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不登校の原因がわからないとき|理由探しより先にできる対応

不登校の原因がわからないのは珍しいことではありません。文部科学省の令和2年度の調査では、不登校の小中学生の2割以上が、学校に行きづらくなったきっかけを「自分でもよくわからない」と答えています。友人関係や勉強、体調などが重なっている場合や、親に心配をかけまいと話さない場合もあります。そのため、原因の特定より先に、子どもを休ませて家庭を安心できる場所にすることが大切です。本記事では、無理な登校や問い詰めなど避けたい対応と、スクールカウンセラーや教育支援センターなどの相談先を紹介します。

なぜ不登校の原因がわからないのか

子どもが学校に行けなくなると、多くの親は「何があったのか」を知ろうとします。しかし、原因がはっきりしないまま不登校が続くケースは珍しくありません。文部科学省は不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)の中で、不登校の要因や背景は多様・複雑であるとしています。原因がわからない主な理由は、次の3つに整理できます。

子ども自身も理由がわからないケースが多い

原因がわからないのは、親だけではありません。文部科学省が実施した「令和2年度不登校児童生徒の実態調査」では、学校に行きづらいと感じ始めたきっかけとして「きっかけが何か自分でもよくわからない」と答えた子どもが、小学生で25.5%、中学生で22.9%いました。本人に聞いても答えられないのは、隠しているからではなく、本当に言葉にできない場合があるということです。

子どもが理由を説明できない背景には、次のような事情が考えられます。

  • 不安や疲れ、居心地の悪さといった気持ちを、言葉で整理して伝える力がまだ育っていない
  • 気持ちが朝の腹痛や頭痛、吐き気、だるさなど体の不調として表れ、本人も「体調が悪いから行けない」としか認識していない
  • 小さな違和感やストレスが少しずつ積み重なっており、決定的な出来事が思い当たらない

また、休み始めたきっかけと、休みが続いている理由が同じとは限りません。たとえば友人とのトラブルがきっかけで休み始め、トラブル自体は解決していても、勉強の遅れや「久しぶりに教室へ入るのが怖い」という気持ちが新たに生じ、登校できない状態が続くことがあります。このように理由が途中で変わっていくと、子ども自身も「なぜ行けないのか」を説明しにくくなります。

複合的な要因が絡み合っている

不登校は、ひとつの出来事だけで起こるとは限りません。多くの場合、次のような要因が重なり合っています。

  • 学校に関する要因:友人関係、先生との関係、学業の不振、部活動、クラス替えや進学による環境の変化
  • 家庭に関する要因:引っ越しや転校、きょうだいの誕生、家族の病気や離婚など家庭環境の変化
  • 本人に関する要因:不安を感じやすい気質、生活リズムの乱れ、発達特性による集団生活での疲れやすさ、起立性調節障害などの体の不調

それぞれは小さな負担でも、複数が同時に重なると、ある時点で学校に行くエネルギーが尽きてしまうことがあります。この場合、「これが原因」とひとつに絞ることはできません。仮に目立つ出来事をひとつ取り除いても、ほかの負担が残っていれば登校につながらないことがあるのはこのためです。

さらに、子ども本人・保護者・先生では、見えている要因が異なります。文部科学省の委託で行われた不登校の要因分析に関する調査研究でも、同じ子どもについて本人・保護者・教員が挙げる要因にずれがあることが報告されています。学校から聞く説明と家庭で見ている様子が食い違い、原因がますますわからなくなるのは、こうした見え方の違いが影響しています。

親に心配をかけたくないという心理

子どもが理由を自覚していても、親には話さないことがあります。その背景には、次のような心理が考えられます。

  • 親を悲しませたくない、困らせたくないという気持ち
  • いじめやからかいを受けていることを、恥ずかしい・情けないと感じている
  • 親が学校に連絡することで、相手からの仕返しや周囲の目がさらに悪くなることを恐れている
  • 「そんなことで休むの?」と否定されたり、叱られたりするのではないかと不安に思っている

こうした心理が働くと、子どもは「なんとなく」「別に大丈夫」と答えたり、話題を変えたりします。特に、普段から親の期待に応えようと頑張ってきた子どもほど、弱音を吐くことに抵抗を感じる傾向があります。

親が理由を聞くほど、子どもが口を閉ざしてしまうこともあります。子どもが話せない状態のときにどう接すればよいかは、後の「親がすべき対応」と「NG行動」の章で詳しく解説します。

不登校の原因がわからないときに親がすべき対応

休養と並行して学校との分担、体調の記録、症状が続く場合の医療相談を進める対応図

原因がはっきりしない段階で親ができるのは、子どもの心身の回復を優先し、家庭を安心して過ごせる場所にすることです。原因は、子どもが元気を取り戻してから本人の言葉で語られたり、周囲が気づいたりすることもあります。ここでは、原因がわからない時期に家庭で取り組める3つの対応を説明します。

理由探しを一旦やめて子どもを休ませる

学校に行けなくなった直後の子どもは、心や体のエネルギーが大きく消耗していることがあります。この時期に「なぜ行けないのか」を探ろうとすると、子どもは答えを出すことを求められていると感じ、休んでいても気が休まりません。まずは原因の特定を後回しにして、休養を優先する期間と考えてください。

休養の必要性は、国の制度でも認められています。2016年に成立した教育機会確保法では、不登校の子どもに休養が必要であることが示されました。これを受けて文部科学省が出した不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)でも、学校に登校するという結果だけを目標にせず、子どもが自分の進路を主体的にとらえて社会的に自立することを目指す考え方が示されています。

休ませるときは、次のような形で子どもの負担を減らせます。

  • 「今は休んでいいよ」と言葉で伝え、休むことに許可を出す
  • 学校への欠席連絡や担任とのやり取りは親が引き受け、子どもに対応させない
  • 宿題や課題の提出を求めず、本人がやりたいと言ったときだけ手伝う
  • 「いつまで休むのか」といった期限を最初から決めない

理由を聞き出す代わりに、子どもの様子をそっと観察して記録しておくと役立ちます。たとえば「日曜の夜になると腹痛を訴える」「学校の話題が出ると表情が曇る」「友達の名前が出なくなった」といった変化を日付とともにメモしておきます。このメモは、後でスクールカウンセラーや医療機関に相談するときに、状況を正確に伝える材料になります。

安心できる家庭環境を整える

学校に行けない子どもは、「行かなければいけないのに行けない」という罪悪感や、「周りからどう思われているか」という不安を抱えていることが少なくありません。家庭が責められない場所だと感じられると、子どもは少しずつ緊張がほどけ、自分の気持ちを話す余裕が生まれやすくなります。

家庭環境を整えるうえで、親が具体的に取り組めることは次のとおりです。

  • 学校以外の話題で会話する:好きなゲームや動画、食べたいものなど、子どもが関心を持っていることを話題にします。会話が続かなくても、同じ部屋で一緒にテレビを見るなど、そばにいる時間をつくるだけで構いません。
  • 家族内で対応をそろえる:母親は休ませているのに父親や祖父母が登校を促すなど、大人の態度が食い違うと、子どもはどこにいても安心できません。家族で話し合い、「今は休ませる」という方針を共有しておきます。
  • 兄弟姉妹や他の子と比べない:「お兄ちゃんは毎日行っているのに」といった比較は、子どもの自己否定につながります。
  • 家の中で小さな役割を任せる:料理の手伝いやペットの世話など、本人が負担に感じない範囲の役割を頼み、終わったら「助かった」と伝えます。家族の役に立てたという実感は、自己肯定感を取り戻すきっかけになります。

親が常に不安そうな顔をしていると、子どもは「自分のせいで親が苦しんでいる」と感じやすくなります。親自身も趣味の時間をとる、信頼できる人に話を聞いてもらうなどして、気持ちに余裕を持てるようにすることも、家庭の安心感につながります。

生活リズムを無理に正そうとしない

不登校になると、朝起きられない、夜遅くまで起きている、昼夜逆転するといった生活リズムの乱れが起こりやすくなります。親としては心配になりますが、この段階で起床時間や就寝時間を厳しく管理しようとすると、毎日の衝突の原因になり、家庭が安心できる場所ではなくなってしまいます。

生活リズムの乱れには、次のような背景があることがあります。

  • 家族が起きている時間や学校がある時間帯を避けることで、罪悪感や不安から逃れようとしている
  • 夜のほうが誰にも干渉されず、気持ちが落ち着く
  • 起立性調節障害など、体の不調によって朝起きることが難しくなっている

このように、生活リズムの乱れは怠けではなく、心身の状態の表れである場合があります。無理に正すのではなく、次のような最低限の「目安」を残す程度にとどめるのが現実的です。

  • 食事の時間になったら声をかけ、一緒に食べられるときは食卓に誘う
  • 日中はカーテンを開けて部屋に日光が入るようにする
  • 起きてきたときに「おはよう」と普段どおりに声をかけ、起きた時間を責めない

子どもの気力が回復し、「やりたいこと」や「行ってみたい場所」ができると、本人が自分から生活リズムを整えようとするケースもあります。ただし、朝の頭痛やめまい、腹痛が続く場合や、食事がとれない・眠れない状態が長引く場合は、生活習慣の問題として片づけず、小児科などの医療機関に相談することを検討してください。

原因がわからない不登校でやってはいけないNG行動

理由がわからない子どもへの声かけ例と、話す方法を選ぶ工夫、保護者自身の相談を整理した図

原因がわからない状態が続くと、親は「早く何とかしなければ」と焦り、良かれと思って子どもを追い詰める行動を取ることがあります。ここでは、不登校の子どもへの接し方で特に避けたい3つの行動と、その理由、代わりに取れる行動を解説します。

無理に学校へ行かせようとする

次のような行動は、親に悪気がなくても子どもにとっては登校の強制になります。

  • 布団をはがす、腕を引いて玄関まで連れて行くなど、力ずくで登校させる
  • 「学校に行かないならスマホやゲームは禁止」と交換条件を出す
  • 「みんなは毎日行っている」「このままだと将来困る」ときょうだいや同級生と比べたり、不安をあおったりする

原因がわからない不登校では、子ども自身も学校に行けない理由を言葉にできないまま、不安や疲れを抱えていることが少なくありません。この状態で登校を強いると、朝の頭痛や腹痛といった身体症状が強まったり、「親に本当の気持ちを話しても無駄だ」と感じて口を閉ざしたりするおそれがあります。

国の方針も、登校だけをゴールとしていません。2016年に成立した教育機会確保法では、不登校の子どもに休養が必要な場合があることが示されています。また、文部科学省の通知「不登校児童生徒への支援の在り方について」では、支援は「学校に登校する」という結果のみを目標にするのではなく、子どもが自らの進路を主体的に捉えて社会的に自立することを目指すとされています。

ただし、子ども自身が「行きたい」「保健室なら行けそう」と話している場合に、送迎や別室登校の相談で後押しすることは強制にはあたりません。判断の基準は、親の希望ではなく子どもの意思に沿っているかどうかです。

原因を問い詰める

「どうして行かないの」「いじめられているの?誰に?」と毎日のように尋ねたり、登校時間や夜遅くに答えを求め続けたりするのは、子どもを追い込む行動です。

理由が自分でもわからない子どもにとって、答えられない質問を繰り返されることは「理由も言えない自分はダメだ」という自己否定につながります。また、親を納得させるために「先生が嫌だから」など、その場で思いついた理由を口にすることもあります。親がその言葉を信じて学校に抗議したり担任の変更を求めたりすると、本当の原因に向き合う機会が遠のき、子どもは引っ込みがつかなくなります。

質問の回数は意識して減らし、「話したくなったらいつでも聞くよ」と一度伝えたら、あとは子どもが自分から話し始めたときに途中で遮らず最後まで聞くようにしましょう。

一方で、体にあざがある、持ち物がなくなる、お金を頻繁に欲しがるといった、いじめや暴力が疑われるサインがある場合は別です。問い詰めるのではなく、「最近こういうことが気になっている」と事実を穏やかに伝えて確認し、必要に応じて学校へ相談してください。

親自身を責める

「育て方が間違っていた」「仕事が忙しくて向き合えなかったせいだ」と、親が自分を責め続けることも避けたい行動です。

親の自責の気持ちは、ため息や沈んだ表情、落ち着きのなさとなって子どもに伝わります。子どもは「自分が学校に行かないせいで親が苦しんでいる」と受け止め、罪悪感を強めることがあります。さらに、親が埋め合わせをしようとして、子どもの行動を細かく管理したり、先回りして何でも手を出したりすると、かえって子どもが息苦しさを感じる場合もあります。

文部科学省の児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査によると、令和5年度に不登校とされた小・中学生は34万6,482人で、過去最多となりました。不登校は特定の家庭だけに起こるものではなく、原因も一つに特定できないことが多いため、親の育て方だけで説明できるものではありません。

親が落ち着いて子どもと向き合うためには、親自身の休息も必要です。配偶者や祖父母と送迎や見守りを分担する、同じ悩みを持つ親の会に参加して気持ちを話すなど、一人で抱え込まない工夫をしましょう。専門機関への相談も、子どものためだけでなく親の負担を軽くする手段になります。

理由を話せないときの関わり方を学びたい方へ
  • 「理由がわからないとき、何を聞けばよい?」
  • 「話したくない日は、どう接すればよい?」
  • 「日々の声かけを具体的に考えたい」

話せる範囲を聞くことや、本人の希望を確かめることを、家庭でどう実践するか学びたい場合には、保護者向けの学習の場も選択肢になります。

ほめビリティは、子どもへの声かけや関わり方を実践しながら学ぶ、保護者向けのオンラインプログラムです。ラウンジでは講座や交流を通じて、日々の実践を支えています。

家庭での関わり方を学ぶ選択肢として、内容や参加方法を確認してみてください。

声かけや関わり方を学ぶ方法を見る

不登校の原因がわからないときの相談先

学校、教育支援センター、医療機関、フリースクールに相談できる内容を比較した図

原因がわからない段階でも相談はできます。相談先の専門家は、子どもの様子や家庭での出来事を聞きながら、背景にある要因を一緒に整理する役割を担っています。子ども本人が外出や面談を嫌がる場合でも、多くの窓口は保護者だけの相談を受け付けています。

相談の前に、休み始めた時期、朝や夜の体調、食欲や睡眠の変化、学校や友人について話した内容などをメモしておくと、限られた相談時間でも状況を正確に伝えやすくなります。

どこに相談すればよいか迷う場合は、文部科学省の子供のSOSの相談窓口で、電話やSNSで相談できる窓口を確認できます。「24時間子供SOSダイヤル(0120-0-78310)」は夜間や休日もつながり、子ども本人だけでなく保護者も利用できます。

学校のスクールカウンセラー

最初の相談先として利用しやすいのが、学校に配置されているスクールカウンセラーです。公認心理師や臨床心理士などの資格を持つ心理の専門家で、公立学校であれば費用はかかりません。

スクールカウンセラーは、担任や養護教諭とは立場が異なるため、学校の中での評価を気にせずに話せる点が特徴です。子どもが担任には言えないことも、カウンセラーには話せる場合があります。保護者だけで面談を受けることもでき、家庭での接し方や子どもの言動の受け止め方について助言を受けられます。

また、カウンセラーは本人や保護者の同意を得たうえで学校内の情報を担任などと共有できるため、教室での様子や友人関係など、家庭からは見えにくい情報をもとに原因の手がかりを探せる場合があります。

勤務日は週1回程度など学校によって限られていることが多いため、担任や学校の窓口を通じて予約を取るのが一般的です。子どもが登校できない状態でも、保護者だけで来校して相談する形がとれます。

自治体の教育支援センター

教育支援センターは、市区町村の教育委員会などが設置している公的な施設で、「適応指導教室」と呼ばれている地域もあります。多くの場合、利用は無料です。

主な役割は、不登校の子どもの居場所づくりと学習支援、保護者からの相談対応です。少人数での学習や体験活動が行われ、在籍している学校とも連携しています。自治体によっては、通所日数が在籍校で出席扱いとなることもあります。

学校とは別の場所で過ごすことで、子どもが緊張せずに本音を話せるようになり、そこから不登校の背景が見えてくることもあります。いきなり通所しなくても、まず保護者が見学や相談だけを申し込むことができます。

設置状況や名称、利用条件は自治体ごとに異なるため、お住まいの市区町村の教育委員会や学校に問い合わせて確認してください。

不登校専門の医療機関やフリースクール

医療機関

頭痛や腹痛、朝起きられない、立ちくらみがするといった体の症状が続いている場合は、医療機関への相談を検討します。朝の体調不良が目立つ不登校の背景には、自律神経の働きが乱れる「起立性調節障害」が隠れていることがあります。また、不安障害やうつ状態、発達障害の特性が学校生活の負担につながっている場合もあります。

受診先としては、体の症状が中心であれば小児科、気分の落ち込みや強い不安が見られる場合は児童精神科や心療内科が選択肢になります。児童精神科は地域によって初診までに数か月待つこともあるため、まずはかかりつけの小児科で相談し、必要に応じて紹介を受ける方法もあります。

診察を通じて体や心の状態がわかれば、「怠けているのではないか」という誤解が解け、学校側に配慮を求める根拠にもなります。子どもが受診を嫌がる場合、保護者のみの相談を受け付けている医療機関もあるため、予約時に確認してください。

フリースクール

フリースクールは、NPO法人や民間団体などが運営する、学校以外の学びと居場所の場です。学習中心、体験活動中心、自由に過ごせる居場所型など、運営方針は施設によって大きく異なります。

民間の施設であるため費用がかかり、文部科学省が2015年に行った調査では、月額会費の平均は約3万3千円でした。施設ごとに金額や支援内容に差があるため、見学や体験入学を通じて子どもに合うかを確かめることが大切です。

文部科学省の通知では、学校外の施設で相談や指導を受けている場合、一定の要件を満たせば校長の判断で指導要録上の出席扱いにできるとされています。出席扱いになるかどうかは施設と学校の連携状況によって変わるため、利用を検討する段階で在籍校に相談しておくと手続きがスムーズです。

フリースクールの中には、保護者向けの相談会や親の会を開いているところもあり、同じ悩みを持つ保護者と情報を交換できる場としても利用できます。

相談や学習支援の具体例を知りたい方は、あした研究室の教育支援センターの役割と学びの支援も参考になります。紹介されている地域の取り組みが、そのままお住まいの地域で利用できるとは限らないため、地域の窓口に確認しましょう。

小中学生の制度の概要や学校と相談する流れは、あした研究室の出席扱い制度の案内で確認できます。自宅でICT等を使って学ぶ場合と施設に通う場合では要件が異なります。個別の適用は在籍校へ確認し、出席扱いと成績評価は分けて相談してください。

まとめ

不登校の原因がわからないのは、子ども自身も理由を言葉にできない、複数の要因が重なっている、親に心配をかけたくないといった事情があるためです。

原因がはっきりしないときは、理由探しを一旦やめて子どもを休ませ、家庭を安心できる場所に整えることを優先しましょう。生活リズムも無理に正そうとせず、登校の強制や原因の問い詰め、親が自分を責めることは避けてください。

家庭だけで抱え込まず、スクールカウンセラーや教育支援センター、医療機関、フリースクールに相談すれば、原因がわからないままでも次の対応を一緒に考えられます。

執筆者
あした研究室編集部 (あしたけんきゅうしつへんしゅうぶ)
あした研究室編集部は、(株)すららネットの子どもの発達支援室に所属するスタッフと、学び・発達支援に関心を持つ編集チームによって運営されています。教育・発達支援・子育て・学習法などのテーマについて、現場視点と実証的な知見を大切にしながら、企画・取材・執筆・編集・校正・発信まで一貫して取り組んでいます。私たちの使命は、保護者や教育関係者、子ども自身が次の一歩を見つけられるような 信頼できる知見とアイデアを届けること。読者の皆さまには、根拠ある情報と温かい視点を通じて、学びと成長を支えるパートナーでありたいと考えています。