【不登校特例校とは?】不登校の実態や不登校特例校の必要性、特徴やメリットも徹底解説!
「不登校特例校って何?」「どんな学校なの?」「子どもを行かせるべきかわからない…」と悩んでいませんか?
子どもが不登校になってしまったときの対応策として、不登校特例校があります。不登校特例校は、不登校の状態にある生徒の実態に配慮した学校です。
しかし、どんな学校なのか具体的にわからない方も多いのではないでしょうか。知らなければ、子どもを通わせるべきか悩むのも無理もありません。
ここでは、不登校特例校の特徴やメリットなどご紹介していきます。子どもを不登校特例校に通わせるか検討している方は、ぜひ最後まで読んでください。
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もくじ
不登校特例校とは?全国に何校あるの?
不登校特例校とは、学校に行けない生徒に配慮し、学習指導要領にとらわれない教育課程を持つ学校です。通常より始業時間を遅らせたり、生徒の学習ペースに合わせた個人指導を実施したり、一人ひとりに向き合った生徒支援を行っています。
それでは、不登校特例校はなぜ必要と考えられ、創られたのでしょうか。その背景と実状をみていきましょう。
不登校特例校は不登校児童に配慮された学校である
不登校特例校は、平成17年7月に学校教育法施行規則改正で制度化されました。
不登校児童生徒の実態に配慮した特別の教育課程を編成して教育を実施する必要があると認められる場合、文部科学大臣が、学校教育法施行規則第56条に基づき(第79条(中学校)、第79条の6(義務教育学校)、第86条(高等学校)、第108条(中等教育学校)において準用)、学校を指定し、特定の学校において教育課程の基準によらずに特別の教育課程を編成して教育を実施することができます。
不登校の生徒でも教育が受けられることを目的として、国は不登校特例校の整備を国や自治体が実施するように努力義務を課しています。
年々増えている不登校児童生徒に対応するために、法改正が進められました。不登校児童生徒に対する国の基本方針は、特別な教育課程を編成して教育する特例校の設置を促進することとなっています。
不登校児童生徒数は過去最多を記録している
実際に不登校児童の生徒数はどのくらいいるのでしょうか?実は、不登校児童生徒数は直近過去最多を記録しています。以下は、文部科学省が令和3年度に出しているデータです。
●小・中学校における長期欠席者のうち、不登校児童生徒数は244,940人(前年度196,127人)であり、児童生徒1,000人当たりの不登校児童生徒数は25.7人(前年度20.5人)。
● 不登校児童生徒数は9年連続で増加し、過去最多となっている。
小中学校における不登校児童生徒数は24万人を超えており、前年比でも5万人以上増えています。更に、不登校児童生徒数は9年連続で増加しており、過去最多です。
メディアで大きく取り上げられていないものの、このように不登校の実態は年々悪化しています。
不登校特例校は令和4年現在で全国に21校ある
不登校児童生徒が増えている現状があるため、不登校特例校も徐々に増えつつあります。令和2年の段階では全国に12校設置でしたが、令和4年時点では21校にまで増えています。(参照:文部科学省「不登校特例校の設置者一覧」)
公立・私立の学校が存在し、公立学校は12校、私立学校は9校です。カリキュラムは一般的な学校のように一律ではなく、学校によって特徴が異なります。学校選びの際は教育課程を比較するようにしましょう。
不登校特例校に見られる5つの特徴
不登校特例校の背景や実状について知ったところで、ここからは不登校特例校の特徴について解説します。不登校特例校は名前の通り、不登校児童生徒向けの学校のため一般的な教育課程とは異なります。具体的には5つの特徴があります。
不登校特例校の特徴
- ①私立の学校も公立の学校もある
- ②総授業時間数は一般的な学校よりも少ないことが多い
- ③授業形式やクラス編成が柔軟に組まれている
- ④不登校に理解のある教師が多い
- ⑤総合的な学習の授業時間が比較的多い
一般的な学校と教育内容が大きく異なるのではなく、生徒一人ひとりのサポートが手厚いというイメージです。ここからは一つずつ詳細に説明します。
①私立の学校も公立の学校もある
不登校特例校には、一般的な学校と同じで私立と公立の両方が存在します。公立は比較的学費が安く、教育費を抑えられます。
対して私立は、年間100万円以上学費がかかる場所もあり、学校ごとに異なります。カリキュラムも各学校異なるので、子どもに合った学校選びが重要となります。
個別指導に重点を置いている学校や、二部学級制度を設けている学校など、不登校特例校のあり方はさまざまです。
②総授業時間数は一般的な学校よりも少ないことが多い
文部科学省の手引によると、「不登校特例校であっても原則として総授業時間数の削減を行うべきではない」と書かれています。一方、次のようにも書かれており、実際は総授業時間数を減らしているところが多いようです。
ただし,教育内容や総授業時間数の削減を行わ なければ,不登校児童生徒の教育環境を保障す ることが困難であると考えられるなどの特別の事情がある場合には,以下の点に十分留意し た上で,教育内容や総授業時間数の削減を行う ことができるものとしている 。
一般的な学校では、小学4年生から中学3年生の年間の総授業時数は1,015時間(小学生は45分/時、中学生は50分/時)と定められています。(参照:文部科学省「標準授業時数について」)不登校特例校では4分の3程度の学校が多いです。
例えば、八王子市立高尾山学園では、総授業時間数は760時間程度です。加えて行事等で90時間程度あるため、合計850時間と通常の2割減になります。(参照:西東京市議会議員 田村ひろゆき『不登校児童生徒のための体験型学校「八王子市立高尾山学園」へ』)
③授業形式やクラス編成が柔軟に組まれている
不登校特例校では、授業形式やクラス編成が柔軟に組まれており、一般的な学校とは異なります。一般的には学校のクラスは学年ごとにクラスが変わりますが、不登校特例校では複数の学年が混ざって同じクラスになることも。
一斉に同じ授業を受けるのではなく、一人ひとりが個別に学習し、困ったことがあれば先生に聞くという形式のところが多数です。また、オンライン学習を利用して自宅学習が許可されている学校も存在します。
これらは学校によって異なるので、不登校特例校を検討する際に、詳細の形式を確認することが重要です。基本的には、どの学校も一般的な学校よりは自由度が高く、不登校児童生徒が学習しやすい工夫がされています。
④不登校に理解のある教師が多い
不登校特例校に勤めている教員には、不登校に理解のある教師が多いのも特徴の一つです。不登校児童生徒を対象とした学校のため、生徒との向き合い方を熟知してる方が多数存在します。
個別指導を行っていると、一人ひとりの生徒と向き合う時間が一般的な学校よりも多くなるので、不登校児童生徒への理解が増します。また、公募を募って教員募集をかけている不登校特例校もあるので、不登校に対して問題意識を持った教員が集まっている学校も。
不登校特例校に子どもを入れるのが不安という方も、安心して任せやすいでしょう。
⑤総合的な学習の授業時間が比較的多い
不登校特例校は、総合的な学習時間を増やしている場合がほとんどです。座学だけでなく、体験学習に重きを置いている学校もあります。
カリキュラムに校外学習やボランティア活動・宿泊学習など体験的な内容を盛り込むことで、生徒の意欲を促進するというものです。
一般的な教育課程のような詰め込み型ではなく、体験的な授業を通じて社会経験を積むことで、生徒の自信に繋がる経験をさせることを重視しています。
不登校特例校に通うことで得られるメリット
不登校特例校を検討する際に、どのようなメリットがあるか気にされる方も多いでしょう。ここでは、不登校特例校に通うメリットを2つご紹介します。
不登校特例校のメリット
- ①不登校特例校の卒業証書が受け取れる
- ②進路書類が発行される
不登校特例校に通うと、進学ができなくなってしまうという心配もあるでしょう。しかし、不登校特例校でも卒業証書や進路書類を受け取れます。ここからは、それぞれ詳しく解説します。
①不登校特例校の卒業証書が受け取れる
不登校特例校は一般的な学校より総授業時間数が少なく設定されてますが、卒業時には卒業資格を得ることができます。卒業証書も受け取ることができるので、きちんとその教育課程を修了したと認めらている証です。
そのため、中学校を卒業したあとでも高校に問題なく進学できます。不登校特例校に通うことで卒業証書を受け取れるので、不登校だからと進学を諦める必要はありません。将来の選択肢を広げるためにも検討してみるとよいでしょう。
②進路書類が発行される
卒業証書だけでなく、進路書類も作成してもらえます。不登校特例校でも、進学を希望すれば進路指導を受けられ、内申書などの進路書類も発行してもらえます。
不登校特例校を検討してる方は合わせてフリースクールも検討される方が多いですが、フリースクールでは卒業証書や進路書類は発行できません。子どもを進学させたいという方は注意しましょう。
まとめ
今回は不登校特例校について、特徴やメリットを解説しました。不登校特例校は一般的な学校に比べて、不登校児童生徒が通いやすい環境が整えられています。
授業時間が短い、教員と生徒の距離が近いなど、子どもに負担をかけないような工夫も。更に、卒業証書や進路書類などもらえるので、進学できない心配もありません。
子どもが不登校になった場合の一つの選択肢として、不登校特例校を検討してみてはいかがでしょうか。
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