色彩検定の資格取得におすすめの通信講座8選！合格率や効率の良い勉強法もあわせて解説

「色彩検定を受けたいけど通信講座で勉強できる？」
「通信講座の色彩検定対策って良いの？」

結論から言うと、通信講座でも色彩検定の資格取得を目指せるまで十分な学習が叶うでしょう。

ただし、合格を目指すためには自分にあった講座選びが大切になります。

そこで今記事では、初心者でも色彩検定の合格を目指してスムーズに学習できるおすすめの通信講座8選を解説します。

合格を目指せる色彩検定通信講座の選び方や、おすすめな人についても紹介しますので、最後よく読んで各講座を比較し、自分に合った学習をはじめてください。

なかでも色彩検定を通信講座で合格を目指すなら、色の再現度にこだわった動画講義の「たのまな」がおすすめです。

色彩検定は独学でも取れる？

色彩検定は結論から言って、独学で狙うことができない検定試験ではありません。

色彩検定はデザインや芸術を学ぶ多くの学生をはじめ、様々な職種の社会人の人が毎年多くチャレンジする民間資格の1つです。

そのため公式に発行してるテキストや、過去問などの資料を使って独学で勉強する人も多くいます。

以下は、色彩検定に向けた基本的な勉強時間や合格目安です。

試験の合格割合	1級：約47.5% 2級：約74.3% 3級：約75.8% UC級：約89.7%
合格の得点率	全ての級で約70%
勉強時間の目安（1日2時間計算）	1級：2〜3ヶ月 2級：2ヶ月程度 3級：1ヶ月程度 UC級：3週間〜1ヶ月程度

難易度については年度によって変動があるため、参考としてご覧ください。

色彩検定を通信講座で合格を目指すのがおすすめな理由

独学での合格も可能ですが、より確実に合格を目指すなら通信講座が良いでしょう。

色彩検定は独学でも目指せる検定ではありますが、なかなかスムーズに勉強が進まないこともあります。

色彩検定を独学ではなく通信講座で取得するメリットは、次の3つです。

メリット	通信講座のポイント
試験を意識した講座設計	最終目標の試験に合格するための講座設計になっている どのような出題形式で問われるかを熟知した講師陣の指導が受けられる
モチベーションを保ちやすい	テキストだけではなく動画講義もあることで理解が進みやすい 学習計画をサポートしてもらえる
フィードバックを受けれる	難しいとされる配色理論に対して答えだけでなく解説も受けられる

単なる知識を問う問題であればテキスト学習だけで十分ですが、出題傾向を押さえた問題集などがあると安心です。

また合格するためには満点の70%前後の得点が必要になるので、初めて受ける人でも合格を狙うとしたら通信講座の利用を検討してみてください。

色彩検定のおすすめ通信講座8選

ここからは、色彩検定に向けた通信講座おすすめ8選を解説します。

講座名	特徴
キャリカレ	手厚いサポートに力を入れた初学者におすすめできる講座
たのまな	色彩検定協会の認定講師が専用スタジオで撮影したこだわりのある講義動画
資格の大原	公式テキストや問題集に加えてオリジナルの問題集で合格までの学習を手厚くサポート
たのしく学ぶ色彩講座初級コース	色彩検定協会が主催する通信講座
産業能率大学総合研究所	公式テキストと色彩活用研究所のベテラン講師による参考書を使用
色彩生活カラースクール	少人数制のグループ形式で行われるZOOM開催の講座
クリエ・スクール	過去の試験問題から出題傾向を研究して作られたオリジナル教材
オンスク.JP	色彩検定2級と3級の合格に向けた講座を月額制で受けられる通信講座

講座によりカリキュラムや費用などが異なるため、よく読んで自分に合う講座を比較してください。

扱う教材や動画講義などを確認し、直感的に見やすいデザインかどうかを事前に確認しましょう。

たのまな

引用：たのまな

料金	【色彩検定3級・2級パックコース】 46,000円（税込）
対応している階級	3級 2級
カリキュラム	動画講義 実力診断テスト オリジナル模擬試験
教材の種類	公式テキスト 攻略ナビテキスト 問題集 配色カード199a 直前対策答案練習
サポート	添削2回試験直前答案演習
公式HP	https://www.tanomana.com/

たのまなは動画講義にこだわり、色彩検定協会の認定講師が専用スタジオで撮影したものを使用しています。

そのため色彩検定の学習に欠かせない、実際の色をリアルにイメージしながら学習を進めることが可能です。

大原と提携した教材や直前の答案演習を受けることで、試験を意識したアウトプットの機会を増やします。

たのまなではテストを2回まで添削してもらえるため、自分の理解度をチェックしながら対策できます。

キャリカレ

引用：キャリカレ

料金	【AFT色彩検定単体受講】 総額　41,900円（税込） 【カラーコーディネーターＷ合格指導】 総額　49,600円（税込）
対応している階級	3級 2級
カリキュラム	色彩検定3級対策 色彩検定2級対策 カラーコーディネーター検定試験対策
教材の種類	テキスト 問題集 映像講義
サポート	1年間長期サポートつき 講師へ何度でも質問可能 不合格なら返金保証
公式HP	https://www.c-c-j.com/

キャリカレ色彩検定通信講座は手厚いサポートに力を入れた、初学者におすすめできる講座です。

在校生には1年間の指導保証があり、その間は無料で何度でも分からない箇所を講師に質問することができます。

また2回受けられる添削問題は講師が手書きで採点してくれるため、一人ひとりの実力に合わせて指導が可能です。

キャリカレの教材はカラーカードを切り貼りするなど、楽しみながら色彩検定の合格を目指せます。

資格の大原

引用：資格の大原

料金	【色彩検定パックコース3級+2級】 46,000円（税込） 【3級コース（色彩検定3級）Web通信】 23,000円（税込） 【2級コース（色彩検定2級）Web通信】 27,000円（税込） 【入学金】 6,000円（税込）
対応している階級	3級 2級
カリキュラム	テキスト学習 動画学習 直前対策答案練習
教材の種類	動画講義 公式テキスト 攻略ナビテキスト 問題集 WEBポイント講義 WEBミニテスト 配色カード199a
サポート	無料個別受講相談 添削
公式HP	https://www.o-hara.jp/

資格の大原は公式テキストや問題集に加えて、オリジナルの問題集で合格までの学習を手厚くサポートする通信講座です。

通信講座だけの授業スタイルで、申し込んだその日から4か月間講座を視聴することができます。

資格の大原では3つのコースから選べるため、初学者の方は2級と3級のパックコースを選ぶと良いでしょう。

また徹底的に色彩検定試験を分析した最新の試験対策を参考に、ベストな合格指導を提供してもらえます。

たのしく学ぶ色彩講座初級コース

引用：たのしく学ぶ色彩講座初級コース

料金	13,000円（税込） ※公式3級テキストを持っている場合は10,000円（税込）
対応している階級	3級
カリキュラム	色彩検定3級対策
教材の種類	テキスト2冊（基礎編・応用編） 添削課題 修了試験課題 カラーカードワークブック
サポート	添削3回 質問対応
公式HP	https://www.aft.or.jp/correspondence-orders

たのしく学ぶ色彩講座初級コースは、色彩検定協会が主催する通信講座です。

講座で使うテキストは、大原出版株式会社と提携した公式のものを使用します。

また添削課題は全部で3回あるため、学習による自身の成長を客観的に見ながら試験対策が可能です。

たのしく学ぶ色彩講座初級コースは色彩検定協会認定の講座なので、試験に出るポイントをシンプルに押さえて学べます。

産業能率大学総合研究所

引用：産業能率大学総合研究所

料金	【色彩検定受験3級】 27,500円（税込）
対応している階級	3級
カリキュラム	色彩検定受験3級対策
教材の種類	色彩検定3級公式テキスト  色彩ワークブック  模擬問題  新配色カード ライセンス・スクウェア 添削3回
サポート	配色カードを用いた実践的なワーク
公式HP	https://www.hj.sanno.ac.jp/cp/

産業能率大学総合研究所は、公式テキストと色彩活用研究所のベテラン講師による参考書を使い、基礎から実践までを学べます。

また配色カードを使用するワークが多く、添削課題も実際に添付して郵送し、講師の指導を受けることが可能です。

産業能率大学総合研究所では3ヶ月で色彩の基礎知識を身につけることを目的として、カリキュラムが構成されています。

色彩検定3級の合格を目指すとともに、生活や仕事の中で配色の豊かさを活かすスキル習得を身につけられます。

色彩生活カラースクール

引用：色彩生活カラースクール

料金	【色彩検定直前対策レッスン】  2・3・UC級 50分　5,500円（税込） 70分　7,700円（税込） 90分　 9,900円（税込） 【色彩検定1級合格講座】 1次・2次対策  253,000円（税込） 入学金33,000円（税込） 【色彩検定1級2次合格講座】  スキルアップトレーニング付 93,500円（税込） 入学金16,500円（税込）
対応している階級	UC級 3級 2級 1級
カリキュラム	色彩検定直前対策レッスン 50分、70分、90分  色彩検定1級合格講座 全15回120分 色彩検定1級2次合格講座 全6回120分
教材の種類	各自で用意（ 詳細は申込時に案内あり）
サポート	無料相談会 就職カウンセリング
公式HP	https://www.sikisai.jp/

色彩生活カラースクールは、少人数制のグループ形式で行われるZOOM開催の講座です。

リアルタイムで授業を受けられるので、疑問点や分からなかったところをその場で解消することが可能です。

また無料相談会では一緒にプチ体験レッスンを受けられるので、実際の講義の雰囲気を確認してから申し込みできます。

色彩検定1級の合格を目指すコースを中心に、マンツーマンで受けられる直前対策レッスンもあります。

クリエ・スクール

引用：クリエ・スクール

料金	【色彩検定2・3級対策通信講座】 38,500円（税込） 【色彩検定3級対策通信講座】 19,800円（税込） 【色彩検定2級対策通信講座】 23,100円（税込）
対応している階級	3級 2級
カリキュラム	ワーク編 テスト編 添削課題
教材の種類	公式テキスト クリエ・スクールオリジナルワークブック 新配色カード199a ガイドブック カラートレーニングの手引き 等
サポート	合格保証制度添削
公式HP	https://www.c-color.net/

クリエ・スクールでは、過去の試験問題から出題傾向を研究して作成した分かりやすいオリジナル教材が特徴の通信講座です。

色彩検定の2級と3級を対象に、3つのコースから選ぶことができます。

どのコースにも合格保証制度が付いていて、試験が不合格の場合でも再チャレンジを応援してもらえます。

テキストのワーク編で知識を深めた後にテスト編で理解度をチェックし、合格に必要な知識を身につけることが可能です。

オンスク.JP

引用：オンスク.jp

料金	【月額プラン】 ウケホーダイ スタンダード 月額　1,628円（税込） ウケホーダイ ライト 月額　1,078円（税込） 【一括プラン】 ウケホーダイ スタンダード 6ヶ月　8,140円（税込） 9ヵ月　11,880円（税込） 12ヵ月　15,400円（税込）
対応している階級	3級 2級
カリキュラム	問題演習
教材の種類	講義動画 ダウンロード教材 慣用色名データPDF（別途有料） スマホのダウンロード教材
サポート	学習管理機能 復習機能
公式HP	https://onsuku.jp/

オンスク.JPは、色彩検定2級と3級の合格に向けた講座を月額制で受けられる通信講座です。

講義動画は色彩検定協会認定講師が担当し、配色の実例や図版の見方を分かりやすく解説します。

また講義の音声とスライドをダウンロードできるため、いつでもどこでも復習してポイントを掴むことが可能です。

さらに学習進捗機能により毎日の学習時間や進み具合が分かるので、計画的に試験対策を行うことができます。

合格を目指せる色彩検定通信講座の選び方

ここからは、合格を目指せる色彩検定通信講座の選び方について解説します。

色彩検定に合格するためには、自分の学習スタイルに合う通信講座を選ぶことが大切です。

学習を始めてから後悔しないように、よく読んで参考にしてください。

自分が取得したい階級の講座があるか

通信講座によっては階級を絞って特化しているものもあるため、自分が取得したい階級に対応しているかを確認しましょう。

講座名	対応している階級
キャリカレ	3級 2級
たのまな	3級 2級
資格の大原	3級 2級
たのしく学ぶ色彩講座初級コース	3級
産業能率大学総合研究所	3級
色彩生活カラースクール	UC級 3級 2級 1級
クリエ・スクール	3級 2級
オンスク.JP	3級 2級

どの講座も基本的に初学者の方向けのカリキュラムなので、3級や2級対策がメインとなります。

また各講座によりカリキュラムの進め方が異なるため、学びやすい講座を選ぶと良いでしょう。

通信講座の費用や期間

色彩検定の講座により費用や期間が違うため、自分の予算に合った講座を選ぶことが大切です。

色彩検定の講座の費用相場
2級3級	8,140〜49,600円（税込）
1級	253,000円（税込）

色彩検定の講座費用相場として2級や3級では、2〜3万円前後のところが多くありました。

通信講座には買い切り型の講座や月額制の講座、ピンポイントで受ける対策講座などがあり、目的に合わせて選びましょう。

また高額な講座が良いとは限らないので、サポート体制やテキストの分かりやすさなど総合的に判断することがポイントです。

さらに通信講座は人により短期集中で学ぶのが得意な人、長期的に学習するのが合う人に分かれるため、自分の特性に合わせて選択しましょう。

合格率や合格数の実績があるか

通信講座を選ぶ際の基準として、合格率や合格数の実績があるかどうかも大切なポイントです。

合格率が高ければ試験対策として再現性のあるカリキュラムになっているので、自身が合格できる可能性も高くなります。

公式HPには合格者の声が記載されているケースもあり、通信講座を選ぶ際の参考になるでしょう。

またSNSでの口コミや受講生のブログなどで体験談や感想が見つかるので、気になる方は調べてみましょう。

サポート体制があるか

色彩検定合格に向けた通信講座を選ぶ上では、どんなサポート体制があるかも重要です。

課題の添削があれば問題に対する解答の考え方なども分かるため、どういう解き方をすれば良いかが分かりやすくなります。

また分からない箇所があるとモチベーションの維持が難しい場合があるので、質問に答えてくれるサポートがあると安心です。

初学者の方はカリキュラムの全体像が把握しづらいため、学習計画を手助けしてもらえる通信講座だと進めやすいでしょう。

教材やカリキュラムが分かりやすいか

初学者向けの講座では、専門用語や難しい内容を分かりやすく説明してくれるなど、教材やカリキュラムが工夫されています。

公式HP上でサンプル教材を視聴できるところもあるので、講座のスタイルや授業内容を事前にチェックしましょう。

特に色彩検定は色を扱う講座のため、動画講義やアプリの色をどれだけ公式テキストに近づけているかがポイントです。

講座によっては専門のスタジオで講義動画を撮影するなどこだわっているところもあり、イメージのしやすさが異なります。

スキマ時間にも学習できるか

資格の勉強はどれだけ学習時間を確保できるかが、合格できるかどうかの分かれ道になります。

そのため予定と予定の間にできる、細かいスキマ時間を有効利用するというのが合格への近道です。

学生のように学習時間を長く確保できるのなら良いですが、社会人の場合は時間を勉強に投下するのが難しくなります。

また通信講座によってはeラーニング対応しているところもあり、移動時間や休憩時間などにスマホで学習を進めることができます。

色彩検定と色にまつわるその他の検定との違い

ここからは、色彩検定と色にまつわるその他の検定との違いについて解説します。

色彩検定をはじめとして、色をテーマとする検定試験は実はたくさんあるので違いを説明します。

資格・検定名	特徴	色彩検定との違い
カラーコーディネーター検定試験	色の持つ効果をビジネスシーンに活かせる	東京商工会議所主催の民間資格 アドバンスクラスとスタンダードクラスの2つの難易度 年2回の試験日
パーソナルカラリスト検定	色と人の関係に活かせる	日本カラリスト協会主催の民間資格 3級・2級・1級の3つの難易度 年1回の試験日
ファッション色彩能力検定	コーデイネートに活かせる	日本ファッション教育振興協会主催の民間資格 3級・2級・1級の3つの難易度 年1回の試験日

色彩検定をはじめとして、色をテーマとする検定試験は実はたくさんあります。

学習内容が似ていて重複する部分もありますが、違いを説明するので参考にしてください。

カラーコーディネーター検定試験

引用：カラーコーディネーター検定試験

特徴	色の持つ効果をビジネスシーンに活かせる
試験難易度	アドバンスクラス：合格率50.3% スタンダードクラス：合格率72.3％
資格を持っていると活用できる職業・業種	デザイン業界

カラーコーディネーター検定試験では、仕事に役立つ実践的に活用できる色彩の知識を学べます。

色の性質や特性などをはじめとする色彩の知識を身につけ、様々なビジネスシーンに活かすことが可能です。

また色の知識を有効活用して商品の販売数アップに繋げたり、商品の色に合わせた陳列などに活かすことができます。

カラーコーディネーター検定試験は、企画制作やデザイン部署、販売業の店長クラスの人材育成試験としても活用されています。

パーソナルカラリスト検定

引用：パーソナルカラリスト検定

特徴	色と人の関係に活かせる
試験難易度	3級：合格率75% 2級：合格率70% 1級：合格率50%
資格を持っていると活用できる職業・業種	美容師 ネイリスト

パーソナルカラリスト検定は人と色に焦点をあてた、色彩知識と配色調和を身につける試験です。

人の肌の特色に着目しつつ色彩やCUS配色調和、ブルーアンダートーンやイエローアンダートーンの理論の習得を目指します。

特にヘアカラーやメイク、ネイルやエステなどの美容業界や、ファッション業界の仕事をしている方におすすめの検定と言えます。

またブライダルの演出や着付けなどに応用し、対象となる人の良さを引き出してカラーコーディネートすることが可能です。

ファッション色彩能力検定

引用：ファッション色彩能力検定

特徴	コーデイネートに活かせる
試験難易度	合格率非公開
資格を持っていると活用できる職業・業種	ファッション業界

ファッション色彩能力試験は、よりファッション分野に特化した色彩の知識やスキルを問う資格です。

日本ファッション教育振興協会が行う検定として、アパレル業界を中心に役立つ能力が身につきます。

アパレルメーカーでの商品開発やデザインをはじめ、店舗でのお客様に対する提案などに活かすことが可能です。

検定試験では流通やマーケティング、ファッション商品に関する専門的な知識、実務的な接客能力などに関する問題が出題されます。

色彩検定の内容や合格率

ここからは、色彩検定の内容や合格率について解説します。

レベル分けされた4つの階級により、合格率や難易度が変わります。

それぞれ解説するのでよく読んでいただき、検定に申し込む際の参考にしてください。

3級｜色彩に関する基本的な知識

色彩検定3級の合格基準として、色彩の基本的な知識や理論の理解が求められます。

合格率	約75%
勉強期間目安	約1ヶ月
試験日程	年2回
試験方式	マークシート方式
試験時間	70分
検定料	7,000円

3級では心理的効果や配色から始まり、それらの理解に重要な色彩体系であるPCCSの考え方が含まれます。

今までは感覚的に扱っていた色を理論的や数値的に評価することができ、比較やコーディネートの根拠にすることが可能です。

また照明やインテリア、ファッションについて、慣用色名や色彩調和の基本的な領域を扱います。

2級｜色彩に関する応用的な知識

色彩検定2級では、3級の内容をベースにより幅広い応用的な知識や技術が求められます。

合格率	約74%
勉強期間目安	約2ヶ月
試験日程	年2回
試験方式	マークシート方式(一部記述式）
試験時間	70分
検定料	10,000円

2級では配色や景観の色彩なども試験の範囲に入ってくるため、より実務的な技能が必要です。

また配色については記述の問題もでてくるため、配色技法についてはしっかりと間違いなく書けるよう学習しましょう。

1級｜色彩に関するプロフェッショナルな知識

色彩検定1級では色彩のプロフェッショナルとして、色に関する課題解決ができるレベルが求められます。

合格率	約47%
勉強期間目安	約2〜3ヶ月
試験日程	年1回（1次試験・2次試験）
試験方式	1次試験：マークシート方式（一部記述式） 2次試験：記述式（一部実技）
試験時間	1次試験：80分 2次試験：90分
検定料	15,000円

1級では2級と3級をベースにさらに高度の知識やスキルが必要となり、より専門的な理論を覚えることが必要です。

また日本とヨーロッパの色彩文化を覚えるなど、地域によって異なる色の多様性についても理解を深めます。

UC級｜色彩のユニバーサルデザインに関する知識

UC級はユニバーサルデザインの重要性を理解して、誰にでもみやすい色彩の考え方が求められる検定です。

合格率	約89%
勉強期間目安	約3週間〜1ヶ月
試験日程	年回
試験方式	マークシート方式
試験時間	60分
検定料	6,000円

2018年冬期に新設された比較的新しい試験で、色のユニバーサルデザインに関する内容が問われます。

UCとは「色覚の多様性に配慮した、誰もが見やすい色使い」のことを指し、安心して暮らせる社会の実現を目指すものです。

他の級では取り扱わないユニバーサルデザインに特化した内容のため、福祉関係や公共施設などにお勤めの方におすすめです。

色彩検定の合格率を上げる勉強法

ここからは、色彩検定の合格率を上げる勉強について解説します。

色彩検定の合格にはポイントがあるので、よく読んで参考にしてください。

自分が取得したい階級に必要な勉強時間の目安を把握する

まずは、自分が取得したい階級に必要な勉強時間の目安を把握しましょう。

1級	約2〜3ヶ月
2級	約2ヶ月
3級	約1ヶ月
UC級	約3週間〜1ヶ月

級が上がるほど専門的な知識や理論を学ぶ必要があるため、学習に時間がかかります。

各級ともに問題の約7割前後の得点率が合格ラインとなるため、スキマ時間を活用して学習時間を確保するのがポイントです。

効率的に色彩検定の対策をしたい方は、通信講座を受講すると学習計画に沿ってカリキュラムを進めることができます。

公式テキストを勉強する

色彩検定の合格には、公式テストの勉強が欠かせません。

基本的に色彩検定の出題は公式テキストの内容に沿って出題されるため、対応箇所を隅々まで読んで理解を深めましょう。

また色彩検定は過去問の傾向がでやすい試験なので、公式が発行している過去問テキストを合わせて学習することがポイントです。

試験に出題される慣用色名に関しても公式テキストの印刷の色が基準になるため、色と色名を照らし合わせて覚えましょう。

色彩検定の通信講座に関するよくある質問

ここでは、色彩検定の通信講座に関するよくある質問について解説します。

多くの方が疑問に思う点をまとめたので、通信講座選びに役立ててください。

受験に必要な資格はありますか？

色彩検定の受験のために、必要な資格はありません。 

年齢制限もないので、学生から社会人の方まで幅広い年齢層の方が受験しています。

中には自己啓発として受ける年配の方もいて、仕事や日常生活に活かすなど様々な目的で受けれられる試験です。

色彩検定は自身の学習計画に合わせて、好きな級から申し込みしましょう。

いきなり2級から受験しても良いですか？

色彩検定は何級からでも受験できるため、2級からの受験が可能です。

しかし2級の問題には3級で出題されたものも入るので、3級の範囲も勉強しておくと良いでしょう。

また3級と2級では試験の出題範囲が大きく異なるため、しっかりと学習計画をたて理解を深めるのがおすすめです。

通信講座によっては2級の対策に特化した講座もあるので、自分に合ったカリキュラムを選んでください。

試験の出題はファッション分野が多いのですか？

色彩検定の問題では、特定の1つの分野から出題されることはありません。

色についての知識は多くの分野で必要とされるため、幅広く学習を進めると良いでしょう。

基本的な色彩の知識や配色理論、インテリアや照明、景観や色相についての知識や技術に関する問題が出題されます。

また色の表し方や混色理論などを考える時に利用される、PCCSについての理解を深めましょう。

色彩検定の試験対策を通信講座でするならたのまな

この記事では、色彩検定に向けた通信講座おすすめ8選を解説しました。

また合格を目指せる色彩検定通信講座の選び方や、おすすめな人についても紹介したので参考にしてください。

色彩検定は色を扱う仕事はもちろん、プライベートにも役立つ資格です。

検定に合格するなら、色の再現度にこだわって専用のスタジオで撮影した動画講義のあるたのまながおすすめです。