【褒めて伸ばすの反対は?】子どもの心理を理解して正しい褒め方を身につけよう
褒めて伸ばす育て方の反対は、叱って伸ばす育て方です。褒めて育てていると、褒める以外の方法も必要なのではと、不安になりませんか。
「褒めて育てる方法だけで大丈夫なの?」「褒めて伸ばす以外の方法はあるの?」このような悩みを持つ方のために、正しい褒め方を子どもの心理とともに解説します。褒めて伸ばすメリットやデメリットについても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
この記事を読む方で子育てについて下記、お悩みをお持ちではありませんか?
- 「ゲーム・スマホばかりで将来が不安になる・・」
- 「なんでうちの子だけ・・と思うことがある」
- 「なんで何度言ってもわからないの!?」と咎めてしまう」
- 「ついつい「あんたは、何やってるの?」と怒鳴ったり手をあげてしまう・・」
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「褒めて伸びるタイプ」と「叱られて伸びるタイプ」どちらが良い?
褒めて伸びるタイプと叱られて伸びるタイプは、どちらが良いのでしょうか?
叱る行為だけだと、子どもの力が伸びる可能性は低くなりがちです。子育てにおいて、どうしても叱らなければならない場面はあります。叱った後は褒めるなどのフォローが必要です。
特に、叩かれて伸びる子どもは存在しません。叩かれると、子どもの自尊心は著しく低下し、その後の成長過程に暗い影を落とします。
子供は正しく褒められると能力を発揮できます。褒めて伸ばす方法をベースにした子育てが効果的です。
褒めて伸ばすのは甘え?
褒めて伸ばす育て方をしていると「甘えでないか」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
「甘え」と「甘やかし」は異なります。甘えとは、子どもが心の安全基地である親を頼る様子です。甘やかしでは、 親がさまざまな手段を使って子どもをコントロールします。
「甘やかしているのでは?」と疑問を持つ場合、褒め方が間違っているかもしれません。正しい褒め方を身につければ、甘やかすことのない褒め方ができます 。
甘えは、子供の成長にとって必要な要素です。 子どもが頼ってきたら積極的に受け止めましょう。
褒めて伸ばすのは心理的にも良い影響を与える
褒めて伸ばす子育ては、子どもの心理に良い影響を与えます。
主な影響をまとめました。
【褒めて伸ばす子育てが与える影響】
- 自己肯定感が高まる
- チャレンジ精神が育まれる
- 親子関係が良好になる
プラスの影響を知ると、自信を持って褒める子育てを実践できます。子どもの力がどのように伸びるのか、正しく学んでおきましょう。
①自己肯定感が高まる
褒めて伸ばす子育ての大きなメリットは、 自己肯定感の向上です。
自己肯定感とは「自分の価値や存在意義を肯定できる感情」を指します。つまり、自分の存在に価値を感じられる状態です。
褒められた子どもは「自分はできる」と自信を持ち、意欲的に行動します。自己肯定感の高さを活かし、さまざまな物事にチャレンジする姿が特徴です。
親が褒めると「自分のことを見てくれている」と子どもは感じます。親に見守られている安心感は、 新しいチャレンジへの原動力です。
子どもが自信をつけるためにも、安定した自己肯定感を育てる必要があります。
②チャレンジ精神が育まれる
子どもの成長過程において獲得すべき能力が、チャレンジ精神です。新しい挑戦は経験とスキルを磨き、子どもの力をさらに伸ばします。
子どもの挑戦への原動力は「自分を認めてもらえた」経験です。褒める育て方は、子どもの自信を育て、意欲的にチャレンジできる土台を作ります。
チャレンジ精神は、失敗した時こそ役に立つ能力です。「もう一度頑張ろう」と立ち上がる強い心を育てるためにも、褒めて伸ばす子育てが大切です。
③親子関係が良好になる
褒めて伸ばす方法は、親子関係にも良い影響を与えます。褒める時に、子どもの良い点に注目できるからです。
褒める子育ては、親にとって新たな発見も多く、子どもの魅力やかわいさを改めて実感できる機会です。良い点を褒めれば、子どもが良い行動を繰り返す好循環につながります。
子どもの良くない点に注目しすぎると、お互いにイライラして良い親子関係につながりません。親子のコミュニケーションを促すためにも、子どもが頑張っている姿を十分に褒めましょう。
褒めて育てるデメリットはある?
褒めて育てる子育てを実践していると、デメリットについて心配になる方もいるかもしれません。
確かに、 褒める行為にはデメリットも存在します。ただし、デメリットが表面化するのは間違った褒め方をした場合です。デメリットを知ることで、 間違った褒め方の影響がわかり、 正しいほめ方を実践できます。
主なデメリットをまとめました。
【褒めて育てるデメリット】
- 打たれ弱くなる
- 見返りを求めた行動をとるようになる
- 褒められることが目的になる
それぞれについて詳しく説明します。
①打たれ弱くなる
間違った褒め方は子どもを打たれ弱くします。具体的には、結果だけに目を向ける褒め方です。
たとえば、逆上がりができた時だけ褒めて、練習している姿には目を向けないとどうなるでしょうか。
「親はできる自分が好きなんだ。できない自分は必要ない」と子どもが感じる恐れがあります。つまり、結果のみに注目した褒め方は「逆上がりのできるあなたが好き」とメッセージを送り、子どもをコントロールしている状態です。
子どもを支配する褒め方は、成長過程に悪影響を与えます。自分の力を認めてもらえないため、自己肯定感が育まれません。その結果、打たれ弱い心が育ちます。
②見返りを求めた行動をとるようになる
間違った褒め方によくみられるケースが、ごほうびを使う方法です。努力と引き換えにごほうびをもらう褒め方をされた子どもは、見返りを求めた行動をします。
たとえば「かけっこで一番になったらおもちゃを買ってあげる」と親子で約束すると、子どもはおもちゃを買ってもらうために努力します。しかし、 ごほうびの効果は一時的です。
次第に「 一番になってほしいなら何か買ってほしい」 と親に要求する行動が見られます。 意欲を引き出すために、親が子どもにコントロールされている状態です。
ごほうびを使った褒め方は決して長続きしません。成長に従って要求するものも高額になり、親が頭を抱える事態が待っています。
③褒められることが目的になる
褒められることが目的になる状態も、間違った褒め方の弊害です。
むやみに「すごいね」「えらいね」と褒められた子どもによくみられます。子どもは何をしても褒められるので、自分のどこが優れているのか理解できません。
成長するに従い「褒められたからこれ以上はしない」「褒められたから満足」と意欲が減少します。褒められることが目的となるので、自分の目標ややりたいことをみつけられないことも。
間違った褒め方は、子どもが自分の力で歩む気力を奪います。
子どもが健やかに育つ正しい褒め方5つ
子どもを健やかに育てるためには、どのように褒めれば良いでしょうか。
正しい褒め方を以下にまとめました。
【正しい褒め方】
- 行動や過程(プロセス)を褒める
- 具体的に褒める
- 質問形式で褒める
- 親も一緒に喜ぶ
- 「褒め」と「叱る」のメリハリをつける
褒めて伸ばすメリットを最大限に引き出すためには、正しい褒め方を身につける必要があります。
それぞれの方法について、詳しく説明します。
①行動や過程(プロセス)を褒める
行動やプロセスを褒める方法は、子どもの自己肯定感をアップさせるポイントです。結果だけに目を向けず、子どもの頑張っている姿や努力の過程をよくみてあげましょう。
たとえば、逆上がりを練習してもなかなかできない子どもに対し「まだできないの?」などの言葉を決して伝えてはいけません。子どもの自尊心を傷つけ、チャレンジする意欲を失わせます。
「一生懸命練習してるから必ずできるようになるよ」「応援しているよ」と子どもの努力のプロセスを励まし、褒める姿勢が必要です。望む結果が得られなくても、親がみてくれている安心感を子どもに与えられます。
子どもが安心してチャレンジできる褒め方が大切です。
②具体的に褒める
子どもを褒める時は、具体的に褒めるのがコツです。どんな部分が良いのか、どんな点に感謝しているかが伝わるように褒める必要があります。
子どもの行動だけでなく、内面的な長所にも目を向けてみましょう。たとえば「友達に優しくできるところがすてきだね」など、自分では気づきにくい点を具体的に褒めると効果的です。「自分はこれでいいんだ」「またやってみよう」と自信を持って前に進めます。
子どもは「親がきちんとみてくれている」と分かると安心します。子どもの様子をよく観察し、良い点を積極的にみつける姿勢が大切です。
③質問形式で褒める
質問形式で褒める方法は、子どもの様子を詳しく知るために重要なスキルです。
質問には「開いた質問」と「閉じた質問」があります。開いた質問とは「何が?なぜ?いつ?どこで?誰が?どんな風に?」など、具体的な答えを導く質問法です。
閉じた質問とはイエスかノーで答えるので会話が長続きしないデメリットがあります。
開いた質問の長所は、子どもとの会話が弾み、褒めるポイントが見つかりやすい点です。親子のコミュニケーションもとりやすく、子どもの様子も詳しくわかります。
④親も一緒に喜ぶ
親が一緒に喜ぶのは、子どもにとって非常にうれしい体験です。「よかったね」「頑張ったね」と親が喜ぶ姿は、子どもの安心感につながります。
忙しい日常では、子どもが話しかけてきても「ちょっと待って」「あとでね」と断っていませんか。子どもは、楽しさやうれしさを親と共有したがっています。できるだけ子どもに向き合う時間を作ってあげましょう。
親子のコミュニケーションにとっても、喜びの共有は大きなメリットがあります。親が一緒に喜ぶ姿は、子どもの自己肯定感を育てる土台です。
⑤「褒め」と「叱る」のメリハリをつける
褒める子育ての一番の悩みは「叱らなくて大丈夫なのか」と不安になることではないでしょうか。
子育てには叱らなければならない二つの場面があります。
【子育てにおいて𠮟るべき場面】
- 命に関わる危険な行動をした時
- 子どもの人生に重大な影響を及ぼす行動をした時
上記の場合には、子どもと向き合ってきちんと叱る必要があります。つまり「褒め」と「叱る」のメリハリが大切です。
ただし、体罰や感情に任せた叱り方は良くありません。「何が間違っていたのか」「どうすればよかったか」を「伝える」ために叱ってください。
叱った後は、良かった点を褒めるフォローが大切です。子どもの話に耳を傾けながら、しっかりと向き合う必要があります。
子どもを正しく褒めて良好な関係を築こう
この記事では、正しい褒め方を子どもの心理とともに解説しました。
褒める育て方への不安感は、子育てをする上で抱えやすい悩みの一つです。「叱らなくても大丈夫なのか」と疑問を感じる方もいるかもしれません。
「褒め」への不安感は、間違った褒め方が原因です。正しい褒め方を実践すれば、子どもの能力を必ず伸ばせます。子どもを正しく褒めて、良好な親子関係を築きましょう。
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