【不登校の中学3年生の受験勉強法6選】高校を選ぶ際のコツや進学のポイントも徹底解説

「すらら」の問合せ窓口には保護者の方から不登校のお子さまの学習に関する相談を多く頂戴します。中3で不登校の子の親御さんには、将来への不安や心配事を抱えて、お問合せを頂戴することがあります。特に「受験」を視野に入れた勉強方法に関する問合せは多く、中3ならではの緊張感を例年、感じ取っております。

そこで当記事では、不登校の中学3年生におすすめの受験勉強法を詳しく解説していきます。高校の選択肢や希望の進学先に進むためのポイントも解説していくので、ぜひ参考にしてください。



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不登校の中学3年生でも高校に進学できる!選択肢は4種類

結論から先に申し上げると、不登校の中学3年生でも高校進学はできます。主な進学先として挙げられるのが、下記の4種類の高校やスクールです。

【不登校の中学3年生の進学先】

  • 全日制高校
  • 通信制高校
  • 定時制高校
  • チャレンジスクール

まず先に、それぞれの進学先の特徴を紹介します。

全日制高校

全日制高校は、平日の朝から夕方まで勉強をする一般的な高校です。大きく分けて「公立高校」と「私立高校」の2種類があり、週休は1日もしくは2日で、進学する学校によって異なります。

公立高校は、中学時代の内申点が受験に大きな影響を及ぼす可能性が高く、場合によっては不登校が不利に働くことがあります。このため、全日制高校を進学先とする場合には、受験基準が様々で内申点に影響されにくい私立高校を選択した方が合格しやすいです。

通信制高校

通信制高校とは、オンラインや郵送を用いた自宅学習がメインとなる学校です。全日制高校のように毎日登校する必要はなく、スクーリングと呼ばれる学校の指定日にのみ登校します。

通信制高校の場合、中学時代の不登校によって受験が不利になることはありません。試験が面接や作文だけのことも多いため、出席日数が少ない不登校時でも入学しやすいです。

しかし、毎日の登校がない分、勉強に対するモチベーションを自力で保つ必要があります特に大学受験を視野に入れている場合には、塾や家庭教師などの利用を検討するようにしましょう。

定時制高校

定時制高校は、平日の昼間から夜間にかけて登校する学校です。不登校児のみではなく、日中に働いている社会人なども受け入れています。

定時制高校と通信制高校は頻繁に比較対象になりますが、最も異なる点は人との交流の有無です。通信制高校は、教師や生徒と関わる機会はほとんどありません。その一方で定時制高校では、教師や生徒と毎日顔を合わせる必要があります。

定時制高校と通信制高校で迷った際には、人との交流の有無で判断してみても良いでしょう。

チャレンジスクール

最後に挙げられる進学先はチャレンジスクールです。チャレンジスクールとは、中学時代に不登校を経験した子どもを対象とした東京都にある単位制・定時制の高校です。

公立高校でありながら受験に内申点はほとんど関係なく、筆記試験もありません。また、私立高校と比較すると学費も抑えられます。

チャレンジスクールは東京都の学校なので遠方にお住まいの方の利用は難しいですが、自治体によっては類似した学校があります。チャレンジスクールに興味がある方は、一度お住まいの地域に類似の学校がないか調べてみましょう。

不登校の中学3年生が高校受験の際に気をつけるポイント

不登校の中学3年生の高校進学は決して難しいことではありません。しかし、希望通りの高校に進学するためには、いくつか気をつけておきたいポイントがあります。

下記にポイントをまとめたのでぜひ参考にしてください。

【不登校の中学3年生が気をつけるポイント】

  • 内申点
  • 欠席日数

それぞれについて詳しく解説します。

内申点

内申点は、日々の生活態度や定期テストの結果を総合的に判断し数値化したものです。高校により試験の点数と内申点の評価比重は異なりますが、一般的には7:3もしくは6:4程度とされています。

不登校で定期テストを受けられていない場合には、おのずと内申点は低くなり、受験が不利になってしまいます

そのため、内申点に自信がない場合には、試験の点数の評価比重が高い高校を選択してください。内申点の評価比重が低ければ、不登校であっても不利でない受験が可能です。

欠席日数

2点目に気をつけたいポイントは欠席日数です。不登校の子どもの内申点が悪くなる最大の理由として挙げられるのが、欠席日数の多さと言えます。

このため、内申点が大きく影響する公立高校の受験を希望する場合には、欠席日数を可能な限り減らすようにしましょう。

不登校で教室には通えない子どもでも欠席日数を減らすことは可能です。下記に出席日数を増やす方法をまとめたので、ぜひ参考にしてください。

【出席日数を増やす方法】

  • 保健室に登校する
  • フリースクールに登校する
  • 適応指導教室に登校する
  • 出席扱いになるオンライン学習を利用する

中学校の校長先生が認めた場合に限りますが、上記の方法を利用すれば学校の出席扱いになるケースがあります。

不登校の中学3年生が高校を選ぶ時のコツ

続いて、不登校の中学3年生が高校を選ぶ際のコツを解説していきます。

【不登校の中学3年生が高校を選ぶ時のコツ】

  • 中学校の先生に進路について相談する
  • 不登校からの高校受験に詳しい団体に相談する
  • 学校見学会や学校説明会に参加する

全て大切なことなので、それぞれ詳しく見ていきましょう。

中学校の先生に進路について相談する

1点目のポイントは、中学校の先生に相談することです。中学校の先生は一般的な高校の情報の他に、不登校に特化した学校に関する知識も豊富に持っています。過去の経験などをもとに、不登校の子どもに適した高校を薦めてくれるでしょう。

特に担任の先生の場合には、子どもの苦手なことや不登校に至った理由も知っているので適切な判断がしやすいかと思います。

不登校からの高校受験に詳しい団体に相談する

中学校の先生の他にも、不登校児の進学について詳しい団体は存在します。このため、進学先に迷ったら不登校に詳しい団体に相談してみるのも1つの手です。

近所で不登校の進学に詳しい団体を探すためには、インターネットで「不登校+高校受験+市区町村名」などを入力して検索してみてください。

学校見学会や学校説明会に参加する

最後に挙げられるコツは、学校見学会や学校説明会に参加することです。学校見学会や学校説明会では、実際に高校の雰囲気や方針を目で見て確認できます

子ども自身の参加がベストですが、万が一難しい場合には親御さんだけでも参加し、学校の雰囲気や不登校児に対する取り組みを確認しておきましょう。

不登校の中学3年生の受験勉強法6選

では、不登校の中学3年生はどのような学習方法で受験に挑めば良いでしょうか。勉強方法は大きく分けて下記の6つです。

【不登校の中学3年生の受験勉強法】

  • 自主学習(独学)
  • 個別指導塾・集団学習塾
  • 家庭教師・オンライン家庭教師
  • 通信教育・タブレット学習
  • 適応指導教室
  • フリースクール

それぞれの学習方法の特徴やメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。

自主学習(独学)

高校受験は、市販の参考書や問題集を用いた自主学習でも成果が期待できます。集団生活や対人関係を気にすることなく勉強できるので、不登校の子どもに適した学習方法です。また、塾や家庭教師と比較するとコストがかからない利点もあります。

しかしその一方で、モチベーションを保つのが難しい・家族の協力が欠かせない等のデメリットもあります。中学生の子どもには、自分自身を律して勉強することは非常に難しいです。

このため、基本的な勉強のスケジュールは家族が管理する必要があります。また、質問できる相手がいないため、不明点をそのままにしてしまうケースがあることも覚えておきましょう。

個別指導塾・集団学習塾

個別指導塾や集団学習塾では、教師と1対1もしくは集団クラスで学習をします。先生に直接教えてもらえるので、疑問点をそのままにせず納得できるまで質問が可能です。また、勉強に対するモチベーションも保ちやすいでしょう。

しかし、子どもが不登校に陥ってしまった原因が集団生活への苦手意識や対人関係によるものである場合、そもそも通所が難しい可能性があります。親の意見だけでなく子どもの性格・状況も加味して利用を検討してください。

また、もしこの記事を読んでいる方のお子さんが中学3年生の2学期や3学期を迎えている場合、進学したい高校の対策を行っている「個別指導塾」を選ぶことが非常に重要です。時間的な余裕が少ないため、早急に適切な個別指導塾を探すことをお勧めします。

すららでも、中学3年生の不登校や2学期、3学期の状況で進学についての相談を受けることがあります。その際には、自宅で「すらら」を使って基礎学力することに加え、受験対策として個別指導塾にも通うようアドバイスしています。これが最もコストパフォーマンスが良い方法だと思います。それぞれの役割を明確にして、お子さまに伝えてあげてください。

家庭教師・オンライン家庭教師

家庭教師やオンライン家庭教師は、自宅にいながら直接教師の指導を受けられます。塾のように通ったり、同世代の子どもと対面したりする必要はないので、対人関係に不安がある子どもでも安心して利用しやすいです。

また、教師が直接指導してくれるので、苦手な単元をそのままにしてしまうリスクも減らせます。

しかしその一方で、他の学習方法と比較するとコストが高いです。また、実力のある教師を見極める力がないと、思ったような成果が出ないケースもあります。

通信教育・タブレット学習

通信教育・タブレット学習では、動画などを用いた指定の教材をメインに学習していきます。自宅で人に教わらずに自分のペースで勉強ができるため、人間関係が原因で不登校になってしまった子どもにも最適な方法です。

中には、ゲーム感覚で勉強をすすめられる教材や専属のコーチがつく通信教育もあるので、子どものモチベーションを保ったまま学習ができます。「すらら」は無学年制を採用しており、通信教育の利用者の半数は不登校のお子さんです。講義はアニメキャラクターが担当するため、実際の人が登場することはありません。学習カリキュラムは現役の塾講師である「すららコーチ」が保護者を通じて設計するため、これらを理由にご利用いただいております。

適応指導教室

教育支援センターとも呼ばれる適応指導教教室は、市区町村が設置している教育施設です。活動内容は施設によって多少異なりますが、基本的には「不登校児の学校復帰」を目的として通所指導をおこないます

公的な施設なので、学校と連携できれば適応指導教室への通所を在籍校への出席としてカウントが可能です。

しかし、指導員の目的は学習ではなく学校に行かせることなので、場合によっては子どもにプレッシャーを与えてしまうこともあるでしょう。

フリースクール

フリースクールとは、何らかの理由で学校に登校できない不登校児を受け入れている民間の施設です。レクリエーションや学習をおこなってくれるので、子どもに合ったフリースクールを見つけられれば効果的に勉強ができます

しかし、一口にフリースクールと言っても施設によって運営方針は様々です。中には学習よりもレクリエーションに力を入れている施設もあるので、しつかりと下調べをおこなった状態でフリースクールを選択しましょう。

不登校の中学3年生の受験勉強に関するよくある質問

最後に、不登校の中学3年生の受験勉強に関するよくある質問をまとめました。現在疑問がない方でも後々困ることがあるかもしれないので、よくある質問に目を通しておきましょう。

不登校の中学3年生の受験勉強に関するよくある質問

  • 不登校の中学3年生は私立の高校受験に落ちる?
  • 不登校の中学3年生は公立高校にいけない?

不登校の中学3年生は私立の高校受験に落ちる?

推薦で私立の高校受験を目指すのは難しいと思います。推薦は出席日数の基準を満たす必要があるからです。

しかし、私立の高校受験には推薦以外に一般試験も存在します。一般試験の場合、内申点や出席日数に関わらず当日の試験結果のみで入学できるケースが多いので、不登校でも受かりやすいのです。

不登校の中学3年生は公立高校にいけない?

公立高校の場合、一般入試でも「当日のテストの点数」と「内申点」を加味した総合得点で合否を判定します。このため、内申点の低い不登校の中学3年生は残念ながら公立高校に受からない可能性が高いです。

しかし、可能性が0というわけではありません。公立高校を目指す場合は、担任の先生にまずは相談してみてください。

まとめ:不登校の中学3年生も高校進学できる!出席日数を増やすなどの工夫で受験を乗り切ろう

当記事では、不登校の中学3年生におすすめの受験勉強法や高校受験のポイントを解説しました。

不登校の中学3年生でも高校に進学することは十分に可能です。まずは、不登校生の進学に精通した専門機関や中学校の先生と相談し、どのような高校に進学したいかを決めてみましょう。

希望の高校に進学するためには日々の学習も欠かせません。当記事でご紹介したおすすめの学習方法を参考に、子どもに合った勉強方法を選択してみてください。



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