屋に閉じこもりやすくなる場合には、中1ギャップの可能性を考えた方がよいかもしれません。思春期とあって自分の部屋にいる時間が長くなるのはよくあることですが、入学してから1~3ヶ月くらいで急に閉じこもりやすくなる場合は注意が必要です。

見られる傾向として、食事以外は部屋から出てこなかったり親と会話すらしなくなったりします。そもそもの理由として、ギャップによる疲労感を強く感じており、家族と過ごす時間よりも1人でゆっくりと過ごしたいと考えているからです。

部屋から出るように促すと強い拒否反応を起こした場合には、なるべく無理をさせずに今は1人の時間を大切にしてあげた方がよいでしょう。

環境が変わりすぎ?中1ギャップから不登校になってしまう3つの原因

中1ギャップ原因

中1ギャップになってしまう原因は、学校における環境の変化についていけないからです。主な原因として、3つの環境の変化が挙げられます。

  • 学校生活面
  • 人間関係面
  • 学習面

小学校の場合は高学年でも子ども扱いされますが、中学校に上がれば1年生でも大人への第一歩としても周りから認識され始めます。以下ではそれぞれの原因について詳しく解説するので、中学校へと進学する際にどのような環境の変化があるか理解を深めていきましょう。

学校生活面

学校生活面では、授業のスタイルから校則の厳重化まで環境が大幅に変化します。まずは、以下の原因をご覧ください。

学校生活面での原因

  • 小学校では学級担任制に対し、中学校では教科担任制
  • 頭髪や制服における校則
  • 生徒指導によるルールの厳重化
  • クラブ活動や習い事よりも本格的する部活動がスタート

小学校では担任の先生が全教科授業をしていたのに対し、中学校になると教科担任制へと変わります。先生によって言葉が強かったり厳しかったりするので、苦手意識を持ってしまえば特定の教科の時間に苦痛を感じる子どもは少なくありません。

また、頭髪のルールが校則で決まっていたり、制服の着こなし方まで注意されたりする学校がほとんどです。よって、ルールの厳重化によるギャップに圧迫感を感じ、常にプレッシャーとたたかっている子どももいます。

特に、中学校は小学校のように自由にできず、大人のルールに従って生活するケースが増えてくるので、学校生活に慣れるまではギャップに悩まされるケースが多いです。

人間関係面

中学校に上がると他の小学校と合併するケースがほとんどであるため、顔も合わせたことのない同級生と新しい学校生活が始まります。よって、仲の良かった友人とクラスが違ったり、新しい交友関係を作るまでに時間がかかったりしてギャップを感じる子どもは少なくありません。

人間関係面での原因

  • 他の小学校との合併
  • 先輩後輩の上下関係
  • 仲の良かった友人と別のクラスなる
  • グループを作る子どもが増える

なかでも大きく違うのが、先輩後輩という上下関係ができることです。特に、小学校では学年が違っても敬語を使うケースはあまりありません。今まで体験したことない上下関係に戸惑う子どもも少なくないでしょう。

また、中学校になると気の合う友人同士でグループを作り始めます。おとなしい子どもほど新しい交友関係の輪に入れず、人間関係で学校が楽しくないと感じやすい傾向にあるでしょう。

学習面

中学校は学習面がより複雑化するため、勉強についていけない子どもが小学校に比べて増えてきます。また、社会であれば地理と歴史で別で学習する必要があり、勉強量自体が増えるのが一般的です。以下は、学習面で中1ギャップになる主な原因になります。

学習面での原因

  • 勉強量が増える
  • 学習内容が複雑化し、理解するのが難しくなる
  • 成績における比較と競争が始まる
  • 予習・復習といった課題が出される

中学校になると、小学校の頃にはあり得なかった他人との競争が始まります。テストの点数まで比較され、勉強ができないだけで他人よりも劣っていると判断する人は少なくありません。

よって、学習内容が理解できないと劣等感を感じ始め、高い成績をキープしないといけないと勉強自体がプレッシャーになってしまいます。また、勉強量が増えて成績をキープするには予習・復習を毎日繰り返す必要があり、自由な時間が取れずに苦痛に感じる子どもも少なくないでしょう。

解決策は?中1ギャップで不登校になった場合の3つの対策

中1ギャップ対策

中1ギャップで不登校になった場合の3つの対策を紹介します。まずは、以下を見ていきましょう。

  • 学校以外での勉強の習慣を身につける
  • 家庭をリラックスできる環境にする
  • 規則正しい生活を送る

そもそも、中1ギャップになった子どもはどうやって環境に馴染んでいけば良いか理解できていません。だからこそ、親のサポートがなければ子ども1人でやっていくのは難しいといえます。

親自身が中学校に進学したときを振り返り、どのような場面で戸惑いを感じてどうやって中学校生活に馴染んでいったのかを子ども目線に立ってサポートしていきましょう。

学校以外での勉強の習慣を身につける

いつでも再登校できるように、学校以外での勉強の習慣を身につけるようにしましょう。学習面に悩んで不登校になった子どもは特にですが、休んでいる今も勉強をしておかないと学校に復帰したときにまた心理が不安定になるかもしれません。

補う方法としては塾や家庭教師などの方法もありますが、なるべくなら学校と同じ時間帯で勉強ができる自宅学習がおすすめです。特に、今はタブレット学習による自宅で1人でできる教材も増えてきました。

そして、自宅での勉強だと予習・復習の習慣も身につけられ、学校に復帰した後でも継続して取り組めます。先を見据えての習慣づけが必要であるため、子どもと話し合って学習しやすい環境を作っていきましょう。

家庭をリラックスできる環境にする

学校でのプレッシャーから解放する居場所として、家庭をリラックスできる環境にしていきましょう。子どもが嫌なことがあっても親が話を聞いてあげ、笑顔で生活できる環境作りが大切です。

家に帰ればリラックスできると子どもが感じられた際には、学校の疲労は家庭で癒せると心のよりどころが生まれます。そうすると、今は不登校でも学校へ行ける頑張りが自分の中で芽生えるはずです。

少しずつ学校に行き始めれば、いつの日か環境に馴染んで何事もなかったかのように過ごしている子どもはたくさんいます。今は無理に学校へと促さず、休憩の時間と思ってリラックスできる環境作りを心がけてみてください。

規則正しい生活を送る

不登校で学校を休んでいる間でも、規則正しい生活を送ることが大切です。なかには、昼夜逆転したりゲームを長時間したりして不登校が長引く子どももいるので、学校生活に合わせたスケジュールを作っておかないといけません。

特に、中学校は校則やルールが小学校よりも厳しく、生活が不規則になってしまうと学校に行けても環境に馴染めない可能性があります。いつでも復帰できる体制を作っていくために、起床から就寝、そして勉強の時間も規則正しい生活を送れるよう親がサポートしてあげてください。

まとめ

中1ギャップまとめ

中1ギャップは誰しもあり得ることで、同じように環境の変化に馴染めない子どもは少なくありません。そして、不登校になったとしても、親のサポートと対処法次第では多くの子どもが学校に復帰して笑顔で登校できています。

今は子どもに問い詰めて無理やり学校に行かせるよりも、親の経験から中学校生活の情報を教えてあげ、楽しい場面を交えつつ前向きな会話を心がけていきましょう。



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