【低いワーキングメモリは改善できる?】7つの鍛え方と5つの解放策で子どもの脳の処理能力をアップ
記憶力や判断力に関わる「ワーキングメモリ(動作記憶)」は、日常生活においてとても大切です。しかし、ワーキングメモリには個人差があり、ワーキングメモリが低い(容量が少ない)場合、お子さまの学習や学校生活などの社会的な側面でも問題が生じてしまいます。
本記事では、ワーキングメモリが低いと感じるお子さまがいる保護者の方に向けて、5つの改善方法と改善する上での注意点を解説します。お子さまのワーキングメモリを鍛えたいと考えている保護者の方の参考になりましたら幸いです。
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もくじ
ワーキングメモリの低さは改善できる
ワーキングメモリ(動作記憶)とは、情報を短期的に記憶して、取捨選択し処理する能力を指します。会話を例にすると、話の内容を短期記憶して、必要な情報のみ選別して覚えたり、どのような返答をするか考えるといった脳の働きです。
メモリの大きさには個人差があります。「机の大きさ」に例えることができ、メモリが大きい子どもは机が大きく、たくさん本を置いてさまざまな情報を一度に処理することが可能です。一方、机(メモリ)が小さな子どもは、数冊の本しか置けません。
机の大小、つまり動作記憶の容量には個人差があり、大きさの差は記憶力や判断力の差として現れます。しかし、最初はメモリが低い子どもでも、トレーニングを行えば少しずつワーキングメモリが改善するとされています。
子どものワーキングメモリが低いと起こる困りごと
個人差があるワーキングメモリですが、機能が低下していると、日常生活において困難が生じます。会話や学習などに「短期記憶」や「判断力」は欠かせませんが、動作記憶の能力が低い子どもは情報を覚えたり処理したりするのが苦手で、問題が生じるようです。
【ワーキングメモリが低いと起こる困りごと】
- 忘れ物が多い
- 複数の指示を覚えられない
- 頭の切り替えが苦手
- 読み書きや計算の力が平均よりも低い
- 頭の中を整理するのが苦手
- 会話や口頭での指示など、音情報が記憶できない
代表的なものには、「忘れ物が多い」「勉強が覚えられない」といった記憶面のトラブルが多くあります。また、「頭の切り替えが苦手」「色々なことを言われると、頭の中が混乱する」のように、情報処理の力が不足しているために起こるトラブルもあります。
例えるならば、机が小さすぎて本が置ききれない(記憶できない)、本が山積みになってしまう(処理できない)といったイメージです。ワーキングメモリが低いと、少しの情報量でもすぐいっぱいになってしまうため、記憶や判断がうまくいかなくなってしまいます。
子どものワーキングメモリが低くなるのはなぜ?原因は4つ
ワーキングメモリには個人差があり、差が生まれる原因にはさまざまなものが考えられます。先天的な障がいや、病気、生活習慣などさまざまな要因が、脳機能の低下に影響するようです。
【子どものワーキングメモリが低くなる4つの原因】
- 発達障がいがある
- 神経疾患がある
- 睡眠不足・睡眠障がいがある
- ストレスのある環境である
上記のような原因を把握しておくと、改善方法を考えるのにとても役立ちます。ここからは、脳機能が低下する原因についてそれぞれ解説しますので、参考にしてください。
発達障がいがある
発達障がいを持つ子どもは、ワーキングメモリが低い傾向があるとされています。発達障がいの原因にはさまざまなものが考えられますが、基本的には脳の働きに問題があるとされており、記憶や情報処理の働きにも影響するとされているのです。
特に、ADHDを持つ子どもはメモリが低い傾向があります。ADHDは「集中力が続かない」「忘れものが多い」といった特性があり、脳機能がが低下している人の特徴にもよく似ています。
また、ADHDは前頭前野の働きが原因とされており、この点からも関係性が指摘されています。動作記憶は海馬や前頭前野の働きが関わっているためです。つまり前頭前野の働きに問題があると、ADHDやメモリ低下の特徴が現れると考えられます。
神経疾患がある
神経疾患がある場合も、ワーキングメモリが低くなりやすいとされています。神経疾患とは、脳や脊髄、神経などがうまく機能しなくなる病気の総称です。運動や滑舌の不具合などが主な症状ですが、もの忘れを伴う場合もあります。
特に、アルツハイマー病を患っている場合はメモリが低くなりやすいと考えられます。アルツハイマー病は、前頭葉の働きに問題が生じる認知症の一種です。動作記憶は前頭葉の働きも関係しているため、アルツハイマー病で前頭葉に問題が生じると動作記憶の力も低下します。
睡眠不足・睡眠障がいがある
睡眠に関する問題が続いている場合も、ワーキングメモリが低くなる可能性があります。睡眠不足になると、前頭葉や頭頂葉の活動量が減少し、正常に働かなくなります。前頭葉や頭頂葉の活動は、記憶・判断・情報処に大きく影響するため、動作記憶の力も低下するのです。
睡眠障がいで眠れない日が続いた場合も、同様の状態になります。睡眠障がいの原因には、精神的ストレスや寝具の相性、さらに糖尿病やアレルギー疾患などがありますが、睡眠不足の状態に陥るのは共通です。睡眠不足になれば脳がうまく働かず、動作記憶の力も低下する可能性があります。
ストレスのある環境である
ストレスのある環境での生活も、ワーキングメモリが低くなる原因になります。ストレスは脳の萎縮や過活動などを引き起こし、前頭前野をはじめとした脳機能を損傷させてしまうためです。
子どもの場合は、学習や学校生活がストレスの主な原因となります。成績が思うように上がらなかったり、人間関係が上手くいかなかったりと、学校で受けるストレスはさまざまです。学校生活におけるストレスは長期化しやすく、脳にも大きな影響を与える可能性があります。
低さは治せる?子どものワーキングメモリを改善する7つの鍛え方
ワーキングメモリが低い原因はさまざまですが、原因を把握したうえで適切なトレーニングをすれば、メモリを改善できます。具体的な改善方法には、以下のようなものがあります。
【子どものワーキングメモリを改善する7つの方法】
-
①適度な睡眠を取る
-
②記憶力を鍛える
-
③ポジティブなことを考える
-
④脳の前頭前野を刺激する
-
⑤適度な運動をする
-
⑥デュアルタスクを日常で行う
-
⑦ストレスを軽減させる
改善方法は、子どものメモリが低下している原因に合わせて選択するようにしましょう。それぞれの改善方法について以下で詳しくご紹介するので、ワーキングメモリの改善にご活用ください。
①適度な睡眠を取る
適度な睡眠を取ると、ワーキングメモリが改善されます。前述したように、睡眠不足は脳の働きを弱めてしまうため、十分な睡眠を取るようにしましょう。アメリカの国際睡眠協会は、10代の子どもの理想的な睡眠時間は8〜10時間としています。
しかし、日本の子どもは睡眠時間が短い傾向があり、中学生は平均7.5時間、高校生は平均6.6時間程度しか睡眠が取れていません。22時以降に寝る子どもが増加しているのが、主な原因のようです。
子どもの場合は、朝起きて学校へ行く時間が決まっているため、遅く寝て遅く起きるのは難しいかもしれません。まずは早起きの習慣を身につけて、十分な睡眠を取ったうえで学校へ行けるように、生活リズムを整えてください。
②記憶力を鍛える
記憶力を鍛えるトレーニングをするのも、ワーキングメモリの改善に効果的です。記憶力を向上させる脳トレをすると、海馬や大脳皮質を刺激して、脳の働きを活性化させることが期待できます。
記憶力を鍛えるトレーニングとしては、小学校低学年ならかるたや神経衰弱、高学年ならナンプレがおすすめです。また、昨今は記憶力を鍛えるのに特化したアプリゲームもあるので、活用してみると良いかもしれません。
【記憶力を鍛えられるゲームリスト】
- 神経衰弱
- ナンプレ(数独)
- かるた、百人一首
③ポジティブなことを考える
楽しいことやポジティブなことを考えるのも大切です。自然科学研究機構・生理学研究所の定藤教授によると、幸福度が高い人は低い人に比べて脳機能の一部分における体積が大きいという特徴があり、この大きさは楽しい出来事に接した際の活性化度合いと関連しているとしています。
脳は鍛えることで大きくなるため、楽しい記憶を思い出したり明るい未来を想像することがそのままトレーニングとなります。こうすることで持続的な幸福が増える可能性が示されており、ワーキングメモリ増強にも大きくつながっていくのが特徴です。
④脳の前頭前野を刺激する
倫理的や合理的な考え方・記憶・感情のコントロール・判断する際に働くのが前頭前野です。ワーキングメモリを鍛えて向上させるためには、まず下記のような方法で前頭前野を刺激し活性化させてください。
【前頭前野を刺激させるための5つの方法】
- 新聞や雑誌を読み、気になる単語を3~5個挙げておく
- 電車内や町中にある広告を覚えて、後から単語を思い出す
- 会話の内容を記憶するように聞く
- 新しい曲を覚え、歌詞を見ずに歌う
- 読書や音楽鑑賞をする際には頭の中でイメージを作り出す
⑤適度な運動をする
適度な運動も、ワーキングメモリ改善に役立ちます。運動をすると血流が増え、脳にたくさんの酸素と栄養が送られるようになるためです。また、運動をすると脳内の新生ニューロンの数が増加し、脳が若返ることも分かっています。
おすすめの運動は、外遊びです。野球やサッカー、おにごっこなど判断力が求められる運動だと、より良い影響があるでしょう。運動は長期的に行うほど脳にも良い影響があるので、休み時間や放課後などに外遊びをする集患をつけるのがおすすめです。
⑥デュアルタスクを日常で行う
日常の中にデュアルタスクを取り入れると、ワーキングメモリが改善されるといった研究があります。デュアルタスクとは、思考と運動を同時に行うことです。デュアルタスクを行うと、複数の情報を処理する力が鍛えられ、メモリを改善・向上するのに役立つとされています。
子どもの場合は、歩きながらの勉強やリトミックなどが効果的です。また、サッカーや野球のように頭を使うスポーツも良いかもしれません。スポーツは脳機能の向上にも役立つため、動作記憶の改善には大きな効果があると考えられます。
⑦ストレスを軽減させる
前述した通り、ストレスはワーキングメモリ低下に繋がるため、できる限り軽減させる必要があります。学校生活のみならず、たくさんの課題や習い事で忙しく、強いストレスを受けている場合もあるかもしれません。ストレスの原因を明確にして、早期に対策したいところです。
学校生活においてストレスを感じている場合には、先生と相談をしたり、一旦学校を休ませたりするのが良いでしょう。あまり深刻な問題ではない場合も、子どもとのコミュニケーションをしっかり取って、過剰なストレスを受けないように工夫する必要があります。
子どものワーキングメモリを解放する5つの方法
ワーキングメモリは鍛えるだけでは意味がありません。効率よく解放してあげることも、ワーキングメモリを向上させるためには欠かせません。
新しく得た情報を次から次に処理していくためにも、ワーキングメモリの解放は必要不可欠です。うまく解放することで処理能力を格段に上げることができるため、ここでお伝えする5つの方法を参考にしてください。
【子どものワーキングメモリを解放する5つの方法】
- ①情報をチャンク化する
- ②1日ごとにチェックリストを作る
- ③こまめにメモを取らせる
- ④脳を休息させる
- ⑤マルチタスクを減らす
①情報をチャンク化する
チャンク化とは、バラバラの情報を自分でグループにして分類する方法です。情報をチャンク化することにより、多くのワーキングメモリを解放することが可能となります。脳が一度に処理できる量には限りがあり、通常は5個から9個とされていまが、情報は1つのかたまりで「1個」と認識されるため、チャンク化することでワーキングメモリの負荷が軽減されます。
分かりやすい例でいうと、携帯電話の番号を覚える場合、11桁の連続した数字をそのまま覚えるよりも、3つに分類して覚えたほうが記憶に定着しやすいという経験はないでしょうか。
このように、3つのかたまりにすることで情報は「3個」と認識して処理します。こうすることによって負荷を小さくし、より多くの解放が可能です。情報のチャンク化は正式なルールや定められたやり方などがありません。自分が覚えやすいように情報をまとめてみてください。
②1日ごとにチェックリストを作る
その日のうちにやるべきことを思い浮かべ、それぞれの優先順位をつけるだけでも脳はワーキングメモリを消費しているので注意しなければいけません。
頭の中で1つのタスクを終わらせた後に残っているタスクを洗い出し、次に取り掛かるものを決めるといったプロセスを繰り返していれば、自然にワーキングメモリは圧迫されてしまいます。
そのため、まずは1日ごとにチェックリストを作るようにしてください。その日何をすべきか、優先順位はどうするべきかを考え書き出しておくことで、消費を避けることが可能となります。
③こまめにメモを取らせる
メモを取るのもワーキングメモリを解放させるために有効な手段の1つです。
カナダの大学が行った研究によると、人はメモを取ったらその情報を忘れてしまいやすいという結果が出ました。
何かしらの情報を得た時に「気になるからあとで詳しく調べてみよう」「役立てそうだから覚えておこう」と考えた場合、メモを取らず記憶しておくことで脳は圧迫されます。
しかし、情報を脳内から外に出しメモとして残しておくことで空きを作ることになり、要領に余裕を出すことに繋がります。メモに残しておけば記憶から消えてしまっても後で思い出すことができるので、どんどん情報を外に出し、ワーキングメモリを圧迫させないようにしてください。
④脳を休息させる
情報が増えて圧迫された脳は、非常に疲れている状態です。脳が処理する能力を超えてしまうほどの情報が詰め込まれていると、脳機能は低下しミスをしやすくなったり、集中力が欠けてしまったりということも増えてしまいます。
こうした事態を避けるためには、脳を休息させてあげましょう。十分な睡眠をとることを意識し、しっかりと休むようにしてください。
また、上手くストレス発散できなかったり寝つきが悪く休めない、休んでいるはずなのに嫌な記憶がよみがえってしまう場合は、脳のDNMという領域が過剰活動しているため、効率よく脳を休ませるのはDMNの活動を抑えることが欠かせません。
雑念を払い無駄なエネルギー消費を抑えて、今ここに集中することによってストレスの緩和に繋がり、これを「マインドフルネス」といいます。
⑤マルチタスクを減らす
ワーキングメモリを圧迫させないようにするためには、なんといってもマルチタスクを減らすことが大切です。複数の作業を同時に並行して行ったり、短時間で切り替えながら同時に進行させていくの手法ですが、同時に保持する情報が多ければ多いほど圧迫されワーキングメモリは消費されていきます。
一度の消費が大きいと、集中力が低下したりミスが増えるなどのトラブルを引き起こしやすくなってしまうため注意しなければいけません。
可能な限りマルチタスクは避け、その中の1つに集中するように心掛けることで、ワーキングメモリを効率よく最大限活用することが可能となります。
子どものワーキングメモリを改善する際の3つの注意点
子どもに合わせた改善トレーニングをすれば、脳機能は少しずつ改善するでしょう。しかし、メモリが低い子どもが改善トレーニングをする場合、注意しなくてはならないポイントもあります。
【子どものワーキングメモリを改善する際の3つの注意点】
- 苦痛に感じることはさせない
- 結果が明らかに出なくても気にしすぎない
- 一度にたくさんのことを言い過ぎない
注意点を知らなかったばかりに、状態が悪化してしまうケースもあるため、注意が必要です。この後の項目では、上記の注意点について詳しく解説します。
苦痛に感じることはさせない
ワーキングメモリ改善のためのトレーニングによって、苦痛を感じないようにしましょう。苦痛・ストレスは脳に悪影響を与え、メモリが改善しにくくなる原因となってしまうからです。
例えば、動作記憶力の改善に効果的だからといって、無理矢理スポーツをさせるのは良くありません。スポーツが苦手な子どもであれば、脳トレや生活習慣の改善などを行いましょう。子どもの得意や好みに合わせて、ストレスなく行えるものを取り入れてください。
結果が明らかに出なくても気にしすぎない
ワーキングメモリ改善には時間がかかるので、明確な結果が出なくても気にせず、気長にトレーニングを続けましょう。結果を追い求めすぎると、子どもがストレスを感じる原因になります。
歩き方のクセや、口癖、性格などが短期間で変わらないように、脳の働きは数週間ですぐ変化するものではありません。長期的にトレーニングを続けることで、少しずつ変化していきます。
また、メモリが改善したとしても、成績が飛躍的に向上する訳ではありません。あくまで、記憶力や判断力などが良くなるものです。成績の向上に繋がらないと意味がないと思うかもしれませんが、仕事や社会人生活においても活用できる力なので、長期的に訓練を続けましょう。
一度にたくさんのことを言い過ぎない
ワーキングメモリが低い子どもは、同時に複数の物事を処理するのが苦手なので、たくさんのことを一度に言わないようにしましょう。いろいろな指示を出されると、優先順位の判断がつかず、混乱したりストレスを感じたりする原因になります。
トレーニングの方法を頻繁に変えたり、1日でいろいろな手法の脳トレを行うのも、子どもの脳に負担をかけます。できる範囲から少しずつトレーニングを進めて、子どもが無理なく楽しく続けられるように意識することがおすすめです。
子どものワーキングメモリに関するよくある質問
「ワーキングメモリについて何となくわかったけれどまだ疑問に感じる部分がある」「子どものワーキングメモリについてもっと深く理解したい」このような考えを持つ方のために、さらにワーキングメモリに関する情報について紹介します。
子どものワーキングメモリに関するよくある質問の中から、特に知るべき大切な2つの項目をピックアップしました。子どものワーキングメモリを鍛えるためにはどうすべきか、何が適しているかをここでしっかりと把握しておきましょう。
【子どものワーキングメモリに関するよくある質問2選】
- ワーキングメモリを鍛えるのに向いているゲームは?
- ワーキングメモリーを鍛えられる習い事は?
ワーキングメモリを鍛えるのに向いているゲームは?
子どものワーキングメモリを鍛えるためには、ゲームを通して楽しみながら行うのもおすすめです。向いているゲームは主に下記のような種類です。
【子どものワーキングメモリを鍛えるのに向いているおすすめゲーム】
- クロスワード
- 間違え探し
- 数独
特にクロスワードは、音声を聞きながら問題を解いていくことで聴覚性ワーキングメモリを効率よく鍛えられます。また、後出しじゃんけんや言葉抜きゲームなども効果的ですので、自宅で手軽にできる簡単なものから取り入れてみてください。
ワーキングメモリーを鍛えられる習い事は?
子どものワーキングメモリを鍛えるのに適した習い事は「ピアノ」「そろばん」の2つです。ワーキングメモリを鍛えるためには頭を動かす作業と身体を動かす作業を同時進行するのがいいとされており、ピアノとそろばんはどちらも頭・身体を同時に使って行います。
ピアノ | 曲の始まりから終わりまで絶えず手を動かし続けている どのように演奏するかを考える |
そろばん | 問題によって手を動かす回数は異なり数十回から千回を超えることもある 計算して答えを求める事を考えている |
この2つは、東大生の中でも過去に習っていたという方が多いのも特徴です。どちらも頭と身体を同時に動かすことは共通していますが、その内容は上記のように大きく異なるのが特徴です。
とくにそろばんは、一時的な情報の記憶量や取捨選択の判断回数が多いため、ワーキングメモリを鍛えるのに特に向いている習い事といえるかもしれません。
まとめ
ワーキングメモリは、日常生活において大切な「思考力」「判断力」「記憶力」に関わる脳の働きです。メモリの大きさには個人差がありますが、メモリが低い場合でも、適切なトレーニングを行えば改善できます。
ただし、改善のためのトレーニングを行う際には、過度な負担がかからないように注意が必要です。脳に負荷をかけたり、ストレスを感じる状況を作ってしまうと、状況が悪化してしまう可能性もあります。子どもの特性に合わせて、長期的に続けやすい形でトレーニングをするのがおすすめです。
お子さまの「漢字学習」にお悩みではありませんか?
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まずはお子様がやってみようと思えるかどうか、
無料体験してみてください
のお子様が
学習を継続!!
「すらら」は「見る、聞く、書く、読む、話す」などの
いろいろな感覚を使った飽きない学習システムなので、
ゲーム感覚で楽しく集中して勉強ができます。
※2016年1月~2017年6月の期間ですららを3ヶ月以上継続している生徒の継続率