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【ゲーム依存症とは?】中学生が併発する3つの健康被害と4つの治療方法を徹底解説

「子どもが部屋にこもってゲーム漬けになっている」「ゲームの対戦相手との言い争いが増え、家庭内でも暴力的になった」など、お子さんのゲームトラブルで頭を悩ませる保護者は多くいます。

お子さんのその状態は、ただゲームにハマっているだけではなく、「ゲーム依存症」かもしれません。今回はお子さんのゲーム問題でお悩みの方に向け、中学生のゲーム依存の実際や、体への影響、実際の依存症治療について詳しく解説します。



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ゲーム依存症とは?

ゲームが最優先の生活にシフトし、自己コントロールがきかない状態が、ゲーム依存症(ゲーム障害)です。ゲーム依存によって、人間関係はもちろん、学校生活に支障が出ます。また、精神的・肉体的にも影響が出るケースが増えてきました。

近年では、スマートフォンゲーム・携帯ゲームによって、誰でも手軽に刺激的なゲームができるようになり、子どもだけでなく、大人の依存問題も注目されるようになりました。

ゲーム依存症の診断基準

ゲームに没頭すると生活が不規則となり、社会生活・健康面にも不具合が出ます。2019年、世界保健機構(WHO)では、「ゲーム障害」として国際疾病分類に正式に認定しました。

診断基準

  • ゲームをする頻度や時間のコントロールができない
  • 日常的にゲームが最優先になる
  • 悪影響が出ているにもかかわらず、ゲームを続け、さらにエスカレートする

これらの行動が、12ヶ月以上継続する場合は、ゲーム障害という精神疾患と診断される可能性があります。

中学生がゲーム依存症となる兆候

ゲームのトラブルは、昔からどの家の子どもでもよくあること。しかし、最近ではスマートフォンアプリの台頭により、より手軽にゲームに没入できる環境になりました。誰にでも依存症になる可能性があるのです。

保護者としての対策の一つは、まずはゲーム依存の兆候を知っておくこと。依存が進む前に、早めに対策を打つことができます。

ゲーム障害の兆候

  • ゲームをプレイする時間が長時間になった
  • 夜中までゲームに没頭している
  • 朝、いつもの時間に起床できない
  • ゲームばかり考えてしまう
  • ゲームについて注意すると激怒する
  • 他の物事に興味を持てない
  • プレイ時間・遊び方について嘘・誤魔化しをする
  • 課金額が上がっている

中学生がゲーム依存症になる問題点

ゲーム依存は、「単にゲームが好きでやり続けている」というものではありません。ゲーム依存による不規則な生活は、体力の低下やうつ病、栄養不足を引き起こします。

また、生活の全てがゲーム中心になることで、家族・社会とのバランスが破綻するケースもあるのです。

中学生がゲーム依存症になる健康被害

「ただのゲームなんだし、ゲーム機を取り上げたら解決じゃないの?」と考えたくなるものの、ゲームによる障害は、WHOが精神疾患として認めるほどの危険も秘めています。

具体的な健康被害には、以下のものがあります。

  • 視力低下・肺活量減少
  • 不眠・睡眠障害
  • イライラ感・衝動性

ここからは、ゲーム依存によって生じる健康被害について、詳しく解説します。

視力低下・肺活量減少

小中学生の間で流行っているゲームは、圧倒的にスマートフォンゲームや携帯型ゲーム機。小さな画面を長時間見続けることで、視力低下は否めません。

また、同じ姿勢で長時間過ごすことで、運動不足による肺活量低下の他、筋力の衰え、骨格の歪みにも繋がります。

不眠・睡眠障害

近年のゲームは刺激的な演出やストーリーで、長時間プレイしたくなる仕掛けが満載。「あと少しだけ」と思いつつ、気づけば夜中までというパターンはよくあります。

また、ゲームの視覚刺激によって脳が興奮状態になり、質の良い睡眠が取れずに睡眠障害に陥るというケースも見られました。

イライラ感・衝動性

ゲーム依存が進むと、寝ても覚めてもゲームがやりたくなるもの。周囲の制止に対しても衝動的に怒りを感じるようになります。ゲームができないことに対してイライラ感が募り、攻撃的になるのも症状の一つです。

また、イライラから集中力に欠け、他のことに興味が持てないのも、ゲーム依存特有の症状と言えます。

中学生のゲーム依存症の治療方法

精神疾患に認定されるゲーム依存症は、単にゲームを禁止すれば解決するものではありません。専門の病院で診察を受け、本人の依存度に合わせた治療進めます。

治療方法

  • 診察
  • カウンセリング
  • デイケア
  • 入院治療

ここからは、治療方法について具体的に解説していきます。

診察

まずは本人の現状把握です。依存度や健康状態、どのような生活を送っているのかを確認します。その上で、本人の年齢・環境・依存度に合わせた治療方針を立てます。

現状ではゲーム依存症を治すための薬はありません。ただし、ゲーム依存によって起こる「症状」に対して、薬が処方されることはあります。

カウンセリング

カウンセリングは、専門医や心理士との対話から、なぜゲーム依存に至ったか、その解決策を考えていくものです。

依存症になってしまった際、自分が依存状態にあると自覚していないことがほとんどです。対話の中で、ゲームのプレイ時間や、生活サイクル、ゲームに没頭する原因等を探り、
「自らがゲームに依存していると自覚させる」のが第一歩です。

本人が「このままではいけない」と気づくことで、ゲームと関わり方を変えるきっかけとなります。

デイケア

刺激の強いゲームばかり求めていると、他のことに興味が持てなくなります。デイケアは、集団での運動や食事、話し合いの場を通して、ゲーム以外の活動を促す場です。

コミュニケーションが苦手な人は、個人で没頭できるゲームにハマりやすい傾向があります。デイケアでは、集団で楽しめるスポーツを通して運動不足に気づき、リアルなコミュニケーションの大切さも実感できるのです。

また、集団で「ゲームをする以外の活動を楽しむには?」「ゲームに費やす時間を減らすためには?」というテーマで話し合い、新しい気づきを得ます。

入院治療

依存度が高く、カウンセリングやデイケアでも治療が困難な場合は、入院治療も検討されます。

入院治療は、物理的にゲームを断つ環境で進めます。約2ヶ月間の入院は、規則正しい生活リズムを取り戻すためのものです。ゲーム機器は一切使えない環境にして、医師・家族と協力しながら、退院後のゲームとの関わり方も検討していきます。

ただし、入院治療ができる施設は非常に少ないのが現状です。

中学生のゲーム依存症の予防方法

現代っ子とゲームは切り離せないもの。友達付き合いもゲームありきで、全くゲームを禁止というわけにもいきません。

しかし、子どもにゲームを与える=必ずトラブルを起こすというものではなく、ルールを決めて上手に遊んでいる子も多くいます。

子どものゲームとの良好な関わり方は、保護者のサポートは不可欠です。以下のポイントを押さえておきましょう。

  • ゲーム依存を正しく理解する
  • ルールは子どもと話し合って決める
  • 子どもと向き合い信頼を高める
  • ゲーム以外に打ち込めるような楽しいことを知る

ここからは、予防法について詳しく解説していきます。

ゲーム依存に関する正しい知識を得る

「ゲーム依存なんて、単にゲームが好きで夢中になっているだけでしょ」と大人も子どもも思いがちですが、立派な精神疾患であることを理解する必要があります。

ゲーム依存症がどんな病気なのか、具体的にどんな症状があり、どんな未来が待っているのか。ゲーム依存症を紹介する親子向けのホームページや書籍を読んでみるのも良いでしょう。

正しい知識を得ることで、子ども自身が「こうなってはいけない」と、ゲームとの関わり方を考えるきっかけになります。

子どもと一緒にルールを決める

関わり方を考える際、ゲームのルールを決めるのが目標です。しかし、ルールは親が一方的に決めてはいけません。必ず、親子で話し合って決めましょう。

子どもがゲームにハマる年齢は、子どもが自分の意志を持ち、成長していく年代です。話し合い、本人が納得できるルールを作ることで、守りやすくなります。

ルールを破ってしまった場合にも、「一定期間ゲームは禁止」などの罰則を決めておきましょう。本人が納得していることが大切です。

子どもとの信頼関係を築く

保護者が仕事で忙しく、子どもが1人の時間が長いほど、ゲームに打ち込みやすい環境が出来上がります。例え短くとも、子どもと過ごす間は、話に耳を傾け、会話を楽しみましょう。信頼関係に繋がります。

子どもが大好きなゲームについて質問してみると、なぜそのゲームに夢中なのか理解できるかもしれません。可能であれば一緒にプレイするのもおすすめです。共感し、子どもの好きなものを肯定してあげることで、親子の理解が深まります。

ゲーム以外の楽しめる趣味をもつ

ゲームはあくまで仮想世界のもの。「リアルも楽しいんだ」と思わせる体験が、現実世界に目を向けるきっかけになるかもしれません。

経験のないアウトドア体験や、マリンスポーツ、料理など、親子で関わる成功体験が大切です。

子ども時代はあっという間に過ぎ、すぐに旅立っていくものです。「あの時もっと関わってあげたらよかったのに」と後悔しないよう、親も一歩踏み出しましょう。

まとめ

ゲーム依存症は、「単にハマっているだけ」ではなく、そこから抜け出せない・止めることができない精神疾患です。

子どもにとって、ゲームは害悪だけではありません。楽しいエンターテインメントであり、友達との交流の場であり、プログラミングやeスポーツなどの新しい可能性が眠る場でもあります。

一方的に「ゲームなんてだめ!」と禁止するのではなく、ゲームの関わり方について親子で話し合いましょう。ルールを守って遊べる姿を褒め、子どもの好きなものを共感・肯定してあげられると良いですね。



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