【不登校の小学生を褒める際の7つのポイント】自尊心・自己肯定感を高める方法と正しい褒め方を徹底解説
不登校の子どもは、それまでのつらい経験によって自信を失っていることがあります。その状態は「外に出るのが怖い」「失敗するのが怖い」という思いに繋がることもあり、なかなか前向きになれなかったりします。
そんな状況に子どもがなっていたとしたら、前向きな気持ちを取り戻せるように自尊心や自己肯定感を高めてあげたいですね。
今回の記事では、小学生の子どもの自尊心・自己肯定感を高める方法や不登校の子どもを褒める際の7つのポイントを紹介します。どれも家庭ですぐにできることなので参考になりましたら幸いです。
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もくじ
不登校の子どもは自信がない!?復活するには自尊心・自己肯定感の回復が重要

不登校になるまでに子どもの心はかなり消耗してしまっています。友達や先生との関係や勉強の遅れなど原因は様々ですが、ストレスを抱えたまま頑張り過ぎてしまい、結果として不登校となります。
たくさん傷ついた経験や周りと同じように頑張れなかったという思いから、不登校の子どもは自尊心や自己肯定感が下がってしまいます。
「自尊心」は自分自身を尊重すること、「自己肯定感」とは自分自身を好意的に受け止めることです。こういった気持ちを持てなくなると再び何かを頑張ろうという気持ちがうまれにくいものです。
子どもが再び前を向いて頑張れるようになるには、第一に自尊心や自己肯定感を高めることに注目しましょう。
不登校の子どもが自信をつけるには?自尊心・自己肯定感を高める3つの方法

では、子どもの自身をつけるには家庭でどのようなことができるのでしょうか。ここでは、子どもの自尊心・自己肯定感を高める3つの方法を紹介します。
【子どもの自尊心・自己肯定感を高める3つの方法】
- 子どもをたくさん褒める
- 子どもに成功体験を積ませてあげる
- 過去の自分と比べる習慣をつけさせる
上記の3つを意識することで子どもは徐々に自信をつけ、少しずつ前向きな気持ちを取り戻すことができます。それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。
①子どもをたくさん褒める
不登校の子どもに限らず、人は誰でも他者に褒められたり認められたりすることで自信を持てるようになります。しかし、不登校になると先生や友達と接する機会も減り、褒められる経験が少なくなってしまいます。
そこで、家庭では意識して子どもをたくさん褒めてあげましょう。無理に褒める必要はありませんが、本人が頑張ったことや継続できていること、家族のためにしてくれたことなど小さなことでも見つけたら声をかけてあげてください。
②子どもに成功体験を積ませてあげる
褒められることと同様に成功した経験は自信につながりますが、不登校の子どもにはなかなかチャンスがありません。しかし、工夫すれば大きな成功でなくても家庭内で達成できることはたくさんあります。
家族と一緒に料理をしてみたり、本や漫画を最後まで読み切ったりという経験でも十分です。本人が達成できたことがあれば、「最後までできたね!」「頑張っているね!」と声をかけてあげてください。
自分の力でできることがあるとわかると自信を持てます。
③過去の自分と比べる習慣をつけさせる
日々生活していると、どうしても自分と周りの人を比べてしまうものです。「周りの人よりできていない」「周りの人みたいに頑張れない」とネガティブ思考に陥り、余計に落ち込んでしまいます。
前向きになるには、周りの人と比べるのではなく過去の自分と比べる習慣をつけることが大切です。家庭では、「この間より上手になっているね」「前より頑張れる時間が増えたよ」などと声をかけてあげましょう。
子どもから「あの子はもっとできている」などの発言がある場合は、「周りの人と自分のペースは違うから過去と比べて成長できれば良い」と教えてあげてください。
間違った褒め方は逆効果!不登校の子どもを褒める際の7つのポイント

子どもの自尊心・自己肯定感を高めるには褒めることが大切だと述べてきましたが、間違った褒め方は逆効果になってしまうので注意が必要です。
ここからは、不登校の小学生の子を褒める際のポイントを紹介します。
【不登校の子どもを褒める際の7つのポイント】
- ポジティブな言葉だけで褒める
- 子どもが頑張った過程も褒める
- 具体的に褒める
- すぐに褒める
- 口ではなく心から褒める
- 子どもの態度で不機嫌にならない
- 子どもの尊敬する人になる
上記の7つのポイントについて詳しく見ていきましょう。
ポジティブな言葉だけで褒める
褒める時はポジティブな言葉だけを使いましょう。「今日はあまり勉強できなかったけれどお手伝いは頑張れたね」「算数はだめだけど国語は得意だね」など、つい余計な言葉を付けてしまうことがあります。
このような場合、声をかけられた子どもはネガティブな部分に気を取られ、褒められた喜びを素直に受け止めることはできません。
ネガティブな部分には触れずに、ポジティブな言葉だけで子どもができたことを褒めるようにしましょう。
子どもが頑張った過程も褒める
点数や順位などの結果だけでなく、子どもが頑張った過程も褒めてあげましょう。勉強でも運動でも、子どもが頑張った過程があったからこそ良い成績を収めることができます。
結果ばかりを褒められていると、「良い成績でなかったら認めてもらえないのではないか…」と不安に思う子もいます。努力した過程もしっかり見てくれているとわかると安心できるので、次の物事へのやる気がアップするでしょう。
具体的に褒める
子どもを褒める際は、できるだけ具体的な内容で褒めてあげましょう。例えば、「夜遅くまで勉強を頑張っていたね」「目標通り、毎朝しっかり運動を続けているね」などです。
そして具体的に褒めるには、しっかり子どもの様子を見ておく必要があります。その場しのぎで子どもを褒めていては、親子の信頼関係も築くことができません。
子どもは敏感なので、努力していた姿を見ていない家族に「頑張っていたね」と言われても「何も知らないくせに…」と思ってしまいます。毎日の子どもの頑張りを把握し、具体的に伝えてあげるようにしましょう。
すぐに褒める
子どもが頑張っている姿を見つけたら、時間を空けずにすぐに褒めるようにしましょう。
時間が経過してから褒められると喜びは減ってしまいます。また、かなり時間が経っていると内容を忘れている可能性も高いです。
ただし、何かに集中している時に話しかけると気持ちが途切れてしまうので、その場合は一息ついたタイミングで声をかけてあげてください。
口ではなく心から褒める
大人が思っている以上に子どもは敏感です。心にもないことを取り繕って褒めても嘘だとわかってしまい、傷ついてしまいます。褒める時は心から本当に「頑張っているな」「すごいな」と思って言葉にしましょう。
「褒めることではないな」と思ったら無理に褒める必要はありませんが、全てが合格ラインに達していなくても、過程に目を向ければ頑張れていた部分はあるはずです。子どもができたことや頑張っていた部分を見つけ、本心から褒められる時に褒めてあげましょう。
子どもの態度で不機嫌にならない
子どもを褒めた時に必ずしも喜んでくれるとは限りません。本当は嬉しくても表情に出せない場合や、心に余裕がなく喜べる状態ではない可能性もあります。
たとえ子どものリアクションが好ましいものでなかったとしても、「あなたのために言っているのに!」などと不機嫌にはならないようにしましょう。子どもが悪態をついたとしても「本当に思っているよ」と優しく包み込んであげてください。
特にリアクションがない場合はそっとしておくのも大切です。その時には子どもの心に届いていなくても、いつか響く時が来て親の言葉が支えとなります。
子どもの尊敬する人になる
同じように褒められても尊敬する人に言われるのと、そうでないのとでは言葉の重みが変わってきます。自分が「すごいな」と思える人から褒められるとより一層嬉しいものです。
そのために親として子どもから尊敬される存在になりましょう。大きな偉業を成し遂げる必要はありません。不登校の子どもを受け止めて見守れる強さを持つだけでも、子どもからすれば信頼・尊敬できる親の姿です。
子どもから見て「親みたいな大人になりたい」と思える存在を目指してみてください。
不登校の子どもにかける言葉選びは慎重に!励ます言葉はNG

親として一番にすべきことは、子どもの状態を受け入れることです。「ゆっくり休もう」「今までよく頑張ったね」など、子どもが肩の荷を降ろせるような言葉がけをしましょう。無理に励ますような言葉は避けましょう。
先ほども述べたように、不登校になるまでに子どもは心身ともに限界まで頑張ってきています。そのような状態で親に助けを求めた時に、「まだ大丈夫」「もう少し頑張れ」などと言われては心が折れてしまうかもしれません。
子どものために励ましの言葉をかけたのに、結果として子どもを追い詰めてしまっては親子ともに報われません。言葉選びは慎重に行う必要があります。
まとめ:不登校の子どもの自信を取り戻すには褒めることが大切!まずは子どもの気持ちを受け止めて正しい褒め方を意識しよう

不登校の子どもは褒められる機会が減ってしまうので、失ってしまった自信を家庭で取り戻してあげることが大切になります。
しかし、不登校になったばかりの子どもは心身ともに疲れ切っていて、何かを頑張るエネルギーは残っていません。まずは子どもの気持ちを受け止め、ゆっくり休ませることが大切です。
少しずつ動けるようになってきたら、家の中でできることから取り組みましょう。頑張っていることはもちろん、できるようになったこと・継続できていることなどを見つけて褒めてあげてください。
この時、ネガティブな言葉を使ったり、思ってもないことを褒めたりするのは逆効果になってしまうので注意が必要です。
正しい褒め方で言葉がけを続けていると子どもは徐々に自信を取り戻し、また前向きな気持ちを持てるようになります。焦らず、粘り強く見守っていきましょう。
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