【フリースクールの問題点】不登校の子どもを通わせるメリット・デメリットを解説
不登校の小学生や中学生の居場所となるフリースクール。学校に行けない子どもを抱える保護者の方は、フリースクールに通わせたいと思っているのではないでしょうか。
しかし「フリースクールに通うとデメリットが多そう」と不安になる人もいるかと思います。
この記事では、フリースクールのメリットやデメリット、失敗しない選び方について解説します。安心してフリースクールに通わせたい方は、ぜひ参考にしてください。
この記事を読む方で、お子さまの「不登校」についてお悩みではないですか?
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もくじ
フリースクールとは
フリースクールとは、不登校の子どもを対象とした学びの場です。小学生から高校生までの子どもが通う施設であり、いじめなどが原因で学校に行きづらい時に活用できます。
通学日数を選べたり、自宅訪問や全寮制を選択できたり、多種多様なスタイルを提供しているのが特徴。
フリースクールはNPO法人や個人が運営しているため、経営理念に応じた独自のカリキュラムで学習を進められます。各地域に必ず設置されているわけではなく、スクールによって費用や学習内容も異なるので、あらかじめ確認しておきましょう。
フリースクールのデメリット(問題点)5つ
フリースクールでは、学校の勉強とは全く異なる過ごし方や学習スタイルが確立されています。そのため「フリースクールには問題点が多いのでは」と不安を感じる方もいるのではないでしょうか。
そこで、フリースクールの問題点についてまとめてみました。
【フリースクールのデメリット】
- 月額料金がかかる
- 学校によっては出席扱いにならない
- 学校に比べて学習レベルが低い場合がある
- 社会とのギャップを感じる
- 子供自身が馴染めるか不安を感じている
それぞれについて、詳しく説明します。
①月額料金がかかる
フリースクールでは、地域の学校に比べて費用が高くなります。
2015年の調査では、フリースクールの平均月額料金は 約33,000円でした。年間で40〜50万にものぼり、一般家庭の負担は非常に大きいといえます。出典:文部科学省「小・中学校に通っていない義務教育段階の子供が通う 民間の団体・施設に関する調査の結果」
費用は月額料金だけでなく、入会金やその他の徴収金もかかる点がデメリットです。入会金の相場は1〜3万円が多く、徴収金も4割近くのフリースクールが集めています。
高校生の場合は就学支援制度が使えないため、全額自己負担です。独自の減免制度を導入しているフリースクールもありますが、負担金の高さはしっかりと認識しておきましょう。
②学校によっては出席扱いにならない
フリースクールに通学していても、小中学生は義務教育のため、籍は地域の学校におかれます。フリースクールでのカリキュラムが文部科学省の要件を満たせば、出席扱い制度の利用が可能です。出典:文部科学省「義務教育段階の不登校児童生徒が学校外の公的機関や民間施設において相談・指導を受けている場合のの指導要録上の出欠の取扱いについて」
しかし、最終判断者である校長先生の許可が下りなければ、出席扱いとして認められません。「愛着が湧いているのはフリースクールなのに、出席扱いや進路の手続きは地域の学校でする」といった二重籍の状態が生まれています。
不登校の子どもにとって不利益につながり、国の支援体制における大きな問題点です。
③学校に比べて学習レベルが低い場合がある
フリースクールでの学習は、学校に比べてレベルが高くない可能性があります。なぜなら、フリースクールには学習指導要領がないからです。
学習指導要領とは、学校で教えるべき内容について国が定めたガイドラインです。
フリースクールでは、子どもの心を安定させる支援が優先されます。精神面の充実を図らないと、個別学習による知識の補充ができません。
学力をアップさせるための施設ではないため、高いレベルの学習は受けられないと認識しておく必要があります。
④社会とのギャップを感じる
フリースクールでの過ごし方や学習カリキュラムは、子ども自身が決定します。少人数でゆったり過ごしてもいいですし、午前だけで帰るのも可能です。
子どもの主体性が大切に考えられているので、何かを強制されたり、嫌なことを我慢させられたりといった出来事はほぼありません。
そのためフリースクールを卒業すると、社会とのギャップを感じ、心に負担がかかりやすくなります。周囲との関わりの中で傷ついたり、社会と自分との認識のズレを感じたりする原因です。
⑤子ども自身が馴染めるか不安を感じている
不登校の子どもは、大きな不安感を抱えています。人間関係や学習面のつまずきが原因で自信を失っているため、新しいチャレンジに臆病になりがち。
フリースクールは各地域にあるわけではなく、知り合いがいるとは限りません。初めての環境に足を踏み入れるのは誰でも緊張しますが、特に不登校の子どもはナイーブになってしまいます。
「フリースクールに馴染めるのか」「友達はできるのか」といった不安が大きくなると、子どもの心は不安定になります。もし子供が嫌がるようであれば、無理に行かせるのはやめたほうが賢明です。
フリースクールのメリット5つ
フリースクールに対して、マイナスなイメージを持つ方もいるかもしれません。
しかし、フリースクールでの日々は、その後の子どもの人生に大きなメリットを与えてくれます。この章では、フリースクールのメリットについてまとめました。
【フリースクールのメリット】
- プロのカウンセリングが受けられる
- 子どもの居場所ができる
- 毎日行かなくてもよい
- 個性に合わせた指導が受けられる
- 勉強の遅れを取り戻せる
それぞれのメリットについて、詳しく説明します。
①プロのカウンセリングが受けられる
ほとんどのフリースクールでは、相談・カウンセリング活動が行われています。なかには、プロのカウンセラーが常駐している施設も。
発達障がいや精神疾患を持つ子どもに対する、専門的なカウンセリングもあります。親自身の心が不安定になった場合も、気軽に利用できるのがメリットです。
フリースクールを選ぶ際には、常駐のカウンセラーがいるかを確認しておきましょう。
②子どもの居場所ができる
フリースクールで過ごせるようになると、子どもは安心感を持ちます。不登校の子どもにとって心の安全基地は重要です。
安心して自分らしく過ごせる場所があれば、自信を取り戻すきっかけになります。人とのコミュニケーションもとれ、社会復帰に効果的です。
「外部との交流を増やしたい」「コミュニケーション力を身につけたい」と思っている不登校の子どもには、非常に大きなメリットがあります。
③毎日行かなくてもよい
心に傷を負っている子どもにとって、毎日通学しなくてもよいシステムは大きなメリットです。なぜなら余計な負担を感じずに、自分のペースで心を回復させられるからです。
不登校の子どもは朝が苦手な場合が多く、決められた時間に対してプレッシャーを感じます。馴染むまでに時間はかかっても、フリースクールであれば、少しずつ社会復帰が可能になるかもしれません。
④個性に合わせた指導を受けられる
フリースクールでは、子どもに合わせたカリキュラムを作成し、特性を活かした指導を受けられます。
不登校にはさまざまなタイプがあり、背景が子どもによって異なるのが特徴です。資格を持つスタッフが一人一人に寄り添ってくれるので、子どものペースで成長できます。
不登校になった理由は違っても、一緒に過ごす仲間との関係が深まれば、周囲に個性を理解してもらえるかもしれません。個性に寄り添った指導を受けると、学習面やコミュニケーションにおける目覚ましい成長が期待できます。
⑤勉強の遅れを取り戻せる
フリースクールでは、個別学習によるサポートを受けられます。勉強の遅れを取り戻したい子どもにおすすめです。
勉強の遅れを取り戻すには、つまづいた分野までさかのぼって学習しなければなりません。一人では困難な作業も、フリースクールでサポートしてもらえるのは大きなメリットです。
中学生や高校生は進学に向けた学習をしていきます。自宅学習だけでは不十分になりがちな受験勉強も、スタッフがフォローしてくれるので安心です。
失敗しないフリースクールの選び方5つ
フリースクールのメリットとデメリットが分かれば、次に大切なのは選び方です。
フリースクール選びに失敗しないためには、どのような方法が必要なのでしょうか。選び方のコツをまとめました。
【失敗しないフリースクールの選び方】
- 無理なく通える距離のスクールを選ぶ
- 出席扱いになるスクールを選ぶ
- サポート体制の充実度で選ぶ
- 資格やスキルが取得できるスクールを選ぶ
- 子どもが自然体で過ごせる施設を選ぶ
それぞれの選び方について、詳しく解説します。
①無理なく通える距離のスクールを選ぶ
子どもに無理なく、負担の少ない範囲で通えるフリースクールを選びましょう。子どもの体力や精神力が低い場合は、確実に通える距離のフリースクールを選ぶ必要があります。
通学時間が長すぎたり、自宅からの距離が遠すぎたりすると、子どものモチベーションが下がり、スムーズに通えないかもしれません。交通機関の混雑状況や通学路の様子なども考慮し、子どもに負担のかからない距離のフリースクールを探してみてください。
②出席扱いになるスクールを選ぶ
フリースクールを選ぶにあたり、出席扱い制度が利用できるかは重要なポイントです。確認しないままフリースクールを決めると、入学してからの戸惑いにつながり、子どもの意欲も低下します。
出席扱い制度についてはケースによって対応が分かれるので、事前のリサーチは難しいかもしれません。スクールの運営者や学校の先生と密に連携をとり、出席扱い制度を確実に利用できるフリースクールを選びましょう。
③サポート体制の充実度で選ぶ
フリースクールで何か問題が起こった場合、どんなサポートが受けられるかをしっかりと調べておきましょう。「スクールに馴染めない」「家で不安定な様子がある」といった悩みが出てきた時、相談できる場所があるのが大切です。
個別相談にのってもらったり、訪問支援を受けられたりといったサポート体制があると、いざという時の助けになります。相談の仕方やスタッフの対応などもチェックし、充実したサポートがあるフリースクールを選んでみてください。
④資格やスキルが取得できるスクールを選ぶ
子どもが将来就職する時のために、資格やスキルの取得は可能なのか確認しておくのが大切です。スクールに入ってから子どもが希望する資格が取れないとなると、モチベーションの低下が懸念されます。
小学生や中学生だと取りたい資格やスキルを考えるのは難しいですが、親の視点で選んであげるのも大切です。英検や漢検など基本的な資格を取得できるかを調べ、将来につながる学習ができるフリースクールを見つけましょう。
⑤子どもが自然体で過ごせる施設で選ぶ
フリースクールの選び方で最も大切なのは、子どもが自分らしく過ごせるかどうかです。子どもの雰囲気に合わなかったり、カリキュラムが希望通りではなかったりすると、通学する意欲を失います。
心の傷を抱えたまま新しい環境に飛び込むのは勇気がいりますが、経験豊富なスタッフや共感しあえる仲間がいれば、徐々に元気を取り戻せます。
事前にスクールを見学したり、スタッフと話してみたりして、子どもに合ったスクールかを十分に見極めていきましょう。
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問題点を洗い出して慎重に学校選びをしよう
この記事では、フリースクールのメリットやデメリットと、失敗しない選び方について解説しました。
フリースクールの利点や問題点を知れば、子どもに合ったスクールを選びやすくなります。フリースクールへの不安も解消され、前向きな気持ちで検討できるのではないでしょうか。
メリットデメリットを慎重に検討し、子どもが通いやすいフリースクールを選びましょう。
この記事を読んだ方で、お子さまの「不登校」についてお悩みではないですか?
すららは、1人ひとりのペースで学習できる「無学年方式」を採用した学習教材です!
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