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過干渉の正体は「小1で止まった私の認識」だった。仲間の視点で見えてきた、小4息子の本当の自立

宿題バトルや息子の行き渋り、登校前の腹痛。出口の見えない過干渉に悩み、「息子をどうこうするより、自分を変えたい」と参加を決めたHさん。当時のHさんは、日々成長していくお子さんを、無意識のうちに「まだ手助けが必要な1年生」として、懸命に守ろうとされていました。そんなHさんの心がふっと軽くなったのは、同じ悩みを持つ仲間たちが贈ってくれた客観的な視点でした。「あの子はもう、4年生の力を持っている」。その言葉に背中を押され、止まっていた親のまなざしが「今の息子」に追いついたとき、お子さんは驚くほどの自立心を見せ始めます。「言わないほうが、子供は自分で考えて動ける」その確信が、親子に「今日もいい一日だったね」という穏やかな日々を取り戻していく。そんな50日間の変化の軌跡を伺いました。

【ほめビリティ公式サイト】

「このままじゃ思春期に爆発する」——限界を感じた6月

——ほめビリティに参加されたきっかけを教えてください。

6月の終わりぐらいから、息子が行きしぶりというか、体調もあまり良くなくて、教室に入りづらくなってしまったんです。登校前になると「お腹が痛いから今日は行けないかも」と言うようになって。私が付き添いで送っていけば1日入れる状態でした。

それで、いろいろ調べ始めたんです。ネットとかインスタとかで子どもとの関わり方について。そうしているうちに、ほめビリティにたどり着きました。

——息子さんの体調や気持ちの面も考慮しながら、関わり方について調べていたのですね。他のサービスも検討されましたか?

はい。いろんなところを調べてみたんですけど、金額的にも何十万とかそういうところで、ちょっと違うかなって。でもこれくらいだったらできそうかなっていう、ちょっと頑張ってみようかなという金額だったので、すぐ決めました。

夫にも「構いすぎなんじゃない」って言われていましたし、臨床心理士さんがいるクリニックにも行っていたんですけど、そこでも「お母さん、注意しすぎじゃないですか」って言われてしまって。

——そうだったのですね、周りの助言もありご自身でも気になり始めて。今までは具体的にどんな様子だったんでしょうか。

宿題をやる時は、隣に座って、やるところから書くところまでずっとチェックして。ちょっとでも違ったら「これ違う」「なんで違うの?」「ここ間違ってるよ」って。「これ前に3年生の時にやったでしょ、なんでわからないの」みたいに攻めちゃうんです。

そうなると子どもももう「いいじゃん」みたいになって、私もイライラして「やらないならやらなくていいよ」みたいな、もうバトルでした。毎日そんな感じで。

そもそも私が言いすぎるから怒るのであって、それをやめたらいいと頭では分かっているんですけど、なかなか行動としてやめることができなくて。

大人ってその先のことを経験しているから、「ここでやっておかないと将来困る」と思ってしまって、ついつい言ってしまうんですよね。

——わかっているから教えたくなっちゃう、お気持ちよく分かります…ご自身でも過干渉かもと気になって変化を求めていたのですね。

はい。息子をどうこうしたいというよりは、自分の考え方とかそういうのを変えていきたいなっていうのが強かったです。

あと、この関わり方だとこの先思春期に入った頃に爆発するなと漠然とそういう風に思うようになって。それがちょっと怖かったんです。

「ひとりじゃない」——コミュニティの力に救われた50日間

——参加を決めた一番の決め手は何でしたか?

本とか買ってやってみようと思うんですけど、なかなかモチベーションがというか、続かなかったりして。同じように悩んでいる方と一緒にやれば、「あ、他の人はこうしているんだ」とか、そういうのがあったらちょっと頑張れるかなって。

こういう話って誰にも言えないというか、共感できる人がいなくて。

だからこそ、そういう仲間がいたら頑張れるかなっていうのをすごく思いました。

——そうですよね。友達には相談しにくいからこそ、同じ悩みを持つ仲間の存在が支えになる。実際に参加されてみて、コミュニティはどうでしたか?

私が参加したグループが、結構皆さん積極的な方が多くて。前回参加されている方が何人かいらっしゃって、その方たちが割とバンバン投稿してくるので、通知が来るたびに「あ、みんな頑張っているんだ」って思えて。本当に助けられました。

——やる気に繋がったんですね。コミュニティでのやりとりで印象的だったエピソードはありますか?

自分のやったことに対してアドバイスをいただけるっていうのがすごく良くて。本当に素直に受け止めることができたんです。

それと、「こういう風に褒めたんですね、素晴らしいです」みたいなコメントをいただいて、もう泣きそうになりました。本当に嬉しくて。私も褒められちゃったみたいな。お互い本当に褒め合うじゃないですけど、本当に嬉しい気持ちになって。

お礼を言いたいなって思います。いつか会うことがあったらって、ないと思うんですけど(笑)。

皆さんで悩みを共有できる場って、あんまりないので。出会えてよかったなって思います。

「言わない方ができる」——2週目に訪れた変化と気づき

——プログラムが始まって、いつ頃から変化を感じましたか?

2週目ぐらいですかね。10日目ぐらいだと思います。

朝、息子が1人で起きてきた時があって。

「一人で起きてきたんだね」みたいな感じで褒めていたら、本当にこう、子どももすごく嬉しそうにしていて。それから一人で起きてきた時はその都度、褒めていたんです。

毎回褒めていいのかちょっとわからなくて質問したら、「もう毎回褒めてください」と言う感じだったので。あ、じゃあ別に毎回褒めていいんだと思って。

起きて来てきた時は「おはよう」と言って「3日連続だね」とか「朝から1人で起きると気持ちいいね、いい気分だね」みたいな感じで褒めました。

——褒めの表現を変えながら毎日コツコツと実践してくださったのですね。すると息子さんの反応はどうでしたか?

「あ、朝こうやって起きるとお母さんも機嫌いいし、なんかいいことあるんだな」みたいな感じになって

夏前は学校に行く前になると「ちょっと具合が悪い」とか「お母さんお腹が痛いから今日は行けないかも」とかマイナスなことを言ってたんですけど、「今日、学校にいけそう?」と聞いても、「当たり前だよ行くよ」「何言ってんの」ぐらいな感じで、本当に変わっていったなって。

——すごい変化で嬉しいですね!宿題の様子も変わりましたか?

はい。言わないで違うことをしていたら、いつの間にか宿題を終わらせていて「もう終わったよ」とか。「ちょっとこれ間違っていたから直したよ」とか。「お母さんこれここだけわかんないから教えて」とか。そういう風に自分でやる力が見えてきたんです。

それで「あ、もう言わなくても大丈夫なんだな」って。

逆に言っちゃうと、「間違えちゃったらどうしよう、お母さんにまた言われちゃう」と思わせていたんだなっていうのを気づいて。

——息子さんのほうからしっかりした意見を言ってくれるようになったのですね。それは大きな気づきですね。

そうですね。息子が行きしぶりみたいになったことで、「このままじゃダメなんだ」と言う事に気づかせてくれたというか。多分もう息子としては本当に最後の手段じゃないですけど、「ちょっと疲れてるんだよ」「そういうのやめて欲しい」っていうのを、そういった形で言ってきてくれたのかなって。

体調にも出たりしてしまったので、「あ、これは本当にやめないとダメだな」って思いました。

「チェックだけして黙って返して」——息子からの提案に驚いた日

——言わないようになったら、息子さんから言うようになって気がついた。関わり方も変わってきたのですね。特に印象に残っているエピソードはありますか?

宿題の丸つけで、間違っていた問題の返し方を息子と話し合って決めたんです。

「ここが間違ってたよ」みたいに言われるとイラっとなっちゃうから、チェックだけして黙って戻してって、息子から言ってきたんですよ。

ちょっとびっくりして。それを徹底して、「直したよ」って言ってきたら,

丸付けをして「じゃあ明日の準備してね」って。最近は、自分で教科書全部しまって、次の日の準備をするという感じになりました。

ゲームの時間も、もともと30分ってルールがあったんですけど、「あと5分やればクリアできるからちょっと5分だけやらせて」とか言ってもいいんだよと話しました。

——息子さんからの大人のような提案に驚きますね。そして柔軟にルールを調整できるようになったんですね。

はい。時間が来てもし終わってなかったら言えばちょっと伸ばせるよっていう。ただ土日のゲームはやる時間が減るけど、その分は他の日とかで調整すればって。そういう決め事も話し合って決められるようになって。

で、もっと驚いたのが、「僕ね、毎日5分ずつゲーム早く終わらせてるんだ」って言ってきたんです。実際本当に25分で終わらせていて。「その分が15分あるから、土曜日は15分プラスしてもいい?」って。

本当に驚きました。言わない方が自分で色々考えてできるんだなって思って。

「今日もいい1日だったね」——寝る前の15分間が教えてくれたこと

——親子の会話も変わりましたか?

すごく増えました。ちょっと車で出かける時とかでも、息子がずっと喋ってるんです。今まであんまり喋ってなかったんですけど、「今日はこういうのがあるから楽しみだね」とか。

あと、寝る前に息子が「今日もいい1日だったね」みたいなことを急に言い出すようになって。

「あ、そうだね。じゃ、明日もいい1日になるといいね」とか言いながら寝ています。

今も布団に行って15分ぐらい寝る前に色々おしゃべりして、「じゃあ今日も1日良かったね、お休み」みたいな感じ。それが習慣になっていて、必ずその時間は取るようにはしてます。

——息子さんも毎日が楽しくなってるのですね。学校の話もするようになりましたか?

はい。漢字のテストに合格した。休み時間にみんなでこう遊んだとか。そういう話は割と出てくるようになりましたね。1学期は学校の話とかほぼしなかったんですけど。

お友達とかにもこう言えるようになったりとか、自分から誘ったりとかして遊べるようになって。友達の関係もちょっと広がってきました。学校から帰ってきて遊ぶっていうのも楽しいようで、安定していけるようにはなりました。2学期に入ってから体調不良で2日ぐらいしか休んでないですね。

——すごい!学校生活も安定してきて嬉しいですね。そうすると最初にお話されていた登校前のお腹の痛みは?

夏前は付き添いで送っていかないと行けなかったんですけど、今はなくなりました。

「小学1年生で止まっちゃってた」——我が子の成長を見逃していた自分

——息子さんの変化を見て、H様ご自身はどう感じましたか?

「こんな大きくなったんだな」っていうのをすごく思いました。

いつまでも、小学校1年生ぐらいで止まっちゃってたんです、私の中で。まだまだこう、親が手を出さないといけないみたいな、そういうところがあったんですけど。

やっぱりだんだん自立心というか、自分でやりたいっていう気持ちが本当に強くなってきたので。

他の参加者の方からも「4年生ぐらいだとやっぱり自分でやりたいし、だけどちょっと困った時は助けて欲しいし、そういう葛藤があるのかもしれませんね」とコメントいただいて。

「あ、そうかもしれない」って思って。自分で気づかないことを客観的に第三者の人が見て「こういう時期なんじゃないんですか」って言われると、「あ、みんなが通る道なのかな」と言う安心感もあります。

——いつの間にかこんなに成長していたなんてと驚きと嬉しさがこみ上げますね。息子さん本人の反応とコミュニティの皆さんからのコメントで気づきがあり、H様ご自身の変化はどうでしょう。

私も多分怒らなくなったと思います。前は怒ることが多かったんですけど、「お母さん怒んないんだ」って思っているとおもいます。

あとは、素直に謝れるようになりました。ガミガミ言った後って、自分の中では反省するけど、子どもに対して「あの時言っちゃってごめんね」とかって今まで言ってなかったんです。

でも「お母さんもあの時言っちゃったね」って言うと、子どもも「お母さんそうだったんだ」「お母さんが怒ってイライラしてしまった理由」とか、そういうのを分かってくれるようになって。

本音で言えるようになったのかなって思いますね。

最初に私の気持ちを言った時に、息子が「え、そうだったの、知らなかった」「初めてお母さんが言ってくれた」みたいな驚きがあったみたいで。

今まであんまり口にしたことなかったんですけど、もう1人の人間としてというか、自分とは別人格なので。思っていることはちゃんと言った方がいいんだなと強く思いました。

6月ぐらいの写真を見返すと、もう顔色が全然違うんです。笑っていてもどこかちょっと辛そうな感じだったんですけど、もう今は心から笑っています。

——H様が変わったことで、息子さんも変わって。そしてその姿を見て、またH様がさらに変わられた。本当に親子で良い循環が生まれたんですね。

「まだ途中」——50日後に訪れた揺り戻しと、これからの展望

——50日間を終えて、今はどうですか?

正直に言うと、また戻りかけちゃってるなっていうのはあります(笑)。

人間って元に戻ろうとするのかなって。宿題とかやっているとやっぱり気になっちゃって見ちゃうんですよね。終わっちゃうとほっとしてしまったというか。

——50日間やり切った達成感もあったんだと思います。息子さんとの関係性はその後どうですか?

そうですね。やり切ったっていう。最後の方は私が体調が悪くて、ルール決めのところまでは到達できなかったんです。

でも「また、お母さん言っちゃったね」みたいな感じで素直に謝ったりとか、それはできるようになったので。「あ、ちょっと今良くなかったね」とか。

まだ成長途中なのかなっていう部分もあるんですけど、始める前よりはだいぶ親子の関係も良くなったなっていう気はしますね。

——本音で素直に語り合える関係性が続いていて私も嬉しいです。これからも大切にしていきたいことはありますか?

やっぱり褒めることなんだなって思うのと、ちょっとしたことでも「すごいね」とかじゃなくて、ちゃんと「ここがこうだからあなたは本当に頑張ったからこの結果があるから素晴らしい」みたいなのを、どういうところでお母さんすごいと思って褒めてるんだよっていうのをやっていくのは続けたいなと思います。

あとは、だんだん思春期になるにあったり、気をつけなきゃいけないことも変わってきたりするので、その辺はもっと勉強したいなと思いますね。

同じように悩む方へ——「勇気を出してやってみてほしい」

——最後に、今同じように悩んでいる方へメッセージをお願いします。

ほめビリティのサイトにたどり着いたってことは、色々調べた上でたどり着いてると思うんです。だからもう、勇気を出してやってみた方がいいなっていうのは思います。

1人で悩んでるより、真摯になって質問に答えてくださったり、同じような状況にいるからこそアドバイスしてくれたりする仲間がいます。

仲間がいるってとても心強いので、悩んでる人には是非やってもらいたいなって思います。

——ありがとうございました。

不安や戸惑いを抱えながらも、「子どもとどう関わればいいのか」を模索している方にとって、ほめビリティは一つの支えになるかもしれません。日々の小さなやりとりを変えることで、親子の関係性が少しずつ前向きになっていく。その一歩を安心して試せるように、LINE相談も承っております。よかったら、公式サイトで詳しくのぞいてみてください。

【ほめビリティ公式サイト】