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なぜ、教育大改革なのか?



そもそも、なぜ文部科学省はこのような教育の大改革を行おうとしているのでしょうか。それには様々な背景がありますが、その中の主なものをここでご紹介しておきたいと思います。背景を目的を知ることで、「教育の2020年問題」がどのような意味を持ち、どう進んでいくのかが見えてくるかと思います。

背景1:多様な夢や目標を実現させるため


現状の学校教育や入試問題は、知識の暗記や再現に偏りがちで、思考や判断を必要とする機会が十分にあるとは言えない状況です。そのため、主体性を持って多様な人々と協調する態度など、真の「学力」を十分に身につけられないままに社会へ出ていくことになってしまっていることが、大きな課題であると言われています。
そこで、社会に出てから自分の夢や目標を実現するために必要な能力を高等学校教育や大学教育において身につけられるようにしよう、というのが、この改革の1番目の大きな目的です。

背景2:日本の国力を維持するため


現在日本は、生産性の低下が大きな課題となっております。そして、今後は少子高齢化による生産年齢人口の急減が見えている中で、労働生産性の低迷や社会のグローバル化、多様化といった世の中の流れにも対応していかなければなりません。そうした課題をクリアして厳しい時代を乗り越えなければ、子どもや孫の世代に至る国民と日本とが希望に満ちた未来を歩むことができなくなってしまうのです。
そのため、社会に出てスピーディーに活躍し、労働生産性を向上させることは欠かせない国家施策なのです。今回のこの教育改革も、その一環として重要視されています。

背景3:グローバル化に対応するため

グローバル化が進む中で、言葉や文化の違う人たちと協働していくために、国際共通語である英語力の強化は欠かせないものになってきました。それに加えて、日本の伝統文化に関する深い理解や、異文化への理解、積極的に交流をする態度などがこれからの時代は強く求められてきます。
そうした中で自ら機会を創り出すには、学校教育の段階から「使える英語」「活かせる英語」の習得を行うことが強く求められてきます。

背景4:教育機会を公平に行きわたらせるため

現在の大学入試、特に一斉に、そして画一的に実施されるペーパー入試による選抜は、地域や経済力による機会格差を多少なりとも生んでしまいます。例えば、交通機関の問題で試験に間に合わなかったり、体調次第でチャンスを逃すこともあります。また、場所の確保・印刷・監督官の人件費等の諸経費で受験費用も高額になりがちです。
そうした認識を改め、各受検者が自分自身の夢や目標の実現に必要な能力を身につけ、それを多様な方法で公平に評価する仕組みを作ろうというのが、今回のCBT方式の考え方です。

今後は大学入試の受験だけではなく、高等学校や大学での授業そのものにも「オンラインでの受講・受験」といった考え方はどんどん導入されていき、質の良いアダプティブな(それぞれ個々に適した)教育を幅広く受けられるようになっていくと思われます。

教育改革への備えは一生ものの価値がある

このように見ていくと、単に「教育制度が大きく変わるので、それに対応しなければ合格できません」というだけの話ではないことがわかっていただけると思います。教育改革の基本方針は、若者の夢や目標を実現させるために必要な「真の学力」が身につく教育を提供しようという考え方が原点になっています。ですから、新制度に向けた対策をすることは、社会に出てからどのような仕事に就くにしても、どこで何をするにしても、必ず必要となる基礎的な能力を身につけることにもつながるのです。
単なる対策としてではなく、自分自身の将来を自らの手で切り拓く武器を身につけるつもりで取り組んでいただくと良いのではないかと思います。