【不登校の定義】何日欠席したら認定される?基準やひきこもりとの違いを解説
自分の子どもが不登校に当てはまるのか、わからない保護者の方も多いのではないでしょうか。「何日休んだら不登校なのか」「何が原因なのか」「どう対処すればいいのか」といった悩みが次々と浮かんでくると思います。
この記事では不登校の基準や原因、対処法について解説します。子どもが学校を休む理由や対策を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
この記事を読む方で、お子さまの「不登校」についてお悩みではないですか?
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もくじ
文部科学省による不登校の定義は「30日以上の欠席」
文部科学省では不登校について、次のように定義しています。
“相当の期間学校を欠席する児童生徒であって、学校における集団の生活に関する心理的な負担その他の事由のために就学が困難である状況として文部科学大臣が定める状況にあると認められるものをいう。”
出典:文部科学省「別添3 義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律(平成28年法律第105号)」
病気や経済的理由、感染症回避のための登校困難者を除き、年間30日以上登校しなかった児童生徒を不登校としています。
不登校には準不登校といった基準もあります。国立教育政策研究所の基準は以下の通りです。
区分 |
計算式 |
不登校相当 |
欠席日数+保健室登校日数+(遅刻早退日数÷2)=30日以上 |
準不登校 |
欠席日数+保健室登校日数+(遅刻早退日数÷2)=15日以上30日未満 |
出典:岐阜県教育委員会「不登校の未然防止 これだけは!」
不登校は年々増え続けており、2022年度の調査では小中学校における不登校児童数は242,940人でした。前年度から48,813人の増加がみられ、2〜3人に1人が不登校だといわれています。
ひきこもりとの違いは?
不登校と似た表現にひきこもりがありますが、両者の違いは何でしょうか。
ひきこもりは厚生労働省では次のように定義されています。
“様々な要因の結果として社会的参加(就学、就労、家庭外での交遊など)を回避し、原則的には6ヵ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態を指す現象概念(他者と交わらない形での外出をしていてもよい)”
出典:厚生労働省「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン」
ひきこもりは期間が6ヶ月と長く、対象には高校中退者や成人も含まれています。
不登校は外部の施設などで、人と交流しているのが特徴です。ひきこもりの人は、社会との関わりを完全に断っている状況がみられます。
不登校とひきこもりには明らかな違いがありますが、両者の関連は否定できません。不登校が長引けば、ひきこもりにつながる可能性があります。
中学生の子どもが不登校になる5つの原因
中学生の子どもは思春期を迎え、大人と子どもの間で揺れる不安定さを持っています。そのため心が傷つきやすく、勉強や人間関係も難しくなり、不登校になりやすい時期です。
中学生はなぜ不登校になるのでしょうか。主な理由は以下の通りです。
【中学生が不登校になる原因】
- 人間関係のもつれ
- 無気力
- 非行や遊び
- 勉強についていけない
- 発達障害や精神疾患
それぞれの原因について、詳しく説明します。
①人間関係のもつれ
仲の良いグループ内でのもめ事や、仲間外れにされるなどが原因で、不登校になる中学生は非常に多いです。友達に会いづらくなるため、人間関係に自信を失ってしまいます。
人間関係のもつれは、大人になっても珍しくないこと。大人なら対処できるかもしれませんが、子どもにとっては深刻なトラブルにつながります。
いじめのような重大なケースもあるので、子どもの様子に気を配ることが大切です。
②無気力
中学生が不登校になる原因で、最も多いのが無気力です。「頑張ることに疲れた」「小学校との違いになじめない」など、子どもによって理由はさまざま。
無気力タイプの子どもには、登校を無理強いされ、さらに不登校が悪化するケースもみられます。周囲に理解されない孤独感から、うつ症状を発症する場合もあるので注意が必要です。
③非行や遊び
不登校の中学生には、非行や遊びがエスカレートする子どももいます。家庭環境が深く影響しているケースが多く、学校が対応できる手立てが少ないのが特徴です。
「親が忙しくてかまってくれない」「どれだけ頑張っても怒られる」といった、親子関係に悩みを抱えた子どもが非行に走りやすくなっています。
たとえ親が十分にかまっていても、過干渉であったり、叱りすぎであったりすると逆効果です。思春期の反抗心も重なり、より危険な行動へとつながる可能性もあります。
④勉強についていけない
不登校の中学生の多くは、学習面の悩みを抱えています。「勉強についていけない」「授業を受けるのが苦痛」などの理由で、学校が嫌いになるケースも。
中学生になると、進路の問題に向き合わなければなりません。学業への自信を失えば「受験したくない」「どうせ高校には行けない」など、ネガティブな考えを持ちやすくなります。
周りの大人が子どもの話をよく聞き、悩みを解決してあげないと、不登校傾向はさらに悪化するかもしれません。
⑤発達障がいや精神疾患
不登校の中学生には、発達障害や精神疾患の子どもも含まれています。周囲に自分の特性を理解されず、孤立する子どもが多いためです。
学習障がい(LD)や発達障がい(ADHD)を持つ子どもは、勉強についていけなかったり、周りの人間関係になじめなかったりする可能性があります。
精神疾患の場合は、心の不安定さや孤独感から、うつ病やパニック症、自傷行為などにつながる危険性も。医療と連携し、障がいや病気への適切なサポートが必要です。
不登校の子どもに親がしてあげられる7つのこと
子どもが不登校になると、親は大きな不安を感じます。しかし、子どもが抱える無力感や自責の念も相当なものです。
不登校の子どもに対して、親がしてあげられることは何でしょうか。7つのポイントをまとめました。
【親がしてあげられること】
- 子どもの気持ちを尊重して話を聞く
- 無理に学校に行かせない
- 子どもが安心して過ごせる場所を探す
- 生活リズムを整えてあげる
- 不登校の支援機関に相談する
- 専門のカウンセラーに相談する
- 自宅で学習できる環境を整える
それぞれの対応について、詳しく説明します。
①子どもの気持ちを尊重して話を聞く
親の不安も非常に大きいと思いますが、まずは子どもの気持ちに寄り添って話を聞いてあげてください。子どもの思いを聞く前に、担任の先生に相談してしまうと、親子の信頼関係が崩れてしまいます。
親としては一刻も早く原因が知りたくなりますが、子どもが話し出すタイミングを大切にしてあげましょう。傷ついた心をしばらく休ませる時間が必要なのです。
学校に行きづらい原因を、本人もわかっていない場合があります 。登校を無理強いせず、焦らず見守りながら、少しずつ話を聞くのがポイントです。
②無理に学校に行かせない
子どもに対し、登校を無理強いするのはやめましょう。子どもが心に傷を負ったまま強引に登校させてしまうと、自分を傷つける行動に走ってしまう恐れがあります。
子どもが登校を嫌がったら、気持ちを否定せずに受け止め、学校を休ませてあげてください。親は非常に焦り、パニックになると思います。子どもの気持ちを尊重し、学校に行かない選択を認める姿勢が重要です。
③子どもが安心して過ごせる場所を探す
子どもに学校以外の居場所を提示してあげるのも大切です。不登校の子どもは「自分の居場所はどこにもない」「誰も自分を受け入れてくれない」と考えてしまうからです。
最近では、フリースクールやオンライン塾、インターネット上のスクールなど、不登校の子どもが人とつながれる場所がたくさんあります。
特に、外出して人に会うのが怖いと思っている子どもは、オンライン上で学習や交流ができるスクールや教材が最適です。まずはいろいろな教材や施設を調べ、子どもに合う場所について話し合ってみましょう。
④生活リズムを整えてあげる
子どもの生活リズムを整えてあげることを意識しましょう。学校に行かない日々が続くと生活リズムが崩れ、昼夜逆転や不眠などにつながりやすいからです。
たとえば、朝は登校時間に起こしてあげる、昼間は自宅内でもなるべく体を動かすといった行動をフォローする必要があります。
親が生活リズムを整えてあげなければ「朝起きられない」「昼夜問わずゲームをしている」「食欲がわかない」といった症状があらわれるかもしれません。生活リズムの乱れはネガティブな考えにもつながるため、しっかりと気を配ってあげましょう。
⑤不登校の支援機関に相談する
不登校の悩みは、専門の支援機関に相談ができます。不登校の主な支援機関は以下の通りです。
【不登校の支援機関】
- 学校のスクールカウンセラー
- 適応指導教室
- 教育相談所
- 子ども家庭支援センター
- 児童相談所
- フリースクール
- 不登校親の会
支援機関によって、スタッフの職種も異なります。まずは事前にしっかりとリサーチし、担任の先生からも情報収集をしておきましょう。
⑥専門のカウンセラーに相談する
不登校を解決するには、専門家のカウンセリングも効果的です。子ども自身もわからない原因を明らかにできたり、心の問題を専門的に分析してもらえたり、様々なメリットがあります。
子どもによってはカウンセリングを嫌がりますが、親が代わりに受けることも可能です。親子で一緒にカウンセリングもできるので、親が悩みを聞いてほしい場合に向いています。
何回もカウンセリングに行く姿を見せれば、親の気持ちも伝わり、子どもも前向きになってくれるのではないでしょうか。
⑦自宅で学習できる環境を整える
不登校の子どもにとって、自宅学習ができる環境づくりは大切です。長い間学校に行かないと学習習慣が崩れ、勉強から遠ざかってしまう恐れがあります。
勉強したがらない子どももいますが、学習スペースの確保や教材選びなど、いつでも始められる準備をしておくのが重要です。子どもが興味を持ちそうなオンライン学習や、インターネットスクールなどを提示するのも効果的かもしれません。
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自分の子どもが不登校だと気づいたらすぐに対処しよう
この記事では、不登校の定義や原因、親がすべき対処法について解説をしてきました。
親が不登校についての理解を深めれば、子どもに寄り添った対応ができ、早期解決にもつながります。親子のコミュニケーションもとりやすくなるため、子どもの気持ちを理解しやすくなるのではないでしょうか。
不登校の特徴について学び、子どもに対して早めの対処ができるようにしましょう。
この記事を読んだ方で、お子さまの「不登校」についてお悩みではないですか?
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