小学生の漢字は、国語以外の他教科にも大きく影響を及ぼすことがあるため、形や読み方・書き方をしっかりと覚える必要がありますが、漢字学習で多くの子どもがつまずいてしまうポイントがあります。
それが「とめ」「はね」「はらい」です。「正しく書いているはずなのになぜかテストで減点になった」という場合、こうした点で間違えていることも少なくありません。
本記事では、小学生で習う漢字における「とめ」「はね」「はらい」について詳しくお伝えします。 おすすめの学習方法についても紹介するので、ぜひ漢字を勉強する際の参考にしてください。
漢字の細かい形を気にしすぎると、子どもにとって「書くこと」そのものが負担になることがあります。すらら漢字アドベンチャーは、とめ・はね・はらいの減点ではなく、まずは“伝わる字”から気軽に始められる学び方です。漢字への苦手意識が強いお子さまでも入りやすいので、一度どんな学び方なのかのぞいてみてください。
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『テストで「とめ」「はらい」を間違えて減点になった』『正確に書いたつもりが「はね」が正しく書けておらず減点されてしまった』など、こういった経験を持つ方もいるのではないでしょうか。
しかし、 「とめ」「はね」「はらい」での減点は間違い と言われています。実際に、 文化庁の「国語施策」によると下記のように提言されています。
「とめ」「はね」「はらい」のような小さな違いは、その文字であると判断できれば間違いにはなりません。 もちろん、「石」を「右」と書いたり「土」を「士」と書いたりすれば、字体が間違っているので減点対象になります。
「とめ」「はね」「はらい」を細かく指摘しすぎてしまうと、漢字に対する苦手意識が大きくなってしまうため、字体に明らかな影響がなければ、まずは正しく漢字が書けたことを褒めてあげましょう。
漢字に限らず、字は様々な書体によって表現されています。 その全ての「とめ」「はね」「はらい」は統一されておらず、曖昧に表現されているものや「はらい」がないものも少なくありません 。
例えば「風」という漢字の場合、一般的な書体として用いられている明朝体では「とめ」「はね」「はらい」がはっきりと表現されています。しかし、ゴシック体では「とめ」「はね」「はらい」の表現がありません。
このように、書体により変わるのが「とめ」「はね」「はらい」の大きな特徴と言えます。
先ほどお伝えしたように、漢字の「とめ」「はね」「はらい」が書けていなくても間違いとされることはありません。しかし、 これらが 評 価の対象になるケースもあります。
指導の場面や状況に応じて、指導した字形に沿った評価が行われる場合もあることを十分に踏まえる必要があります。
引用:文化庁「 常用漢字表の字体・字形に関する指針」
教育の世界では、「とめ」「はね」「はらい」における評価を柔軟に行うことが求められています 。
そのため、「間違いにはならない」「減点されることはない」と考えてしまわないよう、「とめ」「はね」「はらい」を意識して高い評価が得られるように学習を進めていきましょう。
漢字の形や書き順を覚えるのに精いっぱいになってしまったり、読み方を記憶することに集中しすぎてしまったりすることで、「とめ」「はね」「はらい」が疎かになるケースは少なくありません。
しかし、漢字は一度覚えてしまうと、その後改めて正しく覚え直すのにかなりの時間がかかってしまいます。そのため、最初から「とめ」「はね」「はらい」も注意して覚えることが大切です。
ここでは、「とめ」「はね」「はらい」を正しくマスターするための勉強方法を3つ紹介します。
【「とめ」「はね」「はらい」のマスターにおすすめの漢字学習法】
漢字を覚える際には、1画ずつ丁寧に書き方を確認することが大切です。このとき、 子どもと一緒に「とめ」「はね」「はらい」の部分を声に出して押さえていきましょう。
「とめ」のときは「ぴたっ」、「はね」のときは「ぴょん」、「はらい」のときは「すうっ」というように声に出してみてください。
リズミカルに書くことで、 子ども自身が楽しみながら漢字学習に取り組むことができ、声に出すことで漢字の形をしっかりと意識できる ため、記憶に定着しやすくなります。
鉛筆で紙に書く前に、まずは指で大きく空書きしてみましょう。 紙に書くことはもちろん大切ですが、いきなり書き始めると「とめ」「はね」「はらい」以外の部分に気が逸れてしまうことがあります。
また、漢字全体の形を見てうまく書けていない所ばかり気になってしまい、「とめ」「はね」「はらい」に意識を集中させることができません。
親子で一緒に勉強する機会があれば、背中に書きっこするのもおすすめです。 お互いの背中に書き合い、それぞれが「とめ」「はね」「はらい」をしっかり書けているかチェックし合ってみてください。
スマホ・タブレットで漢字学習ができる教材を使うことで、子どもはゲーム感覚で楽しみながら勉強できます。 最近の教材では、「とめ」「はね」「はらい」を正しく判断できるものも少なくありません。
無学年式学習の「すらら」では、2019年より漢検対策にも使える漢字コンテンツのサービスを開始しました。 「とめ」「はね」「はらい」だけでなく、書き順までその場で自動正誤判定することが可能です。
実際に漢字を画面へ書き込んで回答するため、選択問題などとは違い「とめ」「はね」「はらい」を自分で書いて覚えられるのも大きな魅力の1つと言えます。
「細かい書き方ばかり注意されると、書く気がなくなる…」
そんな子にとって、最初のハードルは“正確さ”よりも“安心して書けること”です。漢字アドベンチャーは、パーツのイメージ理解を中心にした設計で、×判定に追われず自分のペースで学べます。学校とは違う“やり直しやすい漢字学習”を体験してみてください。
最後に、小学生の漢字における「とめ」「はね」「はらい」に関するよくある質問の中から、特に知っておくべき2つの内容を紹介します。
【小学生の漢字における「とめ」「はね」「はらい」に関するよくある質問2選】
まずは保護者が「とめ」「はね」「はらい」についての理解を深め、子どもの学習を正しくサポートできるようにしておきましょう。
学習指導要領における漢字指導では、 「学年別漢字配当表に示す漢字の字体を標準とする」 と記載があります。この標準となる字体は教科書で使用されているものです。
また、学習指導要領解説の国語編では、「正しい字体であることを前提とした上で、柔軟に評価することが望ましい」とされており、 「とめ」「はね」「はらい」に関して明確な提言があるわけではありません。
しかし、「とめ」「はね」「はらい」は評価の対象となるケースもあります。教科書体での漢字を正しく把握し、それぞれをしっかりと意識して覚えるようにしてください。
基本的には教科書体を正解として評価されますが、許容範囲は担任の先生によって変化すると言えます 。先生によっては「とめ」「はね」「はらい」を細かく確認することもあるでしょう。
多くの先生が判断基準として見る部分は字のきれいさではなく、丁寧に書いているかどうかです。特に字を書くのに慣れていない1年生の場合、きれいに書くことは難しいため、まずは1画ずつ丁寧に書くことを意識しましょう。
小学生の漢字において「とめ」「はね」「はらい」での減点は間違えと言われていますが、評価の対象になることは多いです。そのため、「とめ」「はね」「はらい」をマスターしておいて損はないと言えます。
漢字の「とめ」「はね」「はらい」はなかなか記憶に定着しにくいため、苦手意識を抱えてしまう子どもも少なくありません。まずは漢字の書き順を覚え、丁寧に書くことを意識していきましょう。
スムーズに漢字を書けるようになれば、「とめ」「はね」「はらい」も自然に身についていきます。 さらに、「とめ」「はね」「はらい」を声に出したり空書きするなどして、効率よく漢字を覚えられるようにしてください。
漢字は単なる形の正確さではなく、相手に伝わるように書けることが本来の目的です。文化庁の指針が示す「骨組みが読み取れれば誤りではない」という考え方は、漢字がコミュニケーションの一部であることを前提にしています。細部だけを直そうとすると息が詰まってしまう子でも、意味や使い方と一緒に漢字に触れると、不思議と“読める・書ける・伝わる”実感が積み重なっていきます。
すらら漢字アドベンチャーは「とめ・はね・はらい」を厳密に判定する教材ではなく、まずは漢字の成り立ちやパーツのイメージから理解を深め、子どもが「この形なら自分でも書けそう」と思える距離感で学べるよう作られてzいます。きれいに書くことよりも、伝わる字を書くことを大切にした設計なので、苦手意識が強い子でも安心して始められます。