【強さ・弱さに個人差あり】ワーキングメモリが低い人の4つの特徴〜困りごとを紹介
自分の子どものワーキングメモリが低いと感じ、これからの対応を考えている親もいるのではないでしょうか。また、そもそもの特徴や今後起こり得る困りごとを知りたい人もいらっしゃるでしょう。
この記事では、ワーキングメモリが低い人の4つの特徴と日常生活で起こる困難・困りごとを紹介します。さらに、ワーキングメモリが低いと感じた際によくある質問もまとめました。
本人が日常生活や学校で困らないためには、親のサポートが必要になってきます。また、起こる困りごとを知ればサポートだけでなく事前対策にも繋がるため、我が子の生活と照らし合わせながら見ていきましょう。
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もくじ
ワーキングメモリの強さ・弱さには個人差がある
ワーキングメモリの強さ・弱さには個人差があります。例えば、強い子どもだと処理するスピードが早く判断力に長けていますが、弱い場合は日常生活で困りごとが目立つ場面が多いかもしれません。
とはいえ、ワーキングメモリが弱い・低いと感じたからといって諦める必要はなく、親のサポートや適切なトレーニング次第で困難を克服することが可能です。
困りごとや特徴もワーキングメモリの強さと一緒で個人差がありますが、共通する項目も多いため、起こり得る困難を事前に理解しておくとこれからのサポートに役立てられます。
ワーキングメモリの指標
ワーキングメモリの指標はWISC-Ⅳ(ウィスク4)検査で数値を知れます。WISC4検査はIQから言語理解となるVCIや知覚推移のPRI、そしてワーキングメモリであるWMIなどの指標を調べることが可能です。
言語理解・知覚推理・ワーキングメモリー・処理速度の合計4つの項目から知能検査を行い、下記の指標から検査者のワーキングメモリーが判断されます。
WISC-Ⅳ(ウィスク4)検査のワーキングメモリーの指標
-
聴覚的短期記憶力
-
情報処理能力
-
注意力/集中力
-
音韻情報し処理濃色
-
実行機能
検査は医療機関や教育支援センターで受けられ、約60分~120分の面談をしたのちに結果が分かります。指標を理解することでそれぞれの強さ・弱さも知れるため、我が子の今後のサポートに役立つはずです。
当てはまってる?ワーキングメモリが低い人の4つの特徴
ワーキングメモリが低い人の特徴を解説します。ここで解説する特徴は、以下の4つです。
- 読み書き・計算が苦手
- 忘れ物が多い
- マルチタスクが苦手
- 集中力が切れやすい
ワーキングメモリには3つの種類があり、度合いが個人で違っても日常生活では同じような特徴が出やすいです。我が子のワーキングメモリが低いか再確認するためにも、ここで紹介する特徴を役立ててください。
読み書き・計算が苦手
ワーキングメモリが低い人は読み書き・計算が苦手という特徴があります。その理由として、記憶できる容量が小さかったり処理するのが苦手だったりすると頭の中で整理しづらいからです。
また、読み書きや計算は情報を記憶して処理を繰り返しながら覚えていきますが、授業の時間は限られているため、そのスピードについていけず勉強が苦手になるケースもあります。
忘れ物が多い
ワーキングメモリが低いと忘れ物が多くなります。なぜなら、容量が小さいと古い情報を記憶するのが困難になるため、時間が経つにつれて最初に聞いた内容を忘れやすいからです。
持っていく物が少なくても途中で会話をしたり別の情報が入ったりすれば、途中まで覚えていても急に忘れてしまうケースは少なくありません。また、明日の準備をする際に、頭の中だけで整理しようとすると必要な物が短期的にイメージできず、結果的に忘れ物へと繋がるケースも多いです。
マルチタスクが苦手
ワーキングメモリが低い人はマルチタスクが苦手なのも特徴の1つです。その理由は複数の情報が入ると頭の中で整理するのが難しいからで、何をすべきか瞬時に処理できずに混乱してしまいます。
また、同時進行が難しいだけでなく、最初に伝えた内容を忘れて別のことをやってしまうケースもあるでしょう。結果的にうまくいかないことが増えてしまい、本人が深く悩んでしまう事例もあります。
集中力が切れやすい
ワーキングメモリが低いと集中力が切れやすくなります。なぜなら、情報を整理できなければ理解するのが困難になるため、興味や関心が薄れてやるべきことに集中できないからです。
前提知識が全くない情報を話されると内容を理解するのが難しくなり、聞くのすら苦痛に感じたことがあるでしょう。ワーキングメモリが低い場合、さらに集中力が途切れやすくなります、
理解できなかったり話が長くなったりするとワーキングメモリが低い人は集中力が途切れてしまい、周りで起きている楽しそうな物事へと関心が移りやすいです。
ワーキングメモリが低いとどうなる?起きる困難・困りごと
ワーキングメモリが低くて起きる困難・困りごとを解説します。主に、以下のような困りごとが日常生活や学校で目立ちます。
- 読んだ内容・授業内容を記憶しづらい
- 情報の整理・順序立てが苦手に感じやすい
- 行動の切り替えがしづらい
これから子どものサポートをしていくためには、事前に起こり得る困りごとを踏まえておかなければなりません。困りごとを知れば事前対策や本人が抱えている悩みの理由に繋がります。
今までの日常生活と照らし合わせつつ、困りごとの理解を深めながら今後のサポートへと役立ててください。
読んだ内容・授業内容を記憶しづらい
ワーキングメモリが低い子どもは、授業内容や読んだ内容を記憶しづらいという学習面での困りごとがあります。例えば学校の先生の話や問題文が長い場合だと、最初の情報を忘れて記憶するのが難しいといったケースです。
そして、内容を記憶しようとノートに書き写そうとしますが、頭の中で整理できずに上手くまとめるのが困難になってしまい、結果的に情報を記憶できないケースは少なくありません。
また、短期記憶ができなければ長期記憶へと移動できないため、過去の情報と思い返すことが困難になり、新しい内容を覚えることがどんどん難しくなってしまいます。
情報の整理・順序立てが苦手に感じやすい
ワーキングメモリが低いと情報の整理・順序立てが苦手に感じやすいです。基本的には、人はこれからやろうとする物事を頭の中でイメージし、情報を整理しながら順序立てて行動へと移します。
そして、ワーキングメモリには見えない場面をイメージする力と視覚や耳で聞いた内容を記憶する力がありますが、どちらかが低いと先に起こる場面を想像できなかったり情報と紐づけられなかったりして、順序立てて計画的に行動しづらいかもしれません。
例えば遠足があって必要な物を準備する際に、歩き回って喉が渇くから水筒がいるとイメージできない場合があります。その他にも、計算をして答えを求める際に順番が逆になって間違うといったケースも多いです。
行動の切り替えがしづらい
ワーキングメモリが低い人は、行動の切り替えがしづらい困りごともあります。ワーキングメモリには削除という力がありますが、この処理が苦手だと直前までやった物事を忘れられずに切り替えがなかなかできません。
例えば音楽の授業でリコーダーの練習をした際に、興味と関心が強まりすぎて次の別の授業が手に付かないことがあります。また、国語の授業で読書から漢字の勉強へと移った際に、そのまま教科書を読み続けるケースもあるでしょう。
強い興味とは関係なく切り替えがしづらいケースが多いため、人の話を聞いていないと怒られたり注意されたりして落ち込む子どもは少なくありません。
ワーキングメモリが低いと感じる際のよくあるQ&A
ワーキングメモリが低いと感じる際のよくある質問に回答します。ここで紹介する質問は以下の3つです。
- ワーキングメモリの低さを調べる方法は?
- ワーキングメモリと発達障がいの関係性は?
- ワーキングメモリを改善する方法は?
我が子がワーキングメモリが低いのではと感じた親は共通の疑問点を抱くケースが多いです。そして、回答をもとにこれからのサポートや対応へと繋げていき、子どもの困りごとを減らした事例はたくさんあります。
もしここで紹介する質問で同じ疑問点を抱えている場合は、以下で詳しく解説していくので参考にしてください。
ワーキングメモリの低さを調べる方法は?
ワーキングメモリの低さを調べる方法は、IQや指標の結果が知れるWISC4(ウィスク4)検査があります。WISC4検査は児童用の知能検査であり、5歳~16歳までの子どもを対象に医療機関や教育支援センターで受けることが可能です。
また、検査の他にはワーキングメモリのテストとしてイギリスのピアソン社が販売しているAWMAや、日本で受けられる一般社団法人ワーキングメモリ教育推進協会が開発したHUCRoWなどがあります。
それぞれ方法は異なりますが、ワーキングメモリの低さを調べたり他の指標の強さも知れたりするので、興味のある人は公式サイトを検索してみてください。
ワーキングメモリと発達障がいの関係性は?
ワーキングメモリと発達障がいに関係性はありません。なかにはワーキングメモリが低いと発達障がいなのではといわれるケースがありますが、集中力の切れやすさやマルチタスクが苦手という特徴が似ているからと考えられます。
ただし、発達障がいの子どもはワーキングメモリが低い場合がたくさんあり、ADHDやASDの特性へと影響しているケースは多いです。
とはいえ、発達障がいではドーパミンやアドレナリンも特性へと関与しているため、ワーキングメモリが低いだけが原因ではありません。もし発達障がいの可能性を調べたい人は、一度専門医へと相談することをおすすめします。
ワーキングメモリを改善する方法は?
ワーキングメモリを改善する方法は、情報を視覚と脳内の両方で記憶できるトレーニングが効果的です。例えば放課後にやるべきこととして、宿題と明日の準備、テレビやゲームなどを付箋形式で用意してみましょう。
その後に、本人の力で順序立ててスケジュールを組み、その計画通りに日課として取り組んでみてください。ただし、最初は自分で計画を立てるのは難しいため、親が協力しながら一緒にスケジュール調整をすることが大切です。
また、勉強では自分のペースでできるように1つずつ取り組める環境で反復していけば、少しずつ処理速度が上がってワーキングメモリを強くできます。
まとめ
ワーキングメモリは読み書き・計算やマルチタスクが苦手という特徴があります。さらに、この特徴から日々の困りごとへと繋がるケースが多く、勉強についていけなかったり注意されたりして悩みを抱える子どもは少なくありません。
今後我が子のためにサポートをしていくには、何が苦手でどの指標が低いのか理解を深めることが大切です。そのためにもまずは検査やテストを実施した上で結果を導き出し、医療機関や教育支援センターの助言を受けながら子どもを支援していきましょう。
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