【不登校の別室登校】おすすめの勉強方法4選や親ができる対応もご紹介

「すらら」の問合せ窓口には保護者の方から不登校のお子さまの学習に関する相談が多く寄せられます。将来への不安や日々の悩みを抱えたお問い合わせの中で、学校の保健室や職員室などに別室登校して勉強に励むお子さまの学習方法についてのご相談がありました。

学校に通っているものの、通常の授業とは異なるため、「何から勉強すればいいのか分からない」とご心配されている様子でした。

そこで当記事では、別室登校をしているお子さまにスポットを当てて別室登校で学習できるおすすめの勉強法について解説します。勇気を出して学校へ行っているお子さまが、さらに安心して学習を続けられるよう、ご参考になりましたら幸いです。



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もくじ

別室登校とは?

別室登校とは、不登校の子どもが自分のクラスから離れて、保健室や図書室、教室以外の学習室などの別室で過ごすことを指します。

別室登校には以下2つのメリットがあります。

【別室登校のメリット】

  • 不登校から復帰できるステップになる
  • 一時的な避難場所になる

このように別室登校をすることにより、自分のクラスへの再登校につながる可能性があります。

また、別室登校中には学校の先生が自分の空き時間に顔を出してくれることもあります。そのため、先生の都合が合えば授業内容を教えてもらうことも可能です。

しかし、毎回同席できる訳ではないため、自分の勉強方法が本当にこれでよいのか戸惑っている子どもがいる勉強方法が分からなくなる子どももいます。

【焦らなくて大丈夫!】別室登校で勉強する時の4つのポイント

別室登校での学習は自分のペースで進めるため、自分のクラスの学習内容に比べ遅れていると考えてしまうかもしれませんが、焦る必要はありません。次の4つのポイントをぜひ抑えてみてください。

【別室登校で勉強するときのポイント】

  • 無理して学校に行かない
  • わからない時は先生に質問する
  • 遅れをとってると思わない
  • できる勉強から始める

次は、それぞれについて詳しく解説していきます。

無理して学校に行かない

別室登校に息苦しさやストレスを感じているなら、無理して学校に行く必要はありません。やる気が出た時、天気がよいので家から出て学校へ行ってみようと思うときなど、前向きな気持ちになったときに行くことがおすすめです。

必ず毎日学校へ行くと決めてしまうことで心に負担がかかる可能性もあるので、その日の気持ちと向き合い、自宅学習に切り替えるのも1つです。

わからない時は先生に質問する

勉強がわからない時は先生に質問をしてみることもおすすめです。別室登校は、同じ学校内に先生がいることが一番のメリットです。保護者の方から、事前に担任や子どもの好きな教科の先生の空き時間に来てもらえるよう連絡してみるのもよいかもしれません。

質問すれば先生は必ず答えてくれますし、人と話すことでコミュニケーションのきっかけを掴める可能性があります。マンツーマンで教えてもらえるメリットもありますので、あらかじめ質問を考えておくのもひとつの手です。

遅れをとってると思わない

別室登校をしていると「クラスのみんなに遅れをとっている」という気持ちになるかもしれません。遅れをとっていると思えば思うほど焦ってしまい、せっかくの学習内容が身につかないことがあります。

しかし、学校の授業進度は、実はそこまで早くありません。新しい単元になっても練習問題を解いたり、プリントを解いたりしながら進みます。また、生徒が話し合って発表する時間を多くとる教科もあります。前回の復習をしたり、ときには先生の雑談も混じるので、考えているよりも単元が進んでないことは多いのです。

また自分自身に合った勉強法を見つければ、クラスに追いつくことも可能です。高校受験の科目に絞って勉強すれば、同級生に差をつけることもできます。

気持ちの焦りは集中力を奪ってしまうことも。自分のペースで学習を進めてみてください。

できる勉強から始める

まずは、できる勉強から始めることが大切です。苦手な教科に目を向けてもなかなかやる気がでないので、好きな教科やわかっている単元の復習からはじめることがおすすめです。

さらに、15分、30分などの短い時間で区切ってリラックスして取り組んでみてください。子どもと話し合いながら、今日はどの教科をどれくらいの時間進めるか計画を立てることで、「自分で決めたことがきちんとできた!」という自信になります。さらに、意欲が高まることで、少しずつ学習時間が延びる可能性があります。自信がつくと苦手に思っていた他の教科もできるかもしれない、と前向きに考えられるようになるので、学習時間と取り組む教科の増加につながります。

突然大きな目標を立てて学校の授業と同じサイクルの学習計画を目指すのではなく、まずは短い時間にできることから少しずつ取り組みはじめることがおすすめです。

【状況・悩み別】不登校の子どもの勉強スタイル

子どもの心や体の状態によって適した学習環境・教材は異なるため、無理せずに取り組める学習スタイルを見つけることが大切です。

今回は不登校の理由・悩みとしてよくある4つのケースについて紹介します。

【状況・悩み別:不登校の子どもの勉強スタイル】

  • 対人関係に悩みがある場合
  • 集団生活に不安がある場合
  • 生活リズムに原因がある場合
  • 勉強しない・やる気が出てこない場合

次に、それぞれに合ったおすすめの学習スタイルを解説します。

対人関係に悩みがある場合

対人関係に悩みがある場合、対面形式で教わったり集団で授業を受けたりするのは難しいため、ひとりでマイペースに取り組める方法がおすすめです。

例えば、以下のような方法があります。

  • 通信教育を活用する
  • Webで無料配布しているプリントを使って学習する
  • YouTubeの動画を参考にする
  • 塾が運営する動画授業を受講する

これらの方法は、家にいながら自分のペースで学習を進められるのが特徴です。

通信教育や動画授業は費用がかかるものの、手間や時間をかけずとも高いクオリティの教材が得られます。学校とある程度同じペースで学習を進められるのもメリットです。

あまりお金をかけたくないという方には、無料で手に入るWeb上の教材・授業動画を活用するのも1つです。学習分野ごとに問題をまとめたプリントも数多く公開されているので、プリントアウトして使用してみてください。

集団生活に不安や抵抗がある場合

「人とは関われるけど大勢がいる場所に行くのは難しい」というケースもあります。そのような場合は、次のような個別形式で授業を受けられる方法を探してみることがおすすめです。

  • 個別授業を行っている塾に通う
  • 家庭教師に授業を行ってもらう
  • インターネット学習塾を活用する

これらの方法では、基本的に子どもと教師が1対1で学習を進めるので、周りの目が気になりません。

個別塾や家庭教師の場合、分からない点があればすぐに質問できる環境なので学習を進めやすくなります。曜日や時間が決まっているため、次の授業までに宿題を終わらせよう、など学習へのモチベーションを保ちやすいのもポイントです。

生活リズムに原因がある場合

生活リズムの乱れが原因で学校に行けない場合、学校生活への復帰を踏まえて外に出る練習になる場所を活用するのがおすすめです。例として以下のような方法が挙げられます。

  • 学習塾に通う
  • フリースクールに通う
  • 教育指導センター(適応指導教室)に通う

これらは、決まった時間に人と関わって学習する練習になります。学校ほど長時間活動しないので負担になりにくく、家庭以外に居場所ができるのがポイントです。

学習塾は夕方や夜から始まることが多いので、朝が苦手でも通いやすく集団での授業に慣れる練習にもなります。

フリースクールや教育支援センター(適応指導教室)は、学習以外のさまざまな体験をしながら先生との関わりを持てるのが大きなメリットです。

勉強しない・やる気が出てこない場合

勉強そのものの意義が見いだせないケースだけではなく、漠然とした大きな不安を抱えていることにより、勉強に対するやる気が出ないこともあります。
モチベーションが保てない場合、おすすめなのは下記のような勉強方法です。

  • 学習塾
  • フリースクール
  • 教育支援センター(適応指導教室)

定期的に学びの場に通うことにより、新しい気付きを得られるチャンスを掴めるのもポイントです。
また、自宅などで勉強するのとは違い、他人の目がある方が「勉強しよう」という気持ちが出やすくなるのはもちろん、信頼できる先生や仲間に出会えることにより、悩みを相談しながらよい刺激を受けられるというメリットもあります。

不登校で別室登校できない中学生の4つの勉強方法

気分が乗らない時は、無理して別室登校する必要はありません。では、別室登校ができない時はどのような学習方法を実践すればよいのでしょうか。おすすめの勉強方法は以下の4つです。

【別室学習できない時におすすめの勉強方法】

  • ①自宅学習・通信教育

  • ②フリースクール

  • ③家庭教師・オンライン家庭教師
  • ④学習塾

それぞれ解説していきます。

①自宅学習・通信教育

別室登校ができないときは、自宅の落ち着く部屋で、無理のない範囲での学習がおすすめです。

YouTubeの動画で、今自分が学習している単元、または少し前に学習していた好きな単元などを短い時間で分かりやすく解説しているものを探すのも気分転換になるかもしれません。

通信教育ですと、用意された教材や動画講義を元に学習を進めて行く教材です。自分のペースで取り組め、自宅学習の習慣が身に付くのがメリットです。

別室登校に加えて、自宅学習を選択肢に持っておけば、「どうしても学校に行きたくない」「学校に行かれなくなってしまった」という時でも安心して勉強に取り組めます。

通信教育は、自分で能動的に学習する力がつきます。自己管理して学習する力は、大人になっても重要なスキルです。今のうちから身につけておけば、将来の役に立つかもしれません。また、YouTubeの動画や通信教育では、他の人が試して成功した例などを交えた学習方法の紹介もあり、子どもの世界が広がるかもしれません。

「すらら」は自宅での学習が出席扱いになることもあり、別室登校と並行して活用するオンライン学習としておすすめです。

 

すららなら自宅学習で出席扱いになる?

別室登校に加えて、自宅学習の習慣を身につければ効率的に学習を進められます。しかし、自宅学習のハードルは高く、なかなか集中できない人も多いかもしれません。

そんな時はオンライン教材「すらら」をおすすめします。

「すらら」は、小学生から高校生までの「国・数・理・社・英」の5教科を学習できるオンライン教材です。アニメーションキャラクターが自分に話しかけながら説明してくれるため、勉強につまずきにくい設計となっています。

また、すららを利用した89.1%の方が「学習を継続」しています。一人ではなかなか続かない、というときの学習にもおすすめです。

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また、すららは出席扱い制度の7つの要件を満たしているので、自宅学習をしながら出席扱いにすることもできます。不登校による出席でお悩みの方はぜひご検討ください。

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②フリースクール

フリースクールとは、何らかの理由で学校に行けない小学生、中学生、高校生が集まる場所。不登校生徒を中心に、さまざまな事情を抱える子どもを受け入れています。

公的機関ではなく、NPO法人やボランティア団体などの民間が運営しています。料金は無料の場所もあれば、有料でサービス提供しているところも。最近ではオンラインフリースクールも増えてきております。

フリースクールのメリットは、在籍する学校で「出席扱い」になることです。在籍校の校長の許可が降りれば、フリースクールに登校していても出席にカウントされます。

そのため別室登校に苦しさを感じている人は、フリースクールに切り替えるのもひとつの手です。またフリースクールには、さまざまな種類があります。

【フリースクールの種類】

  • 精神力ややる気回復を目指すスクール
  • 学校復帰を目指すスクール
  • 障がいの子どもを支援するスクール
  • 自宅でサポートを受けられるスクール

このように、自分に合わせて選べるのも特徴です。中には予備校や学習塾と連携したフリースクールもあります。まずは自宅の近くにどんなフリースクールがあるのか、調べてみてはいかがでしょうか。

③家庭教師・オンライン家庭教師

家庭教師のメリットは、分からない部分をその場ですぐに解決できることです。1対1で勉強を教えてもらえるため、信頼関係を結ぶことができれば子どものよい相談相手になってくれる可能性があります。授業を受ける曜日・時間が決まっているため、その日に向けて宿題を進めたり復習したりとモチベーションを維持しやすいのもポイントです。

また、対面だと緊張してしまい、かえって集中できない場合は、オンライン家庭教師もおすすめです。手元のノートを画面に映しながら丁寧に問題解説をしてくれるなど工夫があり、程よい距離を保ちながら学習できるかもしれません。

ただし、家庭教師・オンライン家庭教師は他の方法に比べると費用が高いので、事前に料金プランをよく確認することをおすすめします。

④学習塾

学習塾は集団形式と個別形式に分かれます。

学校は苦手なものの、対人関係に悩んでいない場合は、集団学習塾で勉強を続けるのも1つです。集団学習塾は、学校と同じように20〜40人ほどの生徒に対して1人の先生が授業を行います。学校復帰を目指し、一斉授業に身を置きたいという場合はおすすめです。

ただし、個人への配慮が難しい側面もあるので、集団への不安が残るうちは子どもの気持ちをよく確認しながら検討した方がよいかもしれません。

「人間関係が原因で学校には行けないが、学習面は特に問題ない」といった場合には、個別指導塾がおすすめです。個別指導塾の場合、マンツーマンで教えてもらうケースもあれば2〜3人の生徒に対して先生が1人付くこともあります。不登校であることを伝えれば配慮してくれる塾も多く、子どもの状態に合わせて無理のないペースで学習を続けられ可能性があります。

不登校の子どもに親ができる対応

子ども 苦しみ

家にいる不登校の子どもにどう接すればよいか悩んでしまう保護者の方は多いのではないでしょうか。次に、不登校の子どもへのおすすめの対応を5つご紹介します。

【不登校の子どもに親ができる対応】

  • ①学習時間を子どもと相談して決める
  • ②ルーティンを作り、生活リズムを整える
  • ③子どもの「自分からやりたいと思うこと」を尊重する
  • ④自分のペースで学習できる環境を整える
  • ⑤ストレス軽減や気持ちの回復に努める

①学習時間を子どもと相談して決める

学校を休みはじめてすぐは、もしかすると心を休ませる充電期間にあるかもしれません。本人の意志に反して勉強させようとすると、「どうせ誰も気持ちを理解してくれない」と殻に閉じこもってしまう可能性があります。

勉強が遅れてしまうのではないかと不安になることもありますが、元気になってからでも学習ペースを取り戻すことは十分可能です。まずは子どもの気持ちに寄り添い、心を整理する時間を確保してあげることが大切です。

②ルーティンを作り、生活リズムを整える

学校に行かない生活が続くと、生活リズムが乱れやすくなります。また、昼夜逆転の状態になってしまうと心のバランスも崩れやすくなります。朝は決まったテレビ番組が見られる時間に起きる、目覚めたらすぐ子どもの好きな曲を聴く、朝食に好きなものをしっかり食べるなど、子どもが気持ちよく朝の時間を過ごせるルーティンを作り、生活リズムを整えるようにしてみてください。

フリースクールや塾に通うなど決まった時間に外に出る目的があると、より生活リズムを整えられます。しかし、外に出ることが億劫だったり、人とのコミュニケーションにあまり気が進まない場合、夕方や夜になってから近所の公園を散歩するなど、無理のない範囲で活用するのがおすすめです。

③子どもの「自分からやりたいと思うこと」を尊重する

子どものことを思うほど保護者の方の不安や焦りは強くなり、必要以上に声をかけてしまいがちです。しかし、「このままで良いの?」「勉強しなさい」などの声かけは子どもの意欲を低下させる原因になってしまう可能性があります。

この状態ではダメだと1番強く感じているのは子ども自身かもしれません。「学校と同じように学習するべき」と思いながら学習するより、子どもが「やりたい」と思うようになるタイミングではじめることが学習内容を十分に身につけるチャンスかもしれません。

④不登校でもマイペースに勉強できる環境を整えてあげる

焦らずに自分のペースで学習できるよう、ぜひ子どもと一緒に学習環境を検討してみてください。子どもの気持ちを尊重する事にも繋がりますが、無理に学習時間を設けることは逆効果になる可能性があります。リビングで家族と会話しながらの学習もとても効果的です。子どもの学習意欲が高まったときに落ち着いて学習できる環境を整え、最初は15分、30分など、短い時間から始めることがおすすめです。慣れてきたら時間はおのずと増えていきます。自然と学習習慣が身についたときに「毎日何時から何時は勉強の時間」とスケジュールを組めるようになるとより効果的です。

⑤ストレス軽減や気持ちの回復に努める

不登校の子どもが学習を再開し、自ら目標を掲げられるようになったケースに共通しているのは、どの家庭でも勉強から一旦気持ちを遠ざけて、まずは心身ともに健康な状態に回復することを優先的にしています。学習意欲を取り戻すきっかけが気になる方が多いものの、意外とこれというきっかけはなく、気持ちが回復したから自然とやる気が出てきたということが多いようです。人それぞれ回復期間は異なり、数か月で復活できる場合もあれば数年かかることも珍しくありません。

しかし、時間に限りはあります。だからこそ何かできることは無いかと親は思考を巡らせます。過去に「子どもの気持ちが回復するまで見守りましょう」とアドバイスをもらったことはないでしょうか。これは乱暴に言えば子どもの回復任せとも取れるもので、実は当記事ではあまりおすすめしていません。それよりも「早めの介入」をおすすめしています。

具体的には親子のコミュニケーションを積極的に取ること。会話の内容は子どもとの信頼関係を築きやすいものをおすすめします。例えば子どもの行動を褒めることだったり、子どもの趣味嗜好について興味関心を示すことです。この関係性の上に、回復スピードを促進させたり、勉強について話し合う状況を作ったり、ルールの取り決めと運用をすることができます。

すららでは、これらのことを学び、実践する「ほめビリティ ペアレンティング」を通じて参加者の方々にお伝えさせてもらっています。早めの介入をしながら、ストレス軽減や気持ちの回復に努めることをおすすめいたします。

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不登校の中学生の勉強に関するよくある質問

対策 アイデア

最後に、不登校の勉強に関するよくある質問について解説します。

勉強の遅れは取り戻せる?

勉強の遅れは取り戻せます。子どもに合った学習方法で効率的に学ぶことで、受験に必要な学習範囲に追いつき、進路の選択肢を広げることができます。

不登校中で学習の遅れが不安な場合も過度に心配せず、心と体を休ませて子どもに合う学習方法を探してみてください。

不登校の中学生の高校受験はどうなる?

進路の選択肢は子どもによって様々です。しかし、受験できる高校はあるので安心してください。

公立高校の場合、出席日数や成績などによって決まる「内申点」が評価に直結するため、不登校の生徒にとっては不利になる可能性もあります。

一方、不登校でも進学しやすいとされているのは以下のような高校です。

  • 私立高校
  • 定時制高校
  • 通信制高校
  • チャレンジスクール

「不登校だから高校に進学できない」ということはないので、子どものペースでできることから始めていきましょう。

不登校から学校復帰するならネット高校も選択肢のひとつ

パソコンで勉強する様子

保護者の方の気持ちとしては「何とか学校に行ってほしい」と考えることが多いかもしれませんが、不登校の子どもにとってもう一度学校に復帰するのはとても勇気がいることです。なかなか気持ちが復帰に向かわない場合は、ネット高校も選択肢の1つかもしれません。

ネット高校とは「通信制高校」のうちの1つで、インターネット教材を中心に学習する高校です。

卒業条件は通信制高校と同じで、3年以上の在籍が必要なことや、卒業までに必要な必履修科目を含む単位の修得と特別活動(ホームルーム活動や学校行事)の出席など全日制高校と同じ条件となっています。

また、一般的な全日制高校に比べて転入学、編入学するチャンスが多くあり、月に一度転入学試験を行っているところもあります。インターネット上で掲示板やアバターによるチャットを使いながら先生や生徒と日々交流できる環境が整っているネット高校もあるので、ご興味ある方は検討してみてください。

不登校の子どもにおすすめのオンライン学習2選

不登校の子どもにおすすめのオンライン学習を3つご紹介します。

オンライン学習であれば、自宅にいながらリラックスした状態で学習することができるので、ぜひ検討してみてください。

【おすすめのオンライン学習2つ】

  •  すらら
  •  スタディサプリ

なぜ、この2つかというと「無学年式」を採用した教材だからです。勉強の遅れを取り戻したい不登校の子の教材選びはまず「学年式」ではなく「無学年式」を採用した教材を選びましょう。学校進度に合わせて毎月決まった時期に決まった内容が届くのが「学年式」の教材。進研ゼミやスマイルゼミなどが挙げられますが、あくまで学校授業に合わせた学習を主体としているため、今必要な学び方ではありません。ただ、これらもとてもよい教材なので、遅れを取り戻したとき改めて検討してもよいように思います。

おすすめのオンライン学習1:すらら

すららは無学年式を採用した教材で、理解の積み上げ順に学ぶ体系学習マップを用意し、20万問以上のドリルを搭載しているので最短ルートで学校授業の進度に追いつくことができます。講義はキャラクターの先生が教えてくれるので、人から教わるのが苦手な子には特におすすめです。

文部科学省が定めている「不登校の子どもがIT等を活用した学習活動を行うとき、定めた要項を満たした場合に出席扱いにする」という方針の条件を満たし、不登校でも出席扱いにできるライン学習です。実績1,700件以上のノウハウがあります。お気軽にお問い合わせください。

おすすめのオンライン学習2:スタディサプリ

スタディサプリも無学年式を採用した教材。スタサプのよいところは2つ、カリスマ講師のわかりやすい授業と受講料の安さです。人に教わることに抵抗がない子はスタディサプリでもよいかもしれません。但し、ドリルの量が少ないため市販のドリル等を購入して補うようにしましょう。また無学年式ではありますが、教科書の順番で授業は進んでいくため、最短で理解を積み上げるというよりは、まんべんなく均等に各単元の理解を積み上げていきますので、直近の定期テストなど意識しなくてもよいお子さまは、この方法でもよいように思います。

子ども本人の自主性に任せて自由に勉強するスタイルと、個別指導のコースの2種類があるため、子どものやる気や特性に合わせてマッチする方を選べるのも嬉しいポイントと言えます。

まとめ:できることから始めよう

今回は別室登校での勉強のコツや、登校できない時の学習方法を解説しました。

別室登校できる人は、先生に積極的に質問して学習を進めましょう。また別室登校にストレスを感じている人は、無理に学校に行く必要はありません。

自分のペースで勉強できる環境を整えて、少しずつ目の前の学習に取り組むことが大切です。本記事がご参考になりましたら幸いです



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