【中学生の子ども】発達障がいの3種類の特徴や親ができる4つの接し方について解説

「子どもが学校の勉強についていけない。」

「周りとのコミュニケーションが苦手でトラブルが多い。」

と困っている方はいませんか?

学習面やコミュニケーションにおいての悩みが多い場合、発達障がいの可能性を考慮する必要があります。

この記事では、発達障がいの種類や原因と、親ができる対処法を詳しく紹介します。正しい知識や対処法を知れば、子どもにとって良い関わりができるようになります。ぜひ参考にしてください。



この記事を読む方で

お子さまの学習について下記の様なお悩みを持っている方はいませんか?

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もくじ

発達障がいとは?

発達障がいとはどのように定義されているのでしょうか?

発達障害者支援法では”自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの”とされています。出典:文部科学省「発達障害者支援法(平成十六年十二月十日法律第百六十七号)」

発達障がいは、幼少期から認知・行動面において特徴がみられます。かつて、親の養育態度が原因と言われた時代がありました。現在では完全に否定されており、生まれつきみられる脳の働きの違いが原因と考えられています。

発達障がいの種類

発達障がいの主なものとして、以下があげられます。

【発達障がいの種類】

    • 自閉症スペクトラム障がい(アスペルガー・ASD)
    • 学習障がい(LD)
    • 注意欠如・多動性障がい(ADHD)

発達障がいの判別は難しいですが、チェックシートを使った見分け方があります。気になる子どもの様子が一覧になっていますので一度お試しください。出典:文部科学省「児童生徒理解に関するチェック・リスト」

吃音やチック症も発達障がいに含まれますが、この記事では代表的な3つの種類について解説します。

発達障がいの種類 症状・困っていること 見分けるポイント
自閉症スペクトラム障がい(アスペルガー・ASD) 社会的コミュニケーションや対人関係が困難
会話が成立しない
言葉の発達に遅れがみられる
限定的な行動や興味
特定なことに強いこだわりがある
学習障がい(LD) 読む・話す・書く・聞く・計算するなどの能力に困難が生じる
ノートを取ることに集中しすぎて授業内容が理解できない
字を書くと反転する
バランスの取れた字が書けない
ひらがなの音読が遅い
数の概念が身につかない
文章問題を解けない
ADHD(注意欠陥・多動性障がい) 思いつくままに行動してしまう
集中力がなくミスが多い
じっとしていられない
落ち着きがない
授業に集中できない
忘れ物が多い
トゥレット症候群(チック症) 自身の意志とは一切関係なくチック症状が複雑にあらわれる 瞬き・顔をしかめる・急に頭を振るなどの行動を起こす
吃音症 滑らかに話ができない
どもった話し方
話し始めの最初の一音が詰まってしまう
同じ音を繰り返す

①自閉症スペクトラム障がい(アスペルガー・ASD)

「スペクトラム」とは「連続体」という意味です。自閉的傾向が程度の違いこそあれ、複数存在している発達障がいを、自閉症スペクトラム障がいといいます。

では自閉的傾向とはどのような症状を指すのでしょうか?以下にまとめますので、ご覧ください。

【自閉症スペクトラム障がいの主な症状】

  • 目が合わない
  • 言葉の発達に遅れがみられる
  • 問いかけに対してオウム返しがみられる
  • 冗談が通じない
  • 相手の立場に立って考えることが難しい
  • 同じ遊びや行動をずっと続ける
  • ある習慣へのこだわりが強い

思春期を迎えるとコミュニケーションや学習面において細やかなスキルを求められる場面が多くなります。そのため、自閉症スペクトラム障がいの子どもは自信を失いがちです。不安症やうつ症状など、こころの不調を訴えやすくなるのも特徴です。

②学習障がい(LD)

知的な能力や機能に問題はないのに、読む・書く・計算するなどの特定の能力に著しい困難がみられる障がいです。

LDは以下のように分類されます。

【学習障がい(LD)の分類】

    • 読字障がい(ディスクレシア)
    • 書字表出障がい(ディスグラフィア)
    • 算数障がい(ディスカリキュア)

「読めるが書けない」「書けるが読めない」といった症状が起こるのが、LDの特徴です。

LDの子どもが幼児期に気づかれることはまれでしょう。小学生になり、計算だけがどうしても習得できない、漢字を正しく書けないなどの様子から周りの大人が気がつき、初めて支援を受ける子どもも少なくありません。

③ADHD(注意欠陥・多動性障がい)

ADHDとは、不注意と多動性・衝動性の2つの特徴が、同年齢の子どもよりも顕著にみられる障がいです。12歳以前に出現し、日常生活に困難を生じる場合に診断されます。

子どもがよく動き、落ち着きがないのは決して珍しいことではありませんが、ADHDには以下のような特徴的な症状がみられます。

【ADHDの主な症状】

  • 授業中でも離席して教室を歩き回ったり、外へ飛び出す
  • 一定の時間、集中して話を聞くことができない
  • 座っていても手足を動かし続ける
  • 順番が待てずに割り込んでしまう
  • 学校の勉強や習い事でミスが多い
  • 話しかけられても聞いていないように見える
  • 最後までやり遂げることが難しい
  • 段取りや整理整頓が苦手
  • 忘れ物や紛失が多い

症状には男女差があり、男子は多動性や衝動性が多く見られるため気づかれやすいですが、女子のADHDは分かりにくい傾向があります。話を聞いていないように見えても、女子特有のおっとりした性格と捉えられてしまい、症状を見逃されてしまうケースです。

④トゥレット症候群(チック症)

チック症は、症状の度合いが人により異なり、ほとんどは軽いものとなっています。トゥレット症候群はチック症の中でも特に重度です。
目的もなく、繰り返し不規則に不随意運動が行われたり、意図しない言葉や音が突発的に繰り返される現象が主な症状になります。
4歳から6歳、遅くても18歳までに発症する障がいで、最も症状が激しくなるのが10歳前後です。症状は青年期に入ることで減少し、ほとんどの症状はそのままなくなるのが特徴です。

⑤吃音症

滑らかに話せない・どもった話し方が特徴の障がいです。世の中ではまだ理解がされていない面が多く、話し方で理不尽に怒られたり、馬鹿にされることも多くあります。

別名「小児期発症流暢障がい」といわれており、3歳ころから発症することがほとんどです。吃音症は特別に治療せずとも自然に治ることもありますが、大人になってからも症状が改善されず引き続き悩まされている方も少なくありません。

発達障がいのグレーゾーンとは?

発達障がいが持つ特性が見られるものの、診断基準が満たされずに診断が正式に下っていない状態がグレーゾーンです。
発達障がいかどうかは、明確な数値があるわけではないため診断が難しく、はっきりと見極めることが難しい方も少なくありません。
グレーゾーンの場合、通常の発達障がいがある方に比べれば困難が少ないと思われがちですが、周囲からの理解が得られにくい点や、適切な支援が受けにくいといった弊害もあります。

発達障がいはなぜ起こる?2つの原因を解説

発達障がいの原因は脳の機能障害と考えられています。脳に影響を与える要因は、遺伝子的要因と環境的要因です。かつては、親の不適切な養育やしつけ不足、虐待などが原因と言われていました。現在、発達障がいは親の養育態度とは無関係とされています。

発達障がいの原因については不明な部分も多く、はっきりとした研究結果が出ていません。

「遺伝子」「環境」と単独で考えるのではなく、さまざまな要因が合わさって発達障がいを引き起こすと考えるのがよいでしょう。

①遺伝子的要因

発達障がいには遺伝子の影響が認められており、特にADHDの遺伝率は76%と推定され、高い遺伝性が考えられます。出典:村上佳津美「注意欠如・多動症(ADHD)特性の理解」

自閉症スペクトラム障がいや学習障がいにも、遺伝子の影響があると分かっています。

遺伝子的要因と環境的要因が組み合わさることで、発症のリスクが高まる恐れがあります。遺伝子的要因だけで、発達障がいの原因をすべて説明できるわけではないことを知っておく必要があるでしょう。

②環境的要因

環境的要因には、妊娠中の生活様式と乳幼児期の環境の2つがあります。

発達障がいは脳の機能障がいが主な原因です。機能障がいに影響を及ぼすものとして、以下の項目があげられます。

【脳の機能障がいに影響を及ぼすもの】

  • 脳の物理的損傷(けがや病気など)
  • 低出生体重児
  • 妊娠中の喫煙、飲酒
  • 食品添加物

特に、妊娠中の喫煙については、ADHDや学習障がいへの影響が分かっており注意が必要です。

【子どもの年齢別】発達障がいの特徴

同じ発達障がいでも、年齢により表れる特徴は異なります。正しく特徴を把握できれば、早い段階から適切な支援を受けられるようになるため、ここで年齢別の主となる特徴を把握しておきましょう。

【子どもの年齢別発達障がいの特徴】

  • 乳児期(1歳まで)
  • 幼児期(6歳まで)
  • 就学期(小学生〜中学生まで)
  • 思春期(中学生〜高校生まで)

①乳児期(1歳まで)

1歳までの乳児期の場合、発達障がいかどうか判断することは非常に難しく、気付かれないことがほとんどです。
しかし、目が合わない・指さしをしない・おもちゃなどに関心がないなど他の子とは違う部分に気付くことも少なくありません。
発達速度は個人で差があるため、成長が遅いだけで発達障がいと診断されることはほぼありませんが、何かしらの特性があるかもしれないと気にかけておくようにしましょう。

②幼児期(6歳まで)

幼児期では、1歳検診や3歳検診などで発達障がいが発覚するケースが多くあります。言葉の発達が著しく遅かったり、多動が目立つなど成長過程においても特徴があらわれやすいのもポイントです。
また、幼稚園や保育園などの入園前や生活がスタートした後に、先生からの指摘されることも少なくありません。
さらに、幼稚園や保育園では目立たなかった特性が、小学校の入学前辺りから他の子との違いが顕著にあらわれることも多いのが特徴です。

③就学期(小学生〜中学生まで)

③就学期(小学生〜中学生まで)

小学生から中学生の就学期は、幼児期にはあまり気にしなかった部分に違和感を覚えることが多くあります。

これまでは、親が幼稚園や保育園の準備を行うことがほとんどですが、小学校に入ってからは授業などの準備は主に自分自身で行うことも少なくありません。

忘れ物が多い・順番やルールが守れない・授業中に椅子に座り続けられない・文字が読めないなど、発達障がいの特徴が強く出ます。

④思春期(中学生〜高校生まで)

思春期の発達障がいにおける大きな特徴として挙げられるのは、反抗期や勉強の遅れ、不登校などがあります。

また、この時期に適切な支援が受けられない環境にいる場合、体の不調や精神疾患などの二次障がいがあらわれることも珍しくありません。

中学生や高校生では、発達障がいを理由に周囲から馬鹿にされたり、孤立してしまうことも多く、正しいケアを行うことは必須といえます。

発達障がいの子どもへの接し方

発達障がいの子どもへの関わりに悩む方は多いでしょう。それぞれの障がいの種類によって対応の仕方が変わり、発達や性格によっても異なります。一人ひとりの特性を見極め、子どもに合った関わりが大切です。

発達障がいの子どもへの接し方の基本は、以下の通りです。

【発達障がいの子どもへの接し方の基本】

  • 感情的に叱らない
  • 指示は一度にひとつずつ
  • 絵カードやイラストを使い、視覚的な理解を促す
  • 曖昧な言葉を使わない

これらの接し方を基本と考えながら、それぞれの種類の特性に応じた対応をしていきましょう。発達障がいの種類別の対応についてくわしく説明します。

①自閉症スペクトラム障がい(アスペルガー・ASD)の場合

自閉症スペクトラム障がいの子どもは、文脈を理解することが苦手です。たとえば、友達とじゃれ合いをしていて「ゆるせない」と言われると、冗談だと理解できずに深く傷ついてしまいます。また、他人の気持ちを想像しにくい特性もあります。

本人がパニックにならないよう分かりやすい言葉を心がけてください。「ちゃんとして」のような曖昧な言葉では伝わりません。「漢字の宿題をしましょう」など具体的に伝えるようにしましょう。

また、予定や指示は、一度にひとつずつ伝えると効果的です。「5分待っていてね」など、数字や絵を使うのも良い方法です。

物事へのこだわりは、周りから理解されにくい面がありますが、本人にとってはとても重要なことです。子どものこだわりを尊重する対応は、精神的な安定につながります。自閉スペクトラム障がいの子どもにとって暮らしやすい環境整備が何よりも大切です。

②学習障がい(LD)の場合

学習障がいの子どもへの対応で一番重要なのは、自信を失わせない関わりです。「頑張りが足りない」「勉強が苦手」と片づけてしまわずに、まずは子どもの様子をよく観察しましょう。

周りの大人が、学習障がいについて正しい知識を得る必要があります。

また、不得意な面だけでなく、得意なことに目を向ける関わりが重要です。たとえば、聞いて理解することは難しいけれども、目で見て理解できる場合は、絵カード等の視覚的な援助が効果的です。

子どもの普段の様子を知るためにも、学校の先生との連携は欠かせません。学習面で十分なサポートが受けられるよう、積極的な情報共有が大切です。

③ADHD(注意欠陥・多動性障がい)の場合

ADHDの子どもへの関わりでは、外部からの刺激を減らすのがポイントです。目立つものが飾ってあったり、常に音が鳴っている環境では、気が散ってしまい集中力が続きません。

また、集中できる時間も子どもによって違うので、取り組みやすい課題量の把握が大切です。集中力の限界が10分の子どもであれば、10分ごとに細かく区切るなどの工夫をしてみましょう。その際は、絵カード等の視覚からの情報を使うと効果的です。

他の発達障がいと同じく、ADHDの子どもは、一般的に「できて当然」と思われる行動が苦手です。そのため、日常的に失敗体験が多くなり、劣等感を抱きやすくなります。「努力不足」「甘え」などと捉えず、ADHDの子どもが過ごしやすい環境の整備が大切です。

④発達障がいが複数ある場合

複数の発達障がいが合併している場合もめずらしくありません。たとえば、ADHDと学習障がいを抱えている子どももいます。

一つひとつの障がいに対応するのではなく、すべての発達障がいに共通する関わりが大切です。感情的に叱らない、複数の指示を出さない、絵カード等を使うなどの基本的な接し方をまず大切にしてください。

発達障がいが複数ある場合は、子どもが一番困っている点にスポットをあてましょう。たとえば「音読が苦手」「文章の読み取りが苦手」のように、学習障がいの症状について悩みが深い時は、自宅でICT教材を取り入れる等の工夫が必要です。

自宅での学習環境を整えることも大切

発達障がいの子どもが伸び伸びと能力を発揮するためには、周りの環境整備が必要です。特に、自宅の学習環境を工夫すると、学習に集中できたり、親子のコミュニケーションが円滑になったりと、メリットがたくさんあります。

【自宅での学習環境におけるポイント】

    • 整理整頓を教える
    • 部屋に遊び道具を置かない
    • オンライン教材を取り入れる

それぞれの項目について詳しく解説します。

①整理整頓を教える

発達障がいの子どもの特徴の一つが、整理整頓の苦手さです。こだわりが強いため片付けに興味が向かないケースや、どう片づけたらよいか理解が難しいなど、子どもによってさまざまな理由があります。まずは、子どもの様子をよく観察しましょう。

整理整頓に興味がないタイプには、片付けをしたらシールがもらえるなどゲーム要素を取り入れた方法が効果的です。片付けの理解が苦手な子どもには、視覚的な手助けが必要なため、パッと見て分かりやすい収納の工夫が自主的な行動につながります。

 ②部屋に遊び道具を置かない

ADHDの子どもに代表されるように、発達障がいには集中力に課題があるケースが多くみられます。そのため、学習環境には視覚や聴覚を刺激しやすいものを置かないようにしましょう。

特に、中学生の子どもにとって魅力的なスマホやタブレット、ゲーム機器などは別の部屋に置いてください。「勉強部屋では集中する」というメリハリを覚えるためにも、遊び道具との適切な距離が大切です。

③オンライン教材を取り入れる

近年、発達障がいの子どもに対するICT学習の活用が注目されています。発達障がいへの学習支援は子どもの特性によって対応が変わるため、さまざまな教材や教具の工夫が必要です。親や学校だけの力では限界を感じてしまう方も多いでしょう。

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子どもが発達障がいかなと思ったら?相談先をご紹介

子どもが発達障がいかもしれないと思っても、何をどうすればいいか分からず悩んでしまう方も少なくありません。
発達障がいに関する相談は、様々な機関で受け付けています。ここで、主となる5つの相談先を紹介します。

【発達障がいの相談先5選】

  • 相談先①児童相談所
  • 相談先②子育て支援センター
  • 相談先③市町村保健センター
  • 相談先④児童発達支援センター
  • 相談先⑤発達障がい者支援センター

相談先①児童相談所

発達障がいに関する相談だけではなく、18歳未満の子どもが抱えている悩みにおける相談を受け付けています。
児童福祉司や医師、児童心理司など、専門的スタッフが在籍しており、医療機関や支援施設への紹介を行ったり、育児や生活に対するアドバイスをしてくれるのも特徴です。
「児童相談所」というと、虐待の相談などを連想しなかなか連絡しづらいと感じる方も少なくありませんが、地域の方からの相談なども受け付けているため、気軽に活用できる機関といえます。

相談先②子育て支援センター

児童福祉法に基づき設置されている施設です。乳幼児などの小さな子どと保護者が交流する場として設けられており、様々なイベントなどを催していることもあります。

発達に関する悩みや心配事などを気軽に相談できる機関として、とくに身近な存在として知られているのも大きな特徴です。

相談先③市町村保健センター

市町村が設置・運営している施設で、その自治体の衛生や保険などに関する業務担当をしている機関です。

市町村保健センターでは、乳幼児健診も行っており、1歳検診や3歳検診の際に個人的な発達相談を受け付けてくれるため、専門知識のある職員から色々な話を聞くことができます。

発達相談だけでなく、離乳食の相談や歯科検診なども行っているため、乳幼児期は様々な面でお世話になる施設といえます。

相談先④児童発達支援センター

発達障がいがある子どもに対し、地域で適切な支援を行うための施設です。発達障がいの診断がある子どもはもちろん、グレーゾーンで悩んでいる方も利用できます。

日常生活に必要な知識やスキルを習得するためのプログラムや支援を提供し、集団生活に正しく適応できるようサポートしてくれる機関です。

相談先⑤発達障がい者支援センター

発達障がいがある方向けの機関で、様々な面で必要となるサポートを提供してくれます。発達障障がい者支援センターには年齢の制限はありません。

子どもから大人まで、幅広い層の方が利用可能です。発達障がいがある本人、その保護者からの相談を受け、必要に応じて支援機関への紹介なども行っています。

発達障がい者への公的サポートはある?

発達障がい者への公的サポートはもちろんあります。ここでは、代表的なサポートとなる2つの種類について紹介します。

どのようなものなのかを正しく把握し、ぜひ活用してください。

【発達障がい者が受けられる公的サポート2種類】

  • 障がい者手帳
  • 障がい福祉サービス

①障がい者手帳

障がい者手帳は、医師による診断書を自治体に提出することで、抱えている障がいの重症度を把握し取得できるかどうか判断されます。

そのため、障がい者手帳は発達障がいが認められても必ず取得できるとは限りません。

手帳を取得することで、様々な福祉サービスを受けることが可能になります。発達障がいの場合は精神障がい者保健福祉手帳に含まれ、仮に知的障がいを併発している場合は療育手帳の対象にもなることを頭に入れておきましょう。

②障がい福祉サービス

障がい福祉サービスとは、児童発達支援・放課後等デイサービス・保育所等支援施設などの通所施設での支援が受けられます。

さらに、外出や生活の自立を支援するための自立支援給付や障がい児入所支援など、様々な支援があるのが特徴です。

まとめ:発達障がいの種類や特性に合わせて接してあげることが大切

この記事では、発達障がいの種類や原因、親ができる関わり方について解説しました。

発達障がいの子どもは一人ひとり違う特性を持っています。周りに十分理解されないため、生きづらさを抱えている子どもも少なくありません。特に、思春期を迎えると他人と比べるようになるため、自信を失い心身に不調をきたす場合も多いのです。

子どもに発達障がいの可能性がある場合は、まず親が十分に知識をつけ、子どもの能力を伸ばす正しい接し方をしてあげましょう。



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