【自立と自律の違いとは?】中学生が自立学習を身につける5つのメリットや4つの選択肢をご紹介

「自立学習」とは、自らの意思で学習の進め方を考えて、主体的に学習を進めることを指します。自立学習は、学習のみならず部活動や日常生活にも活きてくるもので、中学生のタイミングで身につけておきたい能力でしょう。

反対に自律とは、自ら定めた規則に則って主体的に行動することを指し、自立とは似たニュアンスの言葉として使われますが、細かい部分は少し異なる用語です。

本記事では、自立と自立の違いについて述べ、自立学習を身につけるメリットや身につける方法などを徹底解説します。自立したい中学生の方はもちろん、中学生のお子さまがいる親御さまや、なかなか自主的に動けないと悩む方などもぜひご覧ください。



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自立と自律の意味の違い

対策 アイデア

2つの言葉の意味の違いについて正しくそれぞれ知っていますか?まず、教育の現場においてよく活用されるのが「自律学習」です。「それなら自立学習はないの?」と思われがちですが、塾業界では「自立学習」という言葉も使われています。
この「自立」と「自律」は、教育者はもちろん、子どもを持つ親としても正しく把握しておく必要がある大切な言葉といえます。同音異義語であるこの2つの言葉は同じような意味として捉えられがちですが、実際は全く異なる言葉であることを知っておきましょう。
簡単に言えば、自立は「自分だけで物事を行うこと」、自律は「自分自身をコントロールすること」になり、それぞれ目的が違うという特徴があります。

自立とは

自立という言葉はよく「経済的に自立する」「親元を離れて自立する」といった文章で活用される言葉です。自立の意味は「自分以外の助けを受けることなく、また、支配されずに自身の力だけで物事をやっていくこと」になり、これを学習に置き換えると「先生の力を借りずに自分ひとりで勉強すること」です。
自立度が高い状態とは、自分自身で勉強できる状態であることを示しており、塾業界でよく見る「自立学習」は、一斉解説授業を廃し、自分自身で解説やビデオを視聴して勉強するスタイルを指すことがほとんどとなります。

自律とは

こともの手 質問

自律という言葉を使う馴染み深いものは「自律神経」「自律型ロボット」などです。また、「景気の自律回復」などといった使い方もされます。他の助けを受けずに自分で物事を行っていく自立に対し、自律とは「できるかできないかということではなく、自分に厳しくして行動に移すこと」をいいます。
学習に置き換えると「支配や助けを受けず、自分自身が立てた学習のスケジュールに従い行動すること」です。強制的に学習をするのではなく、自分で考えて適切なスケジュールを立て、その通りに行動できる状態であることが「自律」となります。

自立学習と自律学習の違い

自立学習の類義語に、「自律学習」があります。自立学習と自律学習の違いは、「自分で行動内容そのものを考えられているか」という点にあります。まず、「自立」と「自律」の意味の違いを確認してみましょう。

自立は他者の助けを必要とせず行動するという意味なのに対して、自律は行動内容も含めて自ら考えて行動するという点です。それでは、下記で詳しく自立学習と自律学習について詳しくみていきましょう。

自立学習とは

疑問符

他からの助けを受けずに自分自身で物事を成し遂げることや、自分でできることを自立といいます。
自立学習とは、その名の通り自ら積極的に勉強に取り組む姿勢や、学校の先生や親から言われる前に、自分から進んで勉強できる力のことです。

自立した学びとは、たとえば中学生の場合、高校受験に向けた目標から逆算し、どういったスケジュールで勉強を進めていくのかを自ら考えることが自立学習といえます。

自律学習とは

ノートや筆記用具

「自分でできる」という自立に対して、自律とは、自分を厳しくして行動に移すことを指します。誰かに言われたからやるのではなく、自らが考えて行動することが自律です。

中学生にもなると、将来のことを真剣に考え始める子どもも少なくありません。自律学習を身につけることで、自分には何が必要なのか、その分野をしっかりと見極めて学習し、業務に活かして遂行ができるようになります。

これを「自律型人材」といい、自律学習はこうした大人を育てる学習ともいえます。

中学生における自立学習とは自分の力で頑張り抜くこと

中学生における自立学習とは自分の力で頑張り抜くこと

中学生における「自立学習」とは、生活や家庭など勉強以外の面も主体的に頑張り抜くことを指します。一般的な自立学習は、自主的に学習を行うことを指しますが、中学生においては勉強以外の様々な面でも自ら学びにいく姿勢が求められるのです。

中学生は、親や周囲のサポートを受けずに、自らの将来に向かって頑張る力が必要になります。自立学習はその力の成果とも言えるもので、自ら進路について考え、その道を切り開くために必要なことです。

自立と自律の違い

まずは、「自立」と「自律」の違いについて確認しましょう。自立は自らの力で行動するのに対して、自律は自ら定めた規則に則って主体的に行動するという点です。まず、「自立」と「自律」について辞書で調べると、以下の意味であることが分かります。

【「自立」と「自律」の意味】

  • 「自立」・・・他への従属から離れて独り立ちすること。他からの支配や助力を受けずに、存在すること。「精神的に―する」
  • 「自律」・・・他からの支配・制約などを受けずに、自分自身で立てた規範に従って行動すること。「―の精神を養う」

引用:「デジタル大辞林(小学館・goo辞書)」より

上記の解説を見ると、「自立」は周囲のサポートを借りずに行動できるという意味で、「自律」は行動規範そのものも自ら考えた上で行動することと言えます。

本記事含め「自立」に「自律」の意味合いも含めて使用することも多くありますが、言葉自体にはこのように「行動規範を自ら考えるか否か」という違いがあるのです。

勉強以外にも好影響!自立学習を中学生が身につける5つのメリット

勉強以外にも好影響!自立学習を中学生が身につける5つのメリット

中学生が自立学習を身につけられると、勉強だけでなく日常生活にも様々なメリットがあります。

自立学習を身につけるためには苦労が伴いますが、メリットを把握するだけでもモチベーションになるため、なかなか自立学習が身につかないという方はこの項目を参考にしてください。

【自立学習を中学生が身につける5つのメリット】

  • 自分の意見を持って行動できる
  • 学習に対して前向きな習慣が身に付く
  • 大人のステップを踏める
  • 学習のモチベーションが高まる
  • 自分の強み・弱みが理解できるようになる

それぞれのメリットについて順番に見ていきましょう。

自分の意見を持って行動できる

自立学習が身につくと、どのように行動するかを自ら考えて、自分の意見を持って行動できるようになります。自分の意見を持って行動できることは、周囲の状況や環境に影響されないことにも繋がるでしょう。

例えば、周りの人はゲームをしていても、自分は部活や勉強を頑張るといった「自分軸の行動」ができるようになります。周囲の環境変化に左右されない、強い意志力を持つことができるのです。

中学生は、大人でもなく、子どもでもない年齢になります。親からの干渉は徐々に減っていき、個人としての意見が生まれやすくなるため、今のタイミングで自身の意見をもとに行動することが重要です。

学習に対して前向きな習慣が身に付く

「自分で立てた計画通りに勉強ができた」という経験は大きな達成感となり、学習に対して前向きな習慣が身につくきっかけになります。

中学生は学習内容も難しくなり、勉強に対してネガティブな印象を持つ子どもも増えるため、前向きな習慣が身につくと周囲と大きな差が付けらるでしょう。

また、学習に対して前向きな姿勢が身につくと成績・偏差値アップにも繋がり、進路選択の幅が広がるというメリットもあります。ネガティブに感じがちな進路選択についても、前向きに考えられるようになるでしょう。

大人のステップを踏める

自立学習ができるようになると、親や周囲の大人の助けを借りずに行動でき、「親離れ」することができます。

教師や親からの指示を受ける前に動けるので、学習や部活動でもリーダー性が発揮できたり、周囲の大人から信頼されやすくなったりするでしょう。

高校生・大学生になってから親離れをしようとすると、親離れできない期間が長いために、スムーズに親離れできないケースが少なくありません。中学生のうちに自立学習・親離れができるようになれば、スムーズな親離れができます。

学習のモチベーションが高まる

自立習ができるようになり、成績や偏差値がアップすると、学習のモチベーションが高まります。学習のモチベーションが高まれば、さらに自主的に勉強を進めやすくなり、成績・偏差値もアップしやすくなるという好循環も生まれやすいです。

中学生で学習モチベーションが高まらないと、授業内容が難化する高校では授業についていきにくくなる可能性も少なくありません。

そのため、中学生のうちに、勉強や部活など自身が定めた目標に対して成功体験を得ておくと、モチベーションを維持しやすくなります。中学生のうちから学習モチベーションを高めておくと、その後の専門的な授業内容も理解しやすくなるでしょう。

自分の強み・弱みが理解できるようになる

自分で考えて行動する「自立学習」の習慣が身につくと、自分の強み・弱みについて自分で理解することもできるようになります。

自分の強み・弱みについて考え、その後の行動についても判断できるようになれば、自分の能力をバランス良く伸ばすことも可能になるでしょう。

また、親や先生、コーチなどの指導を受ける場合でも、自分で自分の能力を判断できているかで指導内容・成長スピードは大きく異なります。勉強と部活どちらも伸び盛りである中学生だからこそ、自立学習が重要なのです。

今日から実践!自立学習を中学生が身につけるための5つの方法

今日から実践!自立学習を中学生が身につけるための5つの方法

自立学習には勉強・部活・日常生活あらゆる面で活きるメリットがありますが、身につけるのは簡単ではありません。

自立学習ができるようになりたいと思いながらも、だらけてしまうという方も少なくないでしょう。ここからは、以下で自立学習を身につけるための方法を紹介します。

【自立学習を中学生が身につけるための5つの方法】

  • 自分の目標を持ってみる
  • 自分で考えて決める機会を増やす
  • 1人で行動をしてみる
  • 勉強や塾でスケジュールを意識してみる
  • 自分が得意なこと・得意ではないことを分析する

上記5つの方法について、以下で詳しく解説します。これから自立学習ができるようになりたい方だけでなく、過去に挫折してしまったという方、子どものサボり癖に悩む親御さまは、ぜひ参考にしてください。

自分の目標を持ってみる

自分で目標を設定するのは、自立学習の第一歩です。目標とは、最終の目的を達成するための中間地点の手順を指します。以下は、自分の目標を立てる際の3つのステップです。

自分の目標の立て方

  • 最終目的を決める:将来医者になる
  • 必要なステップを考える:医学部のある大学へ入学する、医者の人と接する
  • 目標①:偏差値の高い高校へ入学する、医学部へそのまま入学できる高校へ進学するなど
  • 目標②:直近の試験で良い成績を出す
  • 目標③:毎日5ページ教科書を見る

注意したいのは、最初から「試験で90点を取る」など大きい目標や再チャレンジしにくい目標を立てると、挫折しやすくなります。

「〇ページまで終わらせる」「宿題の書き取り課題1文字でも多めにやる」など、日々の学習で取り組みやすい設定をすると、挫折しにくいでしょう。自分で設定した目標を達成すると、大きな達成感を得やすく自立学習も身につきやすくなります。

自分で考えて決める機会を増やす

今まで親や周囲の大人に決めてもらっていたものを、自分で判断するように意識してみましょう。日々生活する中で「言われる前に行動する」と意識するだけでも、少しずつ自分で考えて行動する癖が身につきます。

自分で決める機会の例

  • 洋服を自分で選ぶ
  • 部活を自分で選ぶ
  • 塾を自分で選ぶ
  • 志望校を自分で選ぶ など

また、言われるまで動けないという人は、まず「自ら周囲の大人に質問しに行く」という姿勢を身につけるのがおすすめです。

最初から全て自分で判断しようとすると上手くいかないことも多いため、そうした場面ではまず自ら指示を聞けるようにしてみてください。

1人で行動をしてみる

1人で行動する時間を増やすと、自分で考えて行動せざるを得ない状況が増えるため、自立学習を身につけやすくなります。中学生の場合は、知り合いの少ない塾に通う、1人で少し遠出をしてみるなどがおすすめです。

1人行動の例

  • 知り合いが少ない塾へ通う
  • 少し遠出する
  • 図書館で勉強する
  • 音楽やスポーツに没頭する など

中学生では、遠距離の旅行は難しいですが、ご家族とも相談しながら行動範囲を広げてみましょう。少し行動範囲を広げるだけでも、分からないことや迷った際の判断力が養われ、自立した力が身につきます。

勉強や塾でスケジュールを意識してみる

試験勉強や塾の学習などで、どのようにすればスムーズに学習が進められるかを自分で考えるよう意識するのも、自立学習を身につけるのに役立ちます。

「〇日の試験までにここまで復習しなくてはいけないから、今週中に〇ページまで復習しよう」のようにに、大きな目標から細分化してスケジュールを組み立てるのがおすすめです。

また、今までまったくスケジュールを立てたり、スケジュールを意識して勉強してこなかったのであれば、まず「親や先生と協力してスケジュールを組み、スケジュールを意識して生活する」ことから始めてみてください。

自分が得意なこと・得意ではないことを分析する

自分の得意・不得意を分析するのは、スケジュール立てや日々の行動を判断するうえで重要なことです。試験結果や授業の理解度などから、教科ごとの好き・嫌いや得意・不得意をまとめる時間を作ってみましょう。以下は、自分を理解する質問項目です。

自分を理解する質問項目

  • 今の自分の夢は?
  • どんな友達が多い?
  • 何をしているときが楽しい?
  • どんな教科に力を入れていた?それはなぜ力を入れていた?など

また、日常生活や部活などにおける得意・不得意や好き・嫌いを分析するのも、自立学習を身につけるのに役立つことがあります。

「反復練習・学習のようにコツコツとした作業が好き」「美術のように自分で考える教科や、練習メニューを考えるのが好き」など、既に分かっている好き・嫌いから、自分の大まかな性格を把握するのもおすすめできます。

別の方法も!自立学習を身につけるための4つの選択肢

定規やノート

ここまで自立学習を行えるようになるための方法を解説しましたが、上記5つで上手くいかなかった場合にも、そのほか様々な選択肢があります。

【自立学習を身につけるための3つの選択肢】

  • 家庭学習をする
  • 個別指導塾に通う
  • 教わる側だけでなく教える側も試す
  • すららのオンライン学習を試す

「自立学習をしようとして計画倒れになってしまった」という方でも、以下を参考にしながら諦めず学習に取り組んでみてください。

家庭学習をする

登下校や自習室などで学習しにくい場合は、リビングなどで家庭学習をするのがおすすめです。どうしても自力では難しい場合は、家庭教師を利用するのも良いでしょう。

また自室で学習ができないという人でも、リビングなど少し場所を変えるだけで勉強しやすくなるケースもあります。家庭で自立学習をするメリットは、場所や時間の制約が少ないことです。

早朝や寝る前、トイレや入浴中でも勉強ができるため、隙間時間を有効活用しやすくなるでしょう。

個別指導塾に通う

個別指導塾の場合は、自分で立てた計画に沿って学習を進めやすいため、自立学習ができるようになりたい方におすすめできます。

また個別指導塾によっては自習室のある教室も多いので、家だと集中できないという方は、自習室を活用することでさらに自立学習が行いやすくなります。家庭学習に比べてお金はかかりますが、その分効率よく学習が進められるのがメリットです。

教わる側だけでなく教える側も試す

コーチングとは、主にオンラインで学習のサポートをしてくれるサービスです。学習計画を立てるところから、進捗管理、計画の修正までサポートしてくれます。

最初から自立学習をスムーズに進めるのは難しいですが、こうしたコーチングで勉強をする癖がつけば、自立学習ができるようになるきっかけとなるでしょう。

また、コーチングを受けつつ自分自身が教える側になることで、より自立した学習意識を持たせることが可能になります。

すららのオンライン学習を試す

「自分のペースでコツコツ勉強していきたい」「躓いている部分に戻って学び直したい」と考えている方には、すららの無学年式学習がおすすめです。

自宅にいながら質の高い学習ができ、しっかりと学力を高められます。また、無学年式なので、自分が苦手な部分や分からないポイントまでさかのぼって勉強し直すことができます。

その結果、勉強の楽しさを体験することに繋がるため、自ら意欲的に取り組むようになります。また、すららではトークンエコノミー方式を採用しており、「頑張ったらいいことがある」という体験を積み重ねていくことで、自然に学習習慣を身につけることが可能です。

 

まとめ

自立学習を身につけるためにはいくつかのコツと時間が必要ですが、一度習慣がつくと将来の様々な場面でプラスに働きます。

日々の学習や部活はもちろん、自分自身で進路について考え、希望の進路に自力で進んでいくためにも、自立学習は大きく役立つものです。本記事を参考にしながら、自立学習を身につける第一歩を踏み出してみてください。



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