二級建築士の資格取得を目指せるおすすめの通信講座を紹介！将来性や講座選びも解説

「二級建築士の試験対策ができる通信講座の中で、どれがおすすめ？」
「通信講座を利用したいと考えているけど、独学や予備校も少し気になる」

令和4年度の二級建築士の試験合格率は、25.0％と比較的難易度が高い結果になりました。※
※参考：総合資格学院

合格率は決して高くない資格ですが、二級建築士の資格は通信倶座でも試験対策ができ資格取得を目指せるのをご存じでしょうか。

今記事では試験対策におすすめの通信講座や合格を目指すコツ、建築士の将来性まで幅広く解説いたします。

また二級建築士試験の受験資格や難易度の他、一級建築士との違いなどもまとめました。

この記事を最後まで読んで二級建築士試験を正しく理解し、より良い将来につなげていきましょう。

通信講座で二級建築士の資格取得を目指すなら、スタディングがおすすめです。

詳しいスタディングの建築士講座の特徴やおすすめポイントは下記でも解説しているので、気になった方は是非ご覧ください。

二級建築士試験におすすめの通信講座

二級建築士試験対策におすすめの通信講座は、全部で7社あります。

通信講座名	特徴
STUDYing	・受講料が8万円台からと良心的 ・スキマ時間を使って効率良く取り組めるオンライン学習が可能 ・過去問分析に基づいた最短で合格するためのカリキュラム ・合格お祝い金制度・クーポンなどお得な制度がある
ハウジングインテリアカレッジ	・合格率が高い ・毎年的中するオリジナル予想問題 ・無理なく ・個別指導を含む学習サイクルで取り組める
資格の学校TAC	・通信講座以外にも教室講座やビデオブース講座も利用可能 ・TACの自習室を使える講座がある ・返金制度がある
日建学院	・科学に基づく自然な流れで進められる学習システムで取り組める ・リアル授業より合格率が平均約10％高い映像学習が可能 ・一般教育訓練給付金の対象講座がある
SAT	・科目別に4人の講師、2人の監修者によって作られたわかりやすい教材で学べる ・動画授業が1講座30分以内・倍速機能ありなど取り組みやすい ・学習状況が一目でわかるツールを利用可能 ・確認問題・スマホを使った暗記機能あり
BrushUP学び	・自身に合う講座を自由に選べる ・検討リストを使って効率良く比較検討できる
全日本建築士会	・早期学習によってストレート合格を目指せる ・通学講座・WEB講座の併用が可能 ・優待割引や対象講座の無料受講などの超早期特典がある

自身に合った通信講座を見つけて二級建築士試験の合格率を高められるよう、各通信講座の特徴を見ていきましょう。

STUDYing

引用：建築士講座- スマホでいつでも、どこでも、学べる【スタディング】 (studying.jp)

講座費用	88,000円（税込） ※2024年試験対策【2級建築士】
学習期間	公式情報なし ※受講期限：2024年9月30日
学習環境	オンライン学習
合格率	公式情報なし
教材・カリキュラムの特徴	・最短で合格するための機能を備えたオンライン学習カリキュラム ・検索とメモを利用できるフルカラーのWEBテキスト
サポート内容	公式情報なし
キャンペーン・特典	・2級建築士早期スタート応援キャンペーン ・2級建築士「製図対策コース」夏の製図合格応援キャンペーン
公式サイト	https://studying.jp/kenchikushi/

STUDYingの二級建築士試験講座は、最短で合格するためのオンライン学習環境が整っている講座です。

徹底した過去問分析によって出題されやすい問題がまとめられたカリキュラムで学べるところが、STUDYingの大きな魅力。

PCはもちろん、スマホやタブレットでの学習も可能なためスキマ時間を有効活用できます。

インプット・アウトプットを十分に繰り返せるため、反復学習による記憶定着効果が期待できます。

AIによる問題復習や検索機能の他、各種問題集・学習レポートなどの機能が充実している点もSTUDYingのおすすめポイントです。

ハウジングインテリアカレッジ

引用：二級建築士資格取得の通学講座｜ハウジングインテリアカレッジ広島校 (jdk-hic.com)

講座費用	166,000円（税込)
学習期間	公式情報なし
学習環境	通学
合格率	68.7％（*1）
教材・カリキュラムの特徴	・少人数制のクラス学習 ・個別指導あり ・毎年的中するオリジナル予想問題
サポート内容	・ライブWEB講義フォロー ・就職、転職バックアップ
キャンペーン・特典	合格応援キャンペーン
公式サイト	https://www.jdk-hic.com/architect

ハウジングインテリアカレッジの二級建築士試験講座は、個別指導を強みとする通学講座です。

徹底的に個別指導をすることを目的とした少人数制のクラス編成となっているため、初心者でも合格レベルを目指せます。

過去の実績を生かした「毎年的中するオリジナル予想問題」を使える点も、ハウジングインテリアカレッジの大きな魅力です。

遅刻や欠席時にライブWEB講義フォローを利用できるため、より効率良く学習を進められるでしょう。

資格の学校TAC

引用：建築士｜資格の学校TAC[タック] (tac-school.co.jp)

講座費用	143,000円（税込）～ ※二級建築士　設計製図本科生
学習期間	約8か月～（*1）
学習環境	・WEB通信講座 ・DVD通信講座 ・通学講座
合格率	公式情報なし
教材・カリキュラムの特徴	・インプットとアウトプットを組み合わせたカリキュラム ・毎年改定されるB5サイズのテキスト ・丁寧な添削指導
サポート内容	・Webフォロー ・音声DLフォロー ・追っかけフォロー ・オンラインスクーリングなど ※コースによって異なる
キャンペーン・特典	各種割引制度（再受講・セット割引など）
公式サイト	https://www.tac-school.co.jp/kouza_kenchiku.html

資格の学校TACの二級建築士対策講座は、様々な学習方法が用意されている点が特徴と言えます。

通信講座以外にも教室講座やビデオブース（個別DVD）講座を選べるため、自身の学びやすい方法で取り組めます。
※教室講座はビデオブース（個別DVD）講座と違い、受講日程が決まっており、疑問点をすぐ講師に質問可能。

教室講座を選んだ場合、通学受講とWeb受講の両方を使えるハイブリット型学習が可能となるため、効率アップを図れるでしょう。

資格の学校TACの自習室を使えたり、講義音声をダウンロードして移動中に学んだりできる点も大きな魅力です。

また資格の学校TACには、所定の条件を満たすと、3万円を除いた受講料が返金される制度もあるのでなるべく料金を抑えて受講したい人にもおすすめです。

日建学院

引用：2級建築士｜二級建築士の試験対策・合格を目指すなら日建学院 (ksknet.co.jp)

講座費用	682,000円（税込） ※学科スーパー本科コース
学習期間	約9カ月
学習環境	・通学講座 ・Web講座
合格率	公式情報なし ※2022年二級建築士学科試験合格者数2,799名（*1）
教材・カリキュラムの特徴	・生授業より映像授業の方が高品質 ・市販書籍出版のノウハウが注がれたわかりやすい教材 ・脳の仕組みに注目して作られた「日建式学習システム」
サポート内容	・ライブサポート ・コンピュータクリニック ・ライセンスアドバイザー ・聴講サポート ・個別ブース ・欠席フォローシステム ・質問対応システム
キャンペーン・特典	[2023年度]2級建築士　受験生応援キャンペーン
公式サイト	https://www.ksknet.co.jp/nikken/guidance/architect2q/index.aspx

日建学院の二級建築士対策講座は脳の仕組みに注目した効率の良い学習カリキュラムで学べる点が大きな魅力です。

脳の仕組みに注目したカリキュラムの特徴としては、海馬や大脳などの性質をふまえた学習システムになっている点が挙げられます。

必死に頑張ることは、もちろん大切。その頑張りを確実に成果に結びつけるためのシステムも、同じくらい重要です。脳の仕組みにこだわって、スムーズに学び、しっかり記憶する仕組みを徹底しています。自然な流れで繰り返される学習システムで理解を促し、知識を定着させます。

引用元：講座の特長｜2級建築士 合格を目指すなら日建学院 (ksknet.co.jp)

日建学院の学習システムは、4回繰り返し学ぶことで記憶を定着させることを意識していて、1日2時間の自宅学習を習慣化することで理解・記憶・表現の力を伸ばせるようにしています。

質問や相談対応の他、個別ブースを使えるなど、良質な学習環境づくりに力をいれているところも日建学院のおすすめポイントと言えます。

「学科スーパー本科コース」など一般教育訓練給付金の対象講座もあるため、お得に二級建築士の試験対策をしたい方も必見です。

SAT

引用：建築士の講座案内ー短期間合格はSATにお任せください (sat-co.info)

講座費用	76,780円（税込）
学習期間	公式情報なし
学習環境	・製本テキスト ・スマホ学習
合格率	公式情報なし
教材・カリキュラムの特徴	・フルカラーテキスト ・最新のEラーニング ・ハイビジョン講義
サポート内容	・質問対応 ・不合格時、サポート期間延長サービス ・30日間返金保証
キャンペーン・特典	公式情報なし
公式サイト	https://www.sat-co.info/ec/kentikusi

SATで二級建築士の試験対策ができる建築士学科講座は、製本タイプのテキストと動画講義を組み合わせて学べる通信講座です。

テキストがフルカラーとなっており、図解が多いうえ、講義動画はハイビジョンで画質が高いため見やすく、理解が深まりやすいでしょう。

また問題集や講義動画の他、講義音声も教材に含まれているため、自宅や外出先などの状況に合わせて学びやすい点がSATの魅力と言えます。

不明点が生じた際にはメールや写メでの質問ができ、万一不合格だった場合にはサポート期間を延長してくれるサービスもあるSAT。

講座内容に満足できない場合、30日間の返金保証があるため、より学習を始めやすい点もSATのメリットです。

BrushUP学び

引用：建築士のおすすめ通信講座［eラーニング・オンライン］を比較！ – 社会人向け資格情報サイトBrushUP学び (brush-up.jp)

講座費用	178,000円（税込）
学習期間	約10ヶ月
学習環境	Web授業 ※生講義を完全収録したWEB配信　21枚（各170分）
合格率	講座によって異なる
教材・カリキュラムの特徴	・学科テキスト4冊 ・問題集1冊（1,000問） ・建築法令集1冊 ・授業で使用するレジュメ、問題
サポート内容	公式情報なし
キャンペーン・特典	公式情報なし
公式サイト	https://www.brush-up.jp/tsushin/sc81

BrushUP学びは二級建築士試験講座を含む、様々な資格対策サービスを探せるサイトです。

2023年8月時点では、「2023年度 二級建築士 設計製図 通信講座」「2級建築士 Web講座」などがあります。

特にBrushUP学び内でおすすめの二級建築士試験講座は、日本教育開発の「2級建築士　学科WEBコース」です。

「2級建築士　学科WEBコース」は学習期間約10ヶ月で合格を目指せる講座で、生講義を完全収録したWEB配信を強みとしています。

問題集1冊に1,000問が収録されている他、学科テキスト4冊・建築法令集1冊など、教材が充実している点も「2級建築士　学科WEBコース」のメリットです。

BrushUP学びを使えば様々な二級建築士試験講座を比較しやすいので、ぜひご活用ください。

全日本建築士会

引用：一級建築士｜二級建築士｜全日本建築士会の建築士講座 (kenchikukouza.org)

講座費用	・通学：160,000円（税表記なし） ・通信：150,000円（税表記なし） ※総合コース（学科講座＋製図徹底合格力養成講座）
学習期間	公式情報なし ※総合コース（学科講座＋製図徹底合格力養成講座）の学習時間：235時間
学習環境	・通学講座 ・WEB講座
合格率	・令和４年度学科試験合格率：79.6％（*1） ・令和４年 長期設計製図講座受講生 合格率：86.6％（*1） ・令和４年 設計製図受験講座受講生 合格率：81.4％（*1）
教材・カリキュラムの特徴	・ストレート合格を目指せる3ステップシステムカリキュラム
サポート内容	強力準備サポート教材
キャンペーン・特典	超早期特典
公式サイト	https://ssl.kenchikukouza.org/

全日本建築士会の二級建築士試験講座は、早期スタートによってストレート合格を目指せる点が特徴的な講座です。

例えば8月からのスタートの場合は9月までに24時間分の動画を視聴して基礎力を高め、9月移行は計39時間の重点対策導入講座に移ります。

1月からスタートの場合は、計196時間（※）の学習で、基礎から応用までの力を磨いて合格力を高められます。
（※）総合コースの場合

全日本建築士会の二級建築士試験講座は通学講座・WEB講座の併用が可能な点も大きな特徴です。

二級建築士試験の合格を目指せる通信講座の料金や合格率を比較

二級建築士試験の合格を目指せる通信講座の料金や合格率を、比較表にまとめました。

通信講座名	料金	合格率・実績	学習期間
STUDYing	88,000円（税込） ※2024年試験対策【2級建築士】	公式情報なし	公式情報なし ※受講期限：2024年9月30日
ハウジングインテリアカレッジ	166,000円（税込)	68.7％	公式情報なし
資格の学校TAC	143,000円（税込）～ ※二級建築士　設計製図本科生	公式情報なし	約8か月～
日建学院	682,000円（税込） ※学科スーパー本科コース	公式情報なし ※2022年二級建築士学科試験合格者数2,799名	約9カ月
SAT	76,780円（税込）	公式情報なし	公式情報なし
BrushUP学び	178,000円（税込） ※2級建築士　学科WEBコース（日本教育開発）	講座によって異なる	約10ヶ月 ※2級建築士　学科WEBコース（日本教育開発）
全日本建築士会	・通学：160,000円（税表記なし） ・通信：150,000円（税表記なし） ※総合コース（学科講座＋製図徹底合格力養成講座）	・令和４年度学科試験合格率：79.6％ ・令和４年 長期設計製図講座受講生 合格率：86.6％ ・令和４年 設計製図受験講座受講生 合格率：81.4％	公式情報なし ※総合コース（学科講座＋製図徹底合格力養成講座）の学習時間：235時間

二級建築士試験の合格を目指せる通信講座の料金・合格率を比較したところ、最も安く学べる講座はSATでした。

SATは7万円台から二級建築士試験対策ができるうえ、1講座30分以内で学習可能・倍速機能ありなど充実したサービスが魅力の講座です。

また合格率の高さで選ぶ場合には、全日本建築士会の二級建築士試験講座がおすすめと言えます。

早期スタートで一発合格を果たすためのカリキュラムで学べるため、合格率をアップしたい方は全日本建築士会の二級建築士試験講座が必見です。

短期合格を狙う場合には約8か月からの学習期間で取り組める資格の学校TACをチェックしてみましょう。

二級建築士試験の通信講座を選ぶポイント

二級建築士試験対策用の通信講座を選ぶコツは、主に4つあります。

あなたにピッタリの通信講座を選ぶためのコツを見ていきましょう。

料金が適正な通信講座を選ぶ

二級建築士試験の対策講座を選ぶ際には、適正な料金体系になっているかどうかを確認しましょう。

当記事で紹介した二級建築士試験対策講座から見る料金相場は、約80,000円～200,000円(税込)となっています。

通信講座名	料金
STUDYing	88,000円（税込） ※2024年試験対策【2級建築士】
ハウジングインテリアカレッジ	166,000円（税込)
資格の学校TAC	143,000円（税込）～ ※二級建築士　設計製図本科生
日建学院	682,000円（税込） ※学科スーパー本科コース
SAT	76,780円（税込）
BrushUP学び	178,000円（税込） ※2級建築士　学科WEBコース（日本教育開発）
全日本建築士会	・通学：160,000円（税表記なし） ・通信：150,000円（税表記なし） ※総合コース（学科講座＋製図徹底合格力養成講座）

各講座料金だけを比較すると、10万円以上の幅があるように見えますが、講座によっては各種サービスが含まれたうえでの料金の場合もあるためものすごく高いとは言えないでしょう。

そのため二級建築士の通信講座を選ぶ際は、単純な料金だけでなくオプション内容や無料サービスを確認したうえでコストパフォーマンスが高いかを見極めることが大切です。

学びやすいと感じる学習環境の通信講座を選ぶ

学習環境を確認しておけば、効率良く二級建築士試験合格を目指せるため、教材やシステムなどを確認しておきましょう。

二級建築士試験対策講座の中には通学タイプ・通信講座など、様々な学び方ができる講座があります。

またテキストがフルカラーなのか白黒なのかなど、学びやすい教材は人によって異なる点にも注意が必要です。

音声ダウンロードや学習進捗管理ルーツの提供有無といった、メイン教材以外の学習環境もチェックしておくことをおすすめします。

充実したサポートが受けられる通信講座を選ぶ

二級建築士試験対策でしっかりと合格を勝ち取るためには、サポート内容をしっかり見ておくことが大切です。

学習を進める中で不明点が生じたり、不安に思ったりすることがあるかもしれません。

そういった際に充実したサポートを受けられる二級建築士試験対策講座を選んでおけば、すぐに状況を立て直して効率良く学習を進められます。

このような点から二級建築士試験対策講座を選ぶ際には質問やカウンセリングの他、あなたが求めるサポートがあるかどうを確認しておきましょう。

合格実績が公表されている通信講座を選ぶ

二級建築士試験対策講座を選ぶ際に合格実績を把握しておけば、あなた自身の合格率アップにつなげやすくなります。

合格率の高さや合格者数の多さなど、より優れた実績を残している二級建築士試験対策講座は必見です。

通信講座名	合格率・実績
STUDYing	公式情報なし
ハウジングインテリアカレッジ	68.7％（*1）
資格の学校TAC	公式情報なし
日建学院	公式情報なし ※2022年二級建築士学科試験合格者数2,799名（*2）
SAT	公式情報なし
BrushUP学び	講座によって異なる
全日本建築士会	・令和４年度学科試験合格率：79.6％（*3） ・令和４年 長期設計製図講座受講生 合格率：86.6％（*3） ・令和４年 設計製図受験講座受講生 合格率：81.4％（*3）

多くの合格者を輩出している二級建築士試験対策講座ほど、合格率アップを期待できる点をおさえておきましょう。

二級建築士はどうやったらなれる？受験資格や試験の難易度

二級建築士の受験資格は指定科目と実務経験で判断される点から、試験の難易度が少し高めと感じる人もいるでしょう。

受験資格	条件の詳細
指定科目	①大学・短期大学・高等専門学校・高等学校 専修学校・職業訓練校などで指定科目を修めて卒業した人 ②建築設備士の資格保有者 ③外国大学を卒業したなど、都道府県知事が特に認めた人 ④建築に関する学歴がない人
実務経験	①最短0年 ②0年 ③所定の年数以上 ④7年以上

試験実施年度	学科	製図	最終合格率
令和4年	42.8％	52.5％	25.0％
令和3年	41.9％	48.6％	23.6％
令和2年	41.4％	53.1％	26.4％
令和元年	42.0％	46.3％	22.5％
平成30年	37.7％	54.9％	25.5％

受験資格や合格率をふまえると、二級建築士の難易度は4人に1人が合格する程度と言えるでしょう。

社会保険労務士が約6～7％（*1）、FP（ファイナンシャルプランナー）2級が約25～30％（*2）となっている点から、二級建築士の難易度は少し高いと思うかもしれません。
（*1）参考：社会保険労務士の試験科目・合格率・難易度は？｜資格の学校TAC[タック] (tac-school.co.jp)
（*2）参考：FP試験の合格率・難易度はどれくらい？ – スマホで学べるスタディングFP講座 (studying.jp)

二級建築士の受験者数はやや減少傾向となっていますが、令和3年には過去5年で最多となっているため、今後も減り続けるとは限らない点をおさえておきましょう。

二級建築士と一級建築士の仕事内容や年収・将来性の違い

二級建築士と一級建築士の仕事内容は設計可能な建物の点で大きく異なり、平均年収は一級建築士の方が高めです。

一級建築士	二級建築士
・設計できる建物に制限がない ・年収は約630万円	・設計できる建物の制限がある ・年収は約500万円

なお二級建築士・一級建築士の需要は両方とも高く、将来性も需要が完全になくなるとは考えづらいとされています。

建築士の将来性
資格の取得や働き方・仕事内容を考えるうえで、気になるポイントのひとつは将来性です。

現在、建築士は需要の高い仕事ですが、将来が気になる方も多いでしょう。

（中略）

結論から言うと、今後AIがさらに進化し、普及したからといって建築士の仕事が全て奪われることはないでしょう。

（中略）

顧客の目線に立った業務はAIには難しいことから、建築士の仕事が全て奪われることはありません。

むしろ、AIを業務に活用することで仕事をより効率化できる可能性を秘めています。

引用：建築士はやめとけと言われる理由は？建築士の現実と資格取得のメリットを紹介 (studying.jp)

AIの普及によって全ての仕事が奪われるわけではなく、むしろ上手く活用することでポジティブな影響が期待できると言われています。

一級建築士は全建築物の設計に携わる仕事で需要が高い

仕事内容	全建築物の設計・工事管理（*1）
やりがい	・様々な建築物の設計や工事に携われる（*2） ・二級建築士より年収が高め（*2）
将来的な需要	業務範囲が広く高いスキルを持つため二級建築士より高めになりやすい（*2）

一級建築士の仕事は公共施設や商業施設など、全建築物の工事に携わる内容となっています。

そのため大きな建築物の設計などに従事したい方には、一級建築士がおすすめです。

モニュメントの建築などを手掛けることも可能なため、芸術性の高い建築物を作りたい方も一級建築士の資格を検討すると良いでしょう。

年収が二級建築士より100万円以上高くなるケースが多いため、しっかりと収入を得たい方も一級建築士を要チェックです。

業務範囲が広く高いスキルを持つ一級建築士は海外で活躍する人の割合も二級建築士より高めなため、将来の需要も高めになると考えられます。

二級建築士の仕事内容は住宅設計に関する業務で将来の需要もある

仕事内容	戸建てなど一般住宅の設計・工事管理
やりがい	・一人ひとりの顧客に寄り添った設計がしやすい ・住宅に特化した仕事を通して専門性を高められる
将来的な需要	顧客のニーズに応えられるほど将来的な需要が高くなりやすい

二級建築士の仕事は、戸建てなどの一般住宅の設計・工事に関する内容となります。

一人ひとりの顧客の要望を聞き取りながら、イメージに合う住宅を提供できるように努めることが二級建築士の仕事です。

このような点から二級建築士は顧客と密接にやりとりしながら建築物を提供することが求められ、住宅設計の専門性を高めやすいです。

それぞれの顧客の要望にしっかり応えられる二級建築士ほど仕事が殺到しやすいため、将来的な需要が高まるでしょう。

二級建築士を通信講座で資格取得がおすすめな人

二級建築士の試験対策をする際、どの学習方法がどのような人におすすめなのかを確認してみましょう。

通信講座がおすすめな人	独学で勉強するのがおすすめな人	予備校に通うのがおすすめな人
・通学に時間や労力をかけたくない人 ・独学より効率良く学びたい人 ・マイペースで試験対策をしたい人 ・予備校より費用を抑えたい人	・最安で試験対策をしたい人 ・効率良く学べる計画を作って実行できる人 ・意欲、集中力を一人で高く保てる人	・受験資格を満たしていない人 ・効率良く学びたい人 ・対面で教えてもらいたい人

二級建築士を通信講座で取得した方が良い人は、コスパの高い試験対策をしたい人です。

通信講座の多くは学習カリキュラムや教材が優れているケースが多く、予備校より安価で利用できることが多いです。

通学の手間暇がかからず、自分のタイミングで学びやすい点も通信講座のおすすめポイントと言えます。

通信講座での試験対策がおすすめな人をおさえたところで、次の項目からは独学・予備校での学習がおすすめな人を解説します。

独学｜支払負担を最低限にしたい人におすすめ

独学での二級建築士取得がおすすめな人は、予備校や通信講座より安い価格で試験対策をしたい人です。

あなたに合うテキストだけを厳選して選べば、数万円程度で二級建築士合格を果たせるかもしれません。

その一方で独学の場合、やり方を間違えると何年経っても二級建築士試験に合格できない点には注意が必要です。

未経験者が独学で二級建築士の試験対策をする場合、必要な学習時間は1,000時間が目安になるとされています。

ある程度の知識があれば半年前後、ほぼ知識がないと1年くらいは必要になるでしょう。全く知識がない状態から勉強する場合は、1,000時間ほどの勉強時間は見積もっておいてください。

2級建築士に独学で合格したい！必要な勉強時間と勉強方法 | SAT株式会社 – 現場･技術系資格取得を 最短距離で合格へ (sat-co.info)

不明点を上手く解消できなかったり、体系的・効率の良い学習ができなかったりすると、1,000時間以上取り組んでも合格できないケースがある点には十分ご注意ください。

予備校｜受験資格を満たしていない人におすすめ

予備校に通いながら二級建築士を取得した方が良い人は、学歴や建築関連の実務経験がなく、受験資格を満たしていない方です。

二級建築士の受験資格を満たすためには大卒・専門学校卒などの学校による条件がある他、所定の単位を取得したかなどによっても異なります。

全く受験資格を満たしていない場合、実務を7年こなしてからでないと受験資格を得られないため、多くの年数を要してまします。

そのため学歴や建築関連の実務経験がないなど、二級建築士の受験資格を満たしていない場合には予備校での試験対策がおすすめです。

予備校での二級建築士試験対策は対面で行うケースが多いため、より高い集中力・意欲を引き出してくれるうえ、効率良く学べる点も魅力と言えます。

【転職・キャリアチェンジ】社会人が二級建築士試験を働きながら通信講座で合格を目指すコツ

働きながら通信講座で二級建築士試験合格を目指すコツは、主に3つです。

仕事をしながら二級建築士試験合格を果たすため、少しでも学習効率を高めるコツをチェックしていきましょう。

まずはインプット重視で学習を進める

働きながら二級建築士試験に合格するためには、まず基礎知識を把握することが大切です。

いきなり問題集に取り掛かっても全く解けず、学習効率が上がらない可能性があるからです。

そのため建築基準法が記載されている法規集など、二級建築士対策の教材を中心に基礎を理解するところから始めましょう。

その後、テキストの基本問題を自力で解けるかどうかをチェックし、基礎力がついているかどうか確認することをおすすめします。

基礎固めの後はアウトプットに比重を置く

二級建築士対策の基礎知識を把握できた後は、問題集に比重を移し、集中的に取り組んでいきましょう。

特に過去問を重視すると合格率を高めやすいため、5年分は解いておきたいところです。

二級建築士試験の出題傾向は毎年似ているケースが多いため、働きながら合格するためには重要ポイントを素早く把握することが大切です。

このような点から過去問を何度も解いて出題傾向を把握し、実践力をつけて効率良く合格率を高めていきましょう。

スキマ時間を有効活用する

二級建築士試験対策を効率良く進めて合格率を高めていくためには、少しの時間でも学習することが重要です。

移動時間や昼休憩の数分を有効活用していけば、数か月後にはより理解が深まっているでしょう。

スキマ時間を賢く使って効率良く二級建築士試験対策を進めたい方には、STUDYingがおすすめです。

オンライン学習に特化したSTUDYingなら、外出時などのちょっとした時間も上手く活用して合格率を高められるでしょう。

二級建築士の通信講座に関するよくある質問

二級建築士試験対策の通信講座に関するよくある質問は、主に4つあります

二級建築士試験対策を通して、より良い将来を迎えるため、よくある質問を確認していきましょう。

二級建築士の試験にはどんな問題がでるの？

二級建築士の試験は「学科試験」と「設計製図試験」に分けられています。

二級建築士の学科試験は5肢択一のマークシート方式で、4科目合計100点満点の構成となっています。

2級建築士「学科の試験」に出題されるのは、「建築計画」「建築法規」「建築構造」「建築施工」の4科目。各科目25点満点、4科目合計100点満点の試験で、出題形式は5肢択一のマークシート方式です。試験時間は「建築計画」「建築法規」が合わせて3時間、「建築構造」「建築施工」が合わせて3時間、合計で6時間の試験となります。また、合格をするためには、合格基準点（全科目合計の合格ライン）と科目基準点（それぞれの科目の合格ライン）の双方をクリアする必要があります。

引用：二級建築士試験の内容について (shikaku.co.jp)

また二級建築士の設計製図試験は、事前に発表された課題をもとに受験する形式です。

設計製図試験は事前に課題名、要求図書、注意事項等が発表されます。
試験当日は、事前に発表された課題に基づいた問題が出題され、その問題に対して要求図書を、制限時間内に完成させる試験です。設計条件等の詳細は試験当日までわからないため、課題のタイトルから想定される様々なパターンの準備をしておく必要があります。例年、平面図、立面図、断面図、伏図、部分詳細図（矩計図）、面積表、計画の要点等などから6～9種類程度が要求されます。

引用：二級建築士試験の内容について (shikaku.co.jp)

二級建築士の設計製図試験は採点によってⅠ～Ⅳのランクに分けられ、ランクⅠとなった人のみが合格となります。

二級建築士の製図対策のコツは？

二級建築士の製図対策のコツは二級建築士の製図試験のテーマが基本的に試験日の約3ヶ月前に発表されることから、6月から9月を目安に製図の課題を集中的にこなすことです。

製図対策は反復練習を繰り返すことが非常に重要とされているため、製図の試験日までの間に60回以上は課題に取り組むと良いでしょう。

6月から9月に十分な製図対策をしないと二級建築士試験に落ちてしまい、次回の受験が翌年になる点をおさえて集中して課題に取り組みましょう。

二級建築士講座の雰囲気を無料で見てみる方法はないの？

二級建築士講座の受講雰囲気や学習内容などを無料で確認したい方には、STUDYingの無料ガイダンスや資格の学校TACの無料公開セミナーを活用してみましょう。

STUDYingは無料の動画セミナーや無料体験用の学習フローをお試しできます。

資格の学校TACの場合、無料の公開セミナーか体験講義を選べるうえ、一級の内容を見ることも可能です。

二級建築士の講座内容などを無料でチェックしたい方は、STUDYingや資格の学校TACのサービスをチェックしてみましょう。

未経験でも二級建築士の資格を取れば建築士になれる？

未経験者でも二級建築士の資格を取れば建築士になれます。

20代や30代だけでなく、40代以降の方でも二級建築士の資格を取り、実務経験を積んでいけば建築士になることは可能です。

その一方で年齢が高くなるほど、若い世代の未経験者よりは採用されづらくなる状況もあり得るでしょう。

試験対策を始める時期が遅くなるほど、合格するまでに時間がかかるため、二級建築士が気になった方は早めに学習に取り組むことをおすすめします。

二級建築士の試験対策は通信講座でもできる！

二級建築士試験対策ができる通信講座には、オンライン学習や教材内容が充実しているなど、様々な魅力を持つサービスがあります。

そのため自身に合った通信講座を選んで、効率良く学習を進めることが大切です。

二級建築士試験は独学での合格が難しいため、良質な学習カリキュラムで学べる通信講座を選びましょう。

サポートが充実している通信講座を選べば、さらに二級建築士試験の合格率を高められるはずです。

特に当記事でおすすめしたSTUDYingがおすすめです。

その理由はスキマ時間を活用して効率良く進められるうえ、過去問分析に基づく「最短で合格するためのカリキュラム」があるからと言えます。

STUDYingの二級建築士試験対策通信講座が気になった方は、公式情報で学習カリキュラムなどの詳細をチェックしてみましょう。