「すらら」の問い合わせ窓口には保護者の方から不登校のお子さまの学習に関する相談が多く寄せられます。特に中学3年生の場合、高校進学に向けた大切な時期の不登校という状況のため、「今からでも勉強の遅れは取り戻せるの…？」「本当に進学できるの…？」等、現状を変えるためにはどのようにすればよいのか、非常に差し迫った様子がうかがえることが少なくありません。

本記事では、高校受験を控える不登校の中学生が勉強の遅れを取り戻すためにできる勉強方法について詳しく解説していきます。

将来の選択肢を少しでも広げられるよう、参考になりましたら幸いです。

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この記事を読む方で、お子さまの「不登校」についてお悩みではないですか？
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高校受験向け！不登校中の学生でもできる5つの勉強法

まずは、高校受験に向けた不登校中の学生でもできる勉強法を紹介していきます。特におすすめの勉強法は以下の5つです。

どの勉強方法もそれぞれのメリットがありますが、何より大切なのは子どもとの相性です。子どもの意見をしっかり聞きながら、親子で一緒によりよい方法を検討してみてください。

YouTubeなどの動画や参考書を使った自主学習

はじめに、教科書や参考書、YouTubeなどの動画を使いながら自分の力で勉強する「自主学習」をご紹介します。

何にも縛られず、自由に勉強できる点が自主学習のメリットと言えます。特に、不登校の子どもは家庭以外の環境や人との関わりを苦手とすることが多いので、自分のペースで好きな時間に好きな教材で勉強できる自主学習は不登校の子どもの生活スタイルに適しています。また、YouTubeなどの動画は知りたい内容や単元にしぼって楽しく学習を進められるかもしれません。しかし、基本的には自分の力で勉強を進めていくので、モチベーションの維持が難しく、「今日は勉強しなくてもいいか」と学習が進まないことがあるかもしれません。

学習意欲を一定に保つために自分なりの目標を設定するなどの工夫を行い、保護者の方がスケジュール管理をするとよいかもしれません。

通信教育・オンライン学習

次に紹介するのは、通信教育・オンライン学習です。

通信教育やタブレット学習の中でも無学年式を採用した教材であれば、子どもの学習状況に応じて学年をまたいで勉強できるので、長く不登校が続いているとしても、不登校前の単元から勉強を再開できます。

また、人に教わらずに自分のペースで学習できるため、集団生活や対人関係に恐怖感を持つ子どもでも安心です。中には、ゲーム感覚で楽しく取り組める教材もあるので、子どもの学習へのモチベーションを上手く保てるかもしれません。

「すらら」は無学年式を採用しております。実際に通信教育での利用者の半数は不登校のお子さんです。講義の講師役がアニメのキャラクターのため人が出てくることはなく、学習カリキュラムは現役の塾講師「すららコーチ」が保護者の方を通じて学習設計していきますので、「すらら」を利用されている方は、このあたりが決め手となっているように思います。

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集団学習塾・個別指導塾

不登校中に学習塾へ通うのも学力の向上に役立つ可能性があります。

学習塾のメリットは、学力の向上に特化した指導を受けられることです。プロの講師が目標まで最短距離でたどり着ける方法を提供してくれます。不登校生の指導に力を入れている塾も少なくないので、興味があればまず、身近にある塾の特徴を調べてみるのもおすすめです。

また、学習塾は集団で学習する「集団学習塾」と1対1で指導する「個別指導塾」に分けられます。

集団学習塾は対人関係や集団生活に苦手意識を抱いていない場合の利用がおすすめです。通学自体にストレスを感じる場合は決まった時間に通う学習塾は負担になりやすいので、子どもの意向や性格と照らし合わせながら慎重に検討してみてください。

また、もしこの記事を見ている方でお子さんが中3の2学期、3学期を迎えている状況でしたら、進学したい高校の対策をしている「個別指導塾」一択と言っても過言ではありません。それほど余裕がない状況にありますので、早々に該当の個別指導塾を探すようにしてください。

「すらら」にも中3で不登校、2学期、3学期の状況で進学できるかご相談をいただくことがあります。その際には基礎勉強を自宅ですららを使って固める、加えて受験対策に個別指導塾にも行くようアドバイスしています。これが一番、コスパも合うと思います。お子さまには、それぞれ役割を明確にして伝えていきましょう。

家庭教師

家庭教師は自宅でマンツーマン指導を受けられる勉強方法です。塾のように外出する必要がなく、自宅にいながら質の高い指導を受けられる点がメリットと言えます。

また、マンツーマン指導なので生徒の学力やペース配分をその時々に応じて考慮してもらうことが可能です。

ただし、家庭教師から直接指導を受けることに抵抗を感じる子どももいます。先生に対するトラウマが心に強く残る子どもの場合は特に先生との相性に配慮することをおすすめします。また、家庭教師の最大のデメリットと言っても過言でないのがコストの高さです。1対1の個別指導で自宅にまで来てくれる家庭教師は、当然ながらコストが高くなります。

フリースクール

フリースクールに通うのも不登校中にできる勉強方法です。フリースクールでは精神面のケアだけではなく、本人が希望する学習指導を行ってくれる場合があります。

基本的に勉強が強制されることはないので、やる気が出たときに自分のペースで勉強ができます。まずは通える範囲にフリースクールがあるかを確認してみましょう。

 

ここでご紹介した学習方法は、子どもの性格や現在の状況によってそれぞれメリット・デメリットがあります。「すらら」のタブレット学習で基礎学力を固めながら、気分転換にYouTubeなどの動画を見てピンポイントで知識を定着させるなど、いくつかの学習方法を合わせて効率よく高校受験の対策をするが可能です。子どもの気持ちに寄り添いながら、安心して学習できる環境を整え、高校受験に向けた対策をしてみてください。

【3つの悩み別】不登校中の学生に合った勉強法の見つけ方

次にご紹介するのは、悩み別に自分にあった勉強方法の見つけ方です。

よくある3つの悩みについて詳しく解説します。

無気力・不安

不登校となったきっかけとして多くみられるのが「無気力・不安」です。

この場合、勉強に対して全力を出せるようになるにはしばらく時間がかかります。急に外の環境で勉強したり、長時間机に向かうのは難しいかもしれません。

まずは、自主学習で興味のあるところから始め、少しずつ量と時間を増やしていくのがおすすめです。「できた！」という実感から自己肯定感が高まり、さらにやる気が出てくると、自然に苦手な教科にも取り組み始める可能性があります。

不登校直後は、心身ともに疲弊している場合も少なくないので、焦らずマイペースに、まずは日常生活の楽しみを見つけながら意欲を高めることをおすすめします。

先生・友人との人間関係

先生や友人との関係性が悩みの種となり不登校になる可能性もあります。

勉強に集中するために必要以上に人間関係を持ちたくない場合、周囲の環境を気にせずに学習できる自主学習やオンライン学習、個別指導塾などを利用するのがおすすめです。

しかし、他の人と関わりを新たに築きながら勉強を進めたいという気持ちがあれば、集団学習塾や家庭教師、フリースクールに通うのもよいかもしれません。子どもの気持ちに寄り添い、負担にならない人間関係を保ちながら、安心して学習できる環境を探してみてください。

生活リズムの乱れ・遊び・非行

また、遊びや非行によって生活リズムが崩れ、不登校に発展するケースも少なくありません。

勉強を効率的に行うためには、規則正しい生活は欠かせません。起床・就寝時間や食事などは体力、集中力に大きく影響するからです。しかし、自己管理能力が備わっていないと、乱れた生活リズムを改善するのは難しくなってしまうかもしれません。

そこで、勉強時間などに一定のルールを課せられる勉強方法を選択するのがおすすめです。具体的には、学習塾や家庭教師、フリースクールなどが挙げられます。もちろん、急な生活リズムの変化は心身に支障をきたす場合があるので、適度に休養をとりながら無理なく取り組んでみてください。

効率的に取り組もう！不登校中の子どもが高校受験の勉強を進める4つの方法

次は、不登校中の子どもが高校受験を効率的に進める方法について解説していきます。

勉強に取り掛かるうえで、効率は非常に重要な要素です。学力に直接結びつくほか、モチベーションの維持にもつながります。

不登校中は自分のペースで有効に時間を使うことが可能です。教科書や参考書を見て、分からない箇所や自分が学びたい箇所から勉強をスタートできるのが強みです。無駄のない学習を進めていけるような方法をご紹介します。

授業進度を確認する

不登校中に勉強の遅れを取らないためには、学校の授業がどの程度進んでいるのかを知る必要があります。遅れの度合いを把握できれば、逆算しながら学習計画を立てることが可能です。

学校の先生や友達と関わりを持つのに少し勇気が必要になる場合もあるかもしれません。今はまだ人に聞くのは難しい・・ということなら親から先生に確認することでもよいかと思います。

勉強の目的や目標を決める

勉強の効率化を図るために最も大切なのは、勉強する目的や目標の設定です。

「受験に合格するために必要な学力をつけたい」「将来、生きていくのに必要な知識や力を身につけたい」「資格取得や検定の受験したい」など、具体的なゴールを持つとやるべきことが明確になります。

例えば、受験のための勉強であれば、受験に必要な科目以外に時間を費やさないことを意識することが大切です。重点的に取り組むべきポイントを整理しましょう。

プロの力を借りる

勉強を始める前にまず、ノウハウを学ぶ必要があります。ゲームの攻略法と似ており、ノウハウを知っているのと知らないのとでは、ゴールにたどり着くまでに要する時間が雲泥の差ほど違ってくるのです。

しかし、勉強のノウハウは膨大なデータや長年の経験に基づいて得られるものなので、一個人で手に入れるのは難易度が高いように思います。

できれば学習塾や家庭教師に依頼して、勉強を攻略するための最短ルートを教えてもらうのが効率的です。学家庭学習においては「すらら」は現役の塾の先生「すららコーチ」が学習ノウハウを提供しております。

勉強法が合わなければ他の方法を試してみる

勉強法が合わなければ他の方法を試してみるのも１つです。

必ず最後まで続けないといけない勉強方法はありません。勉強に対する考え方やモチベーションは人によって異なるからです。例えば、集団授業を受けていて周囲の環境が気になるようなら、個別学習塾や自宅での学習も積極的に試してみましょう。

不登校でも取り組める勉強方法はあります。焦らず、自分に合った勉強方法を見つけてください。

まとめ：必ずしも学校に復帰しようと思わなくて良い

周りの友達が学校に行っているからといって、不登校から学校に復帰するのが必ずしも正しいわけではありません。どうしても復学が難しければ無理する必要はまったくないのです。

学校に通わないと勉強に対する不安が募るときもあるかもしれませんが、不登校であってもいろいろな方法で学習に取り組むことができます。学校も、自宅も、塾も、どれも選択肢の一つです。

その中から自分に合った方法を見つけられるように、まずはチャレンジしてみることをおすすめします。

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