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不登校でも「家でちゃんと勉強できている」と思えた|勉強の声かけゼロで月30時間続けられた理由
中学2年生の6月、テスト直後に突然起き上がれなくなり、学校へ通うことが難しくなったSさんの娘さん。「学校だけが学びの場ではない」と考えたSさんは、自宅学習ができる環境を整えるため「すらら」を選びました。「勉強しなさい」と声をかけたことは一度もないにもかかわらず、娘さんはすららでの学習を毎日のルーティンとして継続。「家でちゃんと勉強できている」という実感が、学校に行けない時期の自己肯定感を支えました。不登校のお子さんを持つ保護者として、どのように見守り、どのような選択をしてきたのか。その記録をお聞きしました。
不登校のきっかけは中学2年の6月。学校に行けなくなった当時の様子
まず、すららを始められる前の、当時の娘さんの様子を教えていただけますか。
まず、中学校に上がってから少し学校を休みがちになりました。中学2年生の6月ぐらいに、本当に学校に行けなくなってしまった時期があって、症状からして、うつの症状だというのはわかりました。心療内科にかかって、7月にはうつ病という診断を受けました。
ただ、学校だけが学びの場では、今の時代ないと思ったんです。学校以外で勉強できる場所を作ってあげようと思い、すららに入会したのがきっかけです。
本人に「何が不安なのか」「何が心配なのか」と聞いても、やはり「何もない」と返ってくるんです。たぶん、いろいろな要因が重なっていたのだと思います。人間関係だったり、勉強へのプレッシャーだったり。もともと本当に真面目な性格で、親としては、いろいろと抱え込みやすい子なんだなと感じていました。いじめや人間関係など、これが原因だと一概には言えないのですが、色々な部分で自分のキャパを超えてしまったのかなと思います。
「何もない」と答えながらも、限界まで抱え込んでいたのかもしれないですね。症状が強く出たのは、何かきっかけがあったのでしょうか。
起き上がれない、体が動かない、なぜか涙が出てしまう、「死にたい」と話すような状態が出たのは、中学2年生の6月のテストの後でした。その直後の三者面談で、「よく頑張りましたね」「成績が上がりましたね」と言われたんです。その三者面談が終わった翌日か翌々日ぐらいに症状が出ました。
頑張りすぎてしまったのだと思います。本当に素直ですし、家のこともすごく手伝ってくれる子です。だから、「もっと楽でいいんだよ」「嫌なことは嫌だって言っていいんだよ」と、常に声はかけていました。でも、もともとの性格上、そういう部分はあったのだと思います。
最初の頃は、まだ行けていたというところが大きかったので、「行ける時は頑張って行こうね」という声かけのほうが多かったと思います。本人は「学校の何が嫌で行きたくない」というより、体調不良でした。気持ち悪いとか、頭が痛いとか。学校の先生からも「給食をほとんど食べません」と言われたり、行っても午前中で帰ってきたりしていました。自分でも「行かなきゃ」と思って行くのだけれど、体調が悪い。そういう綱渡りのような状況だったのだと思います。
回復までの半年間と、すらら導入のきっかけ
「綱渡り」という言葉がとても印象的でした。完全に行けなくなった時期、Sさんご自身はどのようなお気持ちで過ごされていましたか。
本当にある日突然、起き上がれない、動けない、トイレに行くのも大変という感じでした。早く医療機関につなげてあげようと思いましたし、必要であれば投薬も必要だろうと。
その当時は、もう何も言わないというか、ただただ1日1日、無事なのかを確認するような感覚でした。食事も取れないし、不眠も出てきていました。夜になると不安になって、「もう嫌だ」と泣いてしまうこともありました。だから、学校とか勉強とか、そういう話ではなかったです。そこから半年間ぐらいは、学校や勉強についての声かけはほとんどなかったと思います。
少しでも動けるなら「日に当たってみようね」とか、「朝お散歩してみようね」と声をかけることはありました。ただ、それがプレッシャーになるのも違うので、本当に見守っていたという記憶があります。この子はきっと絶対に大丈夫だ、ということだけは思っていました。10年後には「あんな時もあったね」と笑える日が来るよ、ということだけは本人に伝えていました。でも、今はしんどいよね、という感覚でした。
| ①初期 | ②本格期 | ③安定期 | ④始動期 | |
|---|---|---|---|---|
| 時期 | 2024年 | 2024年 | 2025年 | 2025年 |
| 学年 | 合計:約24か月 | |||
| 中2 | 中2 | 中2~中3 | 中3 | |
| 子どもの心理状態 | 吐き気や頭痛などの体調不良 | 夜になると不安になって、「もう嫌だ」と泣いてしまうことも | 自宅でできる学習を見つける | 心理学部に進学したい |
| 保護者の心理状態 | 行けるときには行こうねと声掛け | 無事でいてほしい | 動ける日には「日に当たってみようね」と声掛け | 夢を応援したい |
| 学び | ー | ー | すらら | すらら |
Sさんのこれまでの不登校についての流れを図にまとめました
学年に捉われない無学年式学習
「すらら」を利用すれば、小学生から高校生までの単元をいつでも学習することができます。※コースによって一部例外あり
この仕組みを「無学年方式」といい、つまづいた部分は戻って復習を、分かった部分はどんどん先に進むという学習が可能になります。
すららで生まれた「家でも勉強できている」という安心感
実際にすららを始めてから、娘さんやご家庭に変化はありましたか。また、学習を続けるために何か工夫されていましたか。
「自分は家でちゃんと勉強しているんだ」という気持ちにつながったのだと思います。学校には行けないけれど、きちんとここではやれている。そのことが、自信というか、自己肯定感というか、安心感につながっていると思います。
すらら前は、学校に行けないし、行こうと思うとつらい。でも、勉強は学校に行かなければできない、という気持ちがあったと思います。だから、家でもこれでできるんだよ、というものをすっと差し出したようなイメージです。「こういうのを始めたから、できる時があったらやってみれば」という感じでした。
声かけは一度もしたことがないんです。「今日すららやった?」とか「勉強しなさい」という言葉は一度も言っていません。何時から何時まではすららをやる、というように、生活の習慣の中に入っているのが大きいと思います。それが当たり前になっています。
そこまで回復してくれただけでもありがたいです。もともと本を読むのが大好きな子だったのですが、症状が強い時は長文が頭に入らず、教科書も「何が書いてあるのか分からない」という状態でした。そこから、本を読めるようになったり、問題を解けるようになったりしたんです。毎日やってほしいとか、もっと成績を上げてほしいとかは、今もそこまで重要には思っていません。ただ、日々が安定して、毎日すららをやっている。その事実だけで十分だと思っています。
Sさんの月ごとの学習時間

「その事実だけで十分」という言葉、親御さんとしての深い安堵が伝わってきます。すららコーチの先生とのやり取りはいかがでしたか。
LINEでいつも、お褒めの言葉をいただいています。「頑張っていますね」「褒めてあげてください」というような声をかけていただいています。「数学のここの部分が苦手な項目として出ていましたが、その後自分で復習してやっているので、それを続けてください」というようなアドバイスもいただきました。報告してもらって、頑張っていることを認めてもらっているような形ですね。
仕事などで忙しくて、「今どうなんだろう」と思うこともあります。そういう時に、きちんと見てくださっている方から声をいただけるのは、すごくありがたいです。子どもを見守る仲間が一人増えた、という感じに近いかもしれません。
指導経験豊富な「すららコーチ」
通信教育やe-learning教材など1人で黙々と学習する勉強法は、「あまり続かない」イメージがありませんか?すららは指導経験豊富な「すららコーチ」がすららの管理機能を駆使して、プロの目線でお子さまの学習をフォローし、自宅で1人でも勉強できる環境をご用意します。
進路の選択と、不登校の学習で大切なこと
その後の進路についても聞かせてもらえますか。
娘は、自分が精神疾患になったことがきっかけでもありますし、推しの影響もあって、心理学部に進んで、カウンセラーのような仕事をしたいという目標があります。高校は通信制高校に進学が決まっていて、通学コースです。通信制高校でどれだけ大学受験に向けた学習ができるのか、通学している子たちとの学力差をどう埋めていくのか、まだ分からない部分もあります。
その後のご自身の経験をだれかの支えにしたいという、すごく前向きな目標ですね。最後に、すららを他の保護者の方に勧めるとしたら、どんな点を伝えたいですか。
やはり、「自分は家でちゃんと勉強しているんだ」という自己肯定感につながる点ですね。学校に行けなくても学習を自分のペースで進めることができるので、自信につながりやすいと思います。また、きちんと見てくださるすららコーチがいて、定期的に声をかけていただけるところも、すごくありがたいことだと思いました。
ありがとうございました。
まとめ
「学校に行けなくても、家でやれている」という小さな実感の積み重ねが、Sさんの娘さんの自己肯定感の回復につながっていきました。成績を上げることよりも、日々が安定し、自分のペースで学習を続けられること。その積み重ねが、不登校の子どもと保護者にとって大きな安心につながっているのだと感じます。焦らず、信じて見守ることが、不登校の子どもと保護者にとって、最も大切なことなのかもしれません。
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※2016年1月~2017年6月の期間ですららを3ヶ月以上継続している生徒の継続率



