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【いじめが原因で勉強ができない】親が子どもへできる接し方〜対応方法

学校でいじめられてしまった子どもは、ストレスや自己肯定感の低下などによって、勉強ができなくなるケースがあります。一度勉強ができない状態が長期化すれば、勉強の遅れが大きくなり、親もどう接すれば良いのかと不安になるでしょう。

ただし、一見まったく勉強にやる気が無いように見えても、学習意欲は残っている場合もあるため、親がどのように接するかが非常に重要です。本記事では、いじめが原因で勉強ができなくなった子どもに対して、親ができる接し方を解説しますので、ぜひ参考にしてください。



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いじめが原因で勉強ができない子どもは少なくない

いじめが原因で勉強ができない子どもは少なくない

いじめが原因で勉強に集中できず、成績が落ち込んでしまう子どもは少なくありません。いじめに対する恐怖心によって集中できなかったり、気分が落ち込んでしまったり、自尊心や自己肯定感が大きく傷つけられると、勉強に前向きになれなくなるケースは多くあります。

下記は、いじめで勉強に前向きになれない子どもの心理です。

【いじめで勉強に前向きになれない子どもの心理】

  • 自己肯定感が低く、自分は勉強ができないと思い込んでいる
  • いじめに対する恐怖心から、授業に集中できない
  • 勉強ができたって誰も認めてくれないと、諦めている
  • 抑うつ的な気分が続き、勉強のやる気が起きない

同級生からいじめられ、親や先生にもきちんと対応してもらえないと、「どうせ自分はダメだ」「誰にも認めてもらえないんだ」と心が折れ、勉強に対するやる気が起きなくなるでしょう。このように、いじめや周囲の大人の対応は、勉強ができなくなる原因になり得るのです。

いじめが原因で不登校になる子どもの割合

文部科学省の調査によると、小中学校においていじめが原因で不登校になる学生は、不登校生徒全体の約0.2〜0.3%にあたることが分かりました。下記をご覧ください。

  不登校児童生徒数 いじめが原因で不登校になった生徒
小学校 63,350人 171人(0.3%)
中学校 132,777人 >228人(0.2%)
合計 196,127 399人(0.2%)

【引用:文部科学省「令和2年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」

全国で数百人がいじめによって不登校にっているというのは、大きな問題と言えるでしょう。いじめの内容としては『冷やかしやからかい,悪口や脅し文句,嫌なことを言われる。』が最も多く、全体の約60%を占めています。

言葉の暴力は、自尊心を傷つけたり対人関係に強い恐怖心を植え付けたりするもので、勉強に対する集中力やモチベーションにも大きく関係すると考えられるでしょう。

勉強する機会がないだけで学ぶ意欲がある場合もある

勉強する機会がないだけで学ぶ意欲がある場合もある

いじめによって不登校になってしまった場合でも、勉強に対する意欲自体はある子どももいます。勉強に前向きに取り組む姿勢はないものの、心の中で「勉強しなくては」「頑張らなくては」と思っている子どもも少なくありません。

そのため、勉強をする機会をうまく作れれば、学習を進められる可能性が高いでしょう。また、いじめられた当初は勉強に対する意欲を失っていても、「いじめっ子を見返したい」といった反骨心がモチベーションになって、勉強に対する意欲を取り戻す場合もあります。

学習の遅れに対する焦りや、反骨心などモチベーションの源はさまざまですが、いずれの場合も勉強する機会を与えてあげることで、自発的に学習に取り組むようになるでしょう。

味方の意識を!いじめが原因で勉強できない子どもへ親ができる4つの接し方

味方の意識を!いじめが原因で勉強できない子どもへ親ができる4つの接し方

いじめが原因で子どもが勉強できなくなった場合、親が「どのような距離感で」「どの程度の期間をかけて」「どのような接し方をするか」を考えるのが大切です。また、不登校初期からどのような段階を経て状況を良くしていくか、ある程度の見通しが立っている必要もあるでしょう。

具体的には、以下のような流れで子どもに接してあげると、比較的スムーズに学習を再開しやすくなります。

【いじめが原因で勉強できない子どもへ親ができる4つの接し方】

  • まずは子どもの精神を落ち着かせる
  • 子どもの自主性を尊重する
  • 学校への連絡は親自身が冷静になってから
  • 学校以外で勉強ができる場所を探す

以下の項目では、4つの接し方のコツについて、詳しく解説します。ただし、子どもの状況によって最適な接し方は異なりますので、下記の内容を参考にしつつ、状況に応じて適した接し方を考えてみてください。

まずは子どもの精神を落ち着かせる

いじめられた子どもは精神的にひどく落ち込んでいるので、まずは精神を安定させましょう。精神的に落ち着いていないと、勉強に集中するどころか、学校の辛い状況がフラッシュバックしてしまい余計に落ち込んでしまう可能性もあるためです。

まずはたっぷりと時間をとって休息を取らせ、規則正しい生活リズムと食生活によって精神バランスを整えるところからスタートします。これは数日ではなく数週間〜数か月かかることが多いため、焦らず子どもの様子を見ながら取り組んでください。

子どもの自主性を尊重する

「これをやりたい」「これはやりたくない」など子どもの意思が強く感じられる場合は、子どもの自主性を尊重しましょう。いじめがきっかけで反発心が生まれ、全てに対して「イヤだ」「やりたくない」となっている場合でも、本人の気持ちを尊重してあげてください。

いじめられた子どもは、周囲に受け入れてもらえなかった経験から、自分自身でも自分を受け入れられなくなっているケースが少なくありません。そのため、まずは親が子どもの気持ちを尊重し、受け入れてあげる姿勢を示しましょう。

ただし、精神的にひどく落ち込んでいる場合や衰弱している場合は、親がある程度判断してあげる必要があります。精神的に弱っている子どもは判断力が落ちる可能性が高く、何かを決めたり表現したりすることが難しいためです。子どもの状況に合わせながら、柔軟に対応していきましょう。

学校への連絡は親自身が冷静になってから

学校へ「いじめられているので休みます」と連絡するのは、親自身が完全に冷静になってからにしましょう。状況を整理して精神的にも落ち着いた状況でないと、学校と適切に連携するのが難しいためです。

子どもがいじめられていると知った直後は、親自身も興奮している場合がほとんどでしょう。学校に対して感情的になってしまい、解決に向けて協力しにくくなる可能性もあります。

もし、電話口で担任の先生を怒鳴ってしまった場合、その後の対応に大きな支障をきたすかもしれません。そのため、まずは子どもをしっかりと休ませて、親も冷静に状況の整理を行ってから、学校に対応を仰ぐようにしましょう。

学校以外で勉強ができる場所を探す

いじめられた子どもは学校に対して強い恐怖心やストレスを感じているので、学校以外で勉強ができる場所を探してあげるのも大切です。学校から少し離れていて、友達と会う可能性が低い場所を探してあげると良いでしょう。

勉強する意欲が残っている子どもでも、家だと気持ちが切り替わらず、勉強に集中できない場合があります。外に出て、気持ちを切り替えて勉強するのが良さそうであれば、図書館をはじめとした勉強スペースを探して利用するのがおすすめです。

学校に行かなくて良い!いじめが原因で勉強ができない子どもができる5つの対応方法

学校に行かなくて良い!いじめが原因で勉強ができない子どもができる5つの対応方法

いじめが原因で勉強ができなくなった子どもに対して、親が用意できる勉強方法には、さまざまなものがあります。特に、昨今は電子教材やフリースクールが発展したこともあり、より子どもの適性に合わせた勉強方法を取り入れやすくなりました。

子どもの性格やいじめの状況などによって適した対応方法は異なりますが、今回は特におすすめの方法を5つご紹介します。

【いじめが原因で勉強ができない子どもができる5つの対応方法】

  • 自宅学習
  • 通信教育
  • 家庭教師
  • 個別指導塾
  • フリースクール

5つの対応方法を把握しておくだけでも、子どもに適したものはどれか判断しやすくなるでしょう。以下でそれぞれの方法について特徴やメリット・デメリットを解説しますので、判断材料のひとつとしてお役立てください。

自宅学習

自宅学習は、外出の必要がなくリラックスして勉強に取り組めるのが魅力の勉強方法です。教科書を活用すれば、金銭的な負担を最小限に抑えた形で学習環境を整えられるでしょう。

ただし、家だと気分が切り替わらないという子どもや、分からない部分があった際に勉強が中断してしまいやすいといったデメリットもあります。そのため、自宅学習に向けて新たな教材を購入するのもおすすめです。

特に、弊社が提供している「すらら学習」をはじめとした電子教材は、動画やイラストなどを用いてスムーズに学習を進めやするために尽力しています。



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通信教育

通信教育は、塾や家庭教師に比べて安価に学習環境を整えられるのがメリットです。学校の教科書だと理解が難しくつまずきやすいという子どもでも、通信教育であれば解説が丁寧でしっかりと学習を進められるでしょう。

一方で、塾や家庭教師に比べると、子どものやる気に頼る部分が大きいのは通信教育のデメリットです。勉強を促す第三者がいないためサボってしまいやすく、子どもによって向き不向きがあると言えるでしょう。

【通信教育のメリット】

  • 塾や家庭教師に比べて料金が安い
  • 外出をせず学習ができる
  • 教科書に比べて理解しやすく、スムーズに学習習慣が身につく

【通信教育のデメリット】

  • 子どもがやる気にならないと、学習が進まない
  • 周囲の子どもと競うことがないため、競争心がモチベーションとなる子どもには不向き

家庭教師

家庭教師は、自宅にいながらしっかりと切り替えて勉強に臨みやすくなるのがメリットの対応方法です。自宅だとだらけやすい子どもでも、海底教師が来れば勉強が進められるケースは多いでしょう。

また、理解が難しい項目でも分かるまで解説してくれるので、着実に学習を進めやすいのもメリットです。ただし、金銭的な負担は比較的大きく、家庭教師と子どもの相性の問題もあるため、お金をかけたのにうまく勉強が進まないという事例もあります。

【家庭教師のメリット・デメリット】

  • やる気が出ない場合でも、切り替えて学習に取り組みやすい
  • 分からない部分をしっかり解説してもらえるので、スムーズに学習が進む
  • 親が付いて勉強をサポートする必要がなくなり、親の負担が減る

【家庭教師のデメリット】

  • 金銭的負担は比較的大きい
  • 家庭教師との相性によっては、うまく学習が進まない可能性がある

個別指導塾

個別指導塾は、自分のペースで学習を進められるのがメリットの学習方法です。外出のきっかけにもなるので、家から出て気分転換する機会を設けたい場合には、ぴったりでしょう。また、家だとリラックスしすぎてしまう子どもにも、個別指導塾は適しています。

また、集団塾に比べてほかの生徒と交流せずに済むので、人と関わるのにストレスを感じる子どもや、同じ学校の生徒と会うのが気まずい子どもにもぴったりです。

ただし、個別指導塾によっては講師の質が低く良いサポートが受けられなかったり、複数人を一度に見るため先生が見てくれる時間が短かったりする場合もあるため、かならず体験授業を受けましょう。

【個別指導塾のメリット】

  • 自分のペースで学習を進められる
  • 分からない部分は先生がサポートしてくれるので、学習を進めやすい
  • 相性の良い先生を選べる塾もある

【個別指導塾のデメリット】

  • ほかの生徒との関わりがほとんどない
  • 生徒4〜5人を1人の先生が見る塾だと、適切なサポートが受けにくい場合もある
  • 集団指導塾に比べると料金が高い

フリースクール

フリースクールとは、ボランティア団体やNPO団体などが運営する民間の学校です。学校に登校するのが難しい子どもたちが、学校の代わりに通うためのもので、地元の学校と提携しているフリースクールであれば、出席扱いとなる場合もあります。

個別指導塾との大きな違いは、人との関わりを通じて社会性を育める点です。同じフリースクールに通っている生徒と交流することで、孤独感を払拭するきっかけになったり、コミュニケーションに対する恐怖心を和らげられたりするでしょう。

フリースクールは民間施設のため、それぞれ目指している方向性が異なります。子どもにとって居心地の良い居場所を提供することを目的としていたり、学校復帰を目的としていたりとゴールはさまざまなので、事前にフリースクールの方と相談してみることをおすすめします。

【フリースクールのメリット】

  • 社会性やコミュニケーション能力を育める
  • 孤独感を感じる時間を減らせる
  • フリースクールによっては、出席扱いとなる場合もある

【フリースクールのデメリット】

  • それぞれ目指していることが異なるので、事前相談が必要
  • 人との関わりに強いストレスを感じる場合には不向き

まとめ

まとめ

いじめられた子どもは、心に大きな傷を負い、学校や勉強に対して完全に意欲をなくしてしまうこともあります。しかし、いじめによって被害を受けた生徒が、その後の将来も棒に振ってしまうようなことは、あってはなりません。

いじめで負った精神的なダメージを回復するためには、非常に長い時間を要する場合もあります。一方で、焦らずじっくりと心を休めたうえで、将来に向けて学習を再スタートする必要もあるでしょう。

本記事で解説した内容を参考にしながら、無理のない範囲で勉強を進められるように、子どもに合った方法を親子で探してみてください。



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