【不登校の中学生】塾や家庭学習は出席扱いになる?おすすめの学習方法を解説
中学生の子どもが不登校になると、学習の遅れや高校進学への影響など、さまざまな不安がつきまといます。子どもの欠席日数はどんどんかさみ、将来に差し障りがないとはいいきれません。
そんなときは、文部科学省が定める「不登校を出席扱いにする取り決め」を知っておけば、学校へ行かずとも出席扱いにできる可能性があります。子どもの将来のためにも、登校せずに出席扱いになる方法があるなら、試さない手はないですよね。
本記事では、塾や家庭学習が出席扱いになる学習方法とその具体的な手順を解説します。学習方法を選ぶ際の注意点を踏まえ、正しい順序で出席扱いの許可をもらいましょう。
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もくじ
文部科学省が定める「出席扱い」の取り決め
文部科学省は、不登校でも「出席扱い」にできる取り決めを定めています。
「不登校児童生徒が学校外の施設において指導等を受けている場合,これらの児童生徒の努力を学校として評価し支援するため,我が国の義務教育制度を前提としつつ,一定の要件を満たす場合に,当該施設において指導等を受けた日数を指導要録上「出席扱い」とすることが可能となっています。」
引用:文部科学省「不登校への対応について」
簡単にいうと、教育センターや塾などで義務教育と同じ教育を受けているとみなされた場合、出席扱いになるということです。
平成17年からは、インターネット等を利用した家庭学習も出席扱いにできるようになりました。
「義務教育段階における不登校児童生徒が自宅においてICT等を活用した学習活動を行うとき,当該児童生徒が在籍する学校の長は,下記の要件を満たすとともに,その学習活動が,当該児童生徒が現在において登校を希望しているか否かにかかわらず,自ら登校を希望した際に,円滑な学校復帰が可能となるような学習活動であり,かつ,当該児童生徒の自立を助けるうえで有効・適切であると判断する場合に,指導要録上出席扱いとすること及びその成果を評価に反映することができる。」
引用:文部科学省「不登校児童生徒が自宅においてICT等を活用した学習活動を行った場合の指導要録上の出欠の取扱いについて」
出席扱いにするためには、下記の要件を満たさなくてはなりません。
【不登校が出席扱いになる7つの要件】
- 保護者と学校との間に十分な連携・協力関係があること
- ITなどを活用して提供される学習活動であること
- 訪問等による対面での指導が適切に行われること
- 学習の理解の程度を踏まえた計画的な学習プログラムであること
- 校長が対面指導や学習指導の状況を十分に把握していること
- 学校外の公的機関や民間施設等で相談・指導を受けられない場合に行う学習活動であること
- 学習活動の評価は、計画や内容を学校の教育活動に照らし判断すること
引用:無学年式オンライン教材『すらら』「不登校のお子様編」
要件はすべて、不登校の子どもに対し、塾や家庭での学習を「学校に復帰するためのサポート」として行っているのを前提に定められています。
塾や家庭学習を出席扱いにするための5ステップ
これまでの説明で、塾や家庭学習でも「出席扱い」にできる取り決めについて確認しました。ここからは、出席扱いにするための手順を説明していきます。
【塾や家庭学習を出席扱いにする5ステップ】
- 学校の先生に相談する
- 学校と「出席扱い」の要件をすり合わせる
- 先生と連携して学習計画を立てる
- 対面指導してくれる塾や家庭学習の会社を見つける
- 校長先生と教育委員会から許可をもらう
5つのステップをそれぞれ具体的に解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
①学校の先生に相談する
塾や家庭学習を出席扱いにしたいなら、まずは担任の先生への相談からはじめます。
文部科学省は、不登校の子どもの家庭学習支援を充実させるよう周知しています。
「 家庭で多くの時間を過ごしている不登校児童生徒についても,社会的自立に向かえるよう,家庭への学習等の支援を行うことや,当該学習等への社会的な理解の促進を図ることは重要であること。また,児童生徒や保護者の状況を見極めながら,必要に応じ関係機関間の連携を図りつつ,保護者への情報提供やICT等を通じた支援,家庭への訪問等による支援の充実を図る必要があること。」
とはいえ、専門知識のある先生でないと、出席扱いの取り決めに詳しくないかもしれません。先生・保護者ともに、制度と要件をきちんと把握しておくといいでしょう。
また、不登校の子どもを出席扱いにするには、学校や先生の理解と協力が必要不可欠。出席扱いについて先生に伝える際は、学校復帰のために必要だという理由を明確に伝えましょう。
②学校と「出席扱い」の要件をすり合わせる
次に、文部科学省が定める「不登校」の定義に、わが子が当てはまるかを確認します。「出席扱い」にするには要件にすべて該当しなければならないため、そのすり合わせが重要です。
ここでは保護者と先生だけでなく、出席扱いにするか最終判断を下す校長先生も話し合いに参加します。どの学習方法を選ぶかも含め、しっかりと要件をすり合わせましょう。
③先生と連携して学習計画を立てる
出席扱いにする許可が下りたら、先生と一緒に学習計画を立てていきます。子どもの学年や学力に合う学習内容や時間、テストの実施、面談の頻度なども綿密に話し合いをすると、今後の学習もスムーズです。
こうして決められたカリキュラムをもとに、不登校の子どもの学習が進められます。保護者の方は、不登校になった子どもの環境を整え、学習を進めるのを見守ってあげましょう。
④対面指導してくれる塾や家庭学習の会社を見つける
不登校でも出席扱いになる要件のひとつとして「定期的な対面指導」があります。よって、対面指導にも対応してくれる塾や家庭学習の会社を見つけましょう。
文部科学省が定める「出席扱いとなる家庭学習の方法」には、さまざまな媒体が選択可能です。
「ICT等を活用した学習活動」には,インターネットのほか,郵送や電子メール、FAXなどを活用して提供されるものも含まれ,例えば次のような例があります。
- 民間業者が提供するICT教材を活用した学習
- パソコンで個別学習できるシステムを活用した学習
- 教育支援センター作成のICT教材を活用した学習
- 学校のプリントや通信教育を活用した学習
- ICT機器を活用し,在籍校の授業を自宅に配信して行う学習(同時双方向型授業配信やオンデマンド型授業配信)
引用:文部科学省「不登校児童生徒が自宅においてICT等を活用した学習活動を行った場合の指導要録上の出欠の取扱いについて」
また、文部科学省が定める「民間施設についてのガイドライン」も確認しておくといいでしょう。パンフレットや説明をしっかりと確認し、子どもに合ったスタイルの学習方法を選んであげてください。
⑤校長先生と教育委員会から許可をもらう
学習計画と学習方法が決まれば、最後に校長先生と教育委員会の判断を仰ぎます。出席扱いとして適切かを判断する基準として、文部科学省の回答は以下の内容です。
「一人一人の児童生徒の状況や学校,地域の実態が違うため,文部科学省から一律の基準を示すことはしていません。しかし,児童生徒の努力を学校として評価し,将来的な社会的自立に向けた進路選択を支援するという趣旨から,学校や教育委員会において一定の基準を作成しておくことは必要であると考えます。
また,既に基準を作成している場合でも,それが古いものであれば,今の時代の状況にあったものになるよう見直すことも検討すべきです。」
引用:文部科学省「指導要録上の出席扱いに係る積極的な対応の留意点」
出席扱いになる許可がもらえれば、それ以降は塾や家庭での学習記録をもとに、学校に出席したと見なされるようになります。
塾や家庭学習の会社を選ぶときの注意点3つ
出席扱いになる学習ができる塾や会社は、それぞれ独自の学習方法やプログラムを展開しています。
しかし、どの塾や教材を選べば良いのか迷ってしまいますよね。そこで、塾や家庭学習の会社を選ぶときに忘れてはならない注意点をまとめてみました。
【塾や家庭学習の会社を選ぶときの注意点】
- 不登校の子どもを専門とする指導者を選ぶ
- 子どもが学習しやすいか本人と話し合う
- 料金が高額になりやすい
それぞれについて解説していきます。
①不登校の子どもを専門とする指導者を選ぶ
出席扱いになる塾や家庭学習を選ぶときは、必ず不登校の子どもに対する支援が充実している塾や会社を選んでください。コース名やカリキュラムだけでなく、不登校の子どもに関する専門知識がある指導者が大事なポイントです。
教員または教育の専門家以外の指導者が不登校の子どもに対面指導を行う場合、事前研修を行うよう定められています。
「教職員や不登校児童生徒の教育に関する専門家以外の者が対面指導を行う場合には, 教育委員会や学校等が適切な事前の指導や研修,訪問活動中の援助を行うなど,訪問する者の資質向上等に努めること。」
引用:文部科学省「不登校児童生徒が自宅においてICT等を活用した学習活動を行った場合の指 導要録上の出欠の取扱いについて」
このように、指導者のスキルや経歴までしっかりチェックしておいてください。
②子どもが学習しやすいか本人と話し合う
塾や家庭学習の方法を選ぶ際は、子どもの気持ちを大切にしてあげましょう。
子どもがやる気や活力を失っているときに無理やり勉強させようとすると、完全にふさぎこんでしまうかもしれません。人と顔を合わせるのが怖くて勉強どころではない子どももいます。
子どもの心と真剣に向き合って話し合い、本人が「やってみよう」と思う方法を模索していきましょう。
③料金が高額になりやすい
不登校の子どもに関する専門のプランや先生を選ぶとなると、どうしても料金が高くなりがちです。学校との連携をお願いすると、さらに高額になることも。
インターネットなどを活用した学習教材には、リーズナブルできめ細やかなサービスを提供するものもあります。各家庭の状況に合った学習方法を選べるといいですね。
オンライン教材「すらら」は出席扱いになります
「すらら」のオンライン学習は、不登校の子どもでも出席扱いになる要件を満たしています。教育委員会などの採用実績も多く、出席扱いの認定を受けたい子どもにおすすめです。学習が遅れていても、「すらら」の無学年方式により、子どものペースに合わせて勉強できます。
タブレット学習を活用した「すらら」は、誰かに教わらずに勉強できるため、大人との関わりに抵抗感がある子どもでも安心です。子どもに合わせたサポート管理を行います。
子どもの成長体験をとおして、子どもの自己肯定感がどんどん育まれます。
正しい順序を踏んで出席扱いを許可してもらおう
今回は、塾や家庭学習が出席扱いになる要件とステップを解説しました。出席扱いにするには、正しい順序で学校に許可してもらわなくてはなりません。
また、塾や家庭学習の会社には不登校専門の指導者がいるところを選び、子どもとしっかり話し合ってから決めましょう。
この記事を読んだ方で、お子さまの「不登校」についてお悩みではないですか?
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