【準不登校とは】何日で認定されるのか?定義や学校に行けない原因を徹底解説
学校に行きづらい子どもを持つ保護者の中には、何日以上休んだら不登校になるのか知りたい方も多いのではないでしょうか。
長期欠席には不登校と準不登校があり、その定義についてはあまり知られていないのが現状です。
この記事では、不登校と準不登校の定義や原因、対処法について解説します。子どもの不登校について理解を深めたい方は、ぜひ参考にしてください。
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不登校と準不登校の定義
学校の長期欠席には2種類あり、欠席日数によって不登校と準不登校に分類されます。
では、学校を何日休むと認定されるのでしょうか。文部科学省による定義と、欠席日数の計算についてまとめました。
【長期欠席の定義】
- 不登校の定義は30日以上の欠席
- 準不登校の定義は15日以上30日未満の欠席
それぞれの定義について、詳しく説明します。
不登校の定義は「30日以上の欠席」
不登校について、文部科学省では以下のように定義されています。
“相当の期間学校を欠席する児童生徒であって、学校における集団の生活に関する心理的な負担その他の事由のために就学が困難である状況として文部科学大臣が定める状況にあると認められるものをいう。”
病気や経済的理由、感染症の回避などを除く理由で、年間30日以上登校していない児童生徒を不登校に認定するとしています。
小中学校における不登校は毎年増え続けており、2022年度の調査では244,940人と過去最多を記録しました。9年連続で増加しており、なかでも欠席日数が90日以上の子どもが55%を占めます。学年が上がるごとに不登校の人数は増え、中学3年生が58,924人で最多です。出典:文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」
準不登校の定義は「15日以上30日未満の欠席」
不登校には準不登校といった種類もあります。国立教育政策研究所では、次のような計算式で定義しています。
区分 |
計算式 |
不登校相当 |
欠席日数+保健室登校日数+(遅刻早退日数÷2)=30日以上 |
準不登校 |
欠席日数+保健室登校日数+(遅刻早退日数÷2)=15日以上30日未満 |
出典:岐阜県教育委員会「不登校の未然防止 これだけは!」
準不登校は欠席日数だけでなく、保健室登校や遅刻早退日数も考慮しているのが特徴です。国の調査では「不登校相当」といった概念とともに分析されています。
なぜ「不登校相当」に名称が変更されているかというと、長期欠席に影響する要因を欠席日数だけで判断しないためです。
たとえば、欠席日数は少ないけれども遅刻や早退が多いと「不登校」には認定されず「準不登校」や「不登校相当」に該当します。不登校になりそうな子どもたちを把握し、初期対応に役立てるための指標なのです。
子どもが準不登校になる5つの原因
子どもが学校に行きたがらない時は、何らかの問題が起こっています。不登校傾向になる原因を見極め、早めに解消してあげる対応が必要です。
では、なぜ子どもは準不登校になるのでしょうか。主な理由をまとめました。
【子どもが準不登校になる原因】
- 人間関係の悪化
- 無気力状態になっている
- 非行や遊びに走っている
- 勉強に追いつけていない
- 発達障がいや精神疾患
それぞれの原因について、詳しく解説します。
①人間関係の悪化
人間関係の悪化は準登校の大きな原因です。集団生活への苦手意識が植え付けられるため、対人コミュニケーションへの自信を失っていきます。
2022年度の文部科学省の調査では「いじめを除く友人関係をめぐる問題」が原因の不登校が、全体の1割強を占めました。友人だけでなく、教師と合わないなど指導者との折り合いの悪さが原因となることも。出典:文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」
いじめも準不登校になる原因のひとつです。子どもはいじめられている事実を、周囲に知られるのを恐れます。大人が気がついた時には深刻なケースになっている場合もあるので、普段から子どもの様子に気を配る姿勢が大切です。
②無気力状態になっている
準不登校になる原因で最も多いのが 無気力です。学校へ行く気力が湧かない子どもの実態は、2022年度の文部科学省の調査で明らかになりました。出典:文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」
無気力のために学校に行きづらい子どもは、全体の半数近くにのぼっています。小1ギャップや中1ギャップにみられる「新しい環境への馴染みにくさ」や頑張り過ぎた子どもにみられる「燃え尽き症候群」などが主な原因と考えられます。
無気力な子どもは、周囲から「やる気がない」と思われがちです。学校に行けないつらさを周囲に理解されず、うつ症状を発症するケースもみられます。
無気力になる原因を理解されづらいので、登校を無理強いされ、準不登校傾向が悪化する場合もあるので注意が必要です。
③非行や遊びに走っている
非行や遊びが準不登校の原因になる場合もあります。家庭環境が影響している場合も多く、問題解決が難しいのが特徴です。
「親に怒られるのがつらい」「親が忙しくてかまってくれない」といった親子関係に悩みを抱えた子どもが非行に走りやすくなっています。
小さい頃は何の問題もなかった子どもが、思春期を迎えた頃に学校を休みがちになるパターンも多いです。親はなぜ非行や遊びに走るのか理解できませんが、子どもの心は反抗心と甘えの間で激しく揺れています。
小学校高学年や中学生は心が不安定なため、自傷行為などの危険な行動に走らないとも限りません。親の関わり方が重要な役割を果たすので、十分な見守りが必要です。
④勉強に追いつけていない
学習面の悩みは準不登校の子どもにとって大きな問題です。勉強に一度つまずくと、追いつくのが難しくなり、授業を受けるのがつらくなります。
「勉強がわからない」といった悩みの背景には、発達障がい(ADHD)や学習障がい(LD)の問題が隠れていることも。特に、高校受験が迫る中学生の時期は「どうせ高校に受からない」「受験なんてしたくない」とネガティブな考えを持ちやすい時期です。
周りの大人がよく話を聞き悩みを解決してあげないと、孤立感をさらに深める可能性があります。
⑤発達障がいや精神疾患
発達障がい(ADHD)や精神疾患は準不登校の大きな原因です。自分の特性を周囲に理解されないつらさが、孤独感をさらに深めます。
「勉強がわからない」「友達との話題についていけない」といった、学習面や人間関係の悩みが、不登校につながるきっかけです。
精神疾患を持つ子どもは、症状の不安定さから、うつ症状やパニック症を合併する可能性もあります。自傷行為などの危険性もあるため、医療と連携した適切なサポートが必要です。
準不登校は早めの対処を!親のあなたがしてあげられること
子どもが学校に行きづらくなると、親はパニックになりがちです。しかし、子どもも同じように大きな不安を抱えています。
欠席日数が徐々に増えてきた準不登校の子どもに、親がしてあげられることは何でしょうか。5つのポイントをまとめました。
【準不登校の子どもに親がしてあげられること】
- 子どもを尊重して話を聞いてあげる
- 休みたい時に休ませてあげる
- 学校や支援機関に相談する
- 専門家のカウンセリングを受ける
- 家庭で学習できる環境を整えてあげる
それぞれの対応について、詳しく解説していきます。
①子どもを尊重して話を聞いてあげる
準不登校の傾向が出てきたら、まずは子どもの気持ちをよく聞いてあげましょう。焦りから担任の先生に相談したくなる気持ちもあると思いますが、子どもとの信頼関係を崩しかねません。
最初は話したがらない子どもが多いと思いますが、親は焦らずに、じっくりと見守る姿勢が大切です。傷ついた心をゆっくりと休ませてあげてください。
学校に行きづらい原因は、本人でもわからない場合が多いものです。子どもが心を開くまで、根気強く待つ必要があります。決して登校を無理強いしないよう、子どもの気持ちへの配慮が必要です。
②休みたい時に休ませてあげる
子どもが学校を休みたいと言い出すと、親は大きな不安を感じます。つい登校を無理強いしたくなりますが、子どもの気持ちを尊重してあげてください。
心に傷を負ったまま強引に登校させると、自分を傷つける行動に走る恐れがあります。「誰も自分の気持ちをわかってくれない」「自分の居場所はない」と思い詰めるかもしれません。
登校するかしないかの選択は、子ども自身が決めることです。親は登校させたい気持ちを抑え「学校に行かない選択」を認めていきましょう。
③学校や支援機関に相談する
準不登校の傾向が強くなってくると、親の気持ちもつらくなります。そんな時は専門の支援機関で相談をしましょう。主な準不登校の支援機関は以下の通りです。
【準不登校の相談機関】
- 学校のスクールカウンセラー
- 適応指導教室
- 教育支援センター
- 教育相談所
- 子ども家庭支援センター
- 児童相談所
- フリースクール
- 不登校親の会
支援機関を選ぶ時には、常駐しているスタッフの職種や、サポート体制を十分に考慮するのが大切です。まずは学校の担任から情報を収集しつつ、悩みに合った相談先を選んでみてください。
④専門家のカウンセリングを受ける
プロのカウンセラーによるカウンセリングは、準不登校の解決に効果的です。子どもの深い悩みを見つけることができたり、心の問題や発達について専門的に分析してもらえたりします。
子どもがカウンセリングを嫌がる場合もあるかもしれません。そんな時は無理強いせず、親だけがカウンセリングを受けることも可能です。
親子で一緒に受けたり、別々の時間に話を聞いてもらったり、その時の状況に合わせて相談できます。発達に関する検査も可能な場合があるので、子どもの様子が心配な時は遠慮なく相談しましょう。
自宅にひきこもりがちな子どもに、人と触れ合う機会を作るためにも有効です。カウンセラーと話しながら心を安定させ、自分を前向きに認めるきっかけにもなります。
⑤家庭で学習できる環境を整えてあげる
準不登校になりそうな様子がみられたら、自宅学習ができる環境を整えていきましょう。学校に行かない日が続くと、勉強がますますわからなくなり、学習習慣が崩れる可能性があります。
心が傷ついている時は勉強どころではありませんが、いつでも学習できる環境だけは整えておくのが大切です。
たとえば、学習スペースの確保や教材などを決めておくとよいでしょう。子どもが興味を持ちそうなオンライン授業や、インターネットスクールなどを提示しても良いかもしれません。
自宅にいながらも学校の勉強ができる環境にしておき、学習への興味を持続させる取り組みが大切です。
学校に行けない子どもに寄り添って解決策を見つけよう
この記事では、不登校と準不登校の定義や原因、対処法について解説しました。
親が準不登校について理解をすれば、不登校になりそうな兆候をキャッチでき、予防や早期解決につながります。子どもの気持ちがわかりやすくなり、親子関係も良くなるのではないでしょうか。
子どもの気持ちに寄り添いながら、準不登校の解決策をみつけていきましょう。
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