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ガミガミ卒業!子どもが自ら動き出す「サンドイッチ法」の魔法とは?

「早くして!」「何度言わせるの!」……玄関先や食卓で、自分の怒鳴り声がリビングに虚しく響く瞬間、ふと我に返って虚しくなることはありませんか? 本当は笑顔で「いってらっしゃい」と言いたいだけなのに、どうしていつも最後はガミガミで終わってしまうんだろう…。それは、まるで出口のないループに迷い込んでいるように感じられるかもしれません。

 もし、お子さまの「反発」が「やる気」に変わる魔法の伝え方があるとしたら、明日の朝の景色はどう彩られるでしょうか?
この記事では、子どもの心にスッと届く「サンドイッチ法」を解説します。伝え方のスキルを少しアップデートして、親子で笑い合える明日を、ぜひ一緒に手に入れましょう。

子育てのイライラを解消するのに役立つ?「サンドイッチ法」とは

子供の「お絵描き」を褒め、その後に「クレヨンの片付け」を促すサンドイッチ法の具体例。
日常の「お片付け」もサンドイッチ法でスムーズに。最後は「次はもっと綺麗にできる」とはげますのがコツ。

毎日の子育てで、つい感情的に叱ってしまい、後から自己嫌悪に陥る……。そんな悪循環を断ち切る強力なメソッドとして「サンドイッチ法」がおすすめです。

■ サンドイッチ法は「肯定」で「注意」を挟むスキル

サンドイッチ法とは、ビジネスや教育現場で使われるフィードバックの手法です。 具材をパンで挟むサンドイッチのように、「肯定的な言葉(褒める)」で「改善してほしいこと(注意・指摘)」を挟み込むコミュニケーション術を指します。

いきなり「片付けなさい!」と否定から入ると、子どもは反発して心を閉ざします。しかし、サンドイッチ法なら、まず子どもの頑張りを認めるため、子どもは親の言葉を素直に受け入れる「聞く耳」を持つことができるのです。

【実践】サンドイッチ法を使った子育て3ステップ

子供の「お絵描き」を褒め、その後に「クレヨンの片付け」を促すサンドイッチ法の具体例。
日常の「お片付け」もサンドイッチ法でスムーズに。最後は「次はもっと綺麗にできる」とはげますのがコツ。

具体的にどのように言葉を組み立てればよいのか、3つのステップで見ていきましょう。

ステップ1:まずは子どもの「現状」や「良い点」を褒める

最初のパンの部分です。子どもが何か失敗をしたときこそ、まずはグッとこらえて、日頃の努力や良い行動を認めます。

  • 例: 「いつも元気に遊べていて素敵だね」「今日は自分から片付けようとしたね」
  • ポイント: 最初に認められることで、子どもは「自分は否定されていない」と安心し、次の言葉を受け入れる準備が整います。

ステップ2:改善してほしい内容を「短く・優しく」伝える

子どもの心がオープンになったところで、本来伝えたかった「注意」を伝えます。ここでのポイントは、ただ悪いところを指摘するのではなく、子どもの小さな努力や変化を見逃さない視点を添えることです。

「ここができていないよ」と否定するのではなく、「自分なりに頑張っているのは知っているよ(過程の承認)という姿勢を見せた上で、「もっとこうすると良くなるよ」と伝えます。

  • 例: 「自分なりに工夫して片付けようとしたんだね。この箱にまとめるともっと遊びやすくなるかもしれないよ」
  • ポイント: 結果の良し悪しではなく「やろうとした気持ち」や「惜しい!という一歩手前の姿」を認めることで、子どもは注意を「自分を否定する言葉」ではなく「自分を伸ばしてくれるアドバイス」として受け取れるようになります。

ステップ3:最後にもう一度褒めて、前向きに締めくくる

最後のパンの部分です。ここがサンドイッチ法で最も重要なステップです。

  • 例:「いつもお手伝いしてくれて助かっているよ、ありがとう」
  • ポイント:感謝の言葉で終わらせることで、子どもは「怒られた」という嫌な記憶ではなく、「次は頑張ろう」という前向きな気持ちで行動に移せます。

年齢別|日常生活でのサンドイッチ法活用シーン

小学生と中高生の男の子に対するサンドイッチ法の実践例。宿題やスマホのルールに関する声かけの比較。
子供の成長段階に合わせた具体的な声かけの例。プロセスを褒める小学生、資質を褒める中高生。

子どもの成長段階に合わせて、サンドイッチ法の「パン(褒め言葉)」の種類を使い分けるのがコツです

思春期前:生活習慣を自主的に促す

この時期の子どもは、親からの承認を強く求めています。結果だけでなく「やろうとしたプロセス」に注目して挟んでみましょう。

例)宿題をやらずにゲームをしている時の声かけ例

  1. 【褒める】 「自分からカバンをリビングに持ってきたの、いいね。」
  2. 【注意・提案】 「でも、宿題を先に終わらせてからゲームをする約束だったよね」
  3. 【褒める】(「そうだった」と子どもが気づいたので)「気づいてえらいね!宿題やり始めようと思ってすごい!」

思春期:反抗期の子どもとの信頼関係を保つ

自立心が芽生える時期には、子ども扱いせず、一人の大人として尊重し、その「資質」を認めるパンで挟むのがコツです。

例)スマホの使いすぎを注意する時の声かけ

  1. 【褒める】 「部活の練習、毎日ハードなのに休まず行っていて本当に頑張っているね」
  2. 【相談】 「ただ、夜遅くまでスマホを見ていると体調が心配だよ。寝る前のルールをもう一度一緒に考えない?」
  3. 【褒める】 (一緒にルールを決められたら)「ルールを決められたね、いいね!こんな風にやってみたら、きっとぐっすり眠れるね」

まとめ:サンドイッチ法で「ガミガミ」から卒業しよう

サンドイッチ法を用いた子供へのイライラを減らす伝え方の基本構成(褒める、伝える、共感する)。
「褒める」と「共感」で「伝えたいこと(フィリング)」を挟むサンドイッチ法の基本ステップ。

子育てのイライラを減らす秘訣は、サンドイッチ法という伝え方の型を持つことです。

  1. 褒めて(安心感を与える)
  2. 伝えて(改善を促す)
  3. 共感する(行動を促す)

この流れを意識するだけで、子どもは親の愛情を実感し、自発的に動いてくれるようになります。そして、その「褒めポイント」を少しずつ磨いていけば、親子の絆はさらに深まっていくはずです。

まずは今日、お子さんに「〇〇できていてすごいね」という最初の一口(パン)を届けることから始めてみませんか?

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