なぜ今、「ネット出席」なのか
「ネット出席(ICT等を活用した出席扱い制度)」が始まったのは2005年。私たちがネット出席を知ることとなった2015年当時でも、この制度の利用者は全国で200名ほどしかいませんでした。
私たちがこの活動に力を入れるようになったきっかけは、ある一人の保護者様からのお問い合わせでした。 「すららを出席扱いにできませんか?」 そのご家庭と協力し、学校と連携をとった結果、お子さんは出席扱いを認められました。その後、希望の通信制高校に合格し、高校1年生の最初の中間テストでは、なんと5教科ほぼ満点を取ることができたのです。
「学校が努力を認めてくれた」 その事実が、お子さんの自己肯定感を回復させ、学習を続ける力になりました。 ネット出席は単に「内申点の出席日数」を稼ぐためのものではありません。「自己肯定感の向上」こそが、この制度の本質的な価値であると私たちは考えています。
【調査結果】不登校の6割が制度を「知らない」という現実
制度の重要性を確信している一方で、現場には情報が届いていません。 2025年8月18日~2025年10月5日11月にかけて、私たちは不登校の小中学生と保護者400名を対象にアンケート調査を実施しました。その結果は衝撃的なものでした。
調査結果のハイライト
調査対象
AI教材「すらら」を活用している不登校児童生徒
AI教材「すらら」を活用している不登校児童生徒の保護者
対象年齢 小学校4年生~中学3年生 (小学生の場合は保護者がサポートを行った)
有効回答 400名(不登校児童生徒156名、保護者244名/親子とはかぎらない)
調査期間 2025年8月18日~2025年10月5日
- 当事者の認知不足: 不登校の小中学生の63.5%が、ネット出席制度を「知らない」と回答しました。

- 学校からの案内不足: 学校から制度の説明や提案が「なかった」と回答した家庭は、子ども・保護者ともに約9割にのぼりました。

- 制度の効果: 一方で、制度を利用できた子どもの多くが「勉強に前向きになった」「生活リズムが改善した」と回答しており、その有効性がデータでも裏付けられました。

この調査結果については、不登校ジャーナリストの石井しこう氏にも分析・寄稿いただいています。
参考リンク:知られていない非常階段――不登校の小中生、ネット出席制度を『知らない』6割(Yahoo!ニュース エキスパート)
国を動かすアクション。文部科学省へ要望書を提出
「知らない」で済ませてはいけない。 この調査結果を受け、2025年12月18日、私たちは文部科学省に対し、制度の周知徹底と運用改善を求める「要望書」を提出しました。

具体的には以下の点などを提言しています。
- 保護者へ制度の情報が確実に届く仕組みづくり
- 学校現場の先生方が迷わず運用できるためのガイドライン策定
- 自治体単位での勉強会や研修の実施
会見には多くの記者が集まり、私たちの訴えは行政を動かす大きなニュースとして取り上げられました。
メディア掲載実績一覧
今回の一連の活動は、社会的な課題として多くのメディアで報道されました。 「ネット出席」という言葉が、不登校に悩むご家庭への希望の選択肢として広がり始めています。
▼ 2025年12月:文部科学省への要望書提出・記者会見
【全国紙・Webニュース】
- 毎日新聞: 教員も「知らない」ネット出席 制度周知へ、教材会社ら文科省に要望
- 教育新聞: ネット出席の運用改善を すららネットがガイドライン提案
- こどもとIT: すららネットと石井しこう氏、文科省に「ネット出席制度」の要望書を提出
- リセマム: 不登校支援「ネット出席制度」すららネットが文科省へ要望書提出
- 日テレNEWS / ライブドアニュース 他: 「ネット出席」実態把握など求め文科省に要望書
▼ 2025年11月:実態調査発表・アンケート結果
【テレビ・ラジオ】
- NHK(ニュースWeb): “ネット出席制度” 不登校の子どもの6割が「知らなかった」
- TBS(Nスタ / TBS NEWS DIG): 【出席扱いの「ネット出席」】不登校者の63.5%が「知らない」
- NHKラジオ(Nラジ): 内田良氏出演コーナーにて紹介
- JFN: OH! HAPPY MORNING
【新聞・Webメディア】
- 毎日新聞: 不登校児の6割が知らない「ネット出席」 文科相「周知に取り組む」
- 朝日新聞(朝日EDUA): 不登校の6割が知らない「ネット出席制度」 その効果と課題は?
- 東京新聞: 不登校でもオンライン学習で「出席」になる制度、20年たっても全然使われず
- 地方紙各紙: 北海道新聞、東奥日報、河北新報、下野新聞、信濃毎日新聞、静岡新聞、神戸新聞、山陽新聞、沖縄タイムス 他多数
これから「ネット出席」を検討される方へ
今回の調査で、「もっと早く制度を知っていれば、子どもを追い詰めずに済んだ」「親子ともに気持ちが楽になったはず」という切実な声が多く寄せられました。
あした研究室では、ネット出席(ICT活用出席扱い制度)の仕組みや、申請の方法について詳しく解説しています。また、出席扱いの要件を満たす教材「すらら」についてもご案内しています。
まずはこちらの解説ページをご覧ください。
👉 不登校でも出席扱いにできる「ネット出席」制度とは?(解説ページへ)