フリースクールは、不登校などで中学校に通いにくい中学生が、学習や人との関わりを続けるための民間施設です。学校教育法上の学校ではないため、籍は在籍している中学校に残ります。そのうえで、校長が認めれば出席扱いになる場合があります。文部科学省の2015年調査では、会費を徴収する施設の平均は月額約3万3千円でした。この記事では、通うメリットとデメリット、子どもの状況や通いやすさに合った選び方を紹介します。あわせて、欠席日数や内申点が高校受験に与える影響と進学サポート体制、見学や体験入学で確認すべき点もまとめています。
中学生がフリースクールに通うメリットとデメリット

フリースクールは、学校に通いづらくなった中学生が日中を過ごし、学びや人との関わりを続けるための場の一つです。良い面がある一方で、公立中学校とは仕組みが異なるため、費用や学習面で気をつけたい点もあります。ここでは、フリースクールの基本的な位置づけと、通うことで得られるもの、事前に知っておきたい注意点を整理します。
中学生の居場所となるフリースクールとは
フリースクールとは、不登校などの理由で学校に通っていない子どもを受け入れる民間の団体・施設の総称です。法律上の明確な定義はなく、NPO法人、一般社団法人、株式会社、個人などがそれぞれの方針で運営しています。学校教育法で定められた「学校」ではないため、中学生は在籍している中学校に籍を置いたまま通い、卒業証書も在籍校から受け取ります。
フリースクールを検討する家庭が増えている背景には、不登校の中学生の増加があります。文部科学省の児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査によると、令和5年度に不登校とされた中学生は約21万6千人で、中学生全体の約6.7%にあたります。2016年に成立した教育機会確保法では、不登校の子どもが学校以外の場で行う多様な学習活動の重要性が示され、学校復帰だけを目標にしない支援の考え方が広がっています。
フリースクールの活動内容は施設ごとに異なり、主に次のようなタイプがあります。
- 居場所型:安心して過ごせることを重視し、自由に過ごす時間が中心
- 学習支援型:教科学習の時間を設け、学習の遅れを取り戻すことに力を入れる
- 体験活動型:料理、農作業、野外活動、イベントの企画など体験を通して学ぶ
- 特性支援型:発達障害や起立性調節障害など、特定の困りごとに配慮した支援を行う
なお、教育委員会が設置する教育支援センター(適応指導教室)も不登校の子どもの通い先ですが、こちらは公的機関であり、原則として利用料がかからない点がフリースクールとの違いです。
公的な通い先も比べたい場合は、教育支援センターの通所型・オンライン型の特徴も参考になります。利用条件や支援内容は、お住まいの自治体へ確認してください。
フリースクールに通うメリット
フリースクールに通う最大のメリットは、学校での人間関係や集団生活に負担を感じていた中学生が、プレッシャーの少ない環境で家庭以外の居場所を持てることです。多くの施設は少人数で、時間割や校則に縛られず、本人の体調や気持ちに合わせて過ごし方を選べます。
主なメリットは次のとおりです。
- 自分のペースで過ごせる:登校時間や参加する活動を本人が決められる施設が多く、週1日や午後だけといった通い方から始められる
- 人と関わる経験を取り戻せる:年齢の異なる子どもやスタッフと少人数で接するため、同年代の集団が苦手な子どもでも会話や共同作業に参加しやすい
- 生活リズムを整えやすい:通う日が決まることで起床や外出のきっかけができ、昼夜逆転の改善につながる場合がある
- 学習を再開するきっかけになる:学習支援を行う施設では、つまずいた単元まで戻って学び直せる
- 相談できる大人が増える:スタッフが本人の話を聞き、保護者からの相談にも応じる施設が多い
保護者にとっても、子どもが日中を過ごす場所ができることで、仕事との両立や家庭内の緊張がやわらぐことがあります。保護者向けの面談や親の会を設けている施設では、同じ悩みを持つ家庭と情報交換もできます。また、一定の条件を満たせば在籍中学校の出席扱いとなる制度もあります(詳しくは後述します)。
フリースクールに通うデメリットと注意点
フリースクールは公的な学校ではないため、運営の基準や費用負担の仕組みが公立中学校とは大きく異なります。通い始めてから困らないよう、次の点を事前に理解しておくことが大切です。
- 費用がかかる:民間の施設のため入会金や月謝が必要で、公立中学校に比べて家庭の負担が大きくなる
- 施設ごとの差が大きい:法律上の設置基準がないため、スタッフの人数や経験、活動内容、学習支援の充実度は施設によって異なる
- 学習量が不足する場合がある:居場所型の施設では教科学習の時間が少なく、高校受験に向けた学力は家庭学習や塾などで補う必要が出ることがある
- 出席扱いは自動的には認められない:在籍中学校の校長が判断するため、施設に通っていても出席として扱われないケースがある
- 地域によって選択肢が少ない:フリースクールは都市部に集まる傾向があり、地方では通える範囲に施設がないこともある
また、子ども本人が納得しないまま通わせると、学校と同じように負担を感じてしまうことがあります。不登校の初期で心身の疲れが大きい時期は、まず家庭で休むことを優先し、本人が外に出たいと感じたタイミングで選択肢として示すほうが続きやすくなります。在籍中学校とも連絡を取り、フリースクールに通っていることを担任や学校側に伝えておくと、出席の扱いや進路の相談がスムーズになります。
施設での学習時間だけでは足りないと感じる場合は、本人の体調や希望に合わせて、自宅で取り組める学習方法を組み合わせることもできます。
無学年式オンライン教材「すらら」は、理解できているところまで戻り、自宅で自分のペースで学べる教材です。
苦手な単元を確かめながら学び直す方法として、本人と一緒に内容を確認できます。
中学生向けフリースクールの選び方

フリースクールは法律で定められた学校ではなく、NPO法人、一般社団法人、株式会社、個人などがそれぞれの方針で運営しています。そのため、活動内容、在籍する子どもの年齢層、スタッフの体制、費用は施設ごとに大きく異なります。ここでは、中学生の子どもに合う施設を選ぶために比較したい点を、「子どもの状況や目的」「通いやすさとオンライン対応」「費用」の3つに分けて解説します。
子どもの状況や目的に合った施設を選ぶ
最初に、子どもがいまどのような状態にあり、フリースクールに何を求めているのかを整理します。目的によって適した施設のタイプが変わるためです。
フリースクールは、主に次のようなタイプに分けられます。1つの施設が複数の性格を持っていることも多いため、どこに重点を置いているかを比べることが大切です。
- 居場所型:学習を強制せず、安心して過ごせる場所を提供することを重視します。不登校になって間もない、外出に不安がある、人と関わる練習から始めたいといった子どもに向いています。
- 学習支援型:個別指導や少人数授業で、中学校の学習内容の補習に力を入れています。勉強の遅れを取り戻したい、学習習慣を立て直したい子どもが検討しやすいタイプです。
- 体験活動型:農業、料理、ものづくり、野外活動、ボランティアなどの体験を中心にしています。机に向かうことが苦手な子どもや、興味のあることから意欲を取り戻したい子どもに合いやすいタイプです。
- 特性への支援を重視するタイプ:発達障害や起立性調節障害など、子どもの特性や体調に配慮した支援を行っています。公認心理師、臨床心理士、教員免許を持つスタッフなどが在籍しているかを確認すると、支援の専門性を判断する材料になります。
- 通信制高校が運営する中等部:通信制高校やサポート校が中学生向けに開いているコースです。系列の高校の教育内容に触れられる一方で、高校の募集活動と結びついている場合もあるため、進路を固定せずに検討したい場合は運営方針を確認しておきましょう。
あわせて、次の点も子どもとの相性に関わります。
- 在籍者の年齢構成:小学生が中心の施設、中高生が中心の施設、幅広い年齢が混ざる施設があります。同年代の友達がほしいのか、年齢差のある関係のほうが気楽なのかによって合う環境が変わります。
- 人数規模とスタッフの数:少人数の施設では一人ひとりに目が届きやすく、大人数の施設では多様な人と関わる機会が増えます。
- 過ごし方の自由度:時間割が決まっている施設と、その日の過ごし方を子どもが自分で決める施設があります。生活リズムを整えたいのか、自分のペースを優先したいのかで選び方が変わります。
なお、民間のフリースクールのほかに、自治体の教育委員会が設置する教育支援センター(適応指導教室)もあります。公的機関のため原則無料で利用でき、在籍する中学校との連携も取りやすいことが特徴です。民間施設と並行して比較候補に入れておくと選択肢が広がります。
施設を選ぶ際は、保護者だけで決めず、子ども本人の希望を聞きながら候補を絞り込むことが重要です。本人が「行ってみたい」と思えるかどうかが、通い続けられるかを左右するためです。
通いやすさとオンライン対応の有無を確認する
子どもに合った活動内容の施設でも、通うこと自体が負担になると続けにくくなります。候補を比べる際は、次の点を確認しましょう。
- 自宅からの距離と通学時間:毎日通う場合、片道の移動時間が長いと体力的にも精神的にも負担になります。乗り換えの回数や、混雑する時間帯を避けられるかも確認しておくと安心です。
- 通学手段:徒歩や自転車で通えるか、電車やバスを使う必要があるか、保護者の送迎が必要かを確認します。送迎が必要な場合は、保護者の勤務時間と両立できるかも検討が必要です。
- 開所日と利用時間:週5日開いている施設もあれば、週1〜3日程度の施設もあります。午前中の起床が難しい子どもの場合は、午後からの登校や途中からの参加が認められているかを確認しましょう。
- 利用頻度の選択肢:週1回から通えるコースがあるか、体調に合わせて回数を変えられるかによって、無理なく始められるかが変わります。
電車やバスで通う場合、フリースクールは学校教育法上の学校ではないため、通常は通学定期券の対象になりません。ただし、在籍する中学校で出席扱いが認められているなど一定の条件を満たすと、通学定期券を購入できる場合があります。利用を考えている場合は、在籍校と鉄道会社に条件を確認してください。
例えば、JR東日本の実習用通学定期乗車券の案内では、在籍校の担当者からの申請が必要とされています。
外出が難しい場合や、近くに希望に合う施設がない場合は、オンラインに対応したフリースクールも選択肢になります。オンライン型には、ビデオ通話による個別学習やカウンセリング、オンライン上の教室での交流、メタバース空間でアバターを使って参加する形式などがあります。自宅から参加できるため移動の負担がなく、地方に住んでいても都市部と同じプログラムを受けられる点が特徴です。
過ごし方の違いを比べるときは、フリースクールの通所型とオンライン型の紹介もご覧ください。出席扱いの条件は利用形態ごとに異なるため、在籍校への確認が必要です。
一方で、オンラインだけでは生活リズムが崩れやすい、人と対面で関わる機会が少なくなるといった点に注意が必要です。最初はオンラインで参加し、慣れてきたら通学に切り替える、オンラインと通学を組み合わせるなど、段階的に利用できる施設であれば、子どもの状態の変化にも対応しやすくなります。
フリースクールの費用相場を把握する
フリースクールの費用は、運営団体や活動内容によって幅があります。文部科学省が2015年に公表した「小・中学校に通っていない義務教育段階の子どもが通う民間の団体・施設に関する調査」では、会費(授業料)を徴収する施設の平均は月額約3.3万円、入会金を徴収する施設の平均は約5.3万円でした。調査時点から年数がたっているため、現在の金額は各施設に直接確認する必要がありますが、比較の目安として参考になります。
調査の集計範囲は文部科学省の2015年調査(14ページ)をご確認ください。
費用を比べる際は、月謝だけでなく、次のような内訳を含めた年間の総額で考えることが大切です。
| 費用の項目 | 主な内容 | 確認したいポイント |
|---|---|---|
| 入会金 | 入会時に一度だけ支払う費用 | 体験後すぐに入会した場合の割引や、途中退会時の返金の有無 |
| 月謝(会費) | 毎月の利用料 | 通う日数による料金の違い、休んだ月の扱い |
| 教材費・施設費 | 学習教材、施設の維持費など | 月謝に含まれているか、別途請求されるか |
| 行事・活動費 | 遠足、合宿、調理実習、校外学習などの実費 | 年間でどの程度の行事があり、参加は任意か |
| 交通費 | 自宅から施設までの移動費 | 通学定期券が使えるか、送迎にかかる負担 |
オンライン型の場合は交通費がかからない反面、パソコンやタブレット、通信環境を用意する費用が必要になることがあります。手持ちの機器で参加できるかも事前に確認しておきましょう。
費用の負担を抑える方法として、自治体の補助制度があります。たとえば東京都では、2024年度からフリースクール等に通う不登校の小中学生の保護者を対象に、月額上限2万円を助成する事業を始めています。ほかにも独自の補助を行っている市区町村があるため、住んでいる自治体の教育委員会や公式サイトで、対象となる施設や申請条件を確認してください。また、NPO法人が運営する施設の中には、家庭の経済状況に応じて会費を減額している施設もあります。
東京都の令和8年度の案内では、都内在住などの要件が定められています。利用料以外の費用も含め、申請前に対象範囲を確認してください。
フリースクールは、子どもの状態によって利用期間が数か月で終わることもあれば、中学卒業まで続くこともあります。入会前に、1年間通った場合の総額と、家計で無理なく続けられる金額を照らし合わせておくと、途中で費用面の理由から通えなくなる事態を防ぎやすくなります。
中学生がフリースクールに通う前に確認したいポイント

フリースクールは学校教育法上の「学校」ではないため、通うだけで中学校の出席や成績に自動的に反映されるわけではありません。出席の扱い、高校受験への影響、子ども本人との相性の3点を入学前に確認しておくと、通い始めてからの「こんなはずではなかった」を防ぎやすくなります。
中学校の出席扱いになるか確認する
中学生がフリースクールに通っている場合、一定の要件を満たせば、在籍している中学校の校長の判断で指導要録上「出席扱い」にできます。根拠は文部科学省の通知「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」で、主な要件は次のとおりです。
- 保護者と学校の間で十分な連携・協力関係が保たれていること
- 通う施設が、不登校の児童生徒への相談・指導を適切に行っていると判断できること
- 本人が施設に通所または入所して相談・指導を受けていること
同じ通知では、一定の要件のもとで、自宅でICTなどを活用して行った学習活動も出席扱いにできるとされています。オンライン型のフリースクールを検討している場合は、この点もあわせて確認するとよいでしょう。
小中学生の制度の概要は、あした研究室の出席扱いにできる制度(ネット出席)の案内でも確認できます。通所と自宅でのICT学習では要件が異なり、利用だけで認定されるものではありません。
出席扱いにするかどうかの最終判断は校長が行うため、同じフリースクールに通っていても、在籍校や自治体によって扱いが異なることがあります。入学を決める前に、次のような手順で確認しておくと確実です。
- 担任や学年主任、スクールカウンセラーにフリースクールの利用を考えていることを伝える
- 施設名と活動内容を伝え、出席扱いになる可能性があるかを学校に確認する
- フリースクール側に、在籍校への通所状況や活動内容の報告に対応しているか、これまでに出席扱いとなった実績があるかを聞く
- 出席扱いになった場合の、学校と施設の連絡方法や報告の頻度を決めておく
なお、出席扱いと成績評価は別の問題です。出席扱いになっても、各教科の評定がつくかどうかは学校の判断によります。2024年には、不登校の児童生徒が欠席中に学校外で行った学習の成果を、一定の要件のもとで成績評価に反映できる制度が整えられました。フリースクールでの学習内容を評価の対象にしてもらえるかどうかも、在籍校に相談しておくとよいでしょう。
条件は文部科学省の保護者向け資料でも整理されています。具体的な評価の方法は在籍校へ相談してください。
高校受験への影響と進学サポート体制
中学生の場合、フリースクールの利用は高校受験と切り離せません。公立高校の一般入試では、中学校が作成する調査書(内申書)の評定や出欠の記録が合否判定の資料になることが多く、欠席日数が多い場合や評定がつかない教科がある場合の扱いは、都道府県や高校によって異なります。志望する地域の入試制度を、早めに確認しておく必要があります。
一方で、不登校経験のある生徒が受験しやすい選択肢もあります。例えば東京都の都立高校にあるチャレンジスクールは、不登校経験のある生徒などを主な対象とし、調査書を用いずに作文や面接で選抜を行っています。このほか、欠席の理由などを本人が申告できる書類を受け付ける自治体や、書類選考や面接を中心に選考する通信制高校・私立高校もあります。フリースクールに通うことで進学先がなくなるわけではありませんが、選べる高校や入試方式は、出席や評定の状況によって変わる可能性があります。
チャレンジスクールの選抜では志願申告書も用います。東京都教育委員会の入試Q&Aと、受験年度の募集要項で必要書類や選抜方法を確認してください。
フリースクールの進学サポート体制は施設ごとの差が大きいため、次の点を具体的に確認しておきましょう。
- 国語・数学・英語など受験科目の学習支援があるか、個別指導か集団か
- 志望校選びや入試制度について、情報提供や相談の機会があるか
- 面接や作文など、不登校経験のある生徒が受けることの多い選考への対策を行っているか
- 卒業生がどのような高校(全日制、定時制、通信制など)へ進学しているか
- 在籍中学校と連携し、調査書の作成や受験手続きに協力してもらえるか
通信制高校やサポート校と運営母体が同じフリースクールもあります。そうした施設では系列校への進学情報を得やすい一方、ほかの進学先の情報が少なくなる場合もあります。複数の選択肢を比較したうえで子どもが進路を決められるよう、保護者も公立高校の入試情報や学校説明会などを自分で確認しておくと安心です。
まずは見学や体験入学に参加する
パンフレットやホームページでは、施設の雰囲気やスタッフと子どもの相性まではわかりません。多くのフリースクールでは見学や体験入学を受け付けているため、入学を決める前に実際に足を運び、子ども本人が「ここなら通えそう」と感じられるかを確かめることが大切です。
見学先を探す際は、あした研究室の中学生向けフリースクール・不登校サポート塾一覧も利用できます。掲載情報を手がかりに、募集状況や中学生への支援内容を各施設へ確かめてください。
見学や体験では、次のような点を確認しておくと比較しやすくなります。
- 在籍している生徒の年齢層や人数、中学生がどのくらいいるか
- スタッフの人数と、子ども一人ひとりへの関わり方
- 1日の過ごし方や活動内容、学習時間がどの程度あるか
- 決められたルールの内容と、通う日数や時間の自由度
- 体調が悪いときや通えない日が続いたときの対応
- 保護者との面談や情報共有の頻度
体験入学は1回だけでなく、可能であれば曜日や時間帯を変えて複数回参加すると、普段の様子がつかみやすくなります。初回は緊張して本来の様子がわからないこともあるため、帰宅後に「どんなことが楽しかったか」「気になったことはあるか」を子どもに聞き、本人の言葉で感想を確認しましょう。
子どもが外出することに強い不安を感じている時期は、無理に連れて行く必要はありません。保護者だけで先に見学や個別相談に行き、施設の様子を写真や話で伝えてから本人の参加を検討する方法もあります。オンラインで説明会や個別相談を行っている施設であれば、自宅から話を聞くことから始められます。
- 「見学に誘うとき、どう話せばよいだろう」
- 「本人の感想を、どのように聞こう」
- 「通えない日には、どう関わればよいだろう」
本人の希望を聞きながら施設を検討するなかで、こうした声かけを具体的に学びたいときは、保護者向けの学びを利用する方法もあります。
ほめビリティは、子どもを無理に変えようとするのではなく、日々の声かけや関わり方を実践しながら学ぶ、保護者向けのオンラインプログラムです。
見学や通所を急がせず、日々の会話や関わり方を考えるヒントとしてご覧ください。
まとめ
フリースクールは、学校に通いづらい中学生が学習や人との関わりを続けられる場所です。施設によって活動内容や費用、支援体制が異なるため、比較してから選ぶ必要があります。
選ぶときは、子どもの状況や目的に合っているか、通いやすさやオンライン対応の有無、費用を確認してください。中学校の出席扱いになるかは在籍校の校長が判断するため、事前に学校への相談が必要です。高校受験を考えている場合は、進学サポートの有無も確かめましょう。見学や体験入学で子ども本人が雰囲気を確かめてから決めると、入学後に合わないと感じるリスクを減らせます。