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完璧を目指すのをやめたら、子どもから「ママいつもありがとう」が届いた──指摘ばかりの悪循環から抜け出し素直に喜べるようになるまで

「前はできないところばっかり見て焦って、『なんでできないんだろう』という怒りみたいな感情がすぐ出てきていたんですが、最近は素直に息子の『できたこと』を喜べるようになりました。私自身も楽になり、穏やかに過ごせるようになってきたと感じます」

そう話すのは、ASDとADHDの特性を持つ息子さん(現在小5)を育てるAさん。小学校の支援学級に在籍する息子さんは、ゲームや動画が好きで他のことにはあまり興味を示さず、Aさん自身も「周りの子と同じぐらいのレベルになってほしい」という期待から、つい指摘をしては喧嘩になる悪循環に陥っていました。完璧主義で悩みを一人で抱え込んでいたAさんが、『ほめビリティ・プラクティショナー』に参加し、50日間の実践を通して親子関係や家族の姿がどう変化していったのか、その過程を伺いました。  

【ほめビリティ公式サイト】

「母親だから自分がなんとかしなきゃ」一人で抱え込み、プレッシャーをかけては喧嘩になる悪循環

── ほめビリティ・プラクティショナー(※以下『ほめビ』)に参加される前、お子さんはどのような状況だったのでしょうか。

息子にはASDとADHDの特性があり、支援学級に在籍しています。ゲームや動画鑑賞がすごく好きで、他のことにはあまり興味を示していませんでした。そうした息子との関わり方に、ずっと難しさを感じていました。 

息子に自信をつけてあげたいのに、それがどうも伝わらないし、空回りしている感覚がずっとあったんです。正解を探してきたのですが、自分に合ったやり方を見つけられずにいました。

── 息子さんとの関わり方を模索しながら、試行錯誤を重ねていた時期だったのですね。当時、一番「しんどかったな」「どうにかしたいな」と思っていたことは何でしたか。

今振り返ると、自分の感情にすごく振り回されていたなと感じます。親子ともに不安が大きくて、不安になればなるほど、私が攻撃的になってしまっていたんです。 当時は自覚がなくて、振り回されれば振り回されるほどどんどん悪循環になり、息子との関係性も悪くなっていました。

息子の「できないところ」ばかりに目が向いてしまい、私が指摘をしてしまうことが多かったので、そこからすぐ喧嘩になってしまって。今思うと、親子の関係性はかなり悪かったかなと思います。

── 「できないところ」が気になって指摘してしまう……そうした状況の中で、Aさんご自身はどのようなお気持ちを抱えていらっしゃったのでしょうか。

息子の特性のこともあって、あまり人に話せるような悩みではなく、一人で自分の中に抱え込んでしまっていました。 私が育った環境もあまり弱音を吐けるような感じではなく、「失敗しちゃいけない」「怒られないようになんとかしなきゃ」と思いながらここまで来た部分があります。「完璧じゃないけど、やっぱりちゃんとしなきゃ」「母親だし、自分がなんとかするしかない」と、自分を追い込んでいたんだと思います。

「周りの子たちと同じぐらいのレベルになってほしい」「なんとか子どもを良くしたい」という気持ちから、息子にすごいプレッシャーをかけてしまっていました。

「これなら変われるかもしれない」オンラインで完結する気楽さが決め手に

── そうした中で、『ほめビ』を知っていただいたきっかけは何だったのでしょうか。

発達支援のサイトを見たり、学習教材の「すらら」をネットで調べているうちに、『ほめビ』の情報を見つけて興味を持ちました。 実は以前、私が住んでいる市が開催しているペアレントトレーニングに実際に参加したことがあったんです。でも、全6回で終わってしまうので、知識として頭には入っても、関係性が良くなるまで自分で実践を続けることができませんでした。

『ほめビ』なら実践をたくさんできそうだったので、「これなら変われるんじゃないかな」と希望を持って参加しました。

── 一度『ほめビ』の期間が終了した後、今回改めて再参加してくださったのには、どのような思いがあったのでしょうか。

参加して褒めている時は、やっぱり子どもが変わったなっていうのを思い出して。期間が終わった途端、投稿もしなくていいとなると、だんだん忘れていってしまって、元通りまではいかないものの少し戻ってしまったんです。

それで案内を見た時に、「やっぱり実践し続けなきゃダメだな」と実感し、もう1回やろうと決意しました。

── 続けることの大切さを改めて感じたことが、再参加につながったのですね。参加されるにあたって、一番魅力を感じていただいたのはどの部分でしたか。

まず、ネット上で参加できるという気楽さが大きかったです。私は少し緊張しやすいので、対面で講座を聞いたりお話ししたりするのはなかなか勇気がいるんですが、オンラインで完結できるのはありがたかったです。

あとは、子どもに手がかかる分、決まった日時の講座に参加するのが難しいので、私の空いている“スキマ時間”に参加できるところもよかったです。絶対にこれをしてください、と強制されない空気感も私には合っていました。

他の参加者との交流やメンターの言葉を参考に、少しずつ実践を重ねた

── 実際にスタートされてみて、最初の印象や手応えはいかがでしたか。

すごく温かい環境だな、と感じました。メンターさんが「ここはちょっと違うよ」と指摘してくださる時も、まずは良いところを褒めてから伝えてくださるんです。だからこそ、「あ、そうなんだ。次からこう変えていこう」と素直に受け止められました。

参加者の皆さんからも温かい言葉をいただいて、居心地がよかったです。

── 良いところを先に伝えてもらえるからこそ、フィードバックも素直に受け止められたのですね。 50日間の実践を継続できた理由は何だったと感じますか。

「褒め誉めチャレンジ」(※)という企画があったので、それをきっかけに自分の中で「毎日1投稿はしよう」と勝手に目標を決めました。行動に対するご褒美のようなシステムがあったのも、私には合っていたと思います。

そうやって続けているうちに、自分自身の変化も少しずつ感じられるようになりました。それが嬉しくて、続けるモチベーションにつながったのかなと思います。実践して、フィードバックをもらって、自分で振り返る。そのサイクルを繰り返せたことが、とても良かったです。

※トークンエコノミー法を用いたほめビ実践を楽しく続けて習慣化するためのポイント応援企画

── 実践していく上で、特に効果を感じた仕組みやサポートはありましたか。

私は、「こういうことをしているね」と行動をそのまま言葉にすることはできても、そこに気持ちを込めて「すごいね」と伝えるのがあまり得意ではなかったんです。 

でも、他の参加者の方の投稿を見る中で、「こんな伝え方もあるんだ」と表現の幅が広がっていきました。皆さんの投稿を参考にしながら、自分でも実践していけたことはとても大きかったです。 

「ママいつもありがとう」──自発的な行動が増え、夫の態度にも変化が

── 他の参加者の投稿から、褒め方の表現を学んでいかれたのですね。 実践を重ねる中で、お子さんに何か印象的な変化の瞬間はありましたか。

自分から「朝散歩に行こう」と決めて言ったり、「目玉焼きを自分で作る」と言い出したり、自発的な行動が見られるようになりました。私が「あれして、これして」と声をかけると強く反発していたので、自分から「やってみたい」と思って行動するようになったことには、とても驚きました。 

また、恥ずかしがってなかなか言えなかった「ありがとう」も、自然に口にできるようになりました。 

個人的に一番嬉しかったのは、タブレットにお絵かきをしていて、「ママいつもありがとう」と書いて私に見せてくれたことです。普段は喧嘩になるとひどいことも言われるんですが、感謝の気持ちを素直に表してくれたことが本当に嬉しかったです。 

── 「ママいつもありがとう」と自分から気持ちを出してくれたのは、 本当に素敵な変化ですね。ご家族全体での変化はありましたか。

息子が変わっていく中で、兄弟同士の関わりにも変化が出てきました。お互いに応援したり、どちらかが落ち込んでいる時には声をかけて励ましたりする姿が見られるようになったんです。以前は自分のことで精一杯で、「自分のほうができる」とアピールすることも多かったので、大きく変わったなと感じています。

実は、私が『ほめビ』に参加していることは夫には伝えていません。夫は少し厳しいところがあるので、最初は「私だけが褒めることを意識しても、あまり変わらないかな」と思っていました。でも、私が子どもへの関わり方を変えていく中で、夫も少しずつ子どもに対して柔らかく接するようになった気がします。

私自身も、夫にきちんと感謝を伝えたいと思うようになりました。そうしているうちに、夫からも自然に「ありがとう」と言ってもらえることが増えました。

── 息子さんの変化が、ご家族全体にまで広がっていったのですね。 実践を通じて、Aさんご自身の中での新たな気づきや学びはありましたか。

私自身、前はできないところばかり見て焦りや怒りを感じていたんですが、最近は素直に息子の「できたこと」を喜べるようになりました。私自身も楽になりましたし、穏やかに過ごせるようになってきたと感じます。

私のネガティブな部分が子どもにすごく影響していたことと、逆に私が良いところを口に出すことのポジティブな影響に気づきました。息子も「こんなことができたよ」と嬉しそうに報告してくれるようになり、「何でも言っていいんだ」と安心してもらえる関係になれたかなと思います。

今でも言い合いになることはありますが、以前に比べて親子の関係性は劇的に良くなりました。

── できないところではなく、できたことを見られるようになったのは大きな変化ですね。これからの子育てで、大切にしていきたいことは何でしょうか。 

一気に変えようと頑張ると、すぐに疲れて落ち込んでしまって、なかなか続かないんですよね。だから、完璧を目指したり、すぐに結果を求めたりしないようにしたいです。 「昨日よりこれができた」と少しずつ考えることが継続のコツなんだなと学びました。

これからも、「頑張りすぎず、ちょっと頑張る」というペースを忘れずに続けていきたいなと思います。

── 最後に、同じようなお悩みを持つ方にメッセージをお願いします。

一人で抱え込まないようにしてほしいなと思います。『ほめビ』に参加してみて、悩みの内容は違っても、皆さんそれぞれ子育ての中で何かしら悩みを抱えているんだなと知りました。あまり周りと比べすぎず、「自分は自分なりに、少しずつやっていけばいい」と思えると、気持ちも少し楽になるんじゃないかなと思います。 

子育ての悩みがすべてなくなることは、きっとないと思います。だから、その都度できそうなことを試してみて、うまくいかなければ「じゃあ次はどうしよう」と考える。そんなふうに、一つひとつ試しながら進んでいくことが大切なのかなと思います。

── ありがとうございました。

不安や戸惑いを抱えながらも、「子どもとどう関わればいいのか」を模索している方にとって、ほめビリティは一つの支えになるかもしれません。日々の小さなやりとりを変えることで、親子の関係性が少しずつ前向きになっていく。その一歩を安心して試せるように、LINE相談も承っております。よかったら、公式サイトで詳しくのぞいてみてください。

【ほめビリティ公式サイト】