すららが考える教育の未来01
社会の変化と
求められる人材
少子化が急速に進展する中、人工知能(AI)やビッグデータなどの先端技術が高度化し、あらゆる産業や社会生活に取り入れられたSociety5.0時代が到来しつつあるなど、社会の急速な変化が進んでいます。「予測困難な時代」を生き抜く力がこれまで以上に求められ、子どもたちは「知識を習得する」のみにとどまらず、一人ひとりが未来を創る当事者(チェンジ・メイカー)に育つことが求められています。社会の変化を受け、学校や先生のあり方にも大きな変化が起こっています。学校での学びは、これまでのような「知識を習得する」ための学びから、探求・プロジェクト型学習などの能動的な学びに進化しています。学校は、これからの社会でさらに必要性が増す社会性や人間力を身につける場となります。
すららが考える教育の未来02
基礎学力はICTで
これまで、学校での学びのゴールは知識・技能の獲得であったのに対し、これからのゴールは、アクティブラーニングなどの能動的な学びを通じ社会性や人間力を身につけることとなっていきます。子どもたちは学校で、基礎学力を身につけた上で能動的な学びの場に臨むことが求められています。知識・技能獲得の基盤となる基礎学力の習得は、能動的な学びを実践する際に用いる思考力を動かす原動力であり、これまで以上に重要性を増しています。学びのゴールの変化に伴い、基礎学力の習得はこれまでより効率的に、かつ確実に行われることが求められています。そこでICTを活用することによる効率的な基礎学力習得が必要となってきたのです。
すららが考える教育の未来03
個別最適化とICT
これまで学校では、約40人の生徒が一つの教室に集まり黒板を見て、同じ授業を聞いて同じ知識の習得を目指していました。多様性が求められる社会の変化に伴い、学習の個別最適化も進んでいます。一人ひとりの学びのスピードはそれぞれ異なります。先取学習に取り組みたい子どもはどんどん新しい単元を学び、学び直しが必要な子どもは、過去に学んだ単元に戻って、一人ひとりに必要な学びを実現していきます。先生一人対生徒40人の環境では難しかった個別最適化が、ICTを活用することで実現できるようになりました。同じ教室にいながらにして科目も単元も学年もばらばらの学びが当たり前という学校が増えていきます。
すららが考える教育の未来04
先生の働き方改革
ICT の活用にはもう一つの重要な側面があります。それは先生方の働き方改革です。世界の先進国中、日本における教員の残業時間は世界一とも言われており、メディアでも教員の残業が多く取り上げられるようになりました。生徒一人一人と向き合い、個々に寄り添った教育を実現するために、つまり、生徒のために教員の働き方改革は不可欠です。従来の知識・技能を「授ける」役割だけでなく、生徒に寄り添い共に歩むコーチやファシリテーターとしての役割がさらに求められていく中、知識・技能の習得部分に ICT を活用することは、先生の負担軽減による働き方改革を後押しし、先生の役割を新しい時代の教育に合うように広げるサポーターとなるのです。
すららが考える教育の未来05
コロナ禍の経験により
起こった「学び」の改革
2020年は新型コロナウイルス感染症の拡大により大きな変化の一年となりました。教育現場においても学校が休校となりこれまで当たり前だった「子どもたちが学校に通う」ことが、当たり前でなくなりました。学校休校期間中は、「すらら」をはじめ、多くのEdTech企業が「学びを止めない」ための学習コンテンツを無償提供し、子どもたちの学びをサポートしました。以前から政府の「GIGAスクール構想」や経済産業省の「未来の教室」プロジェクトによりEdTechの活用が進められてきましたが、一斉休校の経験を機に、新しい学びのスタイルは今後急速に全国で、また海外でも広がっていくことが予想されます。
すららが考える教育の未来06
すららネットが考える
教育の未来
すららネットは、15年以上にわたる開発・運用実績に基づく立ち上げ・導入コンサルテーションと運用フォローを通じ、多くの学校におけるICT導入を成功に導いてきました。ICT 教材は明確な目的や目標を持たずに導入すると、期待する効果を得られません。他に類を見ないAI×アダプティブラーニング「すらら」の導入においても、立ち上げ・導入の支援は必須です。すららネットは、学校課題のヒアリング、課題解決策の立案、実施、効果の最大化に向け、最先端の技術と幅広いノウハウで全力サポートします。
すららが考える教育の未来07
ICTが実現する
教育の未来
「すらら」を活用し、国内2,200を超える学校や塾で37万人以上の生徒が学びを深めています。学校、塾に加え、近年は放課後等デイサービスをはじめ寺院やフィットネスクラブ、学童保育でも「すらら」での学習が進むなど、教育の多様化に貢献しています。海外でもスリランカ、インドネシア、フィリピンなどでローカライズ版「Surala Ninja!」が日本型教育の海外進出の一翼を担っています。さらに、ICTを活用し、オンラインでのアクティブラーニングイベントを毎年開催するなど、ICT 教材提供という枠を超えた学びの場の創出にも取り組んでいます。今後さらに高まる社会課題解決への期待や教育多様化のニーズを受け、コンテンツの幅を広げると同時に、バイタルデータやセンシングといった最新技術を活用した学習行動分析など「学習 ×〇〇」の組み合わせによる新たな発見を活かし、AI×アダプティブラーニング最先端企業として、これからも一人一人の学びの深化と学校課題解決のサポートに取り組みます。