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【不登校の子どもへ強制登校はNG】ダメな3つの理由〜してはいけないことを解説

子どもが不登校になってしまったとき、強制的に学校へ行かせようと考える親は少なくありません。しかし、不登校の子どもへ無理やり学校へ行かそうと働きかける強制登校は子どものためにならず、反対に交流を避けて自宅に留まり続けるひきこもりや家庭内暴力のきっかけになることも。

本記事では、不登校の子どもへ強制登校をさせてはいけない理由やしてはいけないこと、さらには親が心がけるべきことについて紹介します。不登校の子どもを抱えてどうすれば良いか分からない親は、ぜひ参考にしてください。



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不登校の子どもを強制登校させるのはNG

手を引っ張られる子ども

不登校の子どもに登校を強制するのはやめましょう。子どもが不登校になると、何とかして学校に行かせようと子どもに対して怒ったり、周りの友達に一緒に行ってくれないかとお願いに回ったりする親は多くいます。

しかし、その状態のまま無理やり行かせると負担になる可能性があるでしょう。まずは、子どもが学校に行かない理由について知る必要があります。以下をご覧ください。

【子どもが学校に行きづらいと感じ始めたきっかけ】

  • 先生のこと
  • 身体の不調
  • 生活リズムの乱れ
  • 友達のこと
  • 勉強が分からない

【引用:文部科学省「令和2年度不登校児童生徒の実態調査 結果の概要」

文部科学省が行った不登校児童生徒の実態調査によると、小学生と中学生によって回答の割合は変わるものの、学校に行きづらいと感じ始めたきっかけは、上記の5つが大きな割合を占めているのが分かります。

何が原因であるにしろ、不登校の子どもは現在、自分に自信が持てず、周囲を怖がったり混乱して考えがまとまらなかったりする状態です。強制登校をさせるのではなく、親はできる限り子どもにできることをしていきましょう。

無理やり連れて行ってはダメ!不登校の子どもを強制登校させてはいけない3つの理由

手でバツを作る

不登校の子どもに対して親が無理に登校させようとすることを「強制登校」と呼び、これは不登校の子どもへの対応にはふさわしくないといわれています。なぜ強制登校をさせてはいけないのか、3つの理由を見ていきましょう。

【不登校の子どもを強制登校させてはいけない3つの理由】

  • 登校=子どものためではない
  • 行けない事情を知られるとさらに行きづらくなる
  • 家庭内暴力や自傷行為に繋がる可能性がある

子どもが不登校になると、親としては学校に行ってほしいと焦る気持ちも出てくるでしょう。しかし、強制登校をさせようとすると、さらに悪い結果に繋がる可能性があるのです。

登校=子どものためではない

強制登校をさせてはいけない理由の1つ目として、不登校になった子どもに無理やり登校させる行為自体が、今の子どものためにはならないからです。

子どもたちはなにかの理由をきっかけとして、身の安全を確保する欲求や他人からの愛情の欲求、さらには自分が周囲から価値のある存在と認められる自尊欲求が満たされていないケースが多く、不安を感じ、自信を持った行動ができない状態にあります。

そのような中で子どもを強制登校させれば、状態はさらに悪化し、不登校が長引くことも考えられるのです。

行けない事情を知られるとさらに行きづらくなる

2つ目の理由は、不登校になった事情を親が知らない場合、多くの子どもは知られることを恐れているからです。

親に不登校の理由を知られたくないという恐れを抱える子どもたちは、いじめや友達がいないこと、または勉強についていけないなどの理由から不登校になっていることが考えられます。

「いじめられている」「皆がわかることを自分がわからない」、そんな自分を恥ずかしく思い罪悪感を持つため、その事実を親に知られたくないのです。強制登校を促すことで、親が子どもの不登校の理由を知ってしまうと、さらに学校に行きづらくなってしまいます。

家庭内暴力や自傷行為に繋がる可能性がある

3つめの理由は、家庭内暴力や自傷行為に繋がる可能性があるからです。生まれたときから味方のはずの家族が、自分が行きたくないといっている学校に無理に行かせようとすれば、子どもにとってそれは「裏切られた」ことになり、最悪の場合その感情は家族への憎しみに変わりかねません。

強制登校により子どもから親への信頼はなくなり、行き場のない怒りや孤独感から子どもは家庭内暴力や自傷行為を引き起こす可能性があるため、無理やり子どもを登校させるのは思い留まりましょう。

さらにひきこもるかも…不登校の子どもへしてはいけない4つのこと

悩む女性

強制登校をさせてはいけない理由について見たところで、続いては不登校の子どもへしてはいけないことを4つ見ていきましょう。

【不登校の子どもへしてはいけない4つのこと】

  • 強引に外に連れ出す
  • 学校に行かないのは甘えと言う
  • 高圧的な態度を取る
  • 行けない原因をしつこく聞く

どれも、子どもが不登校になった場合に親がしがちな行為です。なぜいけないのかも含めて確認してみてください。

強引に外に連れ出す

子どもが不登校になってしまっても、強引に外に連れ出すことはしないようにしましょう。外の空気を吸えば気分が変わる、友達と楽しく遊べば学校に行く気になる、そう考える親も少なくありません。

しかし、子どもには子どものタイミングがあり、外に出たいかどうかは子どものタイミングに合わせるようにしてください。不登校の子どもは、自分自身のことを情けなく、無価値な存在と思い込んでいるケースもあります。

そのため、親は子どもが心と身体を休ませられるように環境の整備やメンタルケア等を行いながら、自分から外に出たいというまで見守る姿勢を貫くようにしましょう。

学校に行かないのは甘えと言う

不登校の子どもに対して、学校に行かないのは甘えだと言葉を投げかけるのはやめてください。目に見える病気でもなく、家の中では読書をしたりテレビを観たりしていると、自分の子どもが甘えている、怠けていると思う親もいることでしょう。

不登校は甘えではなく、人間関係や環境に対するストレスなどが積み重なり、精神的に限界を迎えた結果であることが多いのです。また社会不安障害や適応障害、発達障害などの精神的な病気が関係していることも考えられます。

子ども本人が「学校に行けたくても行けない」という状態の場合、甘えと言うことで追い打ちをかけてしまうことがあるため、十分に気をつけてください。

高圧的な態度を取る

学校へ行かなければスマホを取り上げるなど脅すような言葉をかけて高圧的な態度を取ることも避けるべきでしょう。このような対応では、子どもの不登校の原因を取り除くことができず、何も解決しないからです。

たとえスマホを取り上げられたくないからと再登校をしても、いずれ不登校に戻ってしまうことも考えられます。また高圧的な態度により子どもは親から脅しを受けたと感じ、親子間の信頼関係が崩れる恐れがあるため、十分注意するようにしてください。

行けない原因をしつこく聞く

親としては子どもが不登校になった理由を知りたいという思いは大きいと思いますが、不登校の原因をしつこく聞くのはやめましょう。なぜ行きたくないか、なにが嫌なのかを聞き出そうとすると、子どもを追い詰めてしまうことがあるからです。

不登校の理由は1つではなく、「これ」と言い切れずに言葉が出てこず、親の質問に答えられない自分を責めてしまう傾向もあります。学校に行きたくない理由は本人が話し出すまで待つように心がけてください。

強制登校以外で対応!不登校の子どもへ親が心がけるべき3つのこと

笑顔で会話する親子

ここまで読んで、強制登校が不登校の子どもにデメリットとなる可能性が高いことがわかったと思います。強制登校以外で、不登校の子どもへ親が心がけるべきことを3つ見てみましょう。

【不登校の子どもへ親が心がけるべき3つのこと】

  • 子どもが話せるように関係を築く
  • ありのままの姿を認め見守る
  • 専門家・支援機関などに頼る

子どもが不登校になると、親も不安であれこれと口に出したり行動をしたりしたくなることと思います。まずは今から紹介する3つの心がけを守っていくようにしてください。

子どもが話せるように関係を築く

不登校について子どもが話せるように、親と子どもが話せるように関係を築くことが大切です。不登校の子どもは学校に行っていないという罪悪感や不安でいっぱいになっているため、その気持ちを少しずつでも人に吐き出すと、気持ちが楽になり、不登校解消に繋がります。

親が子どもに話をしてもらえるようになるために、いきなり学校のことを話してはいけません。子どもの好きな漫画やゲームなど、子どもが好きな話題で、まずは会話を続けてみましょう。

同じ漫画を読んだり一緒にゲームをしたりできれば、自然と距離感が縮まっていき安心感を得られるため、学校の話題も徐々に増えていくいきます。

ありのままの姿を認め見守る

親は子どものありのままの姿を認めて見守ることを心がけましょう。子どもの成長を見ていると、親は「レベルの高い高校に行ってほしい」「友達がたくさんいる明るい子になってほしい」など、ついつい子どもに対して期待してしまいます。

親の期待は子どもとの距離を信頼関係が深まる一方、親の期待に応えられなかったときには自分はダメな人間だと自信をなくすことにも繋がりかねません。

親は、子どもに期待しすぎることをやめ、ありのままの姿を見て肯定していきましょう。

専門家・支援機関などに頼る

不登校は本人や家族だけでは解決が難しい場合もあるため、専門家や支援機関などに頼ることも選択肢の1つです。第三者への相談をためらう気持ちもあるかもしれませんが、まずは相談だけでもぜひ行うと良いでしょう。

不登校の長期化や学校復帰からの不登校、子どもだけではなく親自身が心身の健康を損なうことを防いでくれます。主な支援窓口は以下の通りです。

【主な支援窓口】

  • 児童相談所、児童相談センター、児童家庭支援センター
  • 教育センター
  • ひきこもり地域支援センター
  • 発達障害者支援センター

【引用:厚生労働省「不登校やいじめ、ひきこもりなどの相談窓口」

不登校の原因により対応機関は違うものの、多くの窓口で支援を受けられます。子どもと一緒に、または親だけが最初に相談に行くことも良いでしょう。

なんとか家庭の中で解決しようと思うかもしれませんが、専門家や支援機関を上手に使いながら、不登校解消のために子どもを支えていくことが大切です。

まとめ

笑顔の小学生

子どもが不登校になってしまっても、強制的に学校に行かせようとする強制登校は避けるようにしてください。強制登校は現在の子どものためにはならず、さらに心を閉ざしてしまう可能性もあります。

子ども本人や家族だけでは解決できない場合、専門家や支援機関を使うのもおすすめです。親は強引に外に連れ出したり子どもを叱ったりはせず、ありのままの子どもの姿を見て守ることに徹し、子どものエネルギーが溜まるのを支えてあげると良いでしょう。



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