【小学3年生が漢字を覚えにくい理由】7つのサポート方法を紹介

「小学3年生の壁」という言葉をご存じですか?実は、小学3年生で覚えるべき漢字はとても難しく、これまでスムーズに学習ができた子でもつまずいてしまい、漢字に苦手意識を抱えてしまうケースが少なくありません。

実際に、「1・2年生は漢字が好きだったのに急に勉強ができなくなった」「漢字を覚えられないために学習そのものを嫌がってしまう」などの悩みを抱えている保護者も多くいます。

本記事では、小学3年生で習う漢字が難しいと言われる理由や身近な大人ができるサポートを徹底的に解説します。子どもの漢字学習をよりスムーズに行えるように、ぜひここでお伝えする内容を参考にしてください。



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小学3年生の漢字はつまずきやすい

子ども わからない

冒頭でもお伝えしているように、3年生で習う漢字は小学校6年間のなかでとくに難しいとされており、つまずいてしまう子どもは非常に多いです

3年生になると「生活」が「社会」「理科」といった新しい教科の学習になり、学校によっては英語の勉強がスタートするなど、学習全体の難易度が高まることも要因の一つに考えられます。

また、単純に覚えるべき漢字の量が増えることも理由の一つです。

学年 習う漢字の数
1年生 80字
2年生 160字
3年生 200字
4年生 202字
5年生 193字
6年生 191字

上記は学年ごとに覚えるべき漢字の数です。小学3年生は覚えるべき漢字の量が多く、今まで以上にスピード感を持って勉強しなければいけないため、小学校6年間でとくにつまずきやすいとされています。

小学3年生の漢字を覚えにくい理由

机につっぷす子ども

ここからは、小学3年生の漢字を覚えるのが難しい具体的な要因について確認していきましょう。先ほどお伝えしたように、覚える量が増えることも原因の一つとして挙げられますが、それ以上に根本的な部分でつまずきやすくなる理由があります。

【小学3年生が漢字を覚えにくい3つの理由】

  • 複雑な形の漢字が増える
  • 似た形の漢字が多くある
  • 抽象的な意味の漢字が多くなる

子どもが漢字でつまずいてしまうのには明確な理由があります。ここでお伝えするそれぞれの内容を正しく把握し、小学3年生がなぜ漢字を覚えにくいのか、その理由を深く理解しておきましょう。

複雑な形の漢字が増える

小学3年生で習う漢字は、複雑で難しい形が増えてくる傾向にあります。2年生でも複雑な漢字はありますが、3年生になると一気に難易度が上がり、見本を見ただけでは理解できないことも少なくありません。

例えば、「旅」という漢字は線の繋がりが複雑で、ぱっと見ただけではその漢字の正しい形を認識しづらいです。1・2年生で習う漢字は、見本を見て何度も書くことで漢字を覚えることができました。

しかし、3年生の漢字は正しい形の認識が難しく、学習そのものがスムーズにできないことも珍しくないため、こうしたことから漢字に苦手意識を抱えてしまうことが多くあります。

似た形の漢字が多くある

1・2年生で覚えた漢字に加え、3年生は1年間に200字を覚えるため、なかには似た形のものも多くあります。例えば「旅」という漢字は、「族」と間違えてしまうケースが少なくありません。

「旅・族」はどちらも小学3年生で覚える漢字です。形が似ているうえに覚える時期も同じとなり、それぞれの違いをはっきり理解できず、熟語やその状況に合わせて正しい漢字を選べない子も多くいます

抽象的な意味の漢字が多くなる

漢字の意味が分かりにくいために理解できないということもあります。例えば、小学2年生では「馬」「鳥」などの漢字を習いますが、具体的に何を指しているかが分かりやすい漢字です。

しかし、3年生では「様」「部」など、抽象的で目で見て確認することができない意味のものが増加し、何度も繰り返し練習をしても記憶に残らず、すぐに忘れてしまいます。

また、こうした漢字は普段の生活のなかで頻繁に使うものではないため、使用機会が少ないことで読み方もあいまいになってしまうケースが少なくありません。

漢字を覚えられない小学3年生への7つのサポート方法

勉強する親子

「漢字はどうやって勉強すればいい?」「効率よく学ぶためにすべきサポートは?」など、子どもが正しく漢字を覚えられるように、どういったことに注意すべきか悩んでしまう保護者は多くいます。

漢字を覚えるのが難しい小学3年生へ保護者ができる7つのサポート方法について詳しく見ていきましょう。

【漢字を覚えにくい小学3年生への7つのサポート方法】

  • 漢字の「読み方」から取り組む
  • 漢字の意味や成り立ちを教える
  • 部首の意味も教える
  • 「とめ・はね・はらい」を細かく注意しない
  • 記憶に残りやすい例文を用いる
  • 復習・確認を繰り返す
  • スマホやタブレットで利用できる学習教材を使用する

①漢字の「読み方」から取り組む

まずは漢字の読み方から取り組んでいきましょう。漢字に苦手意識がある子どもでも、「読み方は得意」「書けないけれど読みは難しくない」という子が少なくありません。漢字の読みは書くより手軽に取り組めるのがポイントです。

漢字ノートやテスト帳などを活用し、読める漢字には〇・読めない漢字には✕と、1年生から3年生までの漢字それぞれをチェックしてください。この時に✕の漢字の正しい読み方についても併せて確認しておきましょう。

チェックが完了したら数日後に✕印の漢字だけを確認し、正しく読めるようになったかどうかを再チェックしてください。まだ読めなければ2つ目の✕、読めるようになっていれば〇を書いて、完璧に読み方をマスターした漢字を徐々に増やしていきます。

②漢字の意味や成り立ちを教える

小学3年生がスムーズに漢字を覚えるためには、その意味や成り立ちを教えるのが効果的です。「田んぼの田は実際の田んぼを…」「川という字は水が流れているように…」など、具体的な情景をイメージしながら意味を教えつつ形をマスターしていきましょう。

漢字が苦手な子どもは、「字」としてではなく「記号」と捉えているケースが多くあり、そのために記憶に定着しにくく覚えられないと悩んでいるケースが少なくありません。

それぞれが持つ意味や成り立ちを把握することで、一つの文字として認識できるようになります。漢字の形だけを教えるだけではなく、意味や成り立ちをセットで教えるように意識してみてください。

③部首の意味も教える

小学3年生で習う漢字は、部首があるものも非常に増えています。この部首は、漢字が持っている意味をあらわしていることが多いため、漢字だけではなく部首の意味も教えるようにしましょう。

「さんずい」であれば水に関連する漢字が主となるため、意味や読みを具体的に把握しやすくなります。この感覚は、難しい漢字を見た時に「読めないけど何となく意味が理解できる」ことに繋がるため、小学3年生から部首に対する理解を深めておきましょう。

④「とめ・はね・はらい」を細かく注意しない

漢字を正しく書けるようにするために、「とめ・はね・はらい」などの細かな部分をあえて厳しく教えている保護者の方も多いのではないでしょうか。

もちろん正しく形を覚えるのも大切ですが、細かく注意しすぎると漢字への苦手意識がさらに強まってしまうことも少なくありません。

本人は正しく丁寧に書いたつもりでも、それを間違いとされては漢字の学習に対しての意欲もなくなってしまい、ますます覚えられなくなる悪循環に陥ってしまいます。

小学3年生では、漢字の形が整っていなかったとしても間違いにはせず、書けたことをまずは褒め、そのうえで「ここをこうしたらもっと格好いい字になる」といった具合にアドバイスしてあげましょう。

⑤記憶に残りやすい例文を用いる

漢字を単体で覚えるよりも、記憶に残りやすい例文を用いることでより定着しやすくなります。背景や状況をイメージしやすい例文で、漢字を身近なものとして捉えることができれば、スムーズに学習することが可能です。

例文はありきたりなものではなく、子どもが興味を持ったり面白みがあるようなものを使いましょう。例えば「時速」という熟語を覚える場合、通常のドリルや教科書では「時速50kmで車が走る」という例文がありますが、小学3年生ではこの例文ではあまり記憶に残りません。

「時速50kmで走る車の横を馬が駆ける」など、少しだけ文章を付け加えるだけで具体的な情景が頭にイメージしやすくなり、記憶にも残りやすくなります

⑥復習・確認を繰り返す

正しく漢字を記憶に定着させるためには、復習や確認を何度も繰り返すことが大切です。先ほどの「漢字の読み方から取り組む」でもお伝えしたように、記憶できている漢字には〇、まだ覚えられていない漢字には✕をチェックし、これを繰り返していきましょう。

また、プリントやドリルなどを活用する方法もおすすめです。近年では無料ダウンロードが可能な教材も多くあるため、同じ内容のものを何度でもプリントアウトして活用することができます。

繰り返し確認することにより、読み方・漢字の正しい形・書き順・状況に合わせた熟語の使い方までしっかりマスターすることが可能です。

⑦スマホやタブレットで利用できる学習教材を使用する

現在、学校でもタブレット学習などが取り入れられており、一人一台の端末を使用しながら勉強するのが当たり前になってきました。家庭でもこうした媒体を活用した学習を取り入れてみてください。

スマホやタブレットで利用できる学習教材は、ノートや教科書を準備せずに好きな場所で好きな時に勉強することができ、自分のペースやレベルに合わせて学べるのが大きな特徴です。

集中力ややる気が損なわれないような工夫が施されているものも多く、さらに採点なども自動でしてくれるため、保護者が付きっ切りで見ていなくても子どもだけで勉強を完結できます。

まとめ:「小学3年生の壁」を超えてスムーズに漢字の学習を行いましょう。

漢字のつまずきが多くなる小学3年生は、新しい教科が出てくるなど学習全体の難易度が上がります。「小学3年生の壁」とも言われており、覚える漢字の量も増えるため、思うように勉強がはかどらないと悩んでしまう子も少なくありません。

本記事でお伝えしたように、小学3年生が漢字を覚えられない根本的な理由を深く理解し、必要なサポートを把握することで効率よく学習を進めていくことが可能になります。

これまでに勉強した内容を無駄にせず、なおかつ今後の学習にも自信を持って取り組めるようにするために、ここでお伝えした情報を参考に子どものための学習環境をしっかりと整えてあげましょう。



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