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病気で通学が困難でも“学ぶ心”は止まらない――親子を支えた「すらら」活用法
「脳脊髄液減少症」という病と向き合いながら、不登校の状態でも前向きに学習に取り組んでいる――。そんな親子の支えとなっているのが、無学年式オンライン教材「すらら」でした。
このインタビューでは、発症の経緯や学校対応の難しさ、家庭での試行錯誤、そして「すらら」を活用してからの変化を、保護者であるAさんに詳しくお伺いしました。
きっかけは「脳脊髄液減少症」――通学が困難に
改めて、「すらら」を始められたきっかけを教えていただけますか?
うちの子は今、「脳脊髄液減少症」という疾患を抱えていて、普通に通学するのが難しいんです。定期的な入院も必要で、学校の授業を受けられる状況ではありませんでした。
それはとても大変ですね……。そこでオンライン教材を検討されたんですか?
はい。他社の通信教育や塾の自宅受講ができるコースなども見ました。でも、すららは出席扱いの制度にも対応していて、学習の進度を学校に示すことができると聞いて、試してみようと思いました。
ありがとうございます。実は以前にも「すらら」を使ってくださっていたとお聞きしました。
はい、小学生の頃も一度お世話になっていました。その時も病気の影響で、起き上がれない日が続いていたんです。けれど、小学生向けの教材って、1年生、2年生、3年生、4年生、5年生、6年生といったように学年ごとに区切られていて、戻って学ぶことができなかったんですよね。
でも「すらら」は、無学年式で、必要なところに戻って学べる。うちの子にとって、それが本当にありがたくて。特に当時は、一つ下の学年の学習がまるごとできていない状態だったので、少しずつ取り戻していく中で「すらら」の柔軟さにすごく助けられました。
学年に捉われない無学年式学習
「すらら」を利用すれば、小学生から高校生までの単元をいつでも学習することができます。※コースによって一部例外あり
この仕組みを「無学年方式」といい、つまづいた部分は戻って復習を、分かった部分はどんどん先に進むという学習が可能になります。
“横になった状態での学習”でも続けられた理由
なるほど、自分のペースで進められるというのは、まさに「すらら」の大きな特徴でもありますよね。
改めて伺いたいのですが、病気の診断はいつごろだったのでしょうか?
正式に「脳脊髄液減少症」と診断されたのは小学校高学年の頃です。それまでは何が原因か分からず、本当に長い間、病院を転々としていました。血液検査も異常なし、どこに行っても「問題ない」と言われて。でも、本人はずっと具合が悪くて…。ようやく病名が分かったときは、地獄から抜け出したような気持ちでした。
診断されるまでの不安は計り知れないですね。
そうですね。ただ、分かってからもすぐに解決とはいかず…。この病気、起き上がっていると体調が悪化するんです。だから今も、自宅で学習するときは、布団の上で横になったまま、お腹の上にノートPCを乗せて「すらら」をやっています。
本当に、ご本人とご家族の工夫と努力に頭が下がります。
ありがとうございます。プリントを書くときだけは、うつ伏せになって、分厚い本の上でノートに書いて…って感じです。
なるほど。それでも学習を続けられているのは、本当にすごいことですよね。
はい。「すらら」は横になったままでも取り組めるのが大きいですね。うちの子も、自分なりに体調と相談しながら、続けられるスタイルを模索していて。今では「こうすると悪化しない」という感覚も身についてきたようです。
それによって気持ちも少しずつ前向きになりましたか?
そうですね。「このやり方ならできる」って自信がついたのかもしれません。学習習慣も身についてきているように思います。本人も「やれることをやっていこう」という気持ちで取り組んでいます。
その後、一度退会された時期もあったんですよね?
はい。コロナの時期に、学校がオンライン授業を用意してくれていたので、そちらでやっていけるかもと思ってすららは一度やめたんです。でも、コロナが落ち着いてきてから授業のスタイルが変わって、グループワークが中心になっていったんですね。
オンラインでは参加しづらくなってしまったのですか?
そうなんです。先生も「オンラインでは授業の内容はほぼわからないと思います」とおっしゃっていて。音声が聞こえづらかったり、画面共有もうまくいかなかったりで…。学校の設備も万全ではなかったので、「これでは授業が受けられない」と痛感しました。
そうして再び、すららを始められたわけですね。
はい。学校の授業には一応オンラインでつないでいますが、実質的にはすららで学習を進めています。教室と同じ空間にいなくても、自分のペースで理解しながら学べるのは本当に助かっています。
Aさんが先日学習した単元の一例です

すららの学習スタイルと親子の工夫
学習を進めるうえで工夫されていることはありますか?
タイマーを活用してメリハリをつけています。最初は休憩をとるとついつい1時間くらい休んじゃっていたので、「学校は10分しか休みないんだよ」と話し合って、20〜25分くらいでタイマーをかけるようになりました。本人も納得して、今は自分で管理しています。
タイマーを活用した方法は効果的ですね。学習の声がけなどもされているのですか?
はい。私は在宅で仕事をしているので、すぐ近くのベッドですららに取り組んでいます。音がしなくなったら「どうしたの?」って声をかけるようにしています。たいていは「今はプリントやっているから音が出てないよ」と返ってきます。
声掛けを適度にしながらサポートされているのですね。これからしていきたい工夫などはありますか?
「赤シート」を使って、復習の定着を意識していきたいと子どもと話しています。まとめプリントに答えを赤ペンで書いて赤シートでかくして覚えているかの確認をしていきたいです。
あとはテスト機能の活用ですね。1学期もテストを受けることは出来なかったので、すららで身についたことを確認してさらに自信につなげてもらえればと思います。

少しずつ前向きに――心の変化と学習時間
すららを通じて、お子さんにどのような変化が見られましたか?
先ほどお話した内容をかぶってしまいますが、体調に波がある中で、「今やれることをやろう」という気持ちが芽生えたように思います。以前は原因がわからず、不安ばかりだったんですが、「寝て学習すれば症状が悪化しにくい」と分かってからは、前向きになれました。本人は意外と精神的に強くて、「絶対に治るはず」と信じていて、逆に私を励ましてくれることもありました。
本人が「絶対に治るはず」と励ましてくれるのはとても心強いですね。学習時間も右肩上がりでしたよね。
はい。また入院したら1ヶ月は学習できなくなると思って、「体調が良い日は精一杯やろうね」と声をかけています。中間・期末も受けられず成績はつかないけど、「やっておけば選択肢が広がる」と言って、頑張ってくれています。
上のお子さんの姿も励みになっているんですか?
そうですね。上の子は高校生で、ちゃんと準備してテストにも臨むタイプなんです。それを見て、「やらなきゃ」という気持ちがあるようです。
最後に、すららのおすすめポイントがあれば教えてください。
やっぱり「自分のペースでできること」。それが一番です。うちは出席扱いにはなりませんでしたが、出席扱いになっている事例が多くあるのも強い味方だと思います。同じ病気や事情で悩んでいる親子さんに、「選択肢はあるよ」と伝えたいです。
ありがとうございました。
体調が良いときに学習を進め、7月は40時間の学習を達成!

まとめ|「できない」状況でも学びを諦めない選択肢を
「脳脊髄液減少症」により通学や通常の学習が難しい中、Aさん親子は無学年式教材「すらら」を活用し、体調に合わせて“横になった状態での学習”に取り組んでいます。自分のペースで学び続ける姿は、不登校や病気などで悩む家庭にとって一つの参考となるかもしれません。「できる方法を見つけて続ける」その積み重ねが、未来につながっています。
まずはお子様がやってみようと思えるかどうか、
無料体験してみてください


のお子様が
学習を継続!!
「すらら」は「見る、聞く、書く、読む、話す」などの
いろいろな感覚を使った飽きない学習システムなので、
ゲーム感覚で楽しく集中して勉強ができます。
※2016年1月~2017年6月の期間ですららを3ヶ月以上継続している生徒の継続率



