【褒めて育てるデメリット】叱るのはNG?中学生の子どもがダメになる教育の問題点を徹底解説
子どもを褒めて育てていると、「褒めっぱなしでいいのか」と不安になりませんか。褒めるだけでなく、叱る子育ても必要だと疑問を感じる人もいるでしょう。
この記事では「褒める子育てにデメリットはあるの?」「子どもを叱ってはいけないの?」といった悩みを持つ方のために、褒めて育てるデメリットを現代の家庭教育の問題点とともに解説します。
褒めるメリットや正しい褒め方についても紹介しますので、子育てに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
この記事を読む方で子育てについて下記、お悩みをお持ちではありませんか?
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基本的に褒めて育てるのは大切なこと
子どもを褒めて育てる方法は、叱って伸ばす子育てに比べ、多くのメリットがあります。
例えば自己肯定感の向上は、褒めて伸ばすメリットの一つです。
自己肯定感とは「自分の可能性を信じ、自分はできるんだという自信をもち、肯定的に自己を認識すること。
自分に対する信頼感を持つ子どもの強みは、落ち着いた心と失敗を恐れない向上心です。
また、褒められると脳から放出されるドーパミンの作用により、子どもは強い幸福感を感じやすくなります。褒めて育てる方法は、子どもが意欲的に幸せな人生を送るために大切な関わりです。
褒めて育てることがデメリットになる6つのケース
子どもを褒めて育てたい親の不安の原因は、さまざまなデメリットの存在です。
【褒めて育てるデメリット】
- 叱られないので打たれ弱くなる
- 褒めないとモチベーションが上がらなくなる
- 見返りを求めた行動を取るようになる
- 褒めすぎて「うざい」と思われる
- 褒められることが目的になる
- ズルや不正を行うようになる
それぞれについて詳しく説明します。
①叱られないので打たれ弱くなる
褒める育て方では、子どもを叱らない声かけや関わりが推奨されています。叱らずに、子どもの話をよく聞く方法です。
したがって、褒めて育てられた子どもは、𠮟られることに慣れていません。厳しい叱責を受けないまま成長するので、ストレス耐性が低下し打たれ弱くなります。
このような子どもの問題点は、自分の行動を振り返らない姿です。叱られると「注意された」と認識するため、感情的に反発する傾向があります。
自分自身の良くない部分と向き合わないので、子どもがダメになり、成長の見込みがありません。褒める子育ての弊害といえます。
②褒めないとモチベーションが上がらなくなる
「褒め」に慣れすぎると、子どもは自身の成長のために頑張れなくなります。褒められないと意欲が湧かないので、何事にも本気で取り組みません。
たとえば、子どもがテストで良い点を取ったとします。親も最初は褒めますが、次第に高い点数が当たり前になり、声かけの頻度が減るのは当然です。
しかし、褒められ慣れている子どもは、物足りなさから次第にやる気をなくしていきます。親が褒め続けないと、モチベーションが上がらないのです。
学校や社会では、誰もが親のように褒めてはくれません。
③見返りを求めた行動を取るようになる
褒めると同時にごほうびをあげる育て方は決して悪いことではありませんが、これ一辺倒だと見返りを求める行動につながっていきます。
たとえば「テストで100点とれば好きなものを買ってあげる」と約束すると、子どもは「親が成果を出したいから、ごほうびをくれるのだ」と認識します。つまり、優位になるのは「嫌なことをさせられる」感情です。
この場合「勉強は嫌なこと」と子どもの脳内で認知されます。「嫌だけど、報酬のためなら仕方ない」と考える思考です。
但し、既に嫌な気持ちを抱いている場合はモチベーションの一助として役立ちますので必ずしも悪いことではありません。
勉強に嫌な気持ちを抱いていないにも関わらず、ご褒美と関連させると勉強への嫌な気持ちを助長させてしまうので、見返りはその点を注意して使い分けましょう。
④褒めすぎて「うざい」と思われる
子どもを褒めすぎると、親をうっとうしく感じる場合があります。
例えば急に褒めだすとこのような反応を示すことがあります。しかし、これは致し方ないことです。お母さんの態度が急変したとなれば、子どもも相応の反応をするのは当然です。
ここで考えておきたいのは、急に褒めだすと子どもは恥ずかしさもあって、最初は拒絶反応を示すことを想定しておくことです。続けていくうちにそれが当たり前となり子どもも受け入れるようになります。
最初の拒絶反応に折れず、褒める子育てを実践していってください。
それから思春期真っ只中の中学生も気を付けなければなりません。精神年齢が上がり、親の表情やしぐさに敏感になります。とりあえず褒めておこうとする親の姿は見抜かれやすくなります。
思春期の子どもには「偉いね」「すごいね」などの褒める言葉よりも、子どもの趣味やハマっていることに「興味関心を示す」ことが効果的です。
褒めることも興味関心を示すことも子どもを肯定するという点で同じことです。年齢に応じたコミュニケーションを取っていきましょう。
⑤褒められることが目的になる
褒めて育てる方法では、子どもの目的が「親に褒められること」になりがちです。自分の成長や目標のために行動しないので、物事への意欲が低下します。
このような子どもの特徴は、失敗や間違いを恐れる姿です。叱られたり、意見を言われる環境を避けるので、人間的な成長がみられなくなります。
褒められるためには、成果を出す必要があります。そのため、確実に成功する課題にしか手を出さない傾向が現れます。
そうならないためには、褒めるタイミングを結果だけでなく、その過程、努力にも目を向けていきましょう。
⑥ズルや不正を行うようになる
褒められることへの執着心から、ズルや不正を行う子どももいます。失敗や間違いへの過度な恐怖心が、本当の自分を隠す行動につながるのです。
このような姿には、子どもの良くない点を指摘しない子育てが影響しています。
子どもに自信をつけたくて褒めたはずが、悲しい子育ての結果になってしまうのです。
褒めることも大事ですが叱るときは叱る、何事もバランスが大切という一つの例とお考えいただければと思います。
子どもの正しい褒め方6つ
褒めて育てる教育が、子どもに与えるデメリットについて述べました。
自分の子育ては間違っているの?と不安を感じる方もいるでしょう。褒める行動がデメリットになる理由は、正しい褒め方をすることで予防できます。
子どもの正しい褒め方は以下の通りです。
【子どもの正しい褒め方】
- 具体的に褒める
- 行動や過程(プロセス)を褒める
- あれもこれも褒めすぎない
- 褒めると叱るのメリハリをつける
- 個性に合わせて褒める
- 質問形式で褒める
それぞれについて、詳しく説明します。
①具体的に褒める
具体的に褒める方法は、親の気持ちを子どもに伝わりやすくする効果があります。
たとえば、テストの点数を褒めるために「すごいね」と伝えても、子どもは何がすごいのか理解できません。
具体的に「テストの点数が良くてすごいね。よくがんばったね」と伝えれば、勉強を頑張った努力を褒めていると子どもに伝わります。「何がすごいのか」「どんなことを頑張ったのか」を具体的に話し、子どもの自信と意欲が湧くきっかけにしましょう。
②行動や過程(プロセス)を褒める
子どもを褒める時は、頑張っている行動やプロセスに注目するのがポイントです。結果だけを重視すると、褒めて育てるデメリットの作用が強くなります。
「100点とれてすごいね。頑張ったね」の褒め方も悪くはありません。「部活で忙しい中、毎日の勉強をよく頑張っていたね」と、子どもが頑張った姿を褒めてあげると、さらに効果が上がります。
親はどうしても結果に注目しがちです。しかし、成果だけを褒めると、目標を見失い、見返りを求めます。
新たな課題にチャレンジできる自信を育てるためにも、子どもが努力している姿をよく見て褒めてあげましょう。
③あれもこれも褒めすぎない
子どもを褒めて育てる時は「この部分を褒める」と、基準を決めるのも大切です。あれもこれも褒めすぎると、子どもは親をうっとうしく感じます。
なぜなら、言葉に感情がこもらないからです。何かあるたびに「すごいね」「えらいね」を乱発していては、親の気持ちは子どもに伝わりません。
たとえば「部活を休まずに頑張ったら褒める」と、親の基準を明確に決めます。この作業をすることで、子どもが普段から頑張っている姿に注目できるようになるのです。
目標が達成できたら、親は心の底から子どもを褒められます。普段から子どもの様子をよく観察し、褒めるべきポイントを見定めておくのが大切です。
④褒めると叱るのメリハリをつける
「褒める」「叱る」のメリハリをつけるのも、褒める子育てでは重要です。
ただ、「叱る」行為についてきちんと理解する必要があります。「叱る」とは「子どもに伝えること」です。感情的に怒ったり、親に従わせようとしたりする行動は好ましくありません。
中学生は未熟な面もあり、間違った行動をしがちです。反発を恐れずに「その行動は間違っているから、こうした方がいいと思う」と、冷静に意見を伝える姿勢が大切です。
親子関係が悪くなるのを恐れ、むやみに褒めてばかりでは、子どもの道徳心や自信は低下します。間違っている部分はきちんと指摘し、メリハリをつけた関わりをしましょう。
⑤個性に合わせて褒める
子どもは一人一人が違う個性を持っています。同じように褒めるのでなく、子どもの特性やタイプに適した褒め方の習得が必要です。
たとえば、きょうだいは同じ環境で育っていても、性格はまったく違います。それぞれの性格に合わせた褒め方が、きょうだい間の相互作用を高め、良い育ちにつながるのです。
おっとりした上の子に対しては、自分のやり方やペースを大切にできている姿に注目します。プロセスを重視した褒め方が、自信をつけてあげるのに効果的です。
要領の良い下の子は、当たり前のことを褒めても効果はありません。反発され、親との距離が広がる原因になりがちです。親しか知らない子どもの良い面を探し、意外性のある褒め方をしましょう。
⑥質問形式で褒める
子どもに質問しながら褒めると、自己肯定感アップにつながります。特に、親と話す機会が減りがちな中学生を褒める時は、会話のチャンスを逃さないようにしましょう。
質問には「開いた質問」と「閉じた質問」があります。「開いた質問」とは「なぜ?」「何を?」「どのように?」など、具体的な内容を聞きたい場合に大切です。子どもを褒める時は「開いた質問」を用います。
「閉じた質問」は「はい」「いいえ」で答えられる質問なので、会話がすぐに行き詰まります。具体的に答えられる質問は、会話を広げ、褒めるポイントが見つけやすいポイントです。
子どもの話によく耳を傾け、良い面を探してみてください。
褒めて育てるのは良いこと
この記事では、褒めて育てるデメリットを中心に、メリットや正しい褒め方について解説しました。
褒めて育てる方法を成功させるには、褒めるメリットを知り、正しい褒め方を身に付けることが大切です。
子どもを正しく褒めているか不安を感じる方もいるでしょう。まずは、正しい方法を学び、実践してください。褒めて育てると、子どもの健やかな成長を実感でき、叱る必要性を感じにくくなります。
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