【中学3年生の不登校の勉強法は?】授業の遅れは取り戻せる?進路や学習のポイントについて徹底解説
「すらら」の問合せ窓口には保護者の方から不登校のお子さまの学習に関する相談を多く頂戴します。中3で不登校の子の親御さんには、将来への不安や心配事を抱えて、お問合せを頂戴することがあります。その中でも多いのが「勉強の遅れ」についてです。
高校進学に向けた大切な時期の中学3年生で不登校の状況、「勉強の遅れは取り戻せるの…?」「本当に進学できるの?」などのご相談を頂戴します。
そこで当記事では、不登校の中学3年生の勉強にスポットを当てて様々な疑問を解決していきます。不登校の中学3年生におすすめの学習方法も詳しくご紹介していくので、ご参考になりましたら幸いです。
この記事を読む方で、お子さまの「不登校」についてお悩みではないですか?
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不登校による学習のお悩みを、すららが徹底サポート致します!
もくじ
不登校中の勉強の遅れは取り戻せる!
結論から先に申し上げると、不登校中の勉強の遅れは取り戻せます。なぜなら、学校の授業進度は私たちが考えているよりも遅いからです。
学校には様々なレベルの生徒が通っており、全員が理解するまで繰り返し学習する必要があります。このため、不登校の期間が長くても、ある程度本気で取り組めばすぐに遅れを取り戻すことが可能です。
また、学校の授業では体育や美術、音楽などの副教科が存在します。副教科ももちろん大切ですが受験科目には該当しないため、これらを後回しに学習することで、さらに遅れを取り戻しやすくなります。
不登校の中学3年生が勉強する際のポイント
不登校中の学習の遅れはすぐに取り戻せますが、漫然と勉強をしていては思ったような成果は出ません。すぐに授業に追いつくためには、下記のポイントを意識しましょう。
【勉強する際のポイント】
- 勉強時間を固定する
- 勉強に関する明確な目標を作る
- つまずいた単元に戻って復習から始める
それぞれ詳しく解説していきます。
勉強時間を固定する
1点目のポイントは、勉強時間を固定することです。不登校の子どもが勉強に失敗するケースとしてよく挙げられるのが、漫然としたまま学習を始めてしまうことと言えます。
テレビを見ながら、またはゲームを片手に教科書を開いている状態では、当然ながら良い結果は得られません。このため、「毎日○時間は勉強する」と時間を決めて生活リズムを整えましょう。最初は15分や30分など、短い時間で構いません。慣れてきたら時間は自ずと増えていきますが、最終的には「毎日何時から何時は勉強の時間」とスケジュールを組めるようになるとより効果的です。
勉強に関する明確な目標を作る
モチベーションを上げるために、勉強に関する明確な目標作りも欠かせません。目標の具体例を挙げると、「志望校に合格する」「模試で良い結果を出す」「資格を取る」等が挙げられます。
はじめは低い目標でも構わないので、常にゴールに向かって勉強することを習慣化させましょう。
つまずいた単元に戻って復習から始める
最後に挙げられるポイントは、つまずいた単元の復習から始めることです。もし現在、勉強に対して苦手意識を持ってしまっているのであれば、必ずどこかつまずいた単元があります。
できない単元をそのままにしていても良いことはないので、まずは過去にさかのぼって苦手を克服しましょう。苦手を克服することは自信にも繋がるので、勉強のモチベーションが上がります。
勉強が苦手・できない中学3年生の不登校児がやるべきこと
ここまでは、不登校の中学3年生が勉強する際のポイントについて解説していきました。時間を固定してリズムのある学習をすることにより、勉強の遅れは取り戻せるようになります。
しかし、もともと勉強が苦手でどうしてもできないお子さまもいるでしょう。このような場合には、いくらポイントを押さえた学習をしても成果が出ない可能性があります。
そのような場合には、まず下記の2つを実践してください。
【勉強が苦手・できない中学3年生の不登校児がやるべきこと】
- 自分の得意な科目を見つける
- 苦手な科目は原因を知る
それぞれについて詳しく解説していきます。
自分の得意な科目を見つける
1つ目のやるべきことは、得意な科目を見つけることです。得意な科目を見つけられれば、勉強に対する苦手意識が少しはやわらぎます。
例えば、読書を頻繁にする場合には国語が得意な可能性があり、お金の計算が早い場合には数学が得意科目かもしれません。このように些細な事柄からでも良いので、子どもの得意分野を見出してあげてください。そして得意科目から手を付けるようにしましょう。はじめは得意な1科目のみの勉強からで構いません。得意科目を進めていくと、やがて勉強に対する自己肯定感が芽生えていきます。そうなればきっと、お子さま自身から「他の科目もやってみようかな」という言葉が出てくることと思います。苦手を取り除く。最初の一手としてかなりの有効策です。
苦手な科目は原因を知る
苦手な科目がある場合には、その原因・理由を探してみましょう。もしかすると、どこかつまずいてしまった箇所があることで苦手意識を持っているかもしれません。
家庭で苦手な科目の原因追求には限界があると思います。状況が許されればオンライン教材や塾を活用し、苦手克服をしましょう。但し、上述のとおり、まずは得意科目から手を付けることをおすすめします。理由は自己肯定感を優先して注目したいためです。
不登校の中学3年生の進路
次に、不登校の中学3年生の進路について見ていきましょう。不登校の中学3年生の進路としては下記のような選択肢があります。
【不登校の中学3年生の進路】
- 受験をして高校に進学する
- 高校に行かずに働く
それぞれの選択肢を詳しく解説していきます。
受験をして高校に進学する
中学3年生の時点で不登校だとしても高校進学は可能です。内申点や出席日数が大きく影響する公立高校への進学は難しいかもしれませんが、独自の評価基準を持つ私立高校なら十分に進学を目指せすことができます。
また、朝早く起きるのが苦手な子どもには、定時制高校に進学する選択肢もあります。普通の高校への進学が難しい場合には、不登校児を対象としたチャレンジスクール等の機関もあるので、まずは不登校の進学を専門としたプロや中学校の先生に進路について相談してみてください。
高校に行かず働く
高校に行かず働くのも選択肢の1つです。日本の義務教育は中学校までですから、中学校さえ卒業できれば無理に勉強する必要はありません。
しかし、実際のところ中卒を雇ってくれる企業は少なく、労働条件も高卒や大卒と比較すると悪くなることが多いです。場合によっては、昇給のために嫌いな勉強をして資格を取得しなければならないかもしれません。明確な進路や目的があり就職するのであれば止めませんが、安易な就職は後悔のもととなるので親子でよく話し合って決めていきましょう。
不登校の中学3年生におすすめの勉強方法
不登校の中学3年生におすすめの勉強方法は以下の6つです。
【不登校の中学3年生におすすめの勉強方法】
- YouTubeなどの動画を使った自主学習
- 個別指導塾・集団学習塾
- 家庭教師
- 適応指導教室
- フリースクール
- 通信教育・タブレット学習
子どもの性格や状況によって向き不向きがあるので、一概にどの方法が最善とは言えません。それぞれの勉強方法の特徴やメリット・デメリットを解説していくので、ぜひ参考にしてください。
YouTubeなどの動画を使った自主学習
昨今では、参考書以外にもYouTubeなどの動画を使用した学習もできるので、自主学習でも比較的成果が出ます。自主学習であれば他人に関わる必要がないので、対人関係に苦手意識がある子どもや生活リズムの乱れがある人にもおすすめです。
しかしその一方で、自主学習はモチベーションが上がりにくいデメリットもあります。教師や他の生徒が存在しないため、ついつい「今日は勉強しなくてもいいか」と学習しないこともあるでしょう。
そうならないためには、家族がある程度の指導やスケジュール管理をする必要があります。
個別指導塾・集団学習塾
対人関係や集団生活に恐怖心を抱いてない場合、塾の利用もおすすめです。塾には、学校のように集団で学習する「集団学習塾」と1対1で指導する「個別指導塾」があります。
いずれの塾でも教師や生徒などの第三者がいるので、モチベーションは下がりにくく比較的継続しやすいです。
しかしその一方で、不登校の理由が対人関係や集団生活にある子どもの場合、通学自体がストレスに感じることがあります。また、決まった時間に通う必要があるため、生活リズムの乱れから不登校になった子どもにも適していないと言えるでしょう。
もう1つ、もしこの記事を見ている方でお子さんが中3の2学期、3学期を迎えている状況でしたら、進学したい高校の対策をしている「個別指導塾」一択と言っても過言ではありません。それほど余裕がない状況にありますので、早々に該当の個別指導塾を探すようにしてください。
すららにも中3不登校、2学期、3学期の状況で進学できるかご相談をいただくことがあります。その際には基礎勉強を自宅ですららを使って固める、加えて受験対策に個別指導塾にも行くようアドバイスしています。これが一番、コスパも合うと思います。お子さまには、それぞれ役割を明確にして伝えていきましょう。
家庭教師
環境を変えずに自宅で指導を受けたい方には家庭教師がおすすめです。
家庭教師は1対1で子どものペースに合わせた学習が可能なので、勉強が遅れている不登校児にもおすすめと言えます。また、わからない点はすぐに質問できるので、苦手をそのままにしません。
家庭教師の最大のデメリットと言っても過言でないのがコストの高さです。1対1の個別指導で自宅にまで来てくれる家庭教師は、当然ながらコストが高くなります。
適応指導教室
適応指導教室とは、市区町村の教育委員会が運営している機関です。ほとんどの教室では個別指導をおこなっているので、同学年の集団生活が苦手な子どもでも利用しやすい等の利点があります。また、公的な機関なのでコストを抑えられるのも魅力の1つです。
適応指導教室は学習指導もおこないますが、最終的な目標は子どもの学校復帰です。このため、指導員が学校へ戻るようにカウンセリングをおこなうこともあります。
子どもによってはこの指導をプレッシャーと感じてしまい、通学が難しくなるケースがあるので注意しましょう。
フリースクール
フリースクールは民間が運営している教育機関です。何らかの理由で不登校になってしまった子どもを対象とした機関で、様々なレクリエーションや学習をおこないます。同じ境遇にある子どもと過ごせるので、集団生活のリハビリにもなりやすいでしょう。
しかしその一方で、フリースクールは場所によって運営方針が異なるので注意が必要です。学習を目的として入所しても、実際にはレクリエーションばかりの施設も中には存在します。
そのため、フリースクールを利用する際には事前調査が非常に重要です。
通信教育・タブレット学習
最後に挙げられる勉強方法は、通信教育・タブレット学習です。
特に通信教育やタブレット学習の中でも無学年式を採用した教材であれば、子どもの学習状況に応じて学年をまたいで勉強できるので、長く不登校が続いているとしても、不登校前の単元から勉強を再開できます。
また、人に教わらずに自分のペースで学習できるため、集団生活や対人関係に恐怖感を持つ子どもでも安心です。中には、ゲーム感覚で楽しく取り組める教材もあるので、子どもの学習へのモチベーションを上手く保てるかもしれません。
「すらら」は無学年式を採用しております。実際に通信教育での利用者の半数は不登校のお子さんです。講義の講師役がアニメのキャラクターのため人が出てくることはなく、学習カリキュラムは現役の塾講師「すららコーチ」が保護者の方を通じて学習設計していきますので、このあたりが決め手となっているように思います。
不登校の中学3年生への親の対応
最後に、不登校の中学3年生に対する保護者の対応について紹介します。
不登校の子どもは何らかの悩みやストレスを抱えています。さらに思春期も相まった多感な時期なので、そのことを感じ取り、コミュニケーションに気を付けている保護者の方は多いように感じます。
必要以上に気を遣う必要はありませんが、ご相談を頂戴したときに、よくお伝えしているアドバイスを掲載しますので、ご参考になりましたら幸いです。
【不登校の中学3年生への親の対応】
- 親が勉強をしている姿を見せる
- 「勉強しなさい」と言わない
- 他人と子どもを比べない
親が勉強している姿を見せる
これはできればというレベル感ですが、子どもの勉強に対するモチベーションを上げる方法の1つとして、親が学習している姿を見せると効果があります。「子は親の鏡」ということわざがあるように、子どもは親の生活習慣をよく見ています。
親が1つの目標に対して勉強している姿勢を見せれば、「自分も頑張らないと」と思う可能性がでてきます。簡単な資格の取得でも構いませんので、親が頑張っている姿を見せること、ご一考ください。
「勉強しなさい」と言わない
不登校の子どもに言わない方がよい会話の1つに「勉強しなさい」があります。子どもの将来を心配するあまり、つい言ってしまう気持ちはわかります。ですが、「勉強しなさい」は前後の文脈によっては子どもの気持ちを軽んじた言葉とも取れます。
これを言い続けていると、子どもは親に信用されていないと思うようになり、親子関係の悪化に繋がっていきます。
勉強をしないのであればまずは、なぜ勉強しないのか・できないのかについて親子共に尊重し合った話し合いをすること(アサーティブ・コミュニケーション)です。解決策を一緒に考えてあげましょう。
他人と子どもを比べない
他人と子どもを比較する行為もおすすめしません。近所に優秀な子どもがいる場合、ついつい我が子と比較してしまうことはあるかもしれません。
しかし、他人と我が子を比較することは、子どもの自尊心や自己肯定感を損ねる行為となる可能性があるため、自分の子どもの特技や長所を見てあげてください。
まとめ:不登校の中学3年生でも高校進学は可能!子どもに合った学習法で効率の良い勉強をしよう
当記事では、不登校の中学3年生におすすめの学習方法や高校進学について解説しました。不登校の期間が長期に及んでいても、学校の授業進度は遅いので十分に遅れは取り戻せます。
しかし、漫然と勉強していても思うような結果は得られないので、まずは子どもに合った学習方法を見つけましょう。過去の勉強にさかのぼり、苦手意識を克服できる学習方法もあるのでぜひ活用してください。
この記事を読んだ方で、お子さまの「不登校」についてお悩みではないですか?
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学習を継続!!
「すらら」は「見る、聞く、書く、読む、話す」などの
いろいろな感覚を使った飽きない学習システムなので、
ゲーム感覚で楽しく集中して勉強ができます。
※2016年1月~2017年6月の期間ですららを3ヶ月以上継続している生徒の継続率