【やる気向上】褒めるコミュニケーションをする際の3つの効果〜5つのポイントを解説
今まで子どもと触れ合う機会がなかった人の場合、子どもとのコミュニケーションをどのように取れば良いかわからないと悩む人も多いでしょう。子どもと接する際には、「褒めるコミュニケーション」をすることで、やる気の向上に繋がります。
しかしただ単に「すごい」「上手」「かしこい」などの、聞いていて何を褒めているのか分からないような褒め方をしてしまうと、子どもはその大人がしっかりと自分のことを見ていない人だと感じるようになり、信頼関係が崩れてしまうケースも少なくありません。
本記事では褒めるコミュニケーションが子どもに与えるメリットや、褒めるコミュニケーションをする際のポイントを紹介します。また知っておくべき言葉リストを具体例を用いて紹介していますので、本記事を読めば、すぐに実践に移すことができますよ。
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もくじ
褒めるコミュニケーションは子どものやる気向上にも繋げられる
子どもを褒めることは子どものやる気向上に繋げられるコミュニケーション方法のひとつです。たとえば大人である自分でも、なにかしたことに対して他人から褒められると、嬉しくなって「またやろう」という気持ちになりますよね。
子どもも同じで、大人から褒められることで自分を認められたと嬉しくなり、やる気が向上します。たとえ結果的に失敗してしまったとしても、子どもがそのことにチャレンジしたことや行った努力を褒めることで、次こそ結果を出すために思考する力や前向きな気持ちが芽生えるでしょう。
大人は子どものことをよく見て些細なことでも褒めるように意識してみてください。
利点はある?褒めるコミュニケーションが子どもへ与える3つの効果
褒めるコミュニケーションは子どもへ良い効果を与えます。具体的にどのようなものなのか、3つの効果を見ていきましょう。
【褒めるコミュニケーションが子どもへ与える3つの効果】
- 自己肯定感が上がる
- 人間関係を円滑にできる
- お互いの信頼関係に繋がる
以下で紹介します。
自己肯定感が上がる
褒めるコミュニケーションは、子どもの自己肯定感を高める効果があります。自己肯定感とは「自分の価値をありのままに認めて存在意義を肯定できる感覚」のことです。簡単にいうと、「自分は自分、他人は他人。自分は自分で良い」という感覚です。
自己肯定感が得られると下記のような効果を得られるとされます。
【自己肯定感が高い人が得られる効果】
- 失敗に強くなる
- 周囲の人に寛大になる
- 幸福感を得られる
- 他人が気にならなくなる
- 高いハードルにも臆することなくチャレンジできる
自己肯定感が高まることで、上記のような効果が期待できます。大人が子どもを褒めて肯定してあげることで、子ども自身も自分自身への肯定感を高めていくのです。
人間関係を円滑にできる
子どもを褒めることは、人間関係を円滑にすることにも繋げられるでしょう。上記で紹介した自己肯定感は、高いとさまざまな効果を得られますが、低いと他人と自分を過剰に比較する傾向が見受けられるのです。
他人と自分を比較することは、現状に満足せず、高みを目指すメリットがあるものの、誰かとなにかを比べて優劣を判断することで、劣等感にさいなまれて苦しむかもしれないというデメリットがあります。
他人と自分を比較することで嫉妬をして攻撃的になり人間関係が壊れることが危惧されるため、子どもが周りとの人間関係を円滑に保つためにも、大人は子どもを褒めてコミュニケーションを取っていきましょう。
お互いの信頼関係に繋がる
子どもを褒めることは、お互いの信頼関係にも繋がるでしょう。大人から褒められることで、子どもは大人のことを「自分を見てくれている存在」「自分を認めてくれている存在」と実感し、その相手に対して信頼感を高めます。
信頼関係が築けていないと、注意するべきことや叱らなければならないことを子どもに伝えても、うまく伝わらないかもしれません。反対に意図とは違う受け取り方をしてしまう場合もあります。
子どもに問題が発生した際にも信頼関係が築けているのといないのでは解決にかかる時間が大きく変わる可能性もあるため、子どもに対してはしっかりと褒めてコミュニケーションを取るようにしてください。
子どもをよく見て!褒めるコミュニケーションをする際の5つのポイント
褒めるコミュニケーションがどのような効果を子どもに与えるかがわかっても、実際に褒めるコミュニケーションのやり方がわからないと思う人もいることでしょう。
ここからは、褒めるコミュニケーションをする際のポイントを5つに分けて紹介します。
【褒めるコミュニケーションをする際の5つのポイント】
- 具体的な内容を褒める
- 結果でなく行動・過程を褒める
- 子どもが頑張ったところを褒める
- 適度に質問をして褒める
- 感謝の気持ちを伝えて褒める
順番に見ていきましょう。
具体的な内容を褒める
子どもを褒めるときには、「すごいね」「頑張ったね」などの言葉だけでなく、具体的な内容を褒めることが重要です。何に対して褒めているかわからない単純な感想だけでは、本心でないと思われたりおだてのように受け取られたりしまいます。
誰にでも当てはまる褒め言葉よりも、その子どもだけに向けられた褒め言葉を受けたほうが、子どもの自己肯定感は高まるでしょう。
【具体的な事例】
- 毎晩復習がんばったから良い点が取れたね
- 朝早くから起きて自主練していた成果だね
- サッカーがんばっている姿がかっこいいよ
結果でなく行動・過程を褒める
子どもを褒めようとした際、「テストで良い点を取った」「試合に勝った」など、出た結果に目が行きがちですが、結果ではなく行動や過程を褒めることが大切です。
結果のみを褒められ、子どもの中で「できた」「できない」が基準になると、困難なことに対するチャレンジ精神が失われ、できないことを恐れてしまうことが考えられます。
結果ではなく行動や過程を褒めることで、子どもはリスクを恐れずチャレンジしたり、失敗から学ぶ姿勢を持つようになるでしょう。また行動や過程を褒められた子どもは、大人に対しずっと見てくれたと信頼感を持つことにも繋がります。
【具体的な事例】
- 予習復習をがんばったからテストで良い点が取れてすごいね
- 毎日ドリブルの練習をがんばったからあそこで活躍できたんだね
子どもが頑張ったところを褒める
子どもを褒めたとしても、褒めるポイントがずれていると効果がないため、子どもが頑張ったところを褒めるように意識してみてください。
頑張った事実に目を向けて褒めることで、子どもは自信が持てるようになります。
そしてまた頑張ろうという気持ちを持つようになるでしょう。そのためには、子どもがどこに力を入れて頑張ったのか、どこに力を入れていなかったのかを見極められるように細かく観察しておくようにしてください。
【具体的な事例】
- わかるまで努力してすごかったね
- 相手の研究をがんばったから良い結果になったんだね
適度に質問をして褒める
子どもを褒める前には、適度に質問を行うと良いでしょう。上記の頑張ったところを褒めるにも通じるものですが、褒める側の大人にとって、子どもの頑張りは一部しか見えていない可能性があります。
たとえば100%頑張った子どもに対して、見えていた50%の部分しか大人が褒めなかった場合、子どもはそこまでの頑張りで良いのかと次から手を抜いてしまうかもしれません。
大人から適度な質問を行って子どもの頑張りを引き出すことで、大人は子どもが頑張った部分を適確に褒めることができるようになります。
【具体的な事例】
- この結果を得るために一番頑張ったのはどんなこと?
- 今どんな気持ち?
感謝の気持ちを伝えて褒める
最後にお伝えするポイントは、感謝の気持ちを伝えて褒めることです。
人間は他の人から感謝されることで温かい気持ちを感じると、「幸せホルモン」と呼ばれるオキシトシンの分泌が増え、ポジティブな気持ちになるといわれています。
また大人が子どもに対して感謝の気持ちを伝えると、子どもは自身を「必要とされている存在」と認め、自己肯定感が高められるのです。
大人から子どもへの感謝の気持ちを素直に伝えれば、それは子どもにとって最大の褒め言葉になるでしょう。
【具体的な事例】
- (子どもの名前)のおかげで助かった、ありがとう
- お手伝いをしてくれてありがとう
褒めるコミュニケーションをする際に知っておくべき言葉リスト
子どもを褒めるコミュニケーションを取る効果やポイントについてわかったところで、最後に褒めるコミュニケーションをする際に知っておくべき言葉リストを紹介します。
【褒めるコミュニケーションをする際に知っておくべき言葉リスト】
- 「さしすせそ」の言葉
- NGな褒め言葉リスト
2つに分けて見ていきましょう。
「さしすせそ」の言葉
「さしすせそ」と聞くと、料理の際に使用する調味料を思い浮かべる人も多いと思いますが、褒める言葉にも「さしすせそ」が重要です。
【褒め言葉の「さしすせそ」】
- 「さ」→さすが
- 「し」→知らなかった
- 「す」→すごい
- 「せ」→正解、センスが良い
- 「そ」→そうだね
子どもを褒めたいけれど、どのような言葉をかけて良いかわからないと悩む人は、ぜひ覚えておくと良いですね。この言葉は子どもを伸ばす魔法の言葉ともいわれており、読んでみると大人でも言われると気分が良くなる単語が並んでいると思われるのではないでしょうか。
これらの言葉に、上記でお伝えしたポイントを絡めて褒め言葉を考えると良いですね。
NGな褒め言葉リスト
次に、褒める際に使ってはいけないNGな褒め言葉リストです。
【NGな褒め言葉リスト】
- すごい
- 上手
- かしこい
見てみると、どれも人を褒める際に使う言葉ですよね。先に紹介した褒め言葉の具体例に、「すごい」や「かしこい」があったため、似通っていますが、紹介したNG具体例は、「すごい」や「かしこい」を単体で使っています。
単体で使われても、子どもには大人が何に対してすごくて上手でかしこいと思ったのか伝わりません。子どもを褒める際には、大人は子どもがしたことの何がどうすごかったのかを具体的に伝えるようにすると良いでしょう。
「苦手な食べ物を食べられてすごいね」「カラフルな色鉛筆をたくさん使って上手に絵がかけたね」など具体的に褒めていくと良いですね。
まとめ
褒めることは子どもの自己肯定感を上げ、大人との信頼関係や周囲の人間関係を良好にする効果があるため、積極的に活用したいコミュニケーション方法のひとつです。
子どもを褒める際には結果だけでなく、具体的な内容や子どもが頑張った点を引き出してから褒めるなど、ポイントを押さえた褒め方をすると良いでしょう。
褒める際には「さしすせそ」が大切。ぜひ子どもに接する前には本記事の内容を思い出し、褒めるコミュニケーションを実践していってください。
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