トップインタビュー
元学校教員を中心に学習支援特化型として
地域に根付いた放デイに!
不登校の出席扱い制度認定も実現。
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株式会社キッチン・ブレス 代表取締役
井藤 裕子氏
放課後等デイサービス エルサ校舎名- エルサ 木倉教室
- 学習支援に特化した放課後等デイサービス
- 元学校教員や特別支援教育支援員を多く採用し、勉強に対する対策等のノウハウを蓄積
- 通所していた子どもの就労もサポート
- 家庭やフリースクール等の施設での学習が出席となる「出席扱い」の認定を実現
POINT
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子ども一人ひとりの個性を生かした
支援を提供株式会社キッチン・ブレスでは、放課後等デイサービス(以下、放デイ)や就労支援多機能型事業所、児童発達支援多機能型事業所、日中一時支援そして指定特定相談支援・障がい児相談支援を運営しています。放デイを始めたきっかけは、私の子どもが発達障害と診断され、入所できる放デイが見つからずに放デイ難民になり、療育の先生から「自分で立ち上げてみるのはどうか」と勧められたのがはじまりです。
放課後等デイサービス エルサ 木倉教室では、学習支援に特化して、軽度発達障害やグレーゾーンのお子さんを中心に支援しています。すららで学習中の様子
学習支援については、集団指導塾ではもともと学力のベースがあることを前提として授業を進めるため、発達障害やグレーゾーンの子どもはついていけないことが多々あります。私たちは、子ども一人ひとりの特性を大切にしてあげたいと考えており、その子が一番よい状態でいれることを目指しています。現在は「すらら」を活用し学習支援を行いながら、就労支援や生活支援等も行っています。
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元学校教員や特別支援教育支援員を採用する
ことで学習支援に特化したサポートを実現御船町の子どもたちの成績を上げたいという想いがあり、『すらら』を活用した学習支援特化型の放デイであるエルサ木倉教室を開所しました。もともと他事業所ですららを使っていましたので、その経験をもとに施設の運用方法を考えていきました。
当放デイでは、保護者様からの学習支援の要望を受けていたのと、通所してくれるお子さんに中高生が多いということもあり学習支援を強化しており、宿題やビジョントレーニング等を組み合わせて時間割りをつくっています。すららを活用するなかで努力量を競い合あうイベント「すららカップ」にも参加させていただいており、今までで3~4人入賞することができました。このようなよい結果になったのも、学校教員や学校支援員の方を多く採用しており、勉強に対するモチベーションの作り方や対策のノウハウを持っていたからだと思います。また当放デイには、受験生も多く通所しています。学校教員や学校支援員だからこそできる受験生の学力・面接支援も行っています。
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学習支援はもちろん、子どもたちの未来を
視野に入れた手厚いサポート考え方を時代に合わせて対応することが大切だと感じています。
地域ごとに課題は異なると思いますので、地域に根付いた放デイとなれるよう運営をしています。
目標として長野県の学習塾「学び舎かなえ」さんのような多機能展開されている、子どもたちの将来を考えた居場所をつくっていきたいと考えています。エルサコインとスケジュール
現在、当放デイでは学習支援中心に、不登校支援やビジョントレーニング等の多様な支援を行っています。例えば、不登校支援では家庭やフリースクール等の施設での学習が出席となる「出席扱い」の活用を積極的に行っており、2年間で5人の出席扱いが認められました。出席扱いが認められた子のうちの一人は、児童発達支援多機能型事業所エルサ 山都教室で支援員として働くまでに成長しました。
また職員への教育については、各事業所それぞれの事業所研修を行っています。研修のなかで各事業所の良いところを参考にして、配属先の事業所で活かしていただけるような仕組みづくりをしています。例えば、「エルサコイン」制度という子どもたちが取り組んだことに対してエルサ内だけで使えるお金がもらえる仕組み等があります。
学習支援特化型の放デイであることも地域に根付いた放デイとして地域の皆さんに選んでいただけている一つの理由だと思います。学習支援のサポートの実績がありますので、自信を持って支援を行っています。 -
就労を見据えた支援
親子双方にとって心の拠り所であるために子どもの将来のため、嫌な事でもやらなければいけないことを教えていきたいです。
子どもたちが大人になり就労するとなると、会社や上司の指示を受けて働かなければなりません。そこで、コミュニケーションの取り方や提出物をしっかり出すことを指導しています。インタビュー中の井藤氏
会社全体で学習支援や就労支援を通した子どものサポートを開始してから6年ほど経ちましたが、支援ごとの実績やケーススタディが着々と増えてきました。ケーススタディ別に支援策をブラッシュアップしていくことで、今通所してくれている子どもたちへのサポートの質が上がったと実感しています。私が公認心理士の資格を取得したので、実績等をもとに数値的なエビデンスを取っていきたいと考えています。また保護者様への手厚いサポートも行っています。お子さんとの接し方などに悩んでいる保護者様のご相談を受けるなかで、支援法等をお伝えさせていただいています。保護者様のご様子により、伝え方を文章にするなど工夫しています。
お子さんと同様にサポートが必要な方も多くいらっしゃるので、親子双方へ支援を行うことで色々な方向で背中を押していければと思います。そして2年後にもう一つ放デイを開所すべく人材教育等の準備に取り掛かっています。また就労支援についても、現在行っている受託栽培のほかに新たな仕事を増やしていきたいと考えています。
今後もお子さんだけでなく、保護者様のサポートも引き続き行っていきたいと思います。
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株式会社キッチン・ブレス 代表取締役
井藤 裕子氏
自身の発達障害の子どもが通所できる放デイがない“放デイ難民”になっていたところ、療育の先生から放課後等デイサービスの開所を勧められ、2018年に児童発達支援多機能型事業所エルサと就労支援多機能型事業所カナンを開設。現在は放課後等デイサービス、児童発達支援多機能型事業所2か所、就労支援多機能型事業所日中一時支援、指定特定相談支援・障がい児相談支援等の幅広い施設運営を行う。
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