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【帰国子女の小学生の編入先】公立・私立・国立小学校の受け入れについて紹介

帰国子女が日本に帰国する際、一番の心配事となるのが「編入先」です。特に、6〜12歳で海外滞在歴が長いと、日本語がうまく使えない子どもも多く、どの編入先が子どもにとって最適なのか悩む親御さまも少なくありません。

本記事では、帰国子女の小学生やその親御さまに向けて、編入先を幅広くご紹介します。国公立・私立・インターナショナルなど各学校の特徴を詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。



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帰国子女の小学校の編入は学校により要件が異なる

帰国子女の小学校の編入は学校により要件が異なる

帰国子女が日本の学校に編入する場合、希望する学校によって募集要件が異なります。在学していた学校や海外滞在歴など、学校によってさまざまな要件を設けているため、編入前の確認は必須です。

例えば、この後紹介する小学校の募集要件を見てみると、「海外滞在歴3年以上」といった条件を設けている学校もあれば、「日本人学校以外の海外の学校に2年以上在学」のような条件を設定している学校もあります。

帰国子女の小学生は英語を活かせる編入先がベター

帰国子女の小学生が編入する小学校は、英語を活かせるところがベターという意見が少なくありません。英語スキルは社会に出てから非常に役立つもので、さらに使っていないと英語力がどんどん失われてしまうからです。

実際、母国語であっても使わなければ少しずつスキルが落ちてしまいます。せっかく身につけた英語スキルを将来活かせるように、編入先は英語を活かせる小学校が良いと考える方が多くいるのです。

英語関連で特色ある授業をしていたり、帰国子女学級があったりする学校が通学可能な範囲にあれば、編入を検討してみると良いでしょう。

【学校別】帰国子女の小学生の編入が多い小学校

【学校別】帰国子女の小学生の編入が多い小学校

帰国子女の小学生が編入する場合、編入先にはいくつかの選択肢が考えられます。どのような編入先を選ぶかによって、求められる海外滞在歴や英語レベルは大きく異なるため、注意が必要です。編入先に関しては、大まかに以下3つに分けられます。

【帰国子女の小学生の編入が多い小学校】

  • 公立小学校
  • 私立小学校
  • インターナショナルスクール

3つの編入先について、以下でそれぞれ解説します。ご自身が編入先に求めるものをイメージしながら、読み進めてみてください。

公立小学校

公立小学校の場合、授業料が安く通いやすいのがメリットです。また、国立や私立と比べると倍率が低く、編入しやすいのもメリットのひとつと言えるでしょう。

そのため、ひとまず自宅近くで良い小学校に通いたいと考えている場合は、公立小学校も検討するのがおすすめです。私立と比べて、サポートの充実度や英語スキルの活用といった面では、劣る可能性もあります。

しかし、昨今は帰国子女に対する語学・学習サポートも充実してきており、地域によっては日本語学習に関する講座を設けるなどしているようです。そのため、公立小学校への編入を検討する場合は、こうしたサポートについても調べておくと良いでしょう。

私立小学校

私立小学校は、帰国子女に対するサポートが手厚く、英語を活用できる授業が用意されているケースも多いのがメリットです。海外で身につけた英語スキルを活かして、学校生活を充実させて欲しいと考えている場合には、私立小学校が適しているでしょう。

一方で、受験料や学費が高額になりがちなのは私立小学校のデメリットです。経済的に余裕がないと、私立小学校へ通うのは厳しいかもしれません。

また、帰国子女に対応している私立小学校はあまり多くありません。そのために倍率が高く、タイミングによっては入学困難な場合もあります。

帰国子女が編入できる私立小学校リスト

帰国子女が編入できる私立小学校には、以下のような学校があります。学校によって対象とする学生の条件や、試験内容が異なるので、それぞれ比較してみてください。

学校名 募集要項 受験料 試験内容
武蔵野東小学校 帰国のタイミングに
合わせて募集
20,000円
(一般の場合)
ペーパーテスト、運動能力
(一般編転入の場合)
帝京大学小学校 日本語での日常会話可能で、教育方針、指導内容に協力できる方が対象。
募集は随時。
30,000円 国語・数学テスト、面接
玉川学園 小学部 海外在住の場合は、
受験年度内に帰国できる方。
30,000円 国語・算数テスト、
保護者同伴の面接
聖心女子學院 初等科 海外の学校に通っている方などが対象。
原則として4月入学。
30,000円 >国語・算数テスト、
作文(初等科5年転入者)、
面接
成蹊小学校 第4学年のみの募集。
最低でも1年以上の海外滞在経験が必要。
30,000円 国語・算数テスト、
能力検査、集団検査、
運動能力検査、保護者面接

【引用:武蔵野東小学校「帰国子女入試」
【引用:帝京大学小学校「Returnee children」】
【引用:玉川学園 小学部「海外帰国・転居・国内インター校在籍の方へのお知らせ」】
【引用:聖心女子學院 初等科「ご入学希望の方へ」】
【引用:成蹊小学校「国際学級募集要項」】

上記の表でも分かるように、私立小学校は募集学年にかなり縛りがあったり、受験料が公立より高額になりがちです。しかし、武蔵野東小学校のように、帰国タイミングに合わせて募集をかけるなど柔軟な対応をしている学校もあります。

国立小学校

国立小学校は、公立小学校と同じく受験料が安い点、そして公立小学校よりもサポートが手厚いものが多い点が魅力です。また、附属学校が多いため、進学面でも安心感があるでしょう。

ただし、倍率に関しては私立と同様に比較的高いケースが多くあります。また、募集学年に関する縛りもあり、2学年分しか取っていない小学校も少なくないため、お子さまの学年によっては入学が難しい可能性もあるでしょう。

帰国児童生徒学級を置く国立小学校リスト

それでは、帰国児童生徒学級を置いている国立小学校について見ていきましょう。帰国子女学級とは、日本語能力があまり高くない子ども向けの学級で、日本語の語学面から教えてくれる学級です。

学校名 募集要項 受験料 試験内容
千葉大学教育学部附属小学校 本人の海外生活が原則として2年以上にわたる方が対象。
また、日本人学校に通っていた方は対象外。
令和4年度は、第4〜6学年の学生を募集。
3,300 円 テスト、児童面接、
保護者面接
東京学芸大学附属大泉小学校 海外滞在歴が、合計2年6ヶ月間以上の方。もしくは、国内インターナショナルスクールにお通いの方などが対象。
令和4年度は、第3〜5学年の学生を募集。
3,300 円 日本語の会話力、日本生活や文化への適応・理解力、国語・数学テスト、作文、保護者面接
お茶の水女子大学附属小学校 帰国直前の海外生活が3年以上で、帰国後6か月以内の方。また、日本国学校を除く外国の学校に3年以上在学していた方が対象。
令和4年度は、第4・5学年のみ募集。
3,300 円 面接を中心とした簡単な
検定を実施
愛知教育大学附属
名古屋小学校
海外滞在歴が継続して2年以上あり、現地校または国際学校に2年以上在学していた方が対象。
令和4年度は、第5・6学年のみ募集。
3,300 円 学力調査、面接
福岡教育大学附属福岡小学校 海外生活が2年以上かつ
帰国後1年以内に通学可能な方が対象。
令和4年度は、第4〜6学年を募集。
3,300 円 筆記試験、面接

【引用:千葉大学教育学部附属小学校「帰国児童の募集」】
【引用:東京学芸大学附属大泉小学校「国際学級編入案内」】
【引用:お茶の水女子大学附属小学校「入学検定関連」】
【引用:愛知教育大学附属名古屋小学校「帰国児童募集について」】
【引用:福岡教育大学附属福岡小学校「入学案内」】

上記表を見ても、公立小学校は受験料が安く受験しやすいのが分かるでしょう。また、試験内容は私立よりシンプルな場合が多いようです。募集学年に関しては、私立と同様にある程度の縛りがあります。タイミングによっては、希望する学校への編入が難しい場合も少なくないでしょう。

帰国児童生徒枠がある国立大学附属学校リスト

続いて、帰国子女生徒枠がある国立大学附属小学校を見ていきましょう。帰国子女枠とは、要件を満たす帰国子女のみが利用できる特別授権枠のことです。

学校名 募集要項 受験料 試験内容
香川大学教育学部附属
高松小学校
2年以上の海外滞在経験があり、日本人学校を含む海外の学校に在学していた、高松市内に移住予定の方が対象。
募集は、在籍数に空きがある場合にのみ行う。
要問い合わせ 学力調査、面接
大阪教育大学附属池田小学校 外国在住期間が連続して
2年以上で、帰国後1年以内の方が対象。
令和4年度は、第3・4学年のみ募集。
3,300 円 面接、集団討論、作文、
算数の筆記試験、
保護者面接
横浜国立大学教育人間科学部
附属横浜小学校
在外生活経験年数2年以上で、出願日からさかのぼって1年以内に帰国している方、また通学に要する時間が片道1時間以内の方が対象。
募集は令和5年度より3年生以上に変更。
要問い合わせ 要問い合わせ
京都教育大学附属桃山小学校 海外滞在期間が3年以上で、海外の現地校や日本人学校に在籍し、帰国後1年以内に通える方が対象。
令和5年編入は第2〜6学年を募集するが、第4・6学年は欠員が生じた場合のみ。
3,300 円 作文、国語・算数テスト、児童面接、保護者面接
東京学芸大学附属大泉小学校 海外滞在歴が、合計2年6ヶ月間以上の方。もしくは、国内インターナショナルスクールにお通いの方などが対象。
令和4年度は、第3〜5学年の学生を募集。
3,300 円 日本語の会話力、日本生活や文化への適応・理解力、国語・数学テスト、作文、保護者面接

【引用:香川大学教育学部附属高松小学校「入学希望の方 及び転入学希望の方について」】
【引用:大阪教育大学附属池田小学校「2022年 帰国児童募集要項について(終了しました)」】
【引用:横浜国立大学教育人間科学部附属横浜小学校「転・編入児童」】
【引用:京都教育大学附属桃山小学校「入学案内」】
【引用:東京学芸大学附属大泉小学校「国際学級編入案内」】

上記表の内容に関しては、帰国子女学級を設けている学校のものとあまり変わりないと言って良いでしょう。試験内容が若干多い傾向にありますが、こちらも学校ごとの差と捉えて問題ない程度です。

インターナショナルスクール

インターナショナルスクールは、さまざまな国籍の子どもが通う学校です。多くの場合、公用語は英語となっているため、英語ができない子どもにとっては授業を受けるのが難しいでしょう。また、書類選考や面接も全て英語で、親が英語を喋れる必要があります。

インターナショナルスクールに通うメリットは、英語スキルをさらに高められて、異文化交流ができる点です。幅広い視野を持った子どもに育てたい、英語堪能になって欲しいと考えている場合で、親も英語が喋れるのであれば、インターナショナルスクールも検討してみてください。

学校名 募集要項 受験料 試験内容
アオバジャパン・
インターナショナルスクール
英語環境で学習を進められる
方、もしくは英語能力が
あまり高くなくても、AOBA
のカリキュラムに沿って学習
が進められる方。
学年分けの基準日は9月1日。
23,000円 書類審査、
インタビュー、アセスメント
清泉インターナショナル
スクール
片親もしくは両親が英語話者
の方や、海外の英会話学校で
2年以上過ごした日本人学生
などが対象。
20,000円 書類審査、数学テスト、
語学テスト、作文
セント・メリーズ
インターナショナルスクール
英語で授業を受ける学校に
1年以上在学していた方が
対象。
学年分けの基準日は9月1日。
20,000円 英語テスト、インタビュー、
数学テストなど
大阪YMCAインター
ナショナルスクール
国籍問わず、日本在住の方が
対象。第二言語が英語の方
に対しては、サポート有。
30,000円 書類審査、面接など
京都インターナショナル
スクール
学校からの推薦状が必要。
英語での授業に対応できる
方が対象。
31,500円 書類審査など

【参考:アオバジャパン・インターナショナルスクール HP「入学に関する概要」】
【引用:Seisen International School HP「Admissions」】
【引用:St. Mary’s International School HP「Admissions」】
【引用:Osaka YMCA International School HP「Admissions Page」】
【引用:Kyoto International School HP「Join Our School」

上記表を見ると分かるように、受験料は私立小学校と同程度です。ただし、試験内容が日本の学校とは大きく異なります。書類(またはWebフォームへの入力)での審査やインタビューなどが行われるのが一般的で、前述の通り使用言語は全て英語です。

また、海外の現地学校(英語で授業をする学校)に1年以上通った経験がないといけないといった、英語力に関する条件を設定している学校も少なくありません。入学後の生活を考えても、親子ともに日常会話は問題ないレベルで、英語を喋れる必要があります。

【パターン別】帰国子女の小学生が編入するまでの2つの手順

【パターン別】帰国子女の小学生が編入するまでの2つの手順

帰国子女の小学生が帰国して、日本の小学校に編入する場合、2つのパターンが考えられます。ひとつは「日本人学校からの編入」で、もうひとつが「現地校からの編入」です。

日本人学校に通っていたのか、現地校だったのかによって用意できる書類が異なり、編入方法も若干異なります。以下で各パターンの編入手順を解説しますので、これから帰国・編入を控えている方は参考にしてください。

日本人学校からの編入の場合

まず、海外の日本人学校から、日本の学校に編入してくる場合です。編入する学校によっても異なりますが、大まかには以下のような書類が必要となります(多くの場合は、以下にある書類のなかから、学校側が5つほど指定します)

【必要な書類】

  • 編入学願書
  • 住民票の写し
  • 海外勤務に関する証明書
  • 在学小学校からの転校許可書
  • 健康診断票
  • 成績通知書
  • 在学証明書
  • 教科用図書給与証明書
  • 就学通知書

上記全てが必要になる訳ではありませんが、「元いた学校からの書類」「海外にいた証明」「引っ越し先の情報」「元いた学校での学習状況」「編入申込書」の5つが最低限必要となります。また、受験後に別途書類提出を求められる場合もありますので、不安があれば事前に相談しましょう。

そして、海外から日本に帰国して、日本の学校へ編入する際の具体的な流れは、以下の通りです。

【編入する際の具体的な流れ】

  • 編入予定の小学校へ事前に連絡する
  • 引っ越し先の役所で、住民登録を行う
    ※住民登録を行わない場合は、パスポートを
    持っていく
  • 役所で編入学通知書を発行してもらう
  • 編入学通知書に記載されている学校へ、書類を提出
  • その他、学校ごとに必要な手続きをして、編入

なお、上記の流れも自治体によって若干異なる可能性もありますので、手続きの際にはあらかじめ引っ越し先の自治体HPを確認しておきましょう。また、住民登録の有無によって手続き方法が異なるので、ご注意ください。

現地校からの編入の場合

続いて、現地校から日本の学校へ編入する場合について見ていきましょう。必要となる書類は、以下の通りです。

【必要書類】

  • 編入学願書
  • 住民票の写し
  • 海外勤務に関する証明書
  • 健康診断票
  • 日本語補習校の記録
  • 成績証明書(または、代わりとなる書類)
  • 在学証明書
  • 教科用図書給与証明書

日本人学校の場合と大きく違うのは「日本語補習校の記録」が必要な点です。また、通っていた学校によって、発行できる書類も異なる可能性があります。帰国前に日本の学校側と連絡を取るようにして、柔軟に対応できるようにしましょう。

また、現地校に通っていた場合は、インターナショナルスクールに編入する方も多いかと思います。この場合は、編入する学校ごとに必要書類や資格が大きく異なりますので、必ず各学校のHPを確認するようにしてください。

なお、編入の流れに関しては、インターナショナルスクールへの編入を除き、日本人学校へ通っていた方と大きな違いはありません。

まとめ

まとめ

帰国子女の方は、海外滞在歴が長いほど、日本の学校への編入に不安を感じるでしょう。しかし、昨今は各地域における帰国子女へのサポートが手厚くなっており、日本語能力に不安があっても、語学からしっかり学べます。

ただし、私立・公立・国立・インターナショナルなど選択肢が多く、それぞれ特徴が異なる点には注意が必要です。入学条件や必要書類、試験内容なども異なるので、帰国前にしっかりと調べたうえで、余裕をもって準備を進めましょう。



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