- 1 通信制高校に偏差値はあるのか
- 1-1 基本的に通信制高校に偏差値はない
- 1-2 なぜ通信制高校には偏差値が存在しないのか
- 1-2-1 偏差値を算出するためのデータがない
- 1-2-2 入学選考の目的が学力の順位付けではない
- 1-2-3 入学の時期や形態が多様である
- 1-3 公立と私立で偏差値の考え方に違いはあるか
- 1-3-1 公立の通信制高校
- 1-3-2 私立の通信制高校
- 2 通信制高校の入学試験内容と難易度
- 2-1 書類選考
- 2-2 面接試験
- 2-3 作文や小論文
- 2-4 学力テストが行われる通信制高校もある
- 3 偏差値がない通信制高校の学校選びで見るべきポイント
- 3-1 卒業率とサポート体制
- 3-2 登校頻度と学習スタイル
- 3-3 学べる専門分野やコース内容
- 3-4 大学進学実績や進路サポート
- 3-5 学費と就学支援金制度の適用
- 4 まとめ
通信制高校には、全日制高校のような偏差値は基本的にありません。多くの学校が学力試験ではなく書類選考や面接、作文で入学者を選考しており、模試の結果から合格ラインを算出する仕組みがないためです。ただし、学校によっては国語・数学・英語などの学力テストを行う場合もあります。偏差値で比べられない分、学校選びでは卒業率やサポート体制、登校頻度と学習スタイル、学べるコース、大学進学実績、学費と就学支援金の適用状況を確認することが判断の手がかりになります。
通信制高校に偏差値はあるのか

通信制高校を調べ始めると、「自分の学力で入れるのか」「偏差値が低い学校だと思われないか」と気になる方は多いです。結論として、通信制高校には全日制高校のような偏差値は基本的にありません。ここでは、偏差値がない理由と、公立・私立での違いを整理します。
基本的に通信制高校に偏差値はない
全日制高校の多くは、学力検査の点数と調査書(内申書)をもとに合否を決めるため、学校ごとの偏差値が示されます。一方、通信制高校の入学選考は書類選考や面接、作文が中心で、学力検査を行わない学校が大半です。そのため、高校受験の情報誌や模試の資料に、通信制高校の偏差値が載ることは基本的にありません。
ただし、インターネット上では「通信制高校 偏差値○○」と表示される場合があります。これには主に次のようなケースが考えられます。
- 同じ学校法人が運営する全日制課程の偏差値が、学校名の検索結果に表示されている
- 大学進学向けのコースなど、一部の選抜コースについて独自に目安を示している
- 情報サイトが模試データに基づかない推定値を掲載している
こうした数値は、その通信制課程の入学難易度を正確に表しているとは限りません。数値を見かけた場合は、学校の公式サイトや募集要項で、どの課程・コースの情報なのかを確認すると判断を誤りにくくなります。
なお、偏差値がないからといって、卒業資格が全日制より劣るわけではありません。通信制高校は学校教育法に基づく高等学校の課程の一つで、所定の単位を修得して卒業すれば、全日制や定時制と同じ「高等学校卒業」の資格が得られます。
なぜ通信制高校には偏差値が存在しないのか
通信制高校に偏差値がない理由は、偏差値の算出方法と、通信制高校の入学の仕組みにあります。
偏差値を算出するためのデータがない
高校の偏差値は、模擬試験を受けた中学生の得点分布と、実際の合否結果を照らし合わせて算出されます。「この学校の合格者は模試でどの程度の点数を取っていたか」を推定した数値です。学力検査で合否を決めない学校では、得点と合否の関係を示すデータが集まらないため、偏差値を算出できません。
入学選考の目的が学力の順位付けではない
通信制高校は、自宅学習を中心にレポート(添削指導)の提出やスクーリング(面接指導)への出席、試験の受験によって単位を修得する仕組みです。そのため入学選考では、点数で順位を付けるよりも、本人に学ぶ意欲があるか、自分で学習を進める通信制のスタイルに合っているかを確認することが重視されます。
通信制高校には、中学校で不登校を経験した生徒、全日制高校を中退した生徒、仕事をしながら高校卒業を目指す社会人など、さまざまな背景を持つ人が在籍しています。学力検査で入学者を絞るのではなく、学び直しを希望する人を受け入れる役割を担っていることも、偏差値で測らない理由の一つです。
入学の時期や形態が多様である
全日制高校の入試は、中学3年生が同じ時期に一斉に受験します。通信制高校には、中学卒業後に入学する「新入学」に加え、他の高校から移る「転入学」、高校を中退した人が再入学する「編入学」があり、私立を中心に年度途中の転入学を受け付ける学校も少なくありません。受験時期も受験者の年齢もばらばらなため、中学3年生の模試データを基準とする偏差値の考え方そのものが当てはまりにくいのです。
公立と私立で偏差値の考え方に違いはあるか
公立・私立のどちらの通信制高校も、基本的に偏差値はありません。ただし、入学選考の方法や、偏差値に近い数値が見られるかどうかには違いがあります。
公立の通信制高校
都道府県などが設置する公立の通信制高校は、学力検査を行わず、書類選考と面接、作文などで選考するのが一般的です。出願期間や入学時期は各自治体が定めており、春入学のほかに秋入学を設けている学校もあります。全日制高校のように学力によって合否が分かれる仕組みではないため、偏差値が示されることはありません。
私立の通信制高校
私立の通信制高校は、学校ごとに入学選考の方法を決めています。多くの学校は公立と同様に書類選考や面接が中心で、偏差値はありません。
一方で、私立には次の2つの特徴があり、偏差値に近い数値を目にする可能性があります。
- 全日制課程を併設している学校では、学校名で検索すると全日制課程の偏差値が表示されることがある
- 難関大学を目指す特進コースなどを設け、そのコースに限って学力試験を行う学校がある
特に1つ目は、全日制の偏差値を通信制課程の難易度と誤解しやすい点です。同じ学校名でも、課程によって入学選考の方法はまったく異なります。私立の通信制高校を検討する際は、志望するコースで学力試験があるのか、どの課程の情報なのかを募集要項で確かめておくと安心です。
例えばN高グループの入学試験案内では、ネットコース等の書類選考と、通学するコースの筆記試験・面接が区別されています。学校名だけでなく、希望するコースの選考方法を確認しましょう。
通信制高校の入学試験内容と難易度

通信制高校の入学試験は、全日制高校の一般入試のように5教科の学力試験で点数を競う形式ではなく、書類選考・面接・作文を組み合わせて行う学校が多くなっています。選考で主に確認されるのは、「入学後に自分でレポートを進め、スクーリングや試験に参加して単位を修得できるか」「高校を卒業したいという意思があるか」という点です。
試験内容は、学校ごと、さらに入学区分ごとに異なります。中学校卒業見込みの人が受ける「新入学」、高校在籍中に別の高校へ移る「転入学」、高校を中退した人が再入学する「編入学」で、提出書類や試験科目、出願時期が変わる場合があります。私立では、4月入学に加えて10月入学を設ける学校や、転入学・編入学を随時受け付ける学校もあります。
難易度については、定員の範囲内であれば多くの志願者が合格できる傾向があります。ただし、公立の通信制高校では、募集定員を超える志願者が集まると不合格者が出ることがあります。また、私立でも登校日数の多い通学型コースなど、教室の広さや教員数の関係で定員が設けられているコースは、選考が厳しくなる場合があります。「通信制だから必ず合格する」とは考えず、志望校の募集要項で定員と選考方法を確認しておきましょう。
書類選考
書類選考は、ほぼすべての通信制高校で行われます。書類だけで合否を決める学校もあれば、面接や作文と合わせて総合的に判断する学校もあります。
新入学で一般的に求められる書類は次のとおりです。
- 入学願書
- 調査書(中学校が作成する成績や出欠の記録)
- 志望理由書や自己申告書(学校が指定する場合)
- 写真
転入学・編入学では、これらに加えて、前に在籍していた高校の在籍証明書や単位修得証明書が必要になるのが一般的です。単位修得証明書は、前の高校で修得した単位を通信制高校で引き継ぐための判断材料になるため、取り寄せに時間がかかることを見込んで早めに依頼しておく必要があります。
調査書の欠席日数を気にする人もいますが、通信制高校には不登校を経験した生徒が多く入学しており、欠席日数だけで合否を判断しない学校が多いとされています。欠席が多かった場合は、志望理由書や面接で、現在の状況や入学後にどう学習を進めたいかを伝えられるようにしておくとよいでしょう。
面接試験
面接は、多くの通信制高校で実施されています。生徒本人だけで受ける個人面接のほか、保護者が同席する面接を行う学校もあります。保護者同伴の面接では、家庭での学習環境や学費の負担、入学後のサポートについて保護者が質問されることがあります。
面接でよく聞かれる質問には、次のようなものがあります。
- 通信制高校を選んだ理由、この学校を志望した理由
- 入学後にどのような頻度で登校・学習したいか
- 高校生活で取り組みたいことや、卒業後の目標
- 中学校(または前の高校)での生活について
- レポートを期限までに提出できるか、自宅で学習する時間をつくれるか
通信制高校では自宅学習の比重が大きいため、面接官は「自分のペースで学習を続けられるか」を確認しようとします。話すのが得意かどうかよりも、なぜこの学校で学びたいのか、どのように卒業を目指すのかを自分の言葉で説明できるかが大切です。
対策としては、学校説明会や個別相談会に参加して、登校日数やレポートの提出方法などの学習の仕組みを理解しておくことが有効です。仕組みを把握していれば、「週に何日登校したいか」「レポートをどう進めるか」といった質問に具体的に答えやすくなります。人前で話すことに不安がある場合は、事前に相談すると配慮してもらえる学校もあります。
作文や小論文
作文や小論文は、面接と組み合わせて課される場合があります。文章力の高さを競う試験というより、志望動機や入学後の目標を整理して文章にできるか、自分の考えを相手に伝えられるかを見る目的で行われることが一般的です。
出題されるテーマは、次のように受験生自身に関するものが中心です。
- 高校生活で頑張りたいこと
- 将来の夢や目標
- この学校を志望した理由
- これまでの生活で印象に残っている出来事
文字数や試験時間は学校によって異なり、400字から800字程度の作文を一定の時間内で書く形式がよく見られます。当日に会場で書く形式のほか、出願時に作文を提出させる学校もあるため、募集要項で形式を確認しておきましょう。
対策としては、過去に出題されたテーマが公開されていれば、それに沿って実際に時間を計って書いてみることです。書き終えた作文を家族や中学校の先生に読んでもらい、誤字脱字や、主張と理由がつながっているかを確認してもらうと改善点が見つかります。志望理由や目標は面接でも聞かれるため、作文の準備は面接対策にもなります。
学力テストが行われる通信制高校もある
通信制高校の多くは学力試験を課していませんが、一部の学校やコースでは学力テストが行われます。学力テストが実施されやすいのは、次のようなケースです。
- 大学進学を目指す特進コースや進学コース
- 登校日数の多い通学型コースで、志願者が定員を上回りやすい場合
- 公立の通信制高校で、選考方法に学力検査が含まれている場合
科目は国語・数学・英語の3教科程度で、中学校で学ぶ基礎的な内容が出題範囲になることが一般的です。全日制高校の入試のように合否を点数で細かく競うというより、入学後の授業についていけるかを確認する目的で行われる場合が多いとされています。ただし、進学コースなどでは選考への比重が大きいこともあるため、配点や合否判定の方法は学校ごとに確認が必要です。
対策としては、中学校の教科書や基礎問題集を使って、苦手な単元を中心に復習しておくとよいでしょう。不登校などで学習に空白期間がある場合は、志望校の説明会や個別相談で出題範囲や問題のレベルを質問しておくと、どこから復習すればよいかを判断しやすくなります。過去問題を公開している学校や、相談すれば出題例を教えてくれる学校もあります。
学習に空白期間がある場合は、志望校の出題範囲を確かめながら、自宅で基礎を復習できる環境を用意することも一つの方法です。
無学年式オンライン教材「すらら」は、理解できているところまで戻り、自宅で自分のペースで学習を進められます。
苦手な単元の学び直しを考える際に、学習方法やサポート内容を確認してみてください。
偏差値がない通信制高校の学校選びで見るべきポイント

通信制高校は入試の難易度で学校を比べにくいため、「自分が3年間通い続けて卒業できるか」「卒業後の進路につながるか」を基準に選ぶ必要があります。比較するときは、次の5つの項目を確認してください。
具体的な学校を探す際は、あした研究室の通信制高校の一覧も参考になります。掲載先の課程・コースや募集条件は各校の最新案内で確認してください。
卒業率とサポート体制
通信制高校を卒業するには、次の3つの条件をすべて満たす必要があります。
- 3年以上在籍すること
- 74単位以上を修得すること
- 特別活動に一定時間参加すること
特別活動は卒業までに30単位時間以上の指導が必要です。学習方法と単位の基準は文部科学省の通信制高校の案内で確認できます。
単位を修得するには、レポート(添削指導)の提出、スクーリング(面接指導)への出席、単位認定試験の合格が必要です。自分で学習計画を立てて進める場面が多いため、レポートの提出が滞って卒業が延びたり、途中で退学したりする生徒もいます。そのため、卒業率は学校選びの重要な判断材料になります。
卒業率は学校のパンフレットやホームページに載っていない場合があります。その場合は個別相談で直接質問してください。数字を聞くときは、次の点もあわせて確認すると実態をつかみやすくなります。
- 入学者のうち何人が3年間で卒業しているか
- 転入生・編入生を含めた数字かどうか
卒業率を左右するのは、学習が止まったときに学校がどう関わるかです。確認したいサポート内容は次のとおりです。
- レポートの進み具合の管理:担任が進捗を把握し、遅れている生徒に連絡しているか
- 学習面の支援:個別指導や質問対応の時間が用意されているか
- 心のケア:スクールカウンセラーに相談できる体制があるか
- 保護者との連携:面談や連絡の頻度はどの程度か
不登校を経験した生徒や、人間関係に不安がある生徒は、少人数クラスがあるか、別室で学習できるかも確認しておくと安心です。
登校頻度と学習スタイル
通信制高校は、学校やコースによって登校する日数が大きく異なります。主なパターンは次のとおりです。
- 週5日通学する全日型のコース
- 週1〜3日程度通学するコース
- 月に数回だけ登校するコース
- 年に数日、宿泊を伴う集中スクーリングに参加する形式
毎日通学するコースは生活リズムを整えやすく、教員から直接指導を受ける機会も多くなります。一方、登校日数が少ないコースは自分のペースで学習できます。その分、自宅でレポートや動画授業を計画的に進める自己管理力が求められます。
全国から生徒を受け入れる広域通信制高校では、本校での集中スクーリングに加えて、各地のキャンパスや学習センターで普段の学習を進める形式が多くあります。入学を検討するときは、次の点を事前に確認してください。
- 自宅から通える場所にキャンパスや学習センターがあるか
- スクーリング会場までの移動時間や交通費、宿泊費はどの程度か
学習スタイルについては、教材の形式(紙のテキストかオンライン教材か)、レポートの提出方法、質問の仕方も学校ごとに異なります。オープンキャンパスや体験授業に参加し、実際の授業や教室の雰囲気が自分に合うかを確かめることをおすすめします。
なお、学校の授業とは別に、サポート校(通信制高校での学習や卒業を支援する民間の教育施設)に通う形を勧められる場合があります。サポート校は高校ではないため、在籍校とは別に費用がかかります。
サポート校の役割と費用の違いは、あした研究室の通信制サポート校の解説で確認できます。支援の内容や利用条件は施設ごとに確かめてください。
学べる専門分野やコース内容
私立の通信制高校には、高校卒業に必要な科目に加えて、専門分野を学べるコースを設けている学校があります。分野の例は次のとおりです。
- 美容・ネイル
- 調理・製菓
- 声優・音楽
- イラスト・マンガ
- プログラミング・IT
- eスポーツ
- 保育・福祉
- スポーツ
将来の職業がある程度決まっている場合は、高校在学中から専門的な学習に取り組める点が利点になります。コース内容を確認するときは、次の点を見てください。
- 専門科目の授業時間数
- 講師が現役の業界経験者かどうか
- 取得を目指せる資格や検定
- 専門学校や企業と連携した実習の有無
専門コースは通常のコースより学費が高く設定されていることが多いため、追加費用もあわせて確認しましょう。また、専門コースの授業がどの程度卒業単位として認められるかも学校によって異なります。高校卒業に必要な学習との両立ができるかを、入学前に説明を受けておくと安心です。
大学進学実績や進路サポート
大学や短期大学、専門学校への進学を考えている場合は、進学実績と進路指導の内容を確認します。
進学実績を見るときは、「合格者数」と「進学者数」の違いに注意してください。合格者数は1人の生徒が複数の大学に合格した場合に延べ人数で数えられていることがあり、実際に進学した人数とは一致しない場合があります。また、在籍者数の多い学校では実績の合計が大きくなりやすいため、卒業生全体のうち何割が進学しているかもあわせて確認すると比較しやすくなります。
通信制高校の生徒は、学校推薦型選抜や総合型選抜を利用して進学するケースも多くあります。確認したい項目は次のとおりです。
- 指定校推薦の枠があるか
- 志望理由書や面接の指導を受けられるか
- 大学受験向けの進学コースや受験対策授業があるか
通信制高校の授業は卒業に必要な単位修得が中心となるため、一般選抜を目指す場合は、学校の受験対策だけで十分かどうかを個別相談で確認しておきましょう。
就職を希望する場合は、求人票の紹介、履歴書の添削、面接練習などの就職支援が行われているかを確認します。
学費と就学支援金制度の適用
通信制高校の学費は、公立と私立で大きく異なります。
- 公立:授業料が1単位あたり数百円程度に設定されていることが多く、教科書代などを含めても年間数万円程度に収まるのが一般的です。
- 私立:授業料のほかに、入学金、施設設備費、教育関連費、スクーリング費用などがかかり、年間数十万円以上になることが一般的です。通学日数の多いコースや専門コース、サポート校を併用する場合は、さらに費用が上がります。
学費を比較するときは、授業料だけでなく、入学から卒業までにかかる総額を学校ごとに試算してください。
授業料の負担を軽減する制度として、国の「高等学校等就学支援金」があります。この制度は通信制高校も対象で、単位数に応じて授業料が決まる通信制の場合は、履修する単位数に応じて支給額が決まります。主な仕組みは次のとおりです。
- 2026年度の新制度では所得制限が撤廃され、私立高校の支給限度額も引き上げられています。
- 就学支援金は学校が受け取り、授業料に充てる形で支給されます。生徒や保護者に直接振り込まれるものではありません。
- 支援金で賄えるのは授業料のみです。入学金や施設設備費などは対象外です。
新制度には国籍・在留資格などの要件があり、申請が必要です。適用される制度は、文部科学省の2026年3月31日通知と在籍校の案内で確認してください。
就学支援金は、所得要件や支給上限額などの制度内容が年度によって見直されています。最新の条件は文部科学省「高校生等への修学支援」で確認してください。あわせて、志望校で実際に支援金を差し引いた後の自己負担額がいくらになるかを、学校に試算してもらうと確実です。また、都道府県によっては私立高校の授業料に対する独自の補助制度を設けている場合があるため、住んでいる自治体の制度も確認しておきましょう。
まとめ
通信制高校には、基本的に偏差値はありません。入学試験が書類選考・面接・作文を中心に行われ、学力による選抜を主な目的としていないためです。ただし、学力テストを課す学校もあるため、志望校の募集要項で試験内容を確認しましょう。
偏差値で比べられない分、学校選びでは卒業率とサポート体制、登校頻度と学習スタイル、コース内容、大学進学実績や進路サポート、学費と就学支援金の適用額を比較することが大切です。資料請求や学校見学で、自分の生活や目標に合うかを確かめてから出願先を決めてください。