親の会
東京リボーン2
基本情報
| 代表者 | 谷田 ひろみ |
|---|---|
| 設立 | 2016年4月 |
| 開催場所 | 〒162-0823 東京都新宿区神楽河岸1-1 飯田橋セントラルプラザ10階 東京ボランティア・市民活動センター (TVAC/Tokyo Voluntary Action Center) |
| 開催日時 | 偶数月第2火曜日09:20〜12:00 (本年10月から第1火曜日に変更予定。 (8月はお盆の関係でずれることがあります) |
| 参加費用 | 1800円(NPO会員1500円) |
| TEL | |
| reborn2@fami-lab.com |
運営者情報
子どもを理解し心の成長を促す話の聞き方「傾聴」を勉強することにより、お子さんの話をしっかり聴くことができるようになると、お子さんの心を元気にする栄養となります。
トレーニングの方法は、2人一組で聴き手、話し手となり、実践的に傾聴を学びます。
聴き手は、話し手に興味を持ち、気持ちに共感しながら聴く練習、話し手は、話を聴いてもらう心地よさを体感します。
臨床心理士さんから学び、困った状況、苦しい胸の内を聴いてもらうことでママ自身の心のメンテナンスにもなります。
傾聴後には、参加自由のランチ会を開催しております。
同じ悩みを持つママたちがランチをしながら、周りのママ友や親・親戚に話せなかったことをお喋りする事で日頃抱えているストレス発散になったり、不登校あるあるトーク、こんな時はどうする?などの情報交換の場となっています。
子どもとどう関わっていけばいいかなど、先輩にアドバイスをもらったり、不登校期間中だからこそできることを話し合ったりしています。
運営者からのメッセージ
東京リボーン2は、傾聴を学びながら、同じ悩みをもつ保護者同士が本音で話し、安心して過ごせる場所です。
臨床心理士や先輩保護者から具体的なアドバイスを受けられるため、子どもとの関わり方を一人で悩まずに考えていくことができます。
勉強会やランチ会を通して、気持ちが少し軽くなり、元気を取り戻していただけたらうれしいです。
まずは「ちょっと行ってみようかな」という気持ちで、新しい一歩を踏み出してみてください。
インタビュー
今回お話を伺った「東京リボーン2」は、臨床心理士であり不登校の親でもあった谷田ひろみさんが代表を務める「NPO法人ファミリーコミュニケーション・ラボ」(通称「ファミラボ」)の支部として開催されている親の会です。
中心となる「傾聴勉強会」はファミラボのどの支部の勉強会に参加しても統一されており、代表の谷田さんから直接アドバイスを聞ける貴重な場でもあります。
今回は、東京リボーン2を支える3名のお世話役の方に、会の魅力や「傾聴」を学ぶ意義について詳しくお話を伺いました。
不登校という課題に直面したとき、親ができることは何なのか。今回お話を伺った「東京リボーン2」は、臨床心理士であり不登校の親でもあった谷田ひろみさんが代表を務める「NPO法人ファミリーコミュニケーション・ラボ」の支部として開催されている親の会です。
中心となる「傾聴勉強会」はファミラボのどの支部の勉強会に参加しても統一されており、代表の谷田さんから直接アドバイスを聞ける貴重な場でもあります。今回は、東京リボーン2を支える3名のお世話役の方に、会の魅力や「傾聴」を学ぶ意義について詳しくお話を伺いました。
インタビュー参加者のご紹介
えん さん(代表):5年前から参加。大学生と中1の娘さんがいる。
あかりんご さん :2年前から参加。大学生の娘さん、中2の息子さん、小5の娘さんがいる。
しょこたん さん :5年前から参加。大学生・高3・中2の3人娘さんがいる。
「お世話役」というバトンでつながる親の会

ーー本日はお集まりいただきありがとうございます。まずは、皆様の自己紹介と、この会での役割について教えていただけますか。
えん:はい。私は大学1年生と中学1年生の娘がいます。上の子が中1で不登校になり、私立から通信制高校を経て今は大学生。下の子も小5から行き渋りがあり、現在は中1でフリースクールなどに通っています。
私は今「代表」という肩書きですが、この会には「お世話役」という3年任期の制度があります。1年ごとに1人が入れ替わる持ち回りのスタイルなんです。たまたま私がお世話役3年目なので、代表になりました。
あかりんご:うちも3人の子がいて、一番上の子が大学1年生です。その子が中学2、3年の時に不登校でした。私は2年ほど前から傾聴の勉強会に参加するようになり、縁があってお世話役をやらせていただいています。
しょこたん:私は千葉県在住で、娘が3人いて、大学1年生、高3、中2の3人娘で。全員学校は苦手ではありますが、次女の時にすららさんは利用させてもらいました。リボーン2は、最初に行きだしたのは5年前ぐらいです。
なぜ「東京リボーン2」だったのか? ―― 参加のきっかけ

ーー皆様、最初は参加者として来られたとのことですが、数ある親の会の中でなぜ東京リボーン2を選ばれたのでしょうか。
えん:私はネットで「不登校 親 集まり」と検索しました。不登校の支援ではよく「子どもが動き出すまで、エネルギーを蓄えるのを待ちましょう」と言われます。でも、ただ黙って待つのは親として辛いですよね。 リボーン2の魅力は、「待っている間に、親ができることがある」と示してくれたことです。それが、子どもの心に寄り添う「傾聴」でした。待ちながらでも子どもの気持ちを理解する術を学べる。そこに惹かれて、5年間ここ一本で通っています。
あかりんご:私の場合、高校は本人が望む形で遠くの寮がある学校に行っていたので、離れている分、少し自分の気持ちは落ち着いていました。でも「アドバイスをしすぎないためにはどうすればいいか」「子どもの話を聴くことが大事なんじゃないか」と自分なりに調べてたどり着いたのが「傾聴」でした。
実際に行ってみたら、傾聴ってすごく難しいしできないんだけど、勉強会にいる時の自分の心地よさと、心理士さんがいる安心感、そして「待ちましょう」というだけではなく的確な指針を言ってくださる方だったので、信頼して学んでみようと思いました。
しょこたん:私はネットで調べていて、谷田ひろみさんを見つけて、そこからファミラボを見つけました。谷田さんに「行ってみたら?」と言ってもらったのがきっかけです。
ーー場所や曜日の決め手はありましたか?
えん:別会場の東京リボーンは日曜日に新宿の方であるんですけれども。ちょっと日曜日が行けないな、子どももまだ小さかったので平日の火曜日だったら行けるな、というのと。あと場所が飯田橋の駅ビルなんですね。アクセスが良く、参加しやすかったので、うちはそこにしています。
あかりんご:私はやっぱ「平日」っていうのが一番のキーワードでしたね。子どもがいる土日に何か勉強会に行くのは、スケジュール的にも心理的にも気を使わせるかなと思って。平日サクッと自分だけで行けるのが気軽でよかったです。当時は子どもも寮にいたので、完全に私のフリータイムでした。
「和気あいあい」と「プロの指針」が共存する雰囲気

ーー様々なお世話役さんによって、進め方や雰囲気もまた違うかと思います。こちらの東京リボーン2さんは、どんな雰囲気でお話しされているのでしょうか。特徴的なものはありますか?
しょこたん:よその会場も行ったことがありますが、リボーン2は先輩ママさんが来てくれています。もう、何を聞いても答えてくれるような方が来てくれて。
えん:不登校で悩まれて10年ぐらいになる、でもお子さんは今はしっかり仕事も一人暮らしもされている先輩が来てくれます。その方も昔お世話役をしていたので、私たちも、そして初参加の方もすごく聞きやすいし、丁寧に教えてくれるので助かります。
雰囲気的には、年齢層はやっぱり色々です。私たちも子どもの年齢が上のほうのママになってきていますが、最近新しく小学生のママさんも来てくれて。そうなると「私たちそれくらいの年にはこうやってたよ」とか、心理士の谷田さんと一緒に専門的なケアの情報共有もできたりするので、幅広い年齢層で対応できるのではないかなと思います。
ーー公的な相談窓口や他の親の会と比較して、東京リボーン2ならではと感じる良さはありますか?
しょこたん:行政の窓口や他の会では、どうしても今の辛い状況を吐き出すことが中心になり、お互いの悩みを聞くだけで終わってしまうこともありました。 でも、リボーン2はとても前向きなんです。「どうすれば学校に想いが伝わるかな?」「学校の先生も大切なチームの一員だよ」と、解決に向けてどう動くかを具体的に考えさせてくれます。だからここに来ると、心が晴れて元気になれる。そこが大きな魅力ですね。
ーー専門家が寄り添ってくれる安心感も、他とは違う点でしょうか。
しょこたん:はい、そこが本当に心強いです。お母さんたちだけの集まりだと、どうしても個人的な経験談が中心になり、時には「こうすべき」といった極端な意見に不安を感じてしまうこともあります。 リボーン2には、臨床心理士の谷田さんというプロの視点があります。医療機関で出た診断についても、専門的な情報に基づいた適切なアドバイスをいただけるので、一歩踏み出すための大きな安心感につながっています。
ネット社会での「一歩」の変化

ーーみなさまが、外の世界(親の会)へ一歩踏み出した時のエピソードがあれば教えてください。
えん:私は子どもの様子をすごく検索しましたね。「何が悪かったんだろう」「家族関係が悪かったんじゃないか」とか。実際、家の雰囲気や夫婦仲が良くなかったこともあったので、子どもをきっかけに家族関係を見直そうと思って、いっぱい検索してここを見つけました。
ーー最近の参加者の方にも、変化は感じますか?
えん:私の感じだと、リーチするのが早くなっている気がします。私は参加まで半年や1年悩みましたが、今は不登校になって1〜2ヶ月でパッと来られる方もいます。その点ではアドバイスもしやすいです。
ーーネットで調べて、最初から「傾聴」を知った上で参加される方も多いのでしょうか。
えん:はい。勉強をご自身でされていて、他の親の会に参加していた経験もあり、さらに東京リボーン2にも来るという方が何人もいらっしゃいます。ネットの情報が取りやすくなっているんでしょうね。
でも私たちは「よそで勉強しているなら不要」ではなく、「不登校の子の母」という共通点がある同じ仲間として、みんなで和気あいあいとやっていければいいんじゃないの、というスタンスです。
本音で語り、笑い合える「ランチ会」と「スピンオフ」

ーー勉強会以外の交流で、楽しみな場はありますか?
しょこたん:ランチ会ですね。NPO法人ファミリーコミュニケーション・ラボの代表の谷田さんが他と違って特徴的で、私はそれが大好きなんです。言いにくいことも、私がわかるように、はっきり言葉で教えてくれるんだなぁと驚いたり、それが信頼につながったり。
「ここに来たくて」と仕事の休みを取って連続で来てくれる方もいて、すごく嬉しいし、楽しみな場です。
えん:ランチ会は盛り上がりますね。「家でゴロゴロしてて腹が立つ!」といった子どもへのグチも出ますが、ここでは「そんなこと言っちゃダメ」とは言われません。「わかる!」と笑い飛ばせる、共通点を持った仲間がいる場所です。
あかりんご:スピンオフ的な楽しみもあります。私はリボーンさいたまさんの「お料理会」や「手芸の会」にも参加しました。そこは子どものこととは関係なく自分の楽しみのための時間を過ごせたり、でもちょいちょい子どもの愚痴も言えちゃう。
関東に住んでいると、2ヶ月に1回のリボーン2を待つ間に他地域の会へ顔を出したりできるのがメリットですね。まずは第一歩を出せたら、新しい世界が広がるよとお伝えしたいです。
これから一歩を踏み出す方へのメッセージ

ーー最後に、親の会には参加してみたいけど、なかなか勇気が出ない、と悩んでいる保護者のみなさまへメッセージをお願いします。
えん:どこに行けばいいかわからない方に情報が届くよう、私たちも活動していきたいです。こちらの親の会のインタビューを読んで興味を持っていただいたり、多くの場所で紹介していただくことで、誰かの一歩を助ける一助になれば嬉しいです。
あかりんご:「勉強会」という名前ですが、そんなに構えなくて大丈夫です。私も最初はなんだかよくわからなかったけれど、行った時に包み込まれるような安心感があって、すごく気持ちが良かった。百聞は一見に如かずです。ちょっと行ってみようかな、という軽い気持ちで来てもらえたら嬉しいです。
しょこたん:ランチ会も含め、元気になれる場所です。的確に答えてくれる臨床心理士さんや先輩、仲間がいます。ぜひ一度来てみてください。
ーーみなさまの温かい想い、しっかりと伝わってきました。新学期が始まり不安を感じているご家庭も多い時期ですので、この記事がきっかけ作りになればいいなと思っております。本日は貴重なお話をありがとうございました。
インタビュー後記
不登校になると、「子どもが動き出すまで待ちましょう」と言われることがあります。しかし今回の取材では、その“待つ時間”の中にも、親ができることがあるのだと教えていただきました。
東京リボーン2は、子どもを変えるための場所ではなく、親自身が「傾聴」を学び、気持ちを整理しながら前を向くための居場所です。先輩保護者の存在、そしてランチ会で本音を語り合える温かな雰囲気からは、一人で抱え込まなくていいという安心感が伝わってきました。
「ただ待つ」以外の光を見つけたい。そんな保護者の方にとって、ここは新たな一歩を踏み出すきっかけになる場所なのかもしれません。