【ゲーム依存への対策】子どもがゲーム依存症になる前に治したい!親子でできる5つの対策を紹介!

「すらら」には、お子さまの学習に関するお問い合わせの他、「最近子どもがゲームばかりしている」「ゲームをしているときの言葉遣いが荒くて困っている」など、子どものゲーム時間や使用方法についてお困りの保護者の方からのご相談が多く寄せられます。

中には、ゲームをする時間が長くなると学習時間が短くなり、さらに昼夜逆転の生活になって学校へ行く意欲が低下し不登校になってしまうなど「このままではゲーム依存になってしまうのではないか」という心配の声もありました。

そこで、本記事では社会問題の1つになりつつある、子どものスマートフォンやゲームの使い方にスポットを当て、ゲーム依存になる理由や予防するための早めの対策について解説します。参考になりましたら幸いです。



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ゲーム依存は病気?ゲーム依存の子どもはどれくらいいる?

ゲーム依存は病気?ゲーム依存の子どもはどれくらいいる?

近年、長時間のゲームの使用により、日常生活や勉強・健康などの面にさまざまな影響を及ぼす事例が多数報告されています。これらをまとめてゲーム依存と呼びます。どんな家庭でも起こりうる問題で、決して他人事ではありません

では、ゲーム依存とは具体的にどんな症状があり、どれくらいの割合で発生しているのでしょうか。まずは定義や症状・発生数について解説します。

ゲーム依存は「ゲーム障害」という疾病だとWHOが認定

2022年、WHOはゲーム障害を依存性障害のセクションに追加しました。(参照元:日本WHO協会「新しい国際疾病分類 (ICD-11) 発効」)ゲーム障害の定義は以下のように発表されています。

臨床的特徴

  • ゲームのコントロールができない。
  • 他の生活上の関心事や日常の活動よりゲームを選ぶほど、ゲームを優先。
  • 問題が起きているがゲームを続ける、または、より多くゲームをする。

重症度

ゲーム行動パターンは重症で、個人、家族、社会、教育、職業やほかの重要な機能分野において著しい障害を引き起こしている。

期間

上記4項目が、12ヵ月以上続く場合に診断する。しかし、4症状が存在し、しかも重症である場合には、それより短くとも診断可能。

引用元:(独)国立病院機構久里浜医療センター「ゲーム障害について」

このように、自分で制御できず日常生活よりもゲームを優先する状態がゲーム障害の主な症状です。基本的には1年以上続く場合に診断されますが、程度によっては期間は関係ありません。

重症度によって異なりますが、主な治療法は診察やカウンセリング・デイケア・入院などです。

ゲーム依存が疑われる児童はなんと全体の5.6%

ゲームが身近な存在となった現在、一家に一台ゲーム機がある家庭が増えています。スマートフォンでできるゲームも増え、いつでも気軽に遊べる状況であることは間違いありません。

そして当然のことですが、ゲームは「ハマる」ように作られており、子どもたちが夢中になるのもある意味当然です。実際、富山大学によると以下のような結果がでています。

調査の結果、ゲーム依存(が疑われる児童)は全体で5.6%(男子7.8%、女子3.2%)でした。40人学級の場合、ゲーム依存の児童は2~3名存在することになります。 (中略) ネット時間が長いほど、ゲーム依存への危険性が高まることがわかります。

引用元:富山大学「小学生のゲーム依存 全体の5.6%」

この結果によると、ゲーム依存の可能性がある児童は、なんと全体の5.6%にのぼることがわかりました。これはかなり高い結果であり、ゲーム依存に悩んでいる家庭が多いことがうかがえます。

香川県では子どものゲーム依存を防ぐために条例を制定

ゲーム依存に陥る子どもたちが増えたことを背景に、国や自治体も危機感を感じています。香川県では基本理念を定めた条例が制定されました。

令和2年2月議会において、「香川県ネット・ゲーム依存症対策条例」が制定され、令和2年4月1日から施行されました。

引用元:香川県「ネット・ゲーム依存を予防するために」

香川県ではネットやゲーム依存症から子供たちを守るために、条例を制定。家庭におけるルールづくりと遵守等について、保護者に対する努力義務を規定しています

さまざまな調査結果からもわかる通り、使用時間を適切に管理することがゲーム依存の対策となることは間違いありません。今後、香川県のように条例を施行する都道府県が増えていく可能性があります。

ゲーム依存はどうして起こるの?

ゲーム依存はどうして起こるの?

一度でもゲーム依存になると抜け出すことが困難なため、依存症にならないようにすることが重要です。そのためにもまずはなぜゲーム依存が起こるのか、メカニズムについて確認しておきましょう。

ゲーム依存となる原理は、アルコールやギャンブル依存と同じです。ゲームからの刺激により、脳内にドーパミンのホルモンが分泌され依存が形成。

前頭前野の機能低下を引き起こし、衝動や感情などコントロールができない状態になっていきます。未成年は前頭前野が発達段階にあるため、なおさらゲーム依存になりやすいと考えられています。

子どもがゲーム依存になったらどんな兆候が現れる?

子どもがゲーム依存になったらどんな兆候が現れる?

子どもに限ったことではありませんが、ゲームを始めるとつい熱中してしまいます。だからこそ子どもがゲーム依存ではないか、と心配になるのも仕方がありません。ゲーム依存かどうか判断するためにも、以下のような兆候がないか確認してください。

ゲーム依存の兆候

  • 外で遊ぶ頻度が減る
  • ずっと眠そうにしている
  • 勉強をしない、成績が下がった
  • ゲームのことが気になって仕方がない
  • ゲームをやめさせるとイライラして攻撃的になる

知らず知らずのうちにゲーム依存になり、気付いたときには抜け出すことが困難になるケースは少なくありません。そうならないためにも、子どもの様子にしっかりと目を向けてサインを見逃さないようにしてください

ゲーム依存の兆候が複数見られる場合は注意が必要です。当てはまる項目が多い人はMIRA-iの「ネット依存・ゲーム依存度チェック」でもセルフチェックをしてみましょう。

子どものゲーム依存に対して親ができる5つの対策方法

子どものゲーム依存に対して親ができる5つの対策方法

ゲーム依存は一度なってしまうとなかなか抜け出せないケースが多いため、できるだけ早い段階で対応することが重要です。

子どものゲーム依存の場合は、保護者のサポートが必要不可欠。ゲーム依存になる前の段階で、親子でしっかりと対策を行いましょう。ゲーム依存に有効な対策は、次のようなものがあります。

ゲーム依存への対策

  • 子どもと話し合って使用ルールを決める
  • 家族のコミュニケーションを増やす
  • 子どもと一緒に他の趣味を見つける
  • 制限機能を活用して親が時間を管理する
  • うまくいかない場合は医療機関に相談する

それぞれ詳しくみていきましょう。

①子どもと話し合って使用ルールを決める

まずは、子どもとゲームの使用ルールについて話し合い、ルールを守る約束をするのがおすすめです。ゲームで遊ぶ時間はもちろん、宿題が終わってからなど具体的に遊ぶ際のルールを作ることが重要です

ただし、保護者が一方的にルールを作るのはやめましょう。子ども自身が納得できないルールは、どんなに言い聞かせても守れません。

子どもと一緒に考えて、納得のいくルールを作ることが重要です。また、ルールを守れなかったときのペナルティについても一方的に決めず、しっかりと話し合ってください。

②家族のコミュニケーションを増やす

ゲーム依存にならないためにも、家庭内でのルールが必要です。しかしこのルールが守られるかは、親子間の信頼関係が成立しているかどうかによるといっても過言ではありません。

そのため、普段から家族でコミュニケーションを取り合うことが重要です。保護者の方が忙しく、昔に比べて子どもと話す時間が減っていると言われています。子どもの話を聞く時間を確保し、理解する姿勢を持ちましょう。

③子どもと一緒に他の趣味を見つける

ゲームを楽しむことは、決して悪いことではありません。しかし、やりすぎはゲーム依存を引き起こしてしまう原因に。ゲームを楽しむ時間を減らすためにも、親子で他の趣味を探してみましょう

子どもが気になること、やってみたいことなど積極的にチャレンジさせてみてください。スポーツやキャンプ・釣り・料理など親子で楽しめるものでも、読書やお絵かきなど1人で楽しめるものでも何でも構いません。

リアルな世界も楽しいと思えれば、ゲーム依存に陥る可能性も少なくなるでしょう。

④制限機能を活用して親が時間を管理する

ゲームは夢中になるように作られており子どもの意思だけでルールを守れるとは限りません。そのため、スマートフォンやゲーム機の制限機能を活用し時間を管理することもおすすめです

最近のゲーム機はプレイ時間の制限ができるようになっているため、約束した時間が経過したらロックをかけられます。

ただし、年齢が上がるにつれて制限解除する方法を身につけてしまう可能性も。定期的にプレイ時間はチェックするようにしましょう。

⑤うまくいかない場合は医療機関に相談する

ゲーム依存からの回復は、これさえ実施すれば良いという解決策がありません。一進一退を繰り返しながら、時間をかけて回復へと向かっていくことがほとんどです。

しかし、家族からすると効果の現れない対策を続けていくのは辛いものでしょう。さまざまな対策を行っても改善が見られない場合は、医療期間に相談するのも1つの方法です

依存症における治療は薬物療法と心理療法の2種類が主ですが、現時点では薬物療法において有効性のある薬がありません。そのためゲーム依存の場合は、主に心理療法による治療を行っていくことがほとんどです。

まとめ:ゲーム依存への対策は親子で一緒に取り組もう

まとめ:ゲーム依存への対策は親子で一緒に取り組もう

近年はゲーム機やスマートフォンの普及により、ゲーム依存を抱えている子どもが増えてきています。決して他人事ではない問題であり、今後ますます増えていくことが予想さます。

ゲーム依存になってしまうと、理性をつかさどる脳の働きが未熟な子どもはなかなか抜け出せません。だからこそゲーム依存になる前の段階で、対策することが重要です。ゲーム依存にならないためにも、親子で一緒に対策を行ってみてください。



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